かっぱと暮らす

日々の暮らしの中の「うれしいなぁ」を綴っていきます

おひめさまようちえん

2016-03-08 | 絵本
どうもこの時期は毎年誰かが(私以外が)寝込んでしまうようです。
一人寝込み、元気になったと思ったら次の子が。
そして最後に父さんが
小学校の方はインフルエンザがまだまだはやっているようなので油断は出来ませんが
今はなんとかみんな復活しました。

前回書いたのが冬休みのお話でしたね。
それなのに、時は既に花粉だ、開花予想だ、と春になってしまいました。
1年前の今頃は、下の子が入園を控えていて
いろいろ準備が忙しかったり、幼稚園でやっていけるのかと心配だったり・・・。

心配事の一つが、初めてのバス通園でした。
上の子は徒歩通園だったので、私にとっても初めての経験です。
同じバス停の子と仲良くなれるのだろうか。
お母さんが幼稚園のボスママのような人だったらどうしよう。
我が家以外は女の子なので、「あらやだ男の子!」なんて人だったらどうしよう。
と不安はいっぱいだったのですが(←ネットやドラマに影響されすぎ)
同じバス停の女の子、お母さん、みんなとても優しくて安心して幼稚園生活をスタートさせることが出来ました。

ところが入園から半年過ぎたとき、
同じバス停の女の子がお引越しすることになりました
お別れのとき、何かをプレゼントしたい・・・そう思い、このえほんを選びました。


    


   おひめさまようちえん(のぶみ 作)


  アンちゃんちの近所にこんな建物がたちました。
  「ここはおひめさま幼稚園でございます。よろしければ中で遊びませんか?」
  園長先生が話しかけてきました。
  大きな門が開くと、金色のメリーゴーラウンドにリボンのブランコ・・・
  金の泥だんごを作ったり、ダイヤのクレヨンでお絵かきしたり。  
  毎日ここで遊びたい!アンちゃんは入園テストを受けることにしました。

そう、プリンセス大好きなお年頃の女の子は、もう開くページ全てにとなるのです。
特に
  「この中から一つお選び下さい」



とズラーッと並んだドレスや宝石の木のページは、もうお母さんまでもがです。

あらゆる年代の女の子のハートをがっちり掴むお話です。
お引越しで新しい幼稚園に行くことになった女の子、今年新しく幼稚園に入る女の子にオススメの1冊です。
(もちろんそうじゃない女の子にも)


さてさて男の子二人の我が家には縁がなかったこの本ですが
お友達にプレゼントする前にもう一度ちゃんと読んでみようと、図書館から借りてきました。

・・・せっかくなので我が息子ちびがっぱに読んでみました。
どう反応するのでしょう。
あら。意外と楽しんでいるようです。
例のドレスを選ぶページも「ん~~~、これ」と選びました。
左下の和服っぽいドレスを。
やはり城と言えば、プリンセスがいる城ではなく、殿がいる日本の城が好みの息子ですから

ちびがっぱに読んでいるのを見て、なぜか上の子が「さっきちびがっぱが読んでた本、見ていい?」と言ってきました。
気になるようです。
静かに絵本を開く息子。
読み終え、私が「どう?」と聞くと無言でうんうんとうなずく息子
何かわからないけど、合格点のようです。
ではちょいと意地悪な質問をしてみましょ
ドレスどれを選んだ?
「えーーーっと、、、って着れるわけないだろーー!!」
おおっとナイスのりツッコミ。
やっぱりそうだよね。
さすが小学生男子。幼稚園児のちびがっぱとは違うわ。と思ったら
「幼稚園サイズが着れるわけないだろーー!!」
ええええっサイズの問題でしたか!!


