鉄道模型復帰後、車両セットを取り付かれたように買いまくっていた時期が続きましたが、最近はかなりペースダウンしています。
レイアウト工作に意識が強く行っていることが有るかもしれません。
それでも毎年何かしら新規に買ってしまいます。
昨年末に久しぶりに車両セットを買ったのは、名市交東山線の「N1000形」。
ポポンデッタの車両セットは初めてです。
セットの箱に磨き用?クロスが入っていました。大昔のKATO製には入ってましたが、最近は見かけた記憶が無いので懐かしさを感じました。
動力車の下回りはマイクロエースに似た印象。
造形は問題無し、走りも極々平均的。
時空を超えた並びで記念撮影しておきました。
水表現の素材を流し込む前に「水」を入れてテストしてみました。
元々川ブロックはレイアウト本体から外せるように台枠を組んであったのですが、周囲との接合部が上手く出来そうになく、危惧したよりは工作であちこちに手が届きそうだったので一体化して工作することにしました。
気になっていたのは「『水平』がきちんととれているか?」です。
線路の勾配での走りっぷりからすると、概ね大丈夫とは思うのですが、「水素材」流し込んだ後で傾きが発覚したら大きな手戻りになってしまいます。
・・・。
水漏れしました(^^;)ゞ
レイアウト台枠の川の下あたりからポタポタと・・・。
一応レイアウトの下は養生してあったので、床や置きっぱなしにしてあるレイアウト残材に被害は無かったのですが、入れた水は全部抜けてしまいました。
チョッと困った事態です。
とりあえずテストピース作ってみました。
スタイロフォーム二枚を貼り合わせて模擬的に状況再現してテスト。
張り合わせの隙間から水がしみ出すことが解りました。
経験値の無さがこんなところで露呈するとは・・・。
木工用ボンドを張り合わせ基部に塗ってシーリングにして再テストをして見たら、木工用ボンドは「乾いて固まった」と思っても「水」で軟化して溶け出す事が解りました。
こんな使い方はしたことが無かったので、勉強にはなりましたが、困ったことになりました。
この先どうするか、年越しで考えます。
見た目のアクセントとして「中洲」のような場所を加えることにしました。
川草をいくつか流れの真ん中に立てて、場所をはっきり決めました。
ここで川底の工作に移り、「麦飯石」と表記された薄いベージュ系の小石を撒いていきます。
100均モノですが、色合いが自然な感じなので、気に入ってます。
川の中央部、深くなる辺りには灰色のバラストを追加して撒きました。
水素材の色だけでは、深みは出ないと思うので、川底の色味の違いを出しておきます。
「中洲」は川草の周りに黒く染めた石を配置、周囲にサイズを変えた石を置こうと思いますが、とりあえずここまでを固定することにして「水溶き木工用ボンド中性洗剤入り」を使ってバラストの要領で固めます。
護岸壁が出来たので、その周辺に草を生やします。
フィールドグラスを束ねて作った川草を、何カ所かに植えていきました。
川草束の底は乾燥した木工用ボンドで平面になっているので、置き場所を決めては木工用ボンドで張り付け固定しています。
流れがよどみそうな感じの場所に生えている感じにしてみました。
それ以外の場所には100均モノ人工芝もどきを貼り付けます。
これの大半は水中に沈み、川藻みたいな感じに見えることを期待してます。
水深を想像しながらですが、水面の仕上がり深さがイメージし辛く「これくらいになるかな?」と半信半疑での工作。
護岸壁全体に植物を行き渡らせて乾燥固定待ちになりました。
下流域護岸のパーツを作り溜めてきた物を、現地に設置してまとめていきます。
最初に最下流のどん詰まりの鏡を固定します。
接着剤を何にするか悩んだのですが、ジェルメディウムで固めてしまう事にしました。
テープなどで仮固定しておいて、スタイロフォームの下地とのすき間にジェルメディウムを充填していく感じです。
