町田市本町田に町田三天神の一社として地域内外の多くの人々から崇敬されている「菅原神社」はある。江戸期初頭の寛永7年(1630)近郷の大沢氏が天神像を奉安し、この地を寄進して本町田の鎮守とした。主祭神は学芸の神として広く知られる菅原道真公である。「赤い鳥居」を潜ると急こう配の石段(参道)が続く。正面にまだ木の香がする真新しい「社殿」(前面に拝殿、後方に本殿)がある。社殿の前に「神楽殿」、「参集殿」、左の境内に「愛宕社」が祀られている。また東京都旧跡である「井手の沢古戦場」が建っている。悠久の歴史深かさを今も残す神域、参道のカエデの紅葉、石段のイチョウは鬱金色に輝き晩秋ならではの美しさで包まれている。(1711)
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