続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

懐かしい人。

2011-12-28 07:07:55 | 日常
 いくら不景気でも、やはり年の暮れ。人の往来が多い商店街、ひょっと思いがけない人に出合うことがある。

(ああ、あの人だ。中学で一緒だったけど、もう長いこと会うこともなかった級友・・・)

 名前も忘れてしまったのに、懐かしい面影だけは何故か中学生のときのまま。でもやっぱり少し背を曲げて寒風吹きすさぶ中を大荷物で道路を渡っていった。あの人は確かにわたしの知っている人だとつぶやく。

 あの人も横須賀を離れることなく、一緒にこの年月を暮らして来たのだと思うと何となく感慨深い。

 最初から老けていたのではない、わたしが証明する。一緒に笑い転げ、ボール遊びをした仲間、友人だったクラスメート。

 
 雑踏の中で過ぎった級友の横顔。
 瞬く間に雑踏に消えた人・・・。
 
 また会うことがあるだろうか?行き交うわたし達はみんな現代を生きる旅人にすぎない。

『風の又三郎』195。

2011-12-28 06:51:25 | 宮沢賢治
 馬はすこし行くと立ちどまりさうになりました。みんなもすこしはあはあしましたがこらへてまた馬を追ひました。すろといつか馬はぐるっとさっきの小高いところをまはってさっき四人ではひって来たどての切れた所へ来たのです。

 馬はウマと読んで、午(十二支の第七→die、死地)、あるいはバと読んで、場(空間)
 
☆死地の光は流れている。死地の場(空間)の照(光)は死の神、雷(神なり)である。
 説(主張、話)としての諸(もろもろ)の雷(神なり)。

『城』697。

2011-12-28 06:25:55 | カフカ覚書
だけど、ほんとうにあの人を見ることはできないでしょう。これは、わたしが思いあがって言っているんじゃありませんよ。そう言うわたし自身だって、とてもできっこないのです。

 思いあがる/Uberhebung→Aberkennung/略奪する。

☆だけど、ほんとうはクラム(氏族、先祖)を見ることはできないでしょう。これは、わたしが略奪しようといて言っているんじゃありませんよ。そういうわたし自身だって、とてもできっこないのです。