Sanzokume'No'Waraji

『小さな幸せは、意外に大きな喜びを連れて来たりします...。』

得たモノ失ったモノ …

2011-10-11 | Weblog

葛西臨海公園にて…
2年ぶり…かと思えばおよそ3年ぶりのblogの更新になっていたので正直驚いた。
大切なモノを失って2年…あれからずいぶん環境が変わった。
あれだけのめり込んでいた仕事も辞めてみんな驚くかもしれない、いやずいぶん驚かれているが毎日おじいちゃんおばあちゃんに囲まれている。
安月給で通勤のガソリン代が勿体ないから、あの頃休日に趣味で乗っていた自転車をこいで…
脳みそが擦りきれるくらい毎日仕事のことを考えて、仕事をしながら笑った記憶もない自分が、出来る限り笑顔で、無神経にならないように誰かの気持ちを分かろうとしている。

きっとまだまだ無神経だろうけど…。

『お前は失ったモノの大きさに気が付いてない!』

あれから何度も言われた台詞だ。

きっと価値観が正常ならその通りなのかもしれない。
自分から放り出したことにいつか酷く後悔するのかも知れない。
結局何も変わらなかったし、去るモノは予定通り去った。

ただ得たモノの大きさは僕にしか分からない。
あの頃着ていたスーツよりもジャージ姿が結構気に入っていたり、また新しい、今度は黄色のジャージを新調したり。

ありがとうが嬉しかったり、ゴメンねが言えるようになったり、誰かの気持ちが気になって仕方ない毎日が続いたり…。

大変なこと辛いこと…そんなことはどんな環境にいたってある。
でも今ある喜びはきっとここにしかない。
そんな毎日があることをあの頃の自分に自慢したいと思う。
(Utsunomiya)




Destiny is ・・・。

2008-12-05 | Weblog

ほんの数日前、僕はひどい熱を出して寝こみ、うすぐらい部屋でうずくまってただただ日付が変わるのを待った。
家にこもって丸一日、熱にうかされた僕は、何度も同じ夢を見た。
高校を卒業した頃からずっと繰り返し見てきたヤツだ。
長い長いエスカレーターを登る夢・・・。
何が怖いという訳ではない。
ただ、登って登って登りつめたそこには、還る道がないのだ。
泳いで、泳いで、泳ぎ抜いた果てにやっと辿り着いた島・・・。
ここまで来ればもう大丈夫だ。
ここにさえ着けば・・・。
ここにさえ居続けられれば・・・。
あれもこれもと多くを望まなければ・・・。
停滞を受け入れてしまえば・・・。
思考を停止してしまえば・・・。
何も持たないのではなく、ただ望まないだけ・・・。
ひとりぼっちなのではなく、自らこの場所を選んだ。
もうここはゴールで、そしてもう一度嵐の海に飛び込んで、次の島に向かう理由を僕はもうすでに何ひとつ持ってなかった。
いろんなことを忘れていって、そして同時にいろんなことから忘れられていって、そしていつかカメラの中の記憶だけを残して泡のように消えるのだと、ほんの少しまえまでそう想っていた。

小さな宅急便が届いた。

なんてことはない。
きっと違う誰かに届いたら、首を傾げてしまうような小包・・・。

けれど涙が出た。

きっと送り主は気付いていないけど・・・。

自分のひとりぼっちに気をとられ、大切な人のやさしさに気付けないでいたまぬけな僕に、眼に見えない暖かい雪がしんしんとふりつもった。

いつかきっと見に行こう。
嵐の向こうにあるものの話しを・・・。
ゴールの向こう側について語られる物語を・・・。
僕のまだ知らない・・・。(JAPAN)

Thunderstorm is ・・・。

2008-08-16 | Weblog


小さい頃、真昼に雷を見た。
水色の空に水銀をぽろろところがしたような、淡い閃光・・・。
僕は、そのはかなさに心を奪われた。

たとえ、その輝きが・・・

後に、重たく激しい雨を連れて来るのだとしても・・・。(JAPAN)


Look up is ・・・。

2008-05-21 | Weblog


ここ数日、足元ばかり見下ろして過ごしているような気がする。
そうすると空の色も、雲の動きも、吹いてくる風の方向さえ判らなくなる。
咲いている花にさえも気が付かなければ、すれ違う人の笑顔にすら気が付けない・・・。
無論、運命の誰かの顔など見逃してしまうのだ。
僕はいつも見逃してしまうのだが・・・。
大切なヒトはいつの間にか笑顔で手を振りどこかへ行ってしまう。
Filmの隅の、小さな記憶媒体の片隅にだけ、いつまでも消えぬ笑顔が残っている・・・。(JAPAN)


JAPAN is ・・・。

2008-05-15 | Weblog


ここ~ろを映し~て、空のいろ~♪
(↑何の歌でしたっけ?)


