社会人一年生@新宿

4月から東京で社会人生活をスタートさせた田舎娘の日記です。

二ヶ月ぶり!!

2006-06-05 01:09:47 | Weblog
前回の更新が卒業式の次の日だってー!?
みんなから忘れられちゃってるんじゃないかという一抹の不安を抱えつつ、久しぶりに日記を書いてみる。



上京して早二ヶ月。
何だかんだで、意外と暮らせてるかなっていうのが今の正直な気持ち。
朝の満員電車はプチカルチャーショックだったけどね(笑)

「東京の人は冷たい」ってよく言うけれど、就活の頃そうは感じなかったし、実際に住んでみてもそれは変わっていない。
地下鉄のドアに挟めてしまった荷物を一緒に引っ張ってくれたり(笑)、スーパーの野菜売り場で出会ったおばちゃんが水菜の美味しい食べ方を教えてくれたり。


田舎では他の人にゆっくり目を向ける余裕があるけれど、こちらではまず自分がしっかり前を向いていないと、社会のスピードに遅れをとってしまう。
だから、「他人には冷たい」と受け取られてしまうんじゃないかな。
何となくそんな気がする。
まぁ、駅1つ違うだけでもだいぶ街の様子が変わるのに、「東京」ってひとくくりにするのが一番の問題だと思うけど(笑)




先週の金曜日には、新宿支社勤務の営業ということが発表された。
私が配属されたのは、若くて元気なチーム。
先輩たちのあったかい笑顔が大好き。

先輩の足手まといになったらどうしよう。
スピードに付いていけるかな…。
不安もあるけれど、OJT中だって、始まる前は不安だらけだった。
でもいざ始まってみると、様々な企業様を訪問したり、お客様とお会いしたり、そして先輩のプロフェッショナリズムを間近で観察したりと、毎日がとても刺激的だった。
昨日まで知らなかった場所や人と出会える。
これだけでワクワクする。

「できない」ことじゃなくて「できる」ことを考えろ。
OJT前不安がっていた私たちに、研修担当の方が言ってくださった言葉。



今週も頑張ろう。

2006年3月24日 晴れ

2006-03-26 13:27:41 | Weblog
4年間の学生生活にピリオドを打った。

卒業式は、喜びや驚き、悲しみといった様々な感情を味わう日となった。



憧れの袴に身を包む。

後輩から花束をもらう。

仲間と写真を撮る。

学部長から卒業証書を受け取けとる。

修士課程を修了された内館牧子さんと一緒に、写真を撮ってもらう!



卒業、卒業といってもこれまではなかなか実感がわかなかったけれど、それが少しずつ自分のものとなっていくのがわかった。
大学そのものに対してはそれほど愛着を感じていたわけではなかったが、4年間通った場所を巣立っていくというのは、それなりに大きなことだと感じた。




研究室の謝恩会では、「別れ」というものを強く意識した。

謝恩会でも言った事。
「偶然は偶然ではないのではないか」
最近私はこんなことを考える。



人と人との出会いや

自分がこれまでしてきた様々な選択

これらは一見、偶然の重なり合いのように思えるけれど、実はそこには何らかの意図が働き、大きな意味があるのではないか。
生きることって、その意味を見つけることなのではないか。


私の研究室には、たまたまここを選んだという人が結構いた。
でも、そんな人達がこうやって集まったのは、
「たまたま、偶然」ではなく、集まるべくして集まったのではないか。


神様の存在を信じるとか、そういうことではない。
でもきっと、私たちの出会いには何か意味があるはず。


大好きな先生方や同輩の言葉を聞きながら、改めてこう感じた。




本当にあっという間だった4年間。
日本語教育について極めたわけではないけれど、
たくさんの人と出会い、
様々な経験をし、
今、私の心は充実感に満ちている。
「感謝」という気持ちを抱けるということは、きっと自分はとても幸せな学生生活を送れたのだと思う。



