雪月花 季節を感じて

2005〜2011年   

和菓子の日

2007年06月14日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
  
 週間天気予報を見ますと、くもりと雨のマークがつづいていて、どうやら関東地方も梅雨の入りとなりそうです。昨日までの晴天を最大限利用して、お布団やおざぶとんをきれいにしておきましたので、すっきりとした気分で雨の季節を迎えられそうです ^^


 六月十六日は和菓子の日です。ふだんのおやつは洋菓子という方も、この日はぜひ旬の和菓子を味わってくださいね。

 昨年はとらやの嘉祥饅頭を予約したのですけれども、今年はいただきものの京都と金沢の落雁二種を薄茶とともに楽しんでいます。和三盆を贅沢につかった逸品は、お口の中でふぅわり甘〜くとけてゆきます ^^ お気に入りの桔梗の平茶碗と、藤色のガラス製の冷茶茶碗の出番が多くなるのもこの季節。今日はその平茶碗に薄茶を点てて、消しゴムはんこでつくった半年分の和菓子暦をつくってみました。

 みなさまの思い出の和菓子は何ですか?
 記憶をたどりますと、余ってしまったお正月用のおもちを入れたぜんざい、母の手づくりのぼたもちやわらびもち、祖母のよもぎもちが思い出されます。おやつ版おふくろの味、でしょうか。母のぼたもちは、餡だけのものと、餡をさらに黄な粉でつつんだものの二種があり、これをごはん代わりに三つくらいペロリと食べていました。わらびもちはわたしの大好物。これを食さないことには夏が来ないとさえ思っています。よもぎもちは祖母の思い出そのままです。弟をおぶった祖母と一緒に裏山までよもぎを摘みに行ったこともありました。祖母が元気なころは、毎春つぶし餡入りのよもぎもちを送ってくれました。おもちがかたくなっても、オーブントースターで焼けば大丈夫。焼いているうちに部屋中よもぎのこうばしい香でいっぱいになり、徐々におもちがふくらんで、中からあんこがちゅ、と飛び出すころが食べごろなのでした♪

 草餅の濃きも淡きも母つくる (山口青邨)

 和菓子は長い歴史のさまざまな舞台に登場してきました。豊臣秀吉は、晩年の六月十六日に諸侯たちに嘉祥菓子をふるまいながら、死後は息子の秀頼に家督を継がせたいと涙ながらに語ったそうですけれども、そののち徳川家康が、同じように嘉祥の儀で大勢の家臣たちに和菓子をふるまい、その翌年、豊臣家は秀頼もろとも家康によって滅ぼされてしまいます。
 また、これからの季節は寒天をつかった見た目に涼しいお菓子が出回りますけれども、「寒天」という名は、日本黄檗宗(禅宗)の祖・白隠禅師によって命名されました。“寒晒しのところてん”だから「寒天」なのだとか。これらはいずれも『和菓子ものがたり』(中山圭子著、朝日文庫 ※)という本から知ったことなのですが、一冊の立派な本になるほど、和菓子にまつわるエピソードや菓銘の由来などは枚挙にいとまがありません。


 六月の晦日に、ういろう製の「水無月」というお菓子をいただく習慣もありますが、嘉祥菓子も水無月も、蒸し暑い季節に蔓延しやすい疫病や身の穢れを祓うためにつくられたお菓子です。菓子にこめられたむかしの人たちの祈りや願いに思いをいたしつつ、有難くいただきたいものですね。

 水無月のなごしのはらへする人は 千歳のいのち延ぶといふなり
 (『拾遺和歌集』)

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 一筆箋


※ 『和菓子ものがたり』 は さくら書房 で紹介しています。
 
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15 コメント

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わあ〜 (かめひろふさ)
2007-06-14 13:03:02
っと叫んでしまいました。
かわいく書けていて御菓子が喜んでいると思います。
こちらまでうれしくなります。
ありがとうございます。
willow?! (夕ひばり)
2007-06-14 15:31:50
こんにちは。
いよいよ梅雨入りでしょうか・・・奥多摩の山々は、まるで墨絵のような濃淡に煙っていて美しいですよ。

消しゴムはんこの和菓子暦、可愛らしいですね!
こうして並べてみると、暖かな色から涼しげな色へと変化している様子がよく分かります。確かに和菓子は季節感を大切にしていると。

思い出というほどではありませんが、ういろうは父が新宿のデパ地下でよく買ってきてくれた懐かしい和菓子。「青柳」のものです。
中学生になり英語に接するようになって、青柳→やなぎ→willow→ういろう?!なんて思ったり・・・
雪月花さんには発音をチェックされそうですが(笑)

