Bread of Life

ディボーションタイムを助ける聖書講解

ヨシヤのリーダーシップ3 「ラハブの聡明さ」

2016-09-18 21:27:29 | Weblog
神がその悪の故に滅ぼそうとされていたエリコの町にどうしてこんな優れた女性がいたのか不思議に思うほどです。彼女の信仰の故に彼女の父の一族全員が救われ、同時に選ばれた民に加えられると言う驚異的な祝福が届いたのです。
私達も使徒16章にあるように、自分と一族が救われる約束を頂いています。その約束が成就される事を願うならラハブの霊的能力を私達も発揮しなくてはなりません。

その第1は霊的感受性です。彼女は、自分の慣れ親しんできた町がイスラエル軍にやがて壊滅される事を察知し神の御心を見い出していたのです。
物事が築きあげられ増し加えられていく中に神の御心を見い出すのは簡単です。でも神が壊されていく御計画に御心を見い出すのは神のご人格への深い信頼がなくては生まれません。
ラハブはきっと人生の辛苦をなめる中で、変わることのない神の愛に信仰の根を伸ばし、揺るぎないその方の真実に繋がったのです。これは、聖霊の贈り物としての信仰とも言えます。私達はこの信仰を発揮するよう祈らなくてはなりません。

第2に敵の策略を知る力です。斥候を逃がすとき、まず山に逃れ3日後に来た方向のヨルダン川の渡し場に行くよう指示します。彼女は追っ手の兵士達の心を完全に読んでその裏をかいたのです。敵の動きが正確に察知できたとは何という慧眼でしょうか。
救霊に反対する敵は悪魔です。主は貴方が悪魔の手法を読めるよう訓練したいのです。つまり悪魔の働きをあらかじめ察知し防御の手を打っていけるよう練達し宣教の良き戦いを戦うことができる様に成熟させてくださいます。
貴方は聖霊の声が分かりますか。聖霊はどのような形で語られるか知っておられますか。神の御霊はそれを可能にする為に来てくださっているからです。

第3は、ラハブは全家族を集合させ、窓から赤い布を下げたならじっとそこに留まるよう命じられていました。轟音を立てて城壁が崩れてはじめ人々が逃亡し始める中で、イスラエルの斥候が言い残した言葉に留まり続けるのは、簡単ではありません。
でもラハブは留まるべきところに留まり続ける誠実さを保持していたのです。神の約束を信じ、状態がどう揺れ動こうともそこに立ち続けなくてはなりません。
主イエスを信じなさいそうすればあなたと家族は救われますという約束を信じて、父を導こうと試みましたが、状況はますます悪くなり、教会の話題も話せない最悪の状態が10年以上経過しました。でも15年後、事態は不思議な展開をなし25年以上かかりましたが見事に父は救われました。
赤い布に留まる信仰を神は喜んでくださるのです。ラハブの様に貴方にも神は助けと祝福を届けてくださるに違いありません。