ご無沙汰しております。
いまだ日本を堪能中デス。
ようやく、少しのんびり過ごせるようになったので日本の話題でも。

日本は初夏の陽気で、いまだゴールデンウィーク気分な人々はまさに行楽日和であります。

が、日本もいろいろ問題が噴出しているようで、友達や知り合いからは芳しくない話題も少なくないです。
新しい商業ビルや道路がどんどんできている街の発展ぶりとは裏腹に、何となく全体的にテンション低い?というのが第一印象でした。
(まぁ、僕が久々の日本で気分が上々だったってのもありますが...)

そして、数日後にテレビを見ていたら友達が言っていたことがよく分かりました。
環境問題、ネットカフェ難民、ガソリン税の大幅な値上げ、
年金問題と老人の医療費、中国からのレンタルパンダ問題(年間一億円!!)
など上げ出せば際限無く、毎日メディアで取り上げられています。
ニュースを全て見終わったら誰もが、日本を憂うこと間違いなしデス。

でも一部の事件や問題について、僕が子供の頃はそうじゃなかったと思うのは、歳を取った証拠かもしれないなぁ。
昔からそれなりに色々と問題があったような気もするし・・・。う~ん。(JAPAN)


Be Upbeat (answer)・・・。

2008-04-09 | Weblog


What is to be will be, sure to come true

--- Peter Frampton (Guitalist)

So, if your dream, your wishes and your right person
are to come to your life, then they will.
Okay, stop worrying, if you believe it to be so!(JAPAN)


Cuckoo is ・・・。

2008-03-26 | Weblog


カッコウという鳥は『托卵』を行う種として有名である。
オオヨシキリ、ホオジロ、モズ等の別の種の巣に卵を産み付けるのである。
カッコウのヒナは短期間で孵化するため、巣の持ち主のヒナより早く生まれることが多く、先に生まれた本種のヒナは巣の持ち主の卵を巣の外に放り出してしまい、自分だけを育てさせる。
こうして托卵された後、一旦孵化してしまえば、托卵された親鳥は、自分の身体より大きくなったカッコウのヒナにせっせと餌を運び続けるのだ。
そしてどの種よりも先に春を迎え、夏を唄うのだ。

僕はカッコウだ。
おしのけた命の上に立ち、春を唄えと、呼ぶ声をきく。
そしてぎごちなく羽根をばたつかせて、誰もいない空をとぶのだ。
いっそ鳥であれば、痛みなど感じることはなかった。
いっそ鳥であったなら、悲しみなど知らずにすんだ。
そう、鳥であったなら・・・。(JAPAN)


God is ・・・。

2008-03-07 | Weblog

『止まない雨はないじゃない。』
『明けない夜はないじゃない。』

って、松っちゃんがよく言ってた。
笑いながら何気に勇気づけられてた20代。
泣きながら一晩中モニターの前で苦悩していた頃があったね~。
涙こそ出ないけど、今も似たような状況にあるけどね~。
そして、時間だけは無情に過ぎてゆく・・・。

さっきまで同僚とくだらない世間話(←男同士の下品な下ネタ)でもりあがっていたが、どうも仕事が気になって、またオフィスに戻ってきたのに一向に進まないじゃない。
ってか、ブログやってちゃだめじゃない?!
切羽詰まってんのに夜中に掃除し始めるのと一緒じゃない。
今晩が締め切りなのに、早く片付けなきゃヤバいじゃない。
早朝打ち合わせとか言ってんのに、寝る間もないじゃない?!

おぉ神よ、そなたは我を見放されたか・・・
カミサマーーーっ!(劇画調で・・・)。(JAPAN)

Present is ・・・

2008-02-22 | Weblog


どれだけ貯めても何の特典もつかない積もりに積もった仕事を放り出して散歩へ・・・。
若干冷めたコーヒーを持って、近所の公園に寄った。
寒かったおかげで人気も無く、カモの親子もいない。

過去はもうないし、未来はまだ見えない。
欲望や野心が消えた時だけ、人は現在に留まれるって何かに書いてあった。
自分と自分をとりまく世界のあるがままを受け入れる、ローでもハイでもない、フラットでニュートラルな世界・・・。

昔は生きる意味とかそんなことばっかり追い求めて疲れたりしていたけど、人生のあるべき目的へ追従しなければならないとする思考から解放されて、肩の力が少し抜けた。

そんな気がする今日この頃。
久しぶりにBlogを開いては見たものの、ご無沙汰していたせいか筆は進まず、キーボードは走らず、今日はここまで・・・。(JAPAN)


Imagine is ・・・。

2007-10-20 | Weblog


このところ毎日のように仕事に追われている。
日照と共に帰宅することも少なくない。
仕事というのは止まらない列車に乗るようなものだ。
もう二度と容易には降りる事はできない。
負けて転がり堕ちるまでは・・・。
この長方形状の巨大な箱の中で、気が遠くなる程の勝ったり負けたりを繰り返すのだ。
『負けたくない』と喘ぎながら・・・。
そのうち本質の輪郭はぼやけて本当に大切な事さえ見失ってしまう。

大切なことを忘れないようにしよう。
泣いても仕方ないからあきらめて、悲しいから考えないようにして・・・。
でも、きっとそんなことに意味はない。
泣かないで、もうすぐ逢いに行くから・・・。
本当に大切な君のために・・・。(NY)