小さい頃、小豆餡が苦手でした。そんな私でも好きだったのは黄身しぐれ。黄身餡は今でも大好き♪
ひよこみたいな愛らしさ、断面の配色もモダンで素敵だと思います。
和菓子 (吉天)
2007-06-14 17:43:33
今日は。
昼過ぎから、しとしと雨です。梅雨に入ったのでしょう。和菓子は季節にあわせてつくられる芸術品です。消しゴムはんこで、月ごとに追っかけてこられた御菓子は、これも芸術ですね。和の心が、創作にかりたてる菓子職人の心意気が見事に一個の和菓子に結ばれて、即お口に入れてしまうのはもったいない思いです。 一方お家で作る素朴な草餅や、お団子も母や、祖母の味がしのばれて格別です。
昨日は、日曜日に大雨に降られた本土寺(あじさい寺)に、再挑戦し行ってまいりました。あじさいや、菖蒲を堪能してまいりました。参道の漬物やお団子の店で、ヨモギ入りの白玉粉を求め、今日かみさんが、白玉をつくり小豆餡をのせて三時のおやつにいただきました。いつもは、白い白玉が、緑のヨモギで緑玉です。
どれも大好きで! (硯水亭)
2007-06-14 19:34:27
     雪月花さま

 和菓子は大好物です。何でも戴きますが、最も懐かしいのはやはり櫻餅でしょうか。長命寺櫻餅に慣れておりまして、隅田川を挟んでおりますから、櫻の葉を剥かないのは、都心にいる人で、隅田川の川(皮)向こうでは皮を剥くんだと教えられ、ずっとまじに信じておりました。可笑しいですね。それから大人になって道明寺もあるんだと知ったのですが、やはり長命寺の山本やの方が口に合うような気がしています。死んだ母が好きでよく戴きました。甘い餡に対してしょっぱい櫻葉がよく合い、三枚の葉ごと戴いた思いばっかりです。京都でもそこらじゅうのを食べ歩きましたねぇ。夏場には鍵善良房の黒蜜入り葛きりが美味しいかなぁ。それから岡山の宗家・源吉兆庵の白桃の入った水菓子が夏場には大々好きです。素朴な味もいいですね!金沢発の干菓子もお抹茶とともに戴きます。和菓子は和歌とともにあると伺ったことがあります。和歌の心を表現すると。但しお酒を飲む前は一切食べません。辛口の酒に合わないからです。和菓子は心が静謐な時にゆっくりとと言うのが本筋でありましょう。

 それと和菓子と器は大切なことですね。和菓子が引き立つような器をしっかりと選ぶべきで、替え箸や取り皿や菓子楊枝などにも気をつけたいものですね。四季折々の風趣を最大限に生かすべきかと。
季節の便り (陶猫)
2007-06-14 21:42:40
和菓子の季節感は大好きです。

先日私が行った和菓子屋さんには紫陽花の和菓子が花盛りでした。
紫陽花一つの表現でも様々なバリエーションがあるのでしょうから、
あちこちの和菓子屋さんを渡り歩いて、
いろんな紫陽花を見つけても良いのかな...なんて思いました(笑)

和菓子に季節を教えてもらうこともよくあります。
手のひらに納まる小さな季節、じっくり味わいたいですね。
和菓子あれこれ (雪月花)
2007-06-15 08:15:53
この機会に、和菓子のことを学べるサイトを下記にご紹介しておきます。

 「とらや」
 http://www.toraya-group.co.jp/

 「全国和菓子協会」
 http://www.wagashi.or.jp/top.htm

 「京菓子協同組合」
 http://www.kyogashi.or.jp/index.html

 「和菓子ミュージアム」
 http://www.kanshundo.co.jp/museum/index.htm

目で見るだけではもの足りなくなったら、お近くの和菓子店へお出かけくださいね。お好きなお茶とともに、五感を研ぎ澄ませてゆっくりとお召し上がりくださいませ ^^

> かめひろふささん、
近江和菓子処の女将によろこんでいただけて光栄です、有難うございます ^^ かめひろふささんのお店の嘉祥菓子も気になります。ブログに掲載されるのかしらん?

