shesarainbow II

基本、個人脳内メモ。誰かがみていると思ったら負けwww。

悪のジャンヌ~ La Jeanne du mal

2016-10-29 18:56:46 | 詩編


   私よりまじめで献身的な娘は……
   みた覚えがないといつもみんなに誉められていました……
   そう、私は常に微笑みを絶やさず……
   慎ましく生きて来たのでした……



   なのにはしない彼らは……
   そう、あの人間どもは……



   信じがたい永きに渡り……
   そんな私の良心を踏みにじり……
   創造には懐疑を……
   思いやりに憎悪を……



   心配りには軽蔑を……
   深慮には冷笑を……



   提案には不遇を……
   それぞれ与え続けたのです……

   これらを呼び戻す為……
   また当然の人権保護に……
   私は何度も叫びました……



   だけれども彼らは……
   生まれついてのテロリストたる彼らは……
   あからさまな侮弄を用いてまだ黙らぬこの小娘を……
   ひねもす集団で打擲したのです……



   おかげで私の喉は恐怖に張りつき……
   身は傷だらけになり……
   ほうほうのていで人前から去る毎日でした……



   だが、そんなある日……

   私は啓示を……
   黒い啓示を受けたのです……




   《今日までの契約は破棄せよ……
   《さもなく、このままあんな贋造物を奉じていれば……
   《やがてお前は破滅するまで……
   《そもそも斯く不合理極まりない契約のどこに……
   《真理が含まれていようか……



   《お人善しなど彼らの世界では……
   《永遠に食い物のまま……
   《報いなどありはせぬ……
   《だから今、立て……
   《立って〈革命〉を起こせ……



   《そして説け……
   《貴様らの暴力がどれだけ……
   《貴様ら自身を卑しめ……
   《遠からぬなしくずしの死をさえ……



   《社会の崩壊をさえ想わせるか……
   《何故ひとつも判らないのだと……


   その声を聴いた刹那に私は……
   迷わずこの黒い祭壇へ……



   有り難き真理を教える至高の導きへ……
   深々とこうべを垂れ……
   永遠の帰依を宣誓していました……



   おお、するとどうでしょうか……
   まばゆい閃光が私を貫き……



   今日まで彼らに受け続けた古傷もふつふつと癒え……
   我が臍下に巣喰うていた恐れの気持ちさえ失せ……
   勇壮な決意のみが脳裏を翔けたのです……



   真実!
   今、私はそれを知り……
   かつて渇望したものを獲て……



   崇高な歓喜に身震いしました……
   そう、ジャンヌ・ダルクの様に……



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