村井説人の日記

最近の私とYahooIDディストリビュート戦略


最近の私の出来事。

1.盗まれたバイクの残債全額の支払いを命じられてへこむ。
2.毎日、飲みが続き 肝臓と胃が悲鳴を上げてる。
3.やるべきことがたくさんあるにも関わらず、なかなか思うように前に進まないもどかしさに、少しいらいら。

そう、今の村井は、あまり「気分爽快」な感じではないのだ。

ここは焦らず、じっくり行くのが吉だと自分に言い聞かせている。
今は、静かにブリザードが過ぎるのを待とうと・・。

凍死だけしないようにしなければならない。

ちなみに、関係ないが村井は、松尾芭蕉の奥の細道が好きだ。
昔、暗記したこの文がなぜか好き。

月日は百代の過客*にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ*馬の口とらえて老をむかふる物*は、日々旅にして、旅を栖とす。古人*も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず・・・

こんなおじいちゃんみたいな思考になってきている自分を振り返り、「早く次のフェーズに行きたい」と心から願う日々をすごしている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

ところで、前置き長くなりましたが、最近の驚きニュースを一つ。



fedpath Rabbitが何か分からない人には、何がなんだか分からないかも知れないが・・・。

まあ、今回の驚きポイントを簡単に説明すると、

Yahooが提供しているサービスではないのに、しかも別ドメインなのに、YahooのIDとパスワードでその他社のサービスを利用できるようになるという点。

この戦略はとても斬新だと思う。
なぜなら、今まで、このような展開は、そのサービスを買収しないと絶対に出来ないと思っていたからだ。うーん。もっと言うと、できないわけではないが、それをしようと誰もしなかったからだ。

今回のニュースは、そんな概念をいとも簡単に崩し、かつ簡単に実現してしまった点にすごさがある。

しかもこれは、YahooIDだからこそできた可能性が高い施策。
自社の強みを最大限に生かした施策といえる。
YahooIDに、決済がついてるところなんかも憎い仕掛け。

当然この施策。
Yahooが儲かる仕組みになるし、各サービスにおいても、Yahooが既に獲得しているユーザーに容易にリーチできたりするから、それはそれでお得なのだ。つまりWIN×WINのビジネスモデルがここにはある。

このニュースを聞いて、大げさでなく
「新たなweb覇権争いの火蓋が気って落とされた」ような感じがしたのは村井だけじゃないはず。それだけ、新鮮で次のビジネスのインスピレーションを喚起させるニュースでした。

尚、各Yahooの競合サービスは、この戦略を知ったことで、一層危機感を強めているのではないだろうか。

なぜなら、ぼやぼやしてると、「ID」と言う新たなマーケットの分野でもYahooの一人勝ちが起きてしまう可能性があるからだ。それを阻止する為にも、各社のIDを使った新たな戦略が打ち出されてくるだろう。

とても楽しみだ。
日本のWEBサービスの大半が、YahooIDでログインできるようになる日が来たとしたら、それはそれで、便利なような気もする。気持ち悪いことこの上ないが・・・w

ちなみに、このIDディストリビュート施策。
最近はやりのAPIを使っているようだ。なんだか、GoogleのOpenSocialが最近は脚光を浴びているけど、この手の展開が今は熱いね。

なんでもかんでもAPI公開すれば良いというものではないけど、キーファクターを公開して、ビジネスに繋げるという、新たなビジネススキームの構築がトレンドになりつつある。

このIDの展開は、ますます、市場の淘汰が進む予感もするが、逆にこのスピード感と斬新さがあるからこそ、村井は、WEBビジネスの世界からなかなか足を洗えないのかもしれない・・・と思ってみたりもしたりした。

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