shiba's scope

めざせ、ロジカルなロマンティスト。 

牛さばと読書。(67.0)

2009-09-20 13:47:15 | 日々のあれこれ

 毎朝通る吉野家の前に近ごろぶら下がってるポスターが気になる。こんなの。

 
「牛丼の具とフレーク状になったサバを混ぜて、それを味噌で煮たようなもの」が一瞬アタマに浮かぶ(マズそう)が、このキャプションの下に「ミニ牛皿+さばみそ煮の定食」の写真がある(これはおいしそう)。レイアウトの都合でこうなったんだろうけど、一瞬「え?」と思ってしまう。

 それで

 「養老孟司の人間科学講義」を読む。タイトルに違わず、生物学・解剖学の内容を含んだ、講義らしい内容。ところどころ難しくてよく分からなかったりもしたけど。
 養老先生、最近は社会批評っぽい随筆ものを多く出してて、それも面白いんだけど、そうした割と軽めのものも、この本で書かれているような(わたしには)ずっしりとハードな論考がその基礎にあってこそなんだろうなと、いう気がした。
 特に面白かったのは、免疫について。
 免疫系というと、外敵を排除するはたらきだというのが通念だけど、同じヒトの組織や器官どうし、つまり自分と似ているものでも拒否しようとする。これは、外敵の排除→近縁の排除と延長されたものではなく、そもそも近縁であるからこそ強く排除するはたらきがあって、それが外敵の排除へと延長されていったということらしい。
 「キャラがかぶっててイヤ」とか、「自分と似ているから嫌い」とかいう、心理レベルで起こる現象も、こういう身体のミクロのレベルで起きていることと関連しているのかも、とか思った。最近ちょっと遠ざかってたけど、こういう系の本はやっぱりいい。

 連休は親戚と会ったり、近所の体育館で身体を動かしたり。天気もずっとよさそうなので、のんびり過ごすつもりです。あ、「牛さばみそ煮定食」もトライしてみようかな。


ランカウイその2。(67.4)

2009-09-14 23:29:06 | 日々のあれこれ

 木曜朝に帰ってきましたです。

 前回のつづきをもう少し

 「サルに注意」云々と書いたけど、彼らはだいたい午後5時くらいになると建物のすぐ前の林からベランダにやってきて、手すりの上を行き来する。窓の開いている部屋を探しているらしい。われわれの部屋にも親子連れがやってきて、窓越しに室内を見回している。狙いはウェルカムフルーツだったみたい。
 こんな感じ。どっちが見られているのか分からないくらい、堂々としてた。



 3日目の夕食でちょっと贅沢。前日までに予約すると、プライベートビーチに自分たち用のテーブルをセットしてくれて、専属ウェイターにサーブしてもらって食事ができる(メニューは4種類くらいのコースから選べる)。ベタといえば(かなり)ベタだけど、「たまにはこーいうのもいいよね...」と、トライしてみることに。


 陽が傾きはじめると辺りはこんな感じに。料理もすごくちゃんとしてたし、頼んで正解でした。



 締めは朝っぱらからビーチで潮風に吹かれつつモヒート。う~、ザッツ リゾート。


 久しぶりに芯からリラックスできてよかった。毎年来たいと思うくらい、すっかり魅了されましたです。


ランカウイその1。(67.4)

2009-09-07 22:48:07 | 日々のあれこれ

 そういうわけで、ランカウイに来ております。

 旅行はちょっとしたハプニングがあってこそ盛り上がるもので、今回も出だしから楽しませてもらいました。NEXに乗るのに池袋までタクシーで行ったんだけど、荷物を車から出したら、カミさんのスーツケースの取っ手がバックリと2つに折れてる。
 ここでモメててもしゃーないので、成田に着いてすぐに旅行用品のお店で買い替え。店員さんに事情を話して、壊れた方を処分してくださいとお願いすると、「けっこうそういうお客さま、いらっしゃるんですよ」。パパっと荷物を移して、まずはクリア。空港って何でも売ってるのねと、改めて感心。

 ホテルに着いたは夜の9時過ぎ。島の北のはずれにある「THE DATAI」。文字どおりジャングルの中に建っていて、周りは何ーんにもない。部屋の案内には、動物(特にサル)にエサをあげないでください、と書いてある。バルコニーのドアを開けっ放しにしておくと、部屋に入ってくることもあるんだと。
 エントランスはこんな感じ。

 翌日、敷地内を歩いてみる。色の鮮やかな植物が咲いてるあたりは熱帯らしい。

 

 と、いきなりこんなやつに遭遇!

