ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

ジャッコーマイ!!大溪漁港

2008-12-28 23:01:12 | 町を訪ねて
       
 宜蘭縣頭城鎮にある大溪の漁港へ行ってきました!


       
 くわえタバコの漁師さんが、取れたての魚が入った籠を陸に揚げるところ。ああ、鳥羽一郎の世界だわ。こういうのが男の中の男でしょうか。


       
 今日の収穫を全体的に水洗いしている漁師さん。今日は大漁ですか?


            
 ここは漁港ですから魚市場もたくさん!!訪れた日は雨まじりの風が強い日だったので、お客さんなんか少ないだろうと思っていたのですが、いやいやどうしてどうして。お客で溢れ、魚で溢れ、磯の香に溢れ、「ジャッコーマイ(食べてって)!」というかけ声に溢れ、港はものすごい活気!


       
 小さなイカを売るお店も多かったです。水揚げしてゆがいたものがどっさり売られていました。店員さんのかけ声も凄かったです!


       
 おおおお!太刀魚だ~。数多く並んでいると美しく見えますね。太刀魚の右側にあるのはミルクフィッシュ(上)とボラ(下)。


       
 鯛だの、マナガツオだの、甘鯛だの・・・。籠に一盛りが安いんです。台北市で買うよりも格段に安いのが嬉しいですね。


       
 伊勢エビとか、セミエビとか、カニとか、高級食材が~!おいしそうだ~!!


       
 赤や黄色やピンクなど、南国のお魚たちが並びます。こういう所でとれたてピチピチ、活きのいい魚介類を見るのって、楽しいものです。

 市場ではずいぶんお魚を買ってしまいました。籠一盛りで100元(約350円)だから、ついつい
手が出ちゃうんですよね。気がついたら両手にどっさり魚の入った袋を持っていました。こりゃあ向こう1ヶ月は魚料理だわ~。


       
 ここでは海の幸の「小吃」もその場で食べられます。これは地瓜蝦餅という小吃。桜エビとサツマイモのミックスフライです。甘くて香ばしくて、うーん好吃!


       
 これは桜エビとニラ、またはキャベツを春巻きにして揚げたもの。サクッとしていて美味~!


       
 白身魚を赤麹に漬け込んで味付けし、揚げたものです。お酒のアテなんかにもいいかも!


       
 スープもあります。左側はちりめんじゃこがたくさん入ったとろみスープ。右側はイカのすり身が入ったとろみスープです。これもまた絶品!


       
 カニ、ミニダコ、エビ、サツマイモ、じゃこなどのミックスフライです。九層塔(台湾ハーブ)がアクセントになっていて、これもいいお味!


       
 この日は気温が低く、台湾にしては寒かったのですが、海の水は触ってみると生あたたかくてびっくり。やっぱり南国だなぁ。

 活気溢れる港の様子を見たい!新鮮な海の幸を食したい!という方は是非とも大溪へどうぞ。

行き方:台鐵大溪駅下車、徒歩約500メートル。

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台北の豊原排骨麺

2008-12-24 00:05:35 | レストラン、喫茶店、茶芸館
       
 排骨麺ファンなので、ついついこういうお店に入ってしまいました。その名も「豊原排骨麺」。豊原って、台中縣にある町、豊原のことかしら?それとも老板(ご主人)の名前なのかしら?


       
 とにかく排骨麺を注文してみました。(1杯70元なり)出てきたのはこんな感じ。麺は太すぎず細すぎず、汁もちょうどいいお味。そして肝心の排骨ですが、小ぶりでした。コロンとした一口サイズで、食べやすいですね。琥珀色したお肉の表面が食欲をそそります。それになんと、大根も入っています。


       
 こちらは乾麺。排骨麺と同じ麺に台湾式タクワンと魯肉飯用のお肉が入っています。ちょちょっと唐辛子が入っていますが、そんなに辛くはありません。


       
 魯肉飯もあります。少しだけタクワンがのっています。

 後でわかったのですが、豊原というのはやはり台中縣豊原市の豊原のようです。豊原市の排骨麺は小ぶりの排骨を使っているらしく、かなりの人気だとか。一度本場へ行って食べてみたくなりました。
 台北では龍山寺の近く、華西街のすぐ手前で食べられますよー!

