菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

桃山学園の建設に関わって、「岩瀬地区の統合も進むのですか?」の質問に答えます

2017年09月18日 17時22分55秒 | 議員活動
 「新しい桜川第50号」の市発注工事請負一覧表の1番目の27億円は何ですかの質問が来ています。
 これは、真壁小学校と紫尾小学校が統合し、さらには桃山中学校が統合し、桃山学園がつくられるための費用です。

建設中の桃山学園校舎

 
 

 ある議員は、「真壁小学校に紫尾小学校がこれば、もっと安くなる」との説明をしていますが、そんな簡単なものではありません。

 この問題の出発点は、、真壁小学校の校舎が耐震化に問題があり、「すぐにも建て替えが必要」になったからです。体育館は応急修理でなんとか持ちこたえたのですが、校舎本体は応急修理でも解決できず、「至急建替えが必要」となったのです。
 要は、子どもの命にかかわることですから、早急な建替え計画が必要になったのです。この点を見過ごして、「お金」のことだけを考えてはいけません。

 なにか厭なことを思い出しませんか。そうです。大和中学校の建替えです。桜川市が発足後、初めに、手をつけた大きな事業が、大和中学校だったのです。私は議員になっていなかった時でしたが、心の中では、大和村は「シトラスなんか作る前に、大和中学校を建設してから合併してくれたら、良かったのに」と思ったものでした。
これはもう終わったことですから、これ以上は言いません。

 学校は建て替えの時、建設費の3分の1が国庫補助になります。ところが、2校が合併して1校にすると国庫補助が2分の1に増えるのです。

 そこに、紫尾小学校が一緒になりたいとの「父母の署名」があり、とんとん拍子に話が進み、小中一貫校の建設となったというわけです。
 もちろん、吸収合併ではなく、対等合併です。吸収合併では、小さな学校に失礼に当たるのはいうまでもありません。

 私の長い教員の経験では、多くのところでは「統廃合反対」の運動が起こるのですが、地元の父母から「統合」の要望がでて、統合ができた稀有な例だと思っています。
 一番印象に残っている統廃合反対運動は、旧関城町の黒子小学校の統廃合です。当時は、「同盟休校」まで行い、テレビが取り上げる大運動になりました。私も、教職員組合の役員をしていた関係で、当時のデモ行進には参加していました。

 では、岩瀬地区の統廃合はどうなるかです。
 議会での、菊池議員の質問に、梅井教育長は、「地元の意見を尊重する」と答弁しています。
 幸い、岩瀬地区の小・中学校は、耐震化に問題ある校舎はありません。ですから、今後の児童減少の推移と、父母意見の推移を見守るしかないという状況です。

 


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