  

 体長は7~80cmくらい。のっそのっそ悠然と歩いてました。ホテルの人に聞いたら、water monitorっていうらしい。和名はミズオオトカゲで、革は最高級品だとか。いや、おどろいた。

 日中はスパやジムに行ったり、テニスをしたり。食事はシーフードがメイン。アジアめしはビールがすすむ味付けがたまらない。ホテルの雰囲気はすごく良くて、リピーターの多いホテルといわれるのも納得。

 と、とりあえず今のところこんな感じで過ごしております。


とほほのバランス。(66.6)

2009-09-04 00:06:22 | 日々のあれこれ

 9月に入って、東京もすっかり涼しくなりました。朝、外に出るとコオロギの鳴き声が聞こえます。キリンの「秋味」もお目見えしました。昨日は近所で軽トラで松茸を売ってるのを見かけました。もう秋です。

 ところで

 ここ数日の間に、何度か話題にしたことに、「"攻守のバランス"を気にしてなさそうな人が増えてるんじゃ?」というのがある。
 攻守というとちょっとちがうのかもしれないけど、言い換えると、自分のディフェンスが弱い部分を勘定に入れないまま人に対してやたら強く出ることができてしまう、そういう人にお目にかかることが多い気がする。
 例えば、他人についてかなり厳しめ且つ威勢のいいコメントをする人がいる。言ってること自体は確かにもっともかな、と思う。でも、こちら側から見ると、その「厳しめ加減」が、コメントしてる当人についてこちらが感じてる「彼(女)の批判への耐性(防御力)」に比べて、ずい分とアクセル踏んでるように聞こえる。言ってるコメントそのものが正しければ、それを言ってる自分自身のことをまるっきり棚上げするのは「全然あり」っていうことなのかね。それってフェアじゃないんじゃない?とか思う。
 あんまりひどいと、「じゃ、あなたに対してもそういうスタンスで臨んでオッケーってことですね」とか言ってやりたくなるけど、そういうノーガードの打ち合いみたいな状況は草臥れるし、そんな状況つくりたくないから、(滅多には)言わない(つもりだ)けど。
 似たようなこと(だと思うんだけど)についてウチダ先生が「とほほ主義」という言葉を使って論じてる。けっこう古いコラムみたいだけど、たしかになー、と納得することしきりです。月並みだけど、なにごとによらずバランスって大事です。
 とほほ主義とは何か

 と、ちょっとグダグダな話でしたが、夏休みまでいよいよマジック1、今日は虫よけスプレーなんかも調達して、次第にテンションも上がってきてるところ。アタマの中ではこの曲が流れています。

 今回はPCを持っていこうと思うので、向こうの写真なんかをちょっと載せて更新してみます。ということで次回のshiba's scopeはランカウイから。


マジック4です。(67.6)

2009-09-01 00:12:20 | 日々のあれこれ

 きのうの選挙は事前の予測報道どおり民主党の圧勝で、わたしの予言はまるっきりハズれてます。自民党の嫌われ度をずい分低く見ていたのかね。あと、以前なら「自民党は嫌いだけどこの人は支持する」と有権者に思わせるような、そういう個人のパワーが自民党の政治家にはあったと思うんだけど、そういうものが減衰していたのかも。世襲が進んで、「唐様で書く三代目(中には四代目もいるか)」な人たちが増えたからだろうか。
 
  それで

 この前の朝、鏡を見たら右目の白目が真っ赤っ赤になっていた。充血じゃなく、あきらかに「出血してる」感じ。そういえば前の晩、妙にかゆくてゴシゴシやってたのを思い出す。
 さすがにちょっと心配で、一応眼科へ行ってみたら、「これは結膜下出血というやつです。放っておいても1~2週間で吸収されますから心配ありませんよ。」そ、そうなの。かゆみももうありません、と言うと、じゃ、点眼薬も要りませんね、と、それでおしまい。ホントにだいじょぶかよ、とか思っていたが、きのう・今日あたりでずい分おさまってきた。ひと安心です。
 あと、今週は週末の土曜から一足遅い夏休み。今年は超ひさびさに海外、マレーシアのランカウイ島に行ってきます。何ーんにもせず、ひたすらボケーッとしながら朝からフローズンダイキリ(は甘いから、たぶんタイガービール)を飲んでやろうかと。出発までマジック4、楽しみです