牛田さんのベートーヴェン・ショパン・チャイコフスキーは、どの曲も本当に素晴らしくて、
牛田ワールドにすっかりはまってしまいました。
そんな中、バッハ(ブゾーニ編曲)とムソルグスキー、この二つは、特別中の特別でした。
バッハの「シャコンヌ」は、元々はヴァイオリン曲で、上の娘も練習したことがあるわけですが、
かなりの難曲です。
単純に言ってしまえば、その無伴奏曲に伴奏が付くという形なのかなと思います。
たぶん、牛田さんは、優しい慈愛に満ちた魂の持ち主で、
でも自分にはとことん厳しく、己に試練を与え、乗り越えてはまた新たに試練を与える、
そういうタイプの人間なんじゃないかなと、勝手に想像しています。
でないと、17歳であんな魂を揺さぶられるような演奏はできないはず。
「展覧会の絵」も然り。
もうなんというか、押し寄せる熱い何か、迫り来る清冽な何か、
具体的に言葉で言い表せないものがひしひしと伝わって来たのでした。
なんという17歳
みなとみらいホールに到着した時の、まだ明るい横浜港の眺め。
リサイタルが終わって、ホールを後にした時にはすでに夜景。
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