つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

聖夜

2012-12-23 | Weblog
聖夜、クリスチャンでもないのだけれど敬虔な気持ちになるものだ。
ピシッと冷え切った夜のしじまに、
ハッピークリスマスの曲が流れて、戦争で傷つく人々の映像が流れる。
身内を亡くし、親しい人を亡くし、涙を流して途方にくれる人々が映る。
果敢に銃を撃つ兵士の姿、崩れ落ちる建物と人、人、人・・・。
地にひれ伏して天を仰ぎ涙する。
ただ呆然自失。
同じ人でありながら悲しみの涙を流しあう。私たちは何をしてきたのだろう?
望みさえすれば戦争は終わるのにと、哀しく曲が心にしみわたる。

宗教というのに境はない。
悲惨さを直視して、だから、君もあなたも喜ぶことに祝おう。
敬虔さを忘れずに、
友愛に思いを馳せて、君のあなたの喜ぶ姿を喜ぶために聖夜を祝う。
省みる夜である。
心のざわめきを吸い込むように、白く涙が降り注ぐ。
ただ深深と静まり返る夜が更ける。
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