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探し物発見

2013-05-11 | 絵本
実は絵本ブログの『かっぱと暮らす』
ブログを始めたときに、ある思惑がありました。
これから先、絵本に興味を持っているいろんな人がこのブログを読んでくれるかもしれない。
ひょっとしたらアレを知っている人がいるかも・・・。
そう、私がずっとずっと探しているあの絵本です。

子どもの頃に出かけるたびに(たぶん鳥取駅の中にあった本屋さんだったと思います)
買ってもらっていた絵本があります。
それが小さなかいぶつくんシリーズです。
まずは1巻のガブガブくん。次に行ったときには2巻。
10巻まであるのですが、私が買ってもらったのは5巻まででした。
この絵本は30年経った今でも実家の本棚に残っています。
今では中学生になった甥っ子や姪っ子たちも家に来るたびに喜んで読んでいましたし、
現在では私の子どものお気に入りの絵本です。

残り5冊も揃えたいのですが、残念ながら絶版になってしまいました。
出版社にも問い合わせましたが、入手不可能とのこと。
東京神田の古本屋でも見つけることはできませんでした。
通販のフェリシモで絶版になった本を復刻しようという企画があり
それにも出したのですが、無理だったようです。
鳥取の図書館にも松江の図書館にもありません。

そしてブログを始めたのです。
始めてすぐに記事にしても、読んでくれる人がいないのでは意味がないので
そこそこアクセス数が増えた頃に書いてみたところ・・・・・
反応ナシ。
ま、仕方ないですわな。

そして7年が過ぎました。
もうかいぶつたちのことは諦めて、ブログも忘れた頃だけ絵本ブログになっていたある日
ブログにコメントが届きました。
『この絵本持ってます』


!!!!!
もう「ひぃぃぃぃ!」だか「ひょぉぉぉぉ!」だかわからないくらい大興奮です。
鼻血が出そうです。
実際に手に入れたわけでもないのに、この絵本のことを知っている人がいる、持っている人がいるだけで
とてもとても嬉しいのです。
しかも私が持っていないゆきぼうずではないですか。
あぁ羨ましい!!
も~~京都まで行って全ページ複写させてもらおうかしら。
(入手困難な資料は前頁複写が許されるのです)
出版社にもどこにもなくて、あとは国会図書館かなんて思っていたのに、持っている人がいるなんて~
テンション上がりまくりになっています。
落ち着け、私。
でもさ、だってさ、出版者に直接聞いたり、鳥取、松江、広島のいろんな図書館でも探したけどなかったんだよ。
それが、それがっ・・・!!!
ん???そういえばここに引っ越してから図書館で探してなかったっけ。
ま、たぶんないだろうけど一応検索っと・・・・
!!!!!!
ありました。10巻全部が。
ずっと探していた本が、歩いて5分ほどの図書館で借りられるのです。
また鼻血出そう。。。

早速予約です。
当然貸出中ではなく、他に予約している人もいません。
数日後『本がご用意できました』メールが届きました。

カウンターで本と対面したとき、もう嬉しくて嬉しくて
またまた鼻血が出そうです。
聞かれてもないのに「この本ずっと探していたんです。絶版でもう見つからなくて」と図書館の人に語りかけたい。
でも怪しまれては困るので、いかにも子どもが読みたがっていたかのように
「よかったね~。絵本来たよ~」と息子に話しかけます。

本を持って帰り、、、
さぁ息子たちよ、今夜は早く眠りなさい。
子どもたちが眠ってからが、私の自由時間です。

30年経っていても、私にとっては新刊です。
5冊ともタイトルだけは知っていたので、30年中身がとても気になっていました。
たすけて!ガブガブくんはきっと1巻のガブガブくんの続編だ、
と子どもでもわかっていたので、一番読みたかったものです。
まずこれから・・・
なんと!!1巻でヒーローになったガブガブくんが、
「あんな立派な家に住む必要はない!」だの「モリモリサンド(石油のサンドイッチ)なんて贅沢だ!」と
人々に冷たくされているではないですか。
最後はまたヒーローになり、めでたしめでたし、なんですが。

そしてガブガブくん以上に衝撃を受けたのは、
まぬけかいぶつ はんぶんこぞうでした。

   