これから出会うたくさんの人たちとも、私は出会うべくして出会うのだろう。
そしてこれから経験するであろう様々なことも、自分にとって全て必要なことなのだろう。


これまで出会った人、そして経験したことにもらった、たくさんのかけがえのないものを大切にし、
また新たなスタートを切りたい。

何事も基本が大事

2006-03-21 14:06:41 | Weblog

春巻を作った。

一人暮らしだとどうしても揚げ物を避けてしまうので、何となく食べたいなーと思ってたら、ちょうどその日のはな○るの特集が「春巻」。


有名店のシェフが
「基本を守れば絶対に美味しくできる」
と言っていたので、その通り、テレビで紹介されていた作り方を忠実に守って作ってみた。 


そしたら、
口に入れたとたん、パリッ☆
本当に美味しくできた。
これまで食べた春巻きの中で、一番美味しいといってもいいくらい。


やっぱり「基本」ってすごく大事。
勉強でもスポーツでも。 
乗馬では、基礎がしっかりしていないと絶対に馬を手の内に入れることが出来なかった。
基礎力がないとすぐ馬に見抜かれ、馬は騎乗者の言うことをなかなか聞いてくれない。


仕事もきっとそう。
よく「型にはまらない発想力」とか言うけれど、土台がしっかり出来ていて、その上で独自性を追及することが求められるのだろう。
何の根拠も無い考えは、きっと誰からも支持されない。

生きていくうえでも、
「初心忘るべからず」
という先人の言葉があるように、時には最初に戻ってみることも大切だと思う。



物事に迷ったときは、基本の「き」の字を思い出そう。


おば心?

2006-03-20 11:51:33 | Weblog
金曜日は山形の公立高校の合格発表。

姉の子ども、つまり私にとっては甥がめでたく合格した。



彼が生まれたのは、私が小学1年生になったばかりのとき。
私は7歳にして「おばさん」になったのだ。

生まれたばかりの赤ちゃんなんて初めて見た私の第一声は
「リスよりかわいい!」

当時の私は、なぜか世界で一番かわいいものはリスだと思っていたらしい。
そのリスよりかわいいと思ったのだ。


姉が仕事に出ている間はうちで預かっていたので、背中に甥をおんぶしながら宿題をしたりすることもあって、家族から「二宮金子」と言われたりもした(笑)



ついこの間までは小さな小さな赤ちゃんだった彼が、春から高校生だというのだから、ものすごく感慨深い。
合格の知らせを聞いたときは、本当に嬉しかったし安心した。


今では背丈も私より10センチ近く高くなり、もう立派な「男」。自分の背中に乗せていたなんて考えられない。

それでも、
「卒業式で校章をあげる約束をしていた女の子から、やっぱりいらないと言われた」
と嘆いたりしているのだから、まだまだ可愛い。
最近では、相手が30歳くらいまでなら付き合えるなんて言って、周りを心配させる。




来年は、年子の妹、つまり姪が受験を迎える。
おばさんはまたドキドキさせられるんだろうな。

山形から愛を込めて★

2006-03-19 16:38:49 | Weblog
みなさんお久しぶりです☆
卒業式を来週に控え、いったん山形に戻ってきました。


この2週間東京で何をしていたかというと、

部屋の整理をして、
諸手続きをして、
美容室を探して、
ジブリ美術館に行って、
ディズニーシーに二回も行って(笑)
1人カラオケを初体験して、
中華街で食い倒れて、
四季の「オペラ座の怪人」に酔いしれて…


要するに、自分の好きなように毎日を過ごしてました(笑)
1日1日があっというまに過ぎて行ったような気がします。
気づけば、3月も残すところあと2週間弱。

現役時代は、1日が全て自分のものになるということがほとんどなかったから、エネルギーを一気に爆発させたような感じです。



そうして感じたのは、お金があればある程度の幸せは手に入るということ。でもやっぱり、お金があって手に入る幸せには限りがあること。


中華街に行って美味しいものを食べる。
お腹いっぱいになって満足する。
でも、人のおいしそうな笑顔を見るとさらに幸せな気分になれる。

ミュージカルを見る。
感動する。
その感動を分かち合う人がいれば、感覚がさらに客観的なものとして自分の記憶に刻まれる。

また、
久しぶりに晴れて、明るい日差しを浴びながら外に洗濯物を干せた。

帰りに立ち寄ったお惣菜やさんで買ったコロッケが、すごく美味しかった。


こんな小さな幸せは、いくらお金があってもそれを感じ取れる心が無ければ手に入らない。



お金では手に入らない幸せを、もっともっとたくさん感じ取れる心を養っていきたい。そして、感じ取ったものをずっとずっと大切にしていきたい。
社会人デビューを間近に控えたある日、こんなことを思ったりしたのでした。。。


