裏磐梯の不思議な話

2017年06月28日 | 写真
踊っている木を見た。池の水面で楽しそうに踊っていた。だが不思議と水の音はしなかった。右に左に体をくねらせながら、何がそんなに楽しいのか。思わず声を掛けたくなったが我慢した。私は木立の陰からじっと息を凝らしていた。やがて木は、しずかにお辞儀をした。踊りは止まった。何事もなかったかのように木は静止し水面にはそよ風が吹いていた。しばし静寂をやり過ごしたが、やはり木は静止したままだった。白日夢でも見ていたのだろうか。私は深呼吸をして、ゆっくりとその場を立ち去ろうとした。「またおいで」慌てて振り返った私はシャッターを切った。
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