はんぶんこぞう、なんと絵の中に登場しません。
いや、出てくるのですが、犬だったり時計だったりいろんなものに形を変えて登場するので
本体は出てこないのです。
ただ、犬に化けてもしっぽがない。
時計に化けても針がない。
そう、何かが足りないのです。
で、何が衝撃かというと、この絵本の表紙を見てください。
これははんぶんこぞうが姿を変えたゾウなのです。
だから鼻がない。
私、30年ずーーーーっとこのゾウみたいなのがはんぶんこぞうという怪物だと思ってました。
ゾウみたいな怪物がいろんなことをするお話しなんだろうな~。
小僧とゾウをかけてるんだね、と。
今回本を借りなかったら、一生誤解したままだった。(たぶん生活に何も支障はないと思うが)


あんちょこ☆さんのおかげで念願の本を読むことができました。
ありがとうございます。
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クリスマスのお買い物

2012-12-09 | 絵本
前回ちょろっと書きましたが、クリスマス前のこの時期がとても好きです。
特に子どもができてからは、クリスマスの準備が楽しいのです。(たぶん子どもよりも)
一緒にツリーを飾ったり、トナカイの飾りを「もうちょっとこっち?」なんて言いながら飾ったり。
クリスマスっぽいお菓子をこっそり買って、去年買ったひきだし型のアドベントカレンダーに
夜中子どもが寝てから1日はこれ、2日はこれ、と入れていって・・・。
プレゼントは何にしようなぁ。
料理は何を作ろうかなぁ。
と、いろいろ企んで日々過ごしています。

そんなある日、本屋さんでこんな絵本を見つけました。

 クリスマスのおかいもの  ( 講談社 たしろちさと )

 

  

  もみのきマンションにはうさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃんが住んでいます。
  今日はクリスマスのお買い物。
  商店街で友達のために素敵なプレゼントを探します。

プレゼントを選んで、もみの木の飾り付けをして、ごちそうを作って・・・
クリスマスの準備をするお話です。
商店街のおもちゃ屋さんや本屋さんなど、文章には書かれていない部分も絵が細かくて、
ページいっぱい楽しめます。(なかなか次のページに進めません)

たしろちさとさんは、以前紹介したポレポレやまのぼりの作者です。
本屋さんでこの本を見たときは、「あ、ポレポレの人の本だ~」くらいの気持ちでしたが
中を見たとたんに、もうその可愛さに腰が砕けそうになりました。
え?新刊?いや2009年の本だ。うわあああ私、なんで今までこの本を知らなかったんだぁあ???
久々の一目惚れです
特にこのあひるのがあおくん。
すっとんきょうな顔立ちに加え、「があお」というなんて呼びにくい名前!!
素敵だぁっ
これは息子も気に入るに違いない。
最近絵本は図書館で借りるばっかりだったのですが、買ってしまいました。
こがっぱ用なのか私用なのか・・・?

おっと、うちにはもう一人息子がいるではないか。
この絵本がこがっぱ用なら、ちびがっぱにはこちらを。
0歳、1歳の子どもさんにぴったりですよ。

 ツリーさん ( 講談社 新井洋行 )
 
 

  
   なーんもついていないツリーさん。
   「みんなーくっついてー」
   じゃらじゃらじゃら・・・ぴょーんぴょーんぴょーん・・・
   いろんな飾りがやってきます。
   そして最後は?

じゃらじゃらじゃら、ぴょーんぴょーん、ふわふわふわー、といろんな音が楽しいみたいです。
ちびがっぱ「きゃはぁっ」と笑いながら聞いています。
気に入ってくれたようです。
「うへへっ」
なぜか5歳の息子まで喜んでいます。
この絵本、カバーがキラキラ加工されているので、それがまた子ども心をくすぐるようです。


クリスマスの絵本は読む時期が限られるかな、と思い今まで買わなかったけれど
この2冊、買ってよかったな。
いい買い物をしたぞ。
・・・ん?絵本ナビでサイン本特集。
『クリスマスのおかいもの』がああっ!!!
あっ見本ががあおくんだ!!!
   