豐原排骨麺  住所:台北市廣州街180號

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冬至ですよ

2008-12-18 21:58:38 | 台湾の風習
 12月21日は冬至ですね。
言わずと知れた、一年で最も昼の時間が短い日ですね。
日本では柚湯に入ったり、カボチャを食べたりしますよね。

      

 台湾では冬至に湯圓(団子のようなもの)を食べます。
最近ではいろいろな種類の湯圓が売り出されており、どれを買おうかと迷っちゃうくらい様々です。ほら、スーパーでは冷凍の湯圓がこのようにたーくさん並んでいるのです!

 大きいのもあれば小さいのもあるし、中の餡もゴマ味、ピーナツ味、チョコレート味、お肉入りなんてのもあるし・・・・。

      
 我が家の好みは紫芋でできた湯圓のピーナツ餡です。台湾では「湯圓」を食べると一つ年を取る」のだそうですよ。


       
 今年はこんな湯圓をいただきました。中には黒ごま餡が入っているんだとか。


       
 「全家福」というお店で販売している湯圓です。基隆にある行列のできるお店なんだそうです。 



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台北で客家料理を食べるなら

2008-12-14 00:19:30 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 友人達とともに客家料理のレストラン「你家我家客家菜」に行ってきました。

 台湾で客家地域といえば、桃園、新竹、苗栗、そして高雄縣の美濃などがその代表です。そんなわけで、台北には客家料理レストランはあるにはあるんですが、おいしくてしかもリーズナブルな所というと、このお店があげられるんじゃないでしょうか。


       
 このお店の看板メニューはこちらの「紅焼蹄膀」。豚のもも肉を煮込んだ豪快な一品です。お肉も柔らかく、ご飯によく合うお味です。


       
 そして客家料理と言えば、これこれ!「薑絲猪腸」です。豚肉の大腸を酢で炒めた酸っぱいおかず。細切りの生生姜とともに食べるのですが、これこそが客家の人の大好物。日本にはないこのメニューを、話の種に是非!


       
 客家料理には欠かせない板粄(バンティアオ)!このお店ではスープ仕立てでした。他のお店よりも板粄がもちもちっとしていて、食感がよかったです。


       
 いろいろ注文して、円卓の上が賑やかになりました!客家小炒、客家豆腐、炒茄子などなど、どれもおいしかったです!
 そして真ん中にどーんと置いてあるのが「客家湯圓」です。これはメニューにはなかったのですが、今回特別にお願いして作ってもらいました。苗栗や新竹などの客家地域では当たり前にあるメニューなんですが、台北の客家料理レストランにはあまり見かけないメニューです。スープの中に湯圓(小さいお餅)が入っていて、ちょうど日本のお雑煮みたいな感じ。日本人にはおいしくいただけるメニューだと思います。

 台北で客家料理をいただく時には是非このお店に行ってみてください。

你家我家客家菜: 台北市吉林路135号  (02)2561-1869

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好きです、川七!

2008-12-09 23:09:52 | 野菜、果物
       
 お気に入りの野菜「川七」をご紹介します。写真は一盛り20元で買ってきた川七です。

 台湾では川七と呼ばれていることが多いのだそうですが、調べてみると日本では「ムカゴ」とか、「アカザカズラ」とか「藤三七(ふじみな)」と呼ばれることもあるそうですね。また、「雲南百薬」という大層な名前もあり、いろんな名前を持つ葉もの野菜だということがわかりました。


       
 川七の葉は丸っこいスペード型で、緑色が濃く、葉もちょっと厚みがあります。
 調べてみますと『つる性多年草で、地下の根茎に塊茎をつくり、茎は一年生で紫褐色を帯び、多数の枝を分け枝で他物に絡まって上昇しながら成長する』とありましたから、その葉の形といい、ツタの仲間なのかもしれません。

 八百屋さんにはいつもあるわけではなく、たまに見かける程度なので、見つけたら即買っちゃいます。うちの近くの市場で、時折売っているのですが、売っていない時の方が多く、川七ファンの私としましてはもう少し仕入れに力を入れてほしいなと思うのですが。


       
 我が家ではニンニクと共に塩味の炒め物にすることが多いです。炒めると少しぬめりが出てつるんとした食感です。そんなわけで、最初はモロヘイヤと勘違いしてしまいました。他にもおひたしや味噌炒め、しゃぶしゃぶ、玉子とじ、スープ、サラダなどに活用できますよ!