> 夕ひばりさん、
いただいたコメントを拝見して、奥多摩の山々の緑が恋しくなりました。青梅や奥多摩のみずみずしい里山の風景は、その地に庵を結んだ川合玉堂の山水画と結びついて、郷愁をおぼえます。
青梅の学校に勤めていましたころは、和菓子は「満ち多(まちだ)」(http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/3713.htm)と「紅梅苑」にしばしばお世話になりました。紅梅苑はいまも梅花の季節に訪れますけど、満ち多さんはすっかりご無沙汰しています。お店も当時と変わっているかもしれませんね。
ふふふ、夕ひばりさんのういろうの語源新説は楽しいです♪ 英語は大嫌いなので、どうか発音のことなんて聞かないでくださいね(笑 わたしは、初めて「名古屋名物 ういろう」をお土産にいただいたとき、「不思議な食べもの‥ これがお菓子?」とビックリ。ところが、のちにういろうの本家本元がじつは名古屋でなく小田原と知って、ますますビックリ! 歴史もかなり古いようです。小田原在の外郎家のホームページもありますよ。ういろうって、もとはお薬だったようですね。 → http://www.uirou.co.jp/
そうそう、和菓子は切り口の美しさも見逃せません。雪月花庵では、夕ひばりさんのために黄味しぐれを用意してお待ちしております ^^

> 吉天さん、
ようやく、梅雨入りですね。梅雨入り寸前に美容院へ出かけて髪にアイロンをあててもらいましたから、頭が軽くなりました ^^ゞ
本土寺へゆかれたのですね。久しぶりの雨にうたれながら、紫陽花も菖蒲もにこやかに吉天さんと奥さまを迎えてくれたことでしょう。ヨモギの香の緑玉は、じめじめの雨の季節にうってつけの清々しいお味でしょうね! くぅ〜おいしそう、お腹が鳴りそうです ^^; 気の利く奥さまとお幸せな吉天さん♪ わたしの主人も甘党で和菓子を食べますけど、せっかくの上生菓子も、ちょっとも味わわずにペロリとひと口かふた口で食べちゃうんですよ。本人は「おいしい〜」と申しますので、それでよいのかもしれませんけれども‥(笑

> 硯水亭さん、
硯水亭さんの和菓子談義をうかがっていましたら、ますますお腹がすきました‥ ^^; 落雁だけでは足りなくなりそうなので、16日はご近所の和菓子店をいくつかめぐることにいたしましょう!
桜餅がお母さまのお味と結びつくなんて、硯水亭さんらしいですね。‥あ、櫻灯路さまが「僕にも言わせて!」と天から舞い下りてきそう‥ ^^ 隅田川をへだてて云々‥は愉快なお話ですね。漱石の句「春の川へだてて男女かな」をもじって、「桜もち川をへだてて江戸と鄙」でしょうか(笑 わたしは母の影響で関西の味好みのせいか、桜餅といえば道明寺なんですよ。あの桜色のツブツブのもち米と餡がないまぜになった食感がたまらなく好きです。仕事帰りに表参道駅構内のお店に寄り、毎日のように道明寺を買っていたこともありました。仕事に疲れますと、甘いものを口にしたくなりますよね。
修行中の和菓子職人さんが『小倉百人一首』をすべて和菓子で表現できるようになれば一人前、と聞いたことがあります。このすばらしい菓子文化を担ってゆくためには、季節感だけでなく、歴史・古典・和歌に精通することが必須条件なのでしょうね。それは、作り手だけでなくお菓子をいただく側にとってもたいせつなことで、硯水亭さんのおっしゃるように、お茶とお菓子を最大限引き立てる工夫をしたいものです。