しまったぁ。。。早まったか 


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はらぺこあおむし

2012-05-04 | 絵本
上の子が産まれたとき、姉からお祝いにはらぺこあおむしの食器やハンカチを貰いました。
自分で買っていたフォトフレームもはらぺこあおむしだったので
産まれてすぐに息子の周りには、はらぺこあおむしがたくさんになりました。
その延長でバッグやお弁当などの幼稚園グッズもはらぺこあおむしで揃えました。

はらぺこあおむしに囲まれて大きくなってきた息子、
もちろん今も大好きです。

しかしお店だと品揃えが少ないので、ネット(絵本ナビやAmazon)で
こんな商品があるのか~とチェックです。
そして先日Amazonで「はらぺこあおむし」で検索していろいろ見ていると
え・・・・・




 はらぺこあおむしコスチューム 大人男性用  21600円

いい笑顔だ。
いやいやいや、そうじゃなくて、つっこめ私。
なんなんだろう、この商品。
ハロウィン用か?でも大人の男性が着るか??
でもそうじゃなかったらほんとに何用なんだろう。
なんかスーツのズボンっぽいし、革靴だ。
ビジネス?正装?

写真に目が釘付けになってしまいましたが、よく見るといいお値段です。

 1点在庫あり。ご注文はお早めに。

だそうです。みなさんいかがでしょうか。

       


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ポレポレ

2012-04-26 | 絵本
私は絵本を買うとき、どんなに書評で評判が良くても
実際に手にとって読んでみてから買っています。
しかし先日絵本ナビで紹介されたこの本を見て
あ、おもしろいかも。
でも実際に見てみたいしなぁ。。。あ~限定のサイン本だ。(「限定」という言葉に弱い)
買っちゃおうかな。・・・・えーい買っちゃえ!!
初めて中を見ずに衝動買いしてしまいました。


 
 ポレポレやまのぼり  ( たしろちさと 文・絵  大日本図書 )


 あわてんぼうのやぎくん、お調子者のはりねずみくん、しっかりもののぞうくん。
 今日はみんなでやまのぼり。
 やぎくんは大荷物。いったい何を持ってきたの?


「ポレポレ」とは「ゆっくり」という意味です。
「みんなで競争しよう!」と言うはりねずみくんに
「おう、ぼうずたち、先は長いぜ。ポレポレ山登りだぜ」と諭す猿おじさん、渋くてなかなか素敵です

のんびりハイキングのお話、、、かと思いきや
3匹が登る山は国で一番高い山!
垂直の岩壁を登り、眼下には雲海が広がります。
結構本格的な登山のようです。

遠足で来ているねずみ幼稚園や、お昼寝をしているかえるなどなど・・・
文章には出てこないけれども、3匹の他にもいろんな動物たちが描かれています。
やぎくんがリュックの中身を広げる場面は息子のお気に入りです。
トランプがあるよ、カイロがあるよ、あ、トイレットペーパー・・・
なかなか次のページに進めません
このように隅々まで楽しめるのです。
極めつけは最後!
表紙の絵を見てください。
小さくてわかりづらいのですが、はりねずみくんがやぎくんとぞうくんの写真を撮っています。
その写真が最後の最後で出てきたのを見つけたときは
息子と私、二人で「あ~!!この写真!!」と思わずニヤリとしてしまいました。

実際に手に取らずに、賭けのような気持ちで買ってしまった本だったので
読むまではどうかな・・・と心配でしたが
予想以上の満足度です。


ところで、私がなぜこの絵本に惹かれたのか。
それは山登りのお話だったからです。
ダンナが山好きなので、うちの子の名前は二人とも山絡みです。
二人とも山を好きになるかどうかはわからないけれど
この山登りの絵本を知ったとき、二人の子どもたちに贈りたいと思いました。

上の子は去年初めてお父さんと山登りをしました。
下の子が登れるようになるのはまだまだ先だけど
いつかお父さんと一緒に山登りできるといいなぁ、と思っています。
そのとき山に興味がないお母さんは・・・えーーーっと家でごゆるりとさせていただきます
(早くそんな日が来ないかしら~♪)

          