これが固まったところで順番に護岸壁を固定。
GMのプレートで作った石垣は、ゴム系接着剤。
スチレンペーパー等で作ったコンクリ風パーツは木工用ボンドで留めて行きました。
ぐるりと周囲のパーツが固まったところで、下の隙に木工用ボンドを盛って水漏れ防止にします。
樹皮に色を付けた感じがイメージに合っていたので、ついでに川の周辺で使おうと思っていた素材も染めてみることにしました。
上流域で荒っぽい表情の岩に使えると考えている「バークチップ」。
100均モノで観葉植物の鉢などに使うウッドチップです。
樹木の表皮側が面白い表情なので、いけるんじゃないかな?と。
形状の良さげな物を果物トレイに入れて、中性洗剤入りの水彩絵の具をドバっとかけて染めてみました。
乾燥した感じは元々の木材まんまの感じから、少し朽ちた埃っぽい色味で、概ね狙った感じになりました。
もののついでにモーリンとKATOの「石」も絵の具のどぶ漬けにしてみました。
こすったりしなければ色が乗っているので、川底などに使おうと思います。
上流域の崖あたりがなんとなく形になってきました。
張り付けた樹皮は木材の色そのまんま、岩には見えないので塗装します。
遠景に近い事もあり、細かいニュアンスは気にせず、岩石イメージの無彩色、黒っぽくすることにしました。
木材なので水彩絵の具で簡単にできるだろうと思ったら、ものすごくキッパリと弾かれ、絵の具を全く受け付けてくれませんでした(^^;)
そこで、絵の具を解いた液に中性洗剤を垂らしてやったら、今度はビックリするくらい樹皮に染み込んで、黒く染まっていきました。
黒すぎるかな?と思ったのですが、乾燥してくると元々の樹皮の色と相まって、程よいトーンの色に。
一部塗装がしみこまない所もありますが、ここも岩の質の違いに見える感じなので結果オーライです。
谷の奥側から見ると、絶景名所になりそうな「V字谷」になってるのが良く解ります(^^;)
崖の造作をしているうちに、山自体の形状を変更したくなりました。
谷の向こう側の稜線はトンネルの上部が、水平になる感じで作ってありました。
この形状自体に深い意味は無く、工作の簡単な形状にしただけでした。
谷の崖を作り始めて、どうもしっくりこないので少し地形変更する事にしました。
この部分は稜線の裏から見るとこんな感じで、スタイロフォームの板の張りぼて状態です。
崖の上部壁面や山の表面に当たる上の方からカッターナイフで切りこみ三角のブロック状に切り取りました。
切り取った後を見ると、大体イメージどおりの稜線になりそうです。
切り取ったブロックはそのまま流用、残った山に嵌るようスタイロフォームを削り、足りない部分を別のブロックで埋めてそれっぽくなりました。
ビフォー
アフター
樹皮を張り付けていきます。
一枚張り付けては、ジグゾーパズルみたいに形が合いそうな物を隣に張り付けていく感じ。
張り付けたものが「決まり」にならないと隣の作業が出来ないし、樹皮は厚みがあり不定形なので「グルーガン」を使う事にしました。
比較的早く固着するので作業がすすみます。
樹皮の出っ張っている部分にグルーを盛ってスタイロフォームの壁に押し付ける感じでやってます。
樹皮は岩壁の感じを考えつつ、縦横が混ざると全く岩の感じが無くなるので、「目」が揃うようにパーツを探して貼り付けています。
崖エリアはスタイロフォームの上に樹皮や小石を直接張り付けて、プラスター等を使わない事にしたので「目止め」が必要です。
ザックリ張り合あせたスタイロフォームはあちこちに隙間があるので、このまま「水素材」を流し込むと、隙間から流れ出てしまう恐れがあります。
そこで、隙間に木工用ボンドを流して埋めています。
タイル張りの目地を埋める要領。
木工用ボンドは厚塗りすると乾かないので「盛る」には向いてないのですが、塗りこめた厚みを見ながら、隙間が埋まるようにしつつ「これくらいかな~?」と見ながらやってます。