荻窪から愛をこめて☆

2006-03-06 17:00:30 | Weblog
さっき、昨日から引越しの手伝いに来てくれていた両親を駅まで送ってきた。


後姿を見送りながら、不覚にも涙が…。
入社前にまた山形へ戻るんだけれどね^ ^;


いくつになっても、親って本当にありがたい。
今回も、仕事の代休を使って東京に出てきてくれた。
父の口癖は、
「親なんて心配させられるうちが花」
特に私は4人兄弟の末っ子だから、春からは4人の子供がみな親の手を離れることになる。




予想以上に狭い部屋。
駅から徒歩15分で辺りは住宅地なので、夜道も怖い…。

日当たりがいいのと、大家さんが親切なおばあちゃんであるというのが救い。

でも、昨日までガランとしていた小さな部屋が、ちょっとずつ自分色に染まっていくのが嬉しい。
これまでちっともしらなかった街を、少しずつ知っていくのはわくわくする。




明日はようやくガステーブルが届く。
久しぶりに料理が作れる。
今日は食材を買っていこう。

いや~、映画って本当にいいものですねー

2006-03-04 13:44:35 | Weblog
映画館で「風と共に去りぬ」を観た。
最初に観たのは多分小学生のときだったから、ちゃんと腰を落ち着けて観るのはすごく久しぶり。

父と母が昔デートで観た思い出の映画で(^・^)、本当は今回も夫婦水入らずで行く予定だったのだが、父が風邪を引いてしまい急遽私が行くことに。



最初のサントラですでに心を奪われる☆

小学生の頃の私は、男と女、女の生き様みたいなのは多分ほとんど理解できていなかったから、
と言っても今だってそんなにわかってないけれど^^;
今回は新しい発見がいっぱいあった。


レッド役のクラーク・ゲーブル最高!!
とりあえず、かっこいいスーツを更にかっこよく着こなしているというだけで◎(笑)

そしてスカーレット役のビビアン・リー。
その風貌から、美しさだけでなく、強さやしたたかさをも感じさせる。

どちらともはまさにはまり役だと思う。


4時間の上映時間はあっという間に過ぎていった。
昔観たよい作品をまた観るのって、やっぱりいい。





☆☆☆☆☆

風と共にかどうかはわかりませんが、明日いよいよ東京へ旅立ちます☆彡
新居にはまだネット環境が整っていないので、定期的な更新はできなくなると思いますが、(多分)ちゃんと生きているのでご心配なく★



それではみなさん、
さよなら さよなら  さよなら(^o^)/

ノンフィクションです

2006-03-03 12:34:56 | Weblog
おとといの温泉旅行は、待ち合わせ場所までバスで行った。
久しぶりに乗る地元のバス。
ちなみに電光掲示板のようなものはなく、いまだに自分で表を見て料金を確認しなければならない。

ちょうど高校の卒業式があったようで、花束をもったピチピチ(死語?)の女子高生がいっぱい★

4年前はあたしもあんな風だったんだなーとぼんやり眺めていると、ふとある出来事を思い出した。



~高校1年生のある冬の日~

冬はバスで高校へ通っていた私。
その日の朝もいつも通りバスに乗り、何気なく財布の中を確認した。
すると、小銭がほとんど無く、お札は5千円札一枚だけ。

まー、いいや。どうせだから回数券を買おう。
バスが停車するのを待って、運転手さんのところに行った。

「190円の回数券ください。」
「2千円です。」
5千円札を差し出す。

「あー、おつりないから、ちょっと待ってて。」

席に戻る。
運転手さんがアナウンスで、5千円を千円に両替できる人がいないか聞いてくれる。

誰もいない。
停留所からお客さんが乗ってくるたびにアナウンス。
しかし、やはり誰もいない。


とうとう次は私が降りる停留所。

どうしよう…?




