今朝、映画を観た。
不意につけた画面に映る、美しい白黒の男と女。
フランスの名画
「男と女」un homme et une femme
クロード・ルルーシュ監督、1966年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
フランシス・レイの音楽。
あの有名な、「ダダダ ダバダバダ ダバダバダ 〜♪」
随分前に観たことが何度かありますが、やっぱりいいですね〜。
改めて何度観ても。
何気ない会話、お互いを探り合うような視線、淡く切なく甘い雰囲気。
惹かれあう男と女の情景。
ストーリーはいたってシンプル。妻に自殺されたレーサーと、スタントマンの夫を目の前で失った女。寄宿学校にいる互いの子供を通じて知り合った男と女は、次第に惹かれ合い恋に落ちていく。モノクロームとセピアトーンの映像、流れるようなカメラワーク、フランシス・レイの甘美なメロディ、渾然一体となった映像と音楽によって“過去を捨てきれぬ”二人の恋が甘く切なく描かれる。
最後の場面がまたいいんですよね〜
一度は結ばれながらも夫への思いを断ち切れずパリへ向かう電車に一人乗り、去っていくアンヌ。
どうするのが一番いいのか考えを巡らせ、車で先回りして、パリでアンヌを待つジャン・ルイ。
二人はホームでほっとした顔をして抱きしめ合う。
一旦落胆させてからの、ハッピーエンド。
いいですね〜
この映画に出てくる、ル・マンの24時間耐久レース。
ちなみに私、ル・マンにしばらく滞在していたことがある。
ル・マンはパリから西に200kmくらいですかね。
レース場は車で通り過ぎたことしかありませんが、馴染みのある地。
そしてパリのホームでアンヌのように、淡い想いを抱いている人から嬉しい出迎えを受けたこともある。
随分前の思い出ではあるけれど、こうして映画を通して自分の記憶と照らし合わせることができて面白かった。
すべては私の中の永遠の輝き。
そこにフランスの地の素晴らしく美しい情景が重なり、思い出をさらに盛り上げる。
あの時はよかった、なんておセンチに振り返るというのではない。
それらはただ、私の大切な経験であり思い出だから。
変わることのない記憶の中の、黄金のノートに書き留めておこう。
「男と女」 永遠のテーマ。