続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『デュシャン』

2016-11-07 06:32:28 | 美術ノート

 『デュシャン』

 裸婦と着衣のデュシャンが向かい合ってチェスをしており、その向こうにデュシャンの仕事(作品)が垣間見えている。

 デュシャンの世界観、わたくしは男であるが、女への変身願望を抱いている。しかし、明らかに男である自分が女に変身しようとしても決定的な相違がある。
 越えられない壁は裸婦と自分が向き合う向こう側の作品に見ることが可能であるが、鑑賞者がそれを認知しうるか否かは(わたしにとって)問題外である。

 根本的な性の追及、男であることは女を通してしか証明されず、女もまた然りではないか。
 大気(ガス)に包まれた水地球の生物である人間の性、回転する地球の水とガスは重力圏内に与えられた必須の条件である。その領域に誕生した人間という生物の不思議は男女の性によって連鎖を遂げている。

 わたくし(デュシャン)は彼女(裸婦)であり、彼女(裸婦)はわたくし(デュシャン)である。ゆえにこの写真は好奇的に撮らせたものではなく、自然回帰の根本への《問いであり答えである》


(写真は『DUCHAMP』ジャニス・ミンク/TASCHENより)

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『銀河鉄道の夜』289。 | トップ | 少しづつ・・・。 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

美術ノート」カテゴリの最新記事