井上圭一著「自衛官が共産党市議になった」を読む

　今日は、明日受付の１２月議会一般質問通告書をつくりました。これについては、明日提出をした後、期をみて紹介いたします。

この本の特徴は、戦争法案にたいする、「現職自衛官」の本音を知ることができることです。

　井上氏が、自衛官の溜り場に出向いて、対面調査をした結果が出ていることです。
　質問したのは、２０１５年６月から７月です。

　井上氏の質問

　私は土浦市議会議員です。議会で安保法制の賛否を問うのですが、どちらに入れたらいいものでしょう？　私は反対に入れるつもりです。

　３０人に聞いて、３０人全員から、反対の回答を聞いていますが、その声が紹介されていますので、いくつか、紹介します。

　陸自３曹・２８歳 : よくわからないですが、なんかやばい気がします。

　空自曹長・５１歳 : 戦争にはならないと思いますが、自分はイヤですね。

　陸自３曹・２５歳 : 退職の相談を上司にしています。家族の意向です。

　陸自士長・２２歳 : この１年で、新隊員が入ってこなくなった。

　陸自１曹・４０歳 : 定年まで安泰の仕事だと思っていたのに、悔しい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


　居酒屋での飲みながらの話
　　
　　●　安倍もバカだけど、中谷（防衛大臣）は完全に裏切り者だ！

　　●　今でもプレッシャーで精神的に辛い。行く身にもなってみろ！人なんか殺したくない。

　　●　素人（国会議員）に決めてほしくない！もし同僚が戦死したら絶対にやめてやる！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　自衛隊官舎で見かけた奥様方

　　●戦死した場合の補償金、派兵帰国後のＰＴＳＤ対策や自殺による因果関係を認めてくれるのか否か。

　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　このような生々しい話を知ることができるのは、著者が元自衛官ならではです。

　ぜひ、一読をお薦めします。