今すぐに、どうしても、というわけではないので、夫には、
「自分の中で折り合いがついて納得してからでいいよ。気持ち良く譲ってあげてね。」
と伝えました。
夫にしてみれば、ゆくゆくは娘に譲るつもりだったものの、
思っていたよりちょっと早かったな、という感じだったのだと思います。
この話が出た時、所属する某区管弦楽団の定期演奏会が近づいていて、
その時の曲目の一つが、「マーラー 交響曲第3番」という大曲。
夫曰く、「一生に一度演奏できるかできないか」という程のものだそうで、
自身のソロパートもあるから、「まだ譲れない。」と。
そんなまさか、無理やり取り上げるつもりなど毛頭ありませんw
まずはその演奏会でしっかりと自分の役割を果たして、
その後ゆっくり考えてもらって、納得ができた上で譲ってほしいな、
と私は思っていました。
長年連れ添って、大切に大切に扱ってきた相棒を、娘にとはいえ、
そんなに簡単に渡せるわけはないですからね。
ところが意外にも、その演奏会が終わると、もうその日のうちに、
あっさりと娘に自分のヴァイオリンを譲ったのでした。
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