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やきいもの後は・・・

2012-01-14 | 絵本
冬に実家に帰ってきたときのお楽しみ、、、
それはヤキイモ屋さん!!
以前ブログにも書いたのですが、いつもうちの前に停まってくれるおじさんがいるのです。
もう20年近いお付き合いになります。
そして今日、久しぶりにヤキイモ屋のおじさんが来てくれました。
おやつの時間はちょっと過ぎてるけど、アツアツを早速いただきます。
やっぱりおいしい~!!
息子も大喜びでペロリです。


さてさて今日は久しぶりに絵本の紹介を。

 やきいもするぞ ( おくはら ゆめ   ゴブリン書房 )




 森は落ち葉だらけで、畑はおいもだらけ。
 こうなったらしょうがない。
 「やきいもするぞ、エイエイオー!」

 焼き芋食べると、おならが出た。
 こうなったらしょうがない。
 「おなら大会するぞ、エイエイオー!」

テンポが良く、とても読みやすいです。

 なかなか一番が決まらないおなら大会、最後に登場したのは・・・おいもの神様!!
 おいもの神様のおならは、ドレミファソラシドの音楽みたい。

読んでいると突然現れたかのようなおいもの神様ですが、
読み返すと・・・・ちゃーんと最初からみんなのそばにいるんです。
2度目は是非、神様を探しながら読んでみてくださいね。

もう息子、大興奮です。
「おなら」がツボにはまった我が息子、 ブォー や プスゥ~ といったいろんな音に大笑いです。
「こがっぱのは『ぷ』だけど、おとうさんのは『ぶりっ』だね」
なんて言っています。
そんな息子がなにやら考えています。。。
「ねぇ。おならってさぁ、、、こがっぱとかおとうさんとか、おとこのひとしかしないんだよね。
おかあさんとか、おんなのひとはしないんだよね~」
えーーーーーっと・・・そうだね


     
 
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間違い探し

2011-04-07 | 絵本
いつも実家に帰省するときは車ですが、今回は新幹線&特急でした。
最近息子は新幹線やら特急やらにとても興味を持つようになったので、
その計画を話すともう大喜びでした。
新幹線何に乗ろうか。N700系?500系?レールスター?お、ひょっとしたら新しいさくらに乗れるかもしれんよ。
「はやぶさ~!!」
それは東北新幹線です。ここでは無理です。
さくらに乗ってみたかったのですが、特急の時間に合わせると難しいので、
レールスターに乗ることにしました。

岡山で乗り換えるので、新幹線の乗車時間は1時間もありません。
あっという間に新幹線タイムは終了しました。
少々不安なのが、特急いなばに乗っている2時間です。
いくら列車が好きといっても、列車を見るのが好きなだけであって、
乗ってしまえばただの椅子。
おとなしい子とはいえ、2時間もつのであろうか。。。
そこで用意したのがトミカプラレールBOOKという
トミカもプラレールも大好きなうちの子のためのような雑誌です。
数日前に購入し、この日のためにずっと家のタンスの中に隠しておいたものです。
シールを貼るページがあったり、クイズがあったり、、、早速食いついています
そんな様子を見ていると・・・・・
眠くなってきました。
ちょっとうつらうつら。。。
「おかあさんっおしえてっっ」
母、現実に戻る。
へっ何???
どうやら間違い探しをやっているようですが、なかなか見つからないみたいです。



間違いは7つ。
車の向きやら、人の位置やら、「いかにも」の部分は簡単に見つけられたのですが
私もあとの2つを見つけることができません。
うーーーーん。
うーーーーーーん。
うーーーーーーーーーん。
このまま本を眺めていたら酔いそうなので、悔しいけれど回答を見てみよう。

えーーっと。歩道橋上の黄緑の服の人の向き
  

ええええっ???これですか???
「人の向き」ってあるけど、この1mm程度の服の模様?Vネック?を見つけろと???
なぜ頭や足はそのままで胸部だけ向きが違う???
「とってもむずかしいちがいがひとつあるよ」と書いてあるけど、難しすぎます。
こりゃぁ大人でも見つけれんよ

で、あと一つは?
1/4直線レールの裏表

  

