
昨夜から花散らしの風雨がつづいています。荒れ模様になる前に、昨日近くの公園で見ごろを迎えた糸桜を拝んでまいりました。閑静な住宅街にそぐわない妖艶な姿です。朝の早い時間でしたから、花見客はわたしひとりだけ。こころゆくまで花と対話することができました。
四月八日は花まつり。お釈迦さまのお生まれになった日です。この日、各地のお寺で灌仏会(かんぶつえ)や花会式(はなえしき)などが行われて、甘茶をいただきます。旧暦の花まつりは新暦五月中旬なのですけど、「花まつり」の名から、桜の咲きほこる新暦四月八日のほうがふさわしいのかもしれません。
わたしも、お釈迦さまの教えから学ぶことが多いので、お祝いと感謝の気持ちから写経をすることにいたしました。
「一字蓮台」という写経があるのをご存知でしょうか。装飾経という写経法のひとつで、お経の一字を一仏に見立てて、彩色したちいさな蓮の花の上に経文を一文字ずつのせたものです。古いものでは、平安時代後期の「一字蓮台法華経」があります。
一字一字をそれぞれ仏とみる‥というよりは、お経そのものが仏であり、よって一字もおろそかにしてはならない。という考えのもとに、こうした写経法が生まれたような気がします。
そこで、花まつりによせて「一字桜台」というのをおもいつきました。一字一字を桜の花の上にのせるのです。一字写すごとに、桜のはんこを押して‥ 手間はかかりましたけど、こんなふうになりました。

‥写経用紙はお花でいっぱい ^^
「こんなことをして」と、お釈迦さまはびっくりされるかしら。
願いごとをしたため、いずれどちらかのお寺に納めたいとおもっています。