 栄養的にも川七はすごくいいそうです!多くのミネラルや有効成分が含まれており、特にマグネシウム・銅・亜鉛などは他の葉野菜に比べるとかなりの高含有となっていますから、とってもヘルシーな野菜ですね。是非皆様も川七を味わってみてください。日本でもスーパーなどに売っていることがあるそうですよ。

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金瓜石の黄金神社

2008-12-05 23:45:04 | お勧めスポット
 金瓜石に来た日本人だったら、黄金神社に行くっきゃないでしょ!というわけで、神社跡に行ってきました。


       
 しかし、黄金神社までの道のりは険しい山に沿った上り階段を行かねばならず、かなりの苦戦を強いられたのでした。目の前にそそり立つ茶壺山を見上げながら、「頑張れ頑張れ」と励ましながら歩きました。


       
 石段の両脇に石灯籠が立っています。あああ、まだここを上って行かなきゃならないのね。ファイトォ~!!


       
 ふうふう言いながら石段を上ると、鳥居が見えました。ああ、これぞまさしく神社の入り口です。ここから先は神の領域。なんだか後光が射しているような感じです。いいお天気でお日様がまぶしかったからかな?


       
 鳥居をくぐって振り返れば、眼下には蒼い海が広がっていました。見晴らし、最高だわ!


       
 更に進むと、また石灯籠と鳥居がありました。これをやり過ごせば神社が現れるはずです。もう一踏ん張り!


       
 二つ目の鳥居をくぐったら、おおおお、石灯籠と神社の石柱が飛び込んできました。神社の本殿はもうかなり前に壊れてしまったようです。


       
 反対側から見たら、石柱もずいぶん壊れていることがわかります。すぐ横には山が迫っていますから、山を切り崩して平らにならし、この神社が造られたっていうことがよくわかります。


       
 これは祠の跡。小銭が散らばっているのが見えますが、お賽銭のつもりなんでしょうね。


       
 説明書きがありましたので読んでみると、大国主命をはじめ3人の神様が祀られていたようです。大国主命って、あの「因幡の白うさぎ」に出てくる神様ですよねぇ。はるばる台湾にもお越しだったんですか!
 この黄金神社は金瓜石のメイン産業である金鉱業の発展を祈願して、明治30年に建てられたとのこと。しかし、よくもまあ、こんな山の上に神社をこしらえたこと!少しでも高い場所のほうが神様に近いと、昔の日本人は考えたんでしょうか?

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金瓜石の本山五坑道に入っちゃいました

2008-12-02 22:59:57 | お勧めスポット
            
 金瓜石・・・かつて鉱業が栄えた台北縣の山の町。金鉱があり、人々が集い、日本人も統治時代には多く住んでいた煌びやかな時代がここにはありました。今となってはそんな華やかな痕跡など歴史の中に閉じこめられてしまったかのように、静かな集落には茶壺山の向こうから風が吹き下ろす音が聞こえるのみなのです。そよそよ。遠く眼下の海を臨みながら、在りし日の賑わいに思いを馳せる・・・そんな気分にピッタリの町と言えるでしょう。

 なーーーんて言うのはちょいと昔の話です。確かに金瓜石は文字通り黄金時代がありました。そしてそれが寂れちまった時代がありました。しかし今、観光地として金瓜石はものの見事に甦っておりますですよ。古いガイドブックには上のような文章が書いてあるかもしれませんが、現実は違うんですのよ~。