レールに表裏があるのか。。。
わかるわけがない。
…ということは、さっきの黄緑の服の人は「とってもむずかしいちがい」ではなかったのか。
えーーと、、、本当に幼児向けの雑誌なんだろうか。



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おまけ   岡山駅でたまたま見かけたアンパンマン列車




さきゅうまちへ

2011-03-25 | 絵本
鳥取出身の私。
子どもが生まれたらいつか読んであげようと思っていた1冊です。

 こんとあき ( 林明子 作  福音館書店 )



 ぬいぐるみの「こん」は、おばあちゃんに「あき」のおもりを頼まれてやってきました。
 赤ちゃんだったあきが大きくなるにつれ、こんも古くなっていきます。
 ある日こんの腕がほころびてしまったので、
 こんとあきは二人でさきゅうまちのおばあちゃんのところに行くことにしました。

列車のドアにしっぽを挟まれたり、犬がくわえて持っていったり、、、と
ぬいぐるみならでは(?)のハプニングがあるのですが
「大丈夫、大丈夫」とけなげに言うこんがとてもかわいらしいです。

予想通り、ぬいぐるみ大好きな息子にはツボの絵本でした。
ぬいぐるみと一緒に列車に乗って、しかも旅の目的地が砂丘なんですから!
おお息子よ、鳥取の血が騒ぐか。

絵本に描かれている砂丘、鳥取砂丘みたいだなぁと思っていたら
作者の林明子さんのおばあさんが鳥取の方だそうです。
絵本の中には鳥取の名は出てきませんが、やっぱり嬉しいですね。

ちなみに・・・鳥取市立図書館の利用者カードは『こんとあき』のイラストなんですよ。
ついでに・・・表紙の左端のおじいさん、私の父に似ています。


さてさて、明日から私と息子もさきゅうまちへ行ってきます。
息子は興奮してなかなか寝ようとしませんでしたが、
「早く寝んと鳥取連れて行かんよ!!」と脅し、やっと寝てくれました。
前回の旅行のときと同じように枕元にリュックを置いています。
この中にこんは入っていませんが、おじょこが入っているんですよ


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追加しました。


実家の机の引き出しに入っていた図書館のカードです。
こんとあき小さっ。しかも後姿。
やっぱり主役は砂丘のようです。

おおきくなったら

2011-03-10 | 絵本
大きくなったらキリンになりたいと言っていた息子ですが、
しばらくすると、なりたいものがいろいろと変わってきました。
本屋さん、花屋さん、それから運転席。
運転席?あぁ運転手さんだね。何の運転手さんになりたいの?
「バスと、しんかんせんと、でんしゃと、ひこうき」
ほぉ。そりゃすごい。
みーんな好きだもんね。
というわけで、そんな夢をちょっとだけかなえてくれるこんな本を借りてきました。

 大きな運転席図鑑 きょうからぼくは運転手 (学研)


新幹線やバス、ショベルカー、はしご消防車、飛行機などなど10種類の乗り物の運転席がどーんと見開きで紹介されています。
大きいです。
本を立てかけると、運転席に座っているような感じになります。 


  
                これはスペースシャトルの操縦席


ショベルカーはこのふたつのレバーを前にグーッと前に動かしたら進むんだって。
かたっぽだけ前にしたら、ぐるっと向きを変えるんだって。
と、この本には運転の仕方も書かれています。
他にもどんな人が運転手さんなのか、どんな道具(荷物)を持っているのかなども紹介されていて
普通の乗り物図鑑とは違いへ~。と思うことが多く
なかなか楽しい本です。
運転手さんになりたい子供たち、なりたかった大人たちにお薦めです。


さてさて話は少々変わりますが・・・・・
1月にあった幼稚園での誕生会で、ある絵本をもらいました。
こんなに大きくなりました、と現在の身長や体重、好きな食べ物などいろいろ書き込んでありました。
その中には『おおきくなったら○○になりたいです』のページもあります。
誕生日に先生に「大きくなったら何になりたい?」と聞かれることは知っていたので
おそらく「うんてんしゅになりたい」って書いてあるんだろうな~と思っていたら

