つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

昔も今も変わらない

2017-06-11 | Weblog
AI、人工知能がめざましい進歩である。
だから、ここ十年ほどで社会は様変わりすると思われる。
人間の弱体化が著しくなるのは、便利が高じて負として現れるからである。
それは、‘頼る’という風潮となるからである。今にしてその傾向は出ていて、
先進国総白痴化となりうるものである。
よく痴呆症というのを聞く時代である。それが介護という形で異常に増え続け、
正常な人まで疲れさせ、正しい判断を鈍らせる。
介護疲れで悲しい事件が後を絶たないのも、他に類を見ないほど老人社会となっている現状に、
社会が追い付いていないのである。どうしていけばよいのかまごまごしている間に、
便利が当たり前の社会の逆風に
さらされてきているのである。その歪を埋めるかのように人工知能ロボットが現れてきて、
便利の逆風の穴埋めとするが、便利は高じるもので過剰なる反応となり、
何もできない人間が作られる。知の脆弱は便利の両刃の剣である。
自分で考える曖昧さこそ自由の神髄である。
この曖昧さが不自由であるが故の、高じるものの打破となる。

進歩は常に退歩に向かっていて、進化は退化と一如である。
過程の行き着く先はゼロである。
昨日の私と今日の私に違いはないが、かと言って、違わないわけでもない。
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