続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

月江姉。

2012-12-29 07:08:29 | 日常
 月江お姉さんは敬虔なクリスチャンである。故に彼女から漏れでる言葉はすべて神の恩恵(ご加護)と言っても過言ではない。

 一年に一度クリスマスカードの交換があり、その後、必ず掛けて来てくれる電話・・・。
 カードには必ず成句が添えられ、神への厚い信頼が述べられている。
「神さまは生きているときも死んでいくときもわたしを守ってくださるから、死ぬことも少しも怖くない」と、きっぱり。

 話の途中には「聖書の○○の何章にはこういう言葉が述べられている」ということが繰り返され、会話というより教えを受けている感じになる。お姉さんは聖書を繰り返し読み、就寝前にも夫に読み聞かせているという。
 どんなことがあっても《必ず神さまがわたしを守ってくださる》という強い信念が、一人アメリカに渡った姉を支え、平安をもたらしたことは紛れもない事実であるらしい。

 ダンサーであり歌も吹き込んだという今でいうアイドルだった姉を、地道で強靭な精神力へと導いてくれた聖書・・・「わたしは神さま無しには、一時間も生きていられないわ」と、昨日の電話。

 キリスト教を身を以て享受している。お姉さんの中で、神さま・聖霊・イエスさまは何にも換えがたい全てなのだと思う。


 あるときわたしが、「ローマ教皇が人類の祖は猿だってことをお認めになったそうよ」と言ったら、
「人類の祖はアダムとイブであって、猿が人の祖先なんて話は信じられないわ」と一笑に付した姉。

「教会の偉い方がね、わたしに向かって”I love you”って言ってくれたの」と話してくれた姉。わたしもお姉さんを大好きです!

『洞熊学校を卒業した三人』48。

2012-12-29 06:59:18 | 宮沢賢治
 するとなめくぢが云ひました。
「あげますともあげますとも、さあ、おあがりなさい。」
「あゝありがとうございます。助かります。」と云ひながらかたつむりはふきのつゆをどくどくのみました。
おあがりなさい。「もっとああなたと私とは云はば兄弟。ハッハハ。さあ、も巣子sおあがりなさい。」となめくぢが云ひました。
「そんならも少しいたゞきます。あゝありがとうございます。」と云ひながらかたつむりはも少しのみました。

☆運(めぐりあわせ)を叙べる。
 運(めぐる)死の運(運命)。
 教えの題(テーマ)は、照(あまねく光があたる=平等)ことの薀(奥義)である。

『城』1138。

2012-12-29 06:24:26 | カフカ覚書
「あの子に文句を言ってやったんですが、あの子は、夢想的すぎて、おまけに満足すろということを知らないんですわ。ところが、わたしは、クラムのところへ呼ばれたのはたった三度なんですよ。その後、あの人は、ぱったりとわたしを呼んでくれなくなってしまいました。

 満足するということを知らない/ungenugsam→angenehm/嬉しい、快い。
 三度/dreimal→drang mal/圧迫、痕。
 呼ぶ/rufen→ruhen/休む。

☆あの子(平和)に問いかけたんですが、熱狂的かつ嬉しいというんです。氏族には圧迫の痕(傷痕)があります。その後、わたしに安穏はありません。