  おとうさんとおかあさんになりたいです

と。
ほおおっ
びっくりです。こんな答えだとは。
でもなんだか嬉しいですなぁ。
ね、なんでお母さんになりたいの?
「ハンバーグ、ジューッてやくの」
ははは。なるほどね~。
よし。じゃぁもうちょっと大きくなったらハンバーグの作り方を教えてあげるよ。
鶏の唐揚げも、コロッケも、カレイの煮付けも。
息子は嬉しげです。
んじゃぁ、お父さんは?なんでお父さんになりたいんかなぁ?
「おとうさんになって、ビールのむの!」
・・・・・
父の姿=ビールって、、、良いのか?ダンナよ。


        

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かえるの王さま

2011-02-26 | 絵本
息子が生まれて3ヶ月頃から絵本の読み聞かせをしています。
現在4歳なので、トータルでかなりの数の絵本を読んでいるのでは。。。
しかし、ふと考えてみたら昔話というものをあまり読んでいません。
一応学生時代に日本昔話を研究した私の子なので、日本昔話は必須でしょう。
おまけにグリム童話を原語で読んでみたいというよくわからん理由だけで、
第2外国語にドイツ語を選択した私の子なので、グリム童話も必須でしょう。
おはなしが何話か入った、日本昔話とグリム童話の絵本を図書館で借りてきました。

日本の五大昔話が何であるか、や
『ももたろう』でなぜお供が犬、猿、雉なのか、や、
『さるかにかっせん』に出てくる「早く芽を出せ柿の種~」は成木責めというんだよ、などと
4歳の子どもには全く必要のない昔話豆知識を教えたくなる気持ちを押さえ、
日本昔話を読んでいきます。
どうやら『ももたろう』が気に入ったようです。

日本昔話の方は、よく知っているものばかりだったのですが
グリムの方は、おお、これもグリム童話だったのか、という話が何話かありました。
その中の一つがかえるの王さまでした。

名前は覚えているけど、ん?えーーっと、どんな話だったっけ?

 昔あるお姫様が泉のほとりで遊んでいて、金のまりを落としてしまいました。
 お姫様が悲しんでいると、一匹のカエルがやってきて言いました。
 「もしあなたが僕と一緒にごちそうを食べて、同じベッドで寝てくれるなら、僕がまりを取ってきてあげましょう」
 お姫様がそうするわ、と約束をすると、カエルは水の中にもぐり、まりを取ってきてくれました。

おお。そうだ。こんな話だった。

 しかしお姫様はまりを受け取ると、カエルを置いて帰ってしまいました。

あらぁ。ダメじゃん、姫。

 次の日、カエルがお城にやってきました。
 びっくりした王様にお姫様は昨日のできごとを話しました。
 すると王様は「いったん約束をしたことは守らなければならない」と言いました。

よく言った王様。

 嫌々ながら一緒に食事をするお姫様。
 それを見た王様は言いました。
 「困ったときに助けてくれた相手を嫌がってはいけない」

そうだそうだ。

 食事が終わると、カエルはお姫様の部屋に行きました。
 でもお姫様はどうしても一緒に寝るのが嫌だったので、カエルを力いっぱい壁に投げつけました。
 「いやらしいカエルめ!!」

ひぃぃっ姫なんてことを!!!

 ところが床に落ちたカエルはその瞬間、王子様になりました。
 「私は魔法をかけられて、カエルの姿にさせられていたのです」
 こうしてお姫様はカエルになっていた王子様と結婚し、幸せに暮らしました。

ええええっ!王子いいのか!?その姫で!!

ところどころで突っ込みたい気持ちを抑え、最後まで読みましたが
うーーーーん。。。なんとももやもやが残るお話でした。
結局見た目なの?身分なの?

どこが琴線に触れたのかわかりませんが、息子はこの話を気に入ったようで
何度もリクエストしてきました。
読むのはいいんだけどさぁ、、、将来こんな女の子を結婚相手にしないでもらえたら
母さんは安心なんだけどねぇ。
ま、うちの子が選ばれるほどの見た目と身分になっているかって言われると
なーーんも言えませんが。

           


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