「お貸ししますよ。」
ふいに後ろから声が聞こえた。

後ろを振り返ると、いつも同じバスに乗っているが、話したことは一度もない40代くらいの男性。
目が不自由なようで、いつもメガネをかけ杖をついている。

「どうせ明日も同じバスでしょ?そのとき返してくれればいいから。」
そう言うと、2千円札を差し出してくれたのだ。

「ありがとうございます!」
あまりの出来事に動揺しつつも、お金を借り、無事に券を買ってバスを降りることができた。


次の日、昨日と同じ席に座り、お金を貸してくれた男性が乗ってくるのを待った。
そして、男性がいつもの停留所からバスに乗り、昨日と同じ席に座るのを確認すると、すぐに2千円とお礼の手紙が入った封筒を手渡した。

「昨日は本当にありがとうございました!」
私の声を聞くと、男性は微笑んでその封筒を受け取ってくれた。



もし自分が男性の立場だったら、見知らぬ高校生にお金を貸すことなどできただろうか。
男性は学校名も名前も尋ねなかった。
私が次の日お金を返すという保証は、どこにもなかった。
しかし、私を信じてくれたのだ。





このような出来事は、22年間の中でこれ一度きり。
今でも鮮明に覚えている。

あの方は今どうしているだろうか?
さすがにもうあのバスには乗っていないだろうか?

窓の外の雪を見ながら、ちょっとだけ高校1年生の私に戻った。


ふるさと

2006-03-02 16:40:12 | Weblog




昨日から、高校のときの部活の仲間と近場の温泉に一泊。
大学入学当初からずっと続いている毎年恒例の行事☆



話しても話しても尽きることのない話。
高校時代の思い出が、次から次へと蘇る。

4年前は、そのときが過去になるなんて、そしてそれをこんな風に懐かしむ時が来るなんて、想像すらしていなかった。

まさに光陰矢の如し。


こうやって語り合う仲間がいることは、本当に幸せなこと。
春からはそれぞれの道へ向かって、また新たなスタートを切ることになる。
希望や期待、不安…。
1人1人が今様々な思いを抱えているはず。
でも、どんなに離れていてもつながっている仲間がいるというのは、きっとこれからの大きな支えになると思う。




帰りは近くまで送ってもらい、春の日差しの中を少し歩いた。
上の写真は、橋の上から撮ったもの。
子どもの頃によくこの河で水遊びをした。
近くでは、毎年日本一の芋煮会が開かれる。

懐かしさに思わず立ち止まり、シャッターを切った。




勢いよく流れる水の音

きらきら光る水面の輝き




胸に熱いものがこみあげた。


プロフェッショナル

2006-03-01 12:43:09 | Weblog
世界保健機関(WHO)で働く進藤奈那子さん。

→http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060228/index.html



鳥インフルエンザの被害拡大を食い止めるために、日々奔走している。

また、男女一人ずつのお子さんを持つ、シングルマザーでもある。







現場に向かうときはいつも、子どもと会えるのはこれが最後かもしれないという覚悟を持ち、子どもたちにもそう言って聞かせているという。



子どもは安らぎ

子どもは想像力の源



この言葉がとても印象的だった。

どんなに緊迫した空気の中で働いていても、夜子どもたちに電話をするときは母の顔になる。

オンとオフの切り替えがすごくうまくできていた。



彼女にとっては、働くことと子どもを育てるということは対立するものではなく、互いによい影響を及ぼしあっている。







卒論の調査結果を見る限り、将来子どもを持ちたいという人はたくさんいた。

そういう人たちが、本当に子どもを持ちたいと思ったとき、他のこととの選択によってあきらめてしまうことなく希望を持って実行できるような社会になってほしい。



これから「人材」に関わる身として、こういうことも視野に入れて働いていけたらと思う。




彼女にとってプロフェッショナルとは、

「情熱」だという。


あらゆるミッションに対し情熱を持って取り組める彼女だからこそ、医師として、そして母として、自分自身の思いを大切にしながら毎日を生きていけるのだろう。