カルカッタより愛を込めて・・・。

アピア40にて9月6日{水}に歌います。良かったら来てください!

ベストを。

2017-03-07 18:12:55 | Weblog
今日の病院の訪問にはファビオを連れて行った。
明日から日本人のタダさんがシアルダーに参加するので、しばらくファビオはシアルダーに来なくなり、明日から戻りたがっていたプレンダンに戻る。
それ故、もしかして最後になるかも知れないので病院に連れて行った。
病院は決して良いとは言えない状態であるが、インド人の家族愛の美しさを見ることが多々ある。
旦那の手を握りながら、そのまま疲れて寝ている妻の姿や父親の身体をひたすらゆっくりとさすっている長男の姿などは愛に溢れている。
今朝は重症な父親の面倒を看ていた息子が私たちが父親に祈り終えると、ボロボロと大粒の涙を流し始めた。
堪えていた物が溢れ出たようだった。
ファビオはその涙を見て堪らなくなり、息子を抱きしめた。
私たちは何も出来ないのかも知れない、しかし痛み哀しみを分けてもらう事は出来るのかも知れない。
ファビオは駅には来ないが、また病院の訪問には来てみたいと言っていた。

駅には激しい下痢の老女がプラットフォームに寝ていた。
服は便で汚れ、悪臭を放ち、ハエが無数にたかっていた。
イネスとマッセンシアに車イスでディスペンサーまで老女を運び、身体を洗い、食べ物と薬をあげるように言い、彼女らはまず車イスをディスペンサーに取りに行った。
私とファビオは回り終えていないプラットフォームを歩き、ディスペンサーに行った。
ディスペンサーでチャイを飲み、ビスケットを食べながら待っていても、いっこうに彼女らが来ないので、私はファビオに彼女らはちゃんと患者を連れて来れるかな、と言うと、大丈夫だろう、良い経験になると笑っていたが、そのすぐ後にイネスから電話が来て、患者が拒否をし、運ぶ事が出来ないと言ってきた。
私は回りのインド人にも助けてもらい、患者にディスペンサーに来るように説得してもらったか、と聞くと、そうしたと言った。
それなら仕方がないから戻って来るように伝えた。
病状の上、惨め姿でいる患者の心、その状態で、初めて外人に接する可能性のある患者に対して、自分が安全な者であるかをどうにかして伝えなければならない、「私はあなたを愛している」と言うメッセージをすべてで伝える事が必要である。
でも、これは実に難しい事であり、また見知らぬ人たちに囲まれるだけで、恐怖心が生まれ、すべてを拒否してしまう人はいる。
ディスペンサーに帰って来たイネスは患者の状況を話し、何も出来なかった事に疲れ、少し落ち込んでいた。
にも関わらず、私はベストを尽くしたんだろ、と聞くと、イネスはなかなか頷かなかった。
私は生意気かも知れない、他のボランティアでそんな事を言うボランティアは居ないだろうが、しかし、自分が出来る最善を尽くすのがマザーの教えである事はイネスも良く知っているので、私の話しを聞いてくれた。
私はイネスとマッセンシアに、まず服と食べ物を後で与えるように言った。
人気が少なくなれば、彼女自身が服を着替える可能性もあるだろうし、マザーのところに贈られてくるプロテインビスケットをあげれば、後で食べるかも知れないと教えると、二人は納得した。
そして、また明日同じ場所に居るようなら、プレンダンに運ぶと伝えた。
私たちはディスペンサーから服とビスケットを持って行き、私が老女に服を見せながら話し掛けると、彼女はちゃんと受け取ってくれた。
後はすべて神さまに委ねるだけであり、祈るだけである。

その老女の居るすぐ近くに四匹の仔犬が居て、母犬の乳を飲んでいたが、一匹だけ離れたところに居た。
私はその仔犬に乳を飲むように言っていると、シンナーの入ったビニールを持った子供が酔いながら、その仔犬を母犬の傍に置いてくれた。
イネスに彼はドラックをしているが、優しい心を失った訳ではないと。
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