 今はね、昔の金鉱だとか砂金だとかにまつわるモノは全て観光のネタにしてまんねん!商魂逞しい場所でっしゃろ!と思わず大阪弁になるほどです。でも、これが結構おもろいんですのよ。


       
 ほ~らほら、金瓜石ではこんなお弁当売ってるんですよ。「鉱工便當」っていう名です。中身は普通の台湾によくあるお弁当なんですが、面白いのはこの弁当箱を包んでいるハンカチとお箸が付いていること!弁当屋さんには電灯付きのヘルメットが置いてあって、金鉱の町の雰囲気作りに一役買っていますのよ~。


       
 金光路を歩いていくと、砂金取り体験ができるスペースがありました。ちょうど男の子が挑戦していました。100元払ったら一連の砂金取り実習が体験できましてよ。


            
 桜の道と平行して、当時金を運んでいたトロッコの線路が残っております。


       
 で、この線路はどこから出ているかというと、ここでございます。「本山五坑坑道」です。かつて実際ここで金が掘り出されていました。今はここで働いていた金鉱夫の体験ができる観光スポットとなっておりましてよ。

 一人50元払うと、入場券と灰色の厚紙をくれます。厚紙には「鑛廠第五平巷採鑛場入坑派工卡」なんて印刷されています。作業員が使っていたようなタイムカードも印刷されています。ま、要するにギャグですな。これ持って金鉱夫の気分になってみよう!というんでしょう。なかなかやってくれるじゃないですか。


       
 入り口ではヘルメットが支給されます。これをかぶったらますます作業員のような気分になりますね。坑道に入る前には幾つか注意を受けます。が、いい加減に聞いていたのでどんな注意だったか忘れちゃったいっ。


                   
 いざ!坑道内へ!レンガの入り口が歴史を物語っていますね~。古びた感じがいいです。


             
 坑道の中は暗~い!皆一列に並んで、白い手摺りのパイプを頼りに奥へ奥へと進んでいきます。なんだか川口浩探検隊みたいだわ。


       
 うわああ、真っ暗です!上から滴がポタポタ落ちてくるし、足下は滑るし、ちょっぴりスリリング!
 「隊長、道がわかりません!」
 「大丈夫だ、見ろ!坑道の見取り図があるぞ!」
と、口調が水曜スペシャル風になりましたが、はい、このように坑道は一本道になっていますので、ご安心を。


       
 「隊長、誰かいます!」
「なんだ、よく見ろ!人形じゃないか!」
 坑道内には人形が当時の作業風景を演出しています。


       
   「隊長!これはいったい何でしょうか!」
   「鉱脈だ。」
   「ああ、お年寄りや小さい子どもが喉に詰まらせるっていう・・・」
   「バカもの!それはコンニャクだ!」


       
 「隊長!怪しい奴がいます!爆破しようと導火線を持っていますが、テロでしょうか?」
 「違う違う、金を掘り出すために発破するんだよ。」
 「葉っぱ!?」
 「発破!!」
 「ハッパァ・・」
 「バカもん、ジャイアント馬場じゃねえ!」


            
     「隊長!ここでも何かやっています!」
     「金の採鉱だ!」
     「採鉱は、最高!」
     「言うと思った・・・」


            
 「隊長、これは何でしょうか!?」
 「これはだな、採った金石を外に運び出すトロッコだ!だいぶサビがついているな。」
 「ああ、サビつきのトロで・・」
 「つまんないこと言ってないでさっさと出口へ向かえ!出口へ!」


            
 「隊長!出口に厳しい顔をした検査員がいます!」
 「ああ、作業員のボディチェックをしているんだ!」
 「口を開けさせて中を見ていますが、歯医者さんですか?」
 「違う!口の中に金を隠していないか検査しているんだ!」
 作業員さんもなかなか大変だったようですね。


       
 ま、そんなわけで冗談を言いながら、本山坑道の中を歩いてみました。さて、最後にこの写真を見てください。坑道出口附近にある茶色い筒状のものはいったい何でしょうか?答はコメントのところを見てくださいね。

 本山五坑道のホームページはこちら

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