> 陶猫さん、
お久しぶりです、こんにちは。コメントをうれしく拝見いたしました。お元気そうで何よりです。
紫陽花の意匠の和菓子めぐりは楽しそうですね♪ 色とりどりのコンペイトウを使ったものや、きんとん、錦玉が主流でしょうけれど、そのほかにもアイデアがありそう。16日は近所の和菓子店をいくつかまわってみるつもりなので、なにか発見があるかもしれません。
わたしがよく立ち寄る和菓子店では、かならず旬のものと季節を先取りしたものがショーケースに並んでいて、和菓子は“季節のうつろい”を表現するものなのだなとつくづく思います。
論外の和菓子。 (道草)
2007-06-15 09:53:52
これまでに幾つかの和菓子は食べました。そのどれもがそれぞれに風味があり、忘れ難いものがあります。先日の高校の同窓会では、50周年を記念して校章と同窓会の名称を刻印した菊水総本店謹製なる「瓦煎餅」が配られ、これなども和菓子の部類なのでしょうか。味はまずまずでしたが。
私にとって最も記憶に残っているのは、黄粉(きなこ)の串団子です。これが和菓子と呼べるかどうか。むしろ駄菓子に近いのでしょうけど、私には生涯に渡って忘れられないものとして残っています。
父の弟の叔父が二十歳で応召したのは昭和十六年で、私が四歳の頃でした。その前日に、叔父と親族が十名ばかりで東山の護国神社へ参拝しました。その後、社務所で黄粉の串団子が二本ずつ配られたのです。既に砂糖などの甘味類は完全に姿を消していて、本来は家畜の餌である生臭い豆粕がおやつになっていました。出征兵士には特別の振る舞いだったのでしょう。サッカリンかズルチンの味付けでも、黄粉の団子は思わず目を瞑(つむ)るほども甘く思えました。一本の串に三個付いている団子を二本とも瞬く間に食べてしまつた私は、皿に零(こぼ)れた黄粉もきれいに舐めました。そして、叔父の皿に残っていた黄粉にも手を出して舐めたのです。その日、他の従兄弟達は来ていなくて、子供は私一人でした。そして他の大人達の皿にまで手を伸ばした私を、誰もが黙って見ているばかりでした。しかし調子に乗った私の手の甲を、思い切り父に抓(つね)られました。慌てて手を引っ込めた私はさすがに恥かしくなって首を竦めましたが、皆は苦笑するばかりでした。あの時、大人達もきっと皿の黄粉を舐めたかったのでしょう。その頃はそれほど甘い物味が少なくなり、それどころか、あらゆる食べ物が欠乏していました。しかし、大人としてはそんな端たない行為は出来るはずもありません。私を咎めた父でさえ、皿の黄粉まで舐めてしまった子供の私が内心では羨ましかったのではないか、と今にして思います。
生れた国を後にして見知らぬ戦地へ出征して行く叔父の目は、眼鏡の奥でずっと私に優しく笑い掛けていました。その三年後に戦死した叔父が、あの時の串団子のことを覚えていたかどうかは分かりません。ただ、私にとっては優しかった叔父の記憶と共に、皿の黄粉まで舐めてしまったあの時の串団子が、私の「和菓子」なのです。お恥かしい話で申し訳ありません。
厄除招福 (peco)
2007-06-16 05:54:26
雪月花さま

はじめまして
先日の「紫の花」に続き、今回も素敵な記事をTBしていただきありがとうございました。
和菓子の日は一般にはさほど知られていないように思います。なんだか和菓子屋さんの行事のようですが、実は嘉祥年間に始まる厄除け招福の行事なのですね。
美味しく和菓子をいただいて幸せが呼べる・・・なんとも楽しい一日です。^^
水無月 (紫草)
2007-06-16 12:31:43
中国の虚堂禅師は、庵の門のところまで友を見送り「竹、君が為葉々清風を起こす」といって、清風を餞別にしたといいます。梅雨といっても夏のような暑さが続く日々ですが、茶の湯では、この六月にのみ使われるお菓子「水無月」があります。小麦粉に砂糖を入れ小豆を散らして蒸し上げたものですが、それを三角形に切り、いかにも氷室から切り出した氷のような涼やかさを賞味いたします。 余談ですが元NHKのあった愛宕山に穴ぐらを堀、そこを氷室として使用していたそうです。
季節を詠う (しおん)
2007-06-16 16:41:28
はじめまして、しおんと申します。
とても素敵なブログですね。

色や形から感じる“目”で楽しむ季節感、そして銘を聞き“耳”で感じる季節感、そしてお菓子を頂き“口”で楽しむ季節感 
和菓子は季節を詠う日本人の感性がつくりだしたすばらしい文化ですね。

私もお茶のお稽古を通じて、味わうだけの楽しみではなく、和菓子に込められた季節感を少しずつ勉強させていただいてます。

奈良にはたくさんのお寺やお社がありますが、その年中行事とともに広まったお菓子もまた地元の人にとっては季節を感じる大切なお菓子となっています。

とても心ひかれるタイトルとかわいらしい絵に、思わずコメントしてしまいました。

和菓子の日のおまけ (雪月花)
2007-06-16 17:09:21
今日は和菓子の日。午前中から主人と散歩に出まして、途上の和菓子店に立ち寄って「若鮎」と町の名物「菊紋どら焼」を買い求めましたら、全国和菓子協会製の絵はがきセット(非売品)をおまけ?でいただきました。なんてラッキーなのでしょう〜! 春夏秋冬の上生菓子の挿絵入りのはがきセットは八枚入りで、一枚一枚すべて挿絵がちがいます。う〜ん、和菓子協会もなかなか粋なはからいをするものですね。うふふ、今日はなんだかイイ気分♪です ^^

> 道草さん、こんにちは。
黄な粉の串団子のお話はせつないですね。わたしにとって草餅が祖母の味であるように、道草さんにとって黄な粉は叔父さまの味なのでしょう。
わたしも子どものころから黄な粉は大好きで、わらびもちや焼餅を食べた後に、お皿に残った黄な粉は匙ですくってきれいに食べましたよ。(いちおう女の子でしたから、お皿を舐めると叱られましたから) 口の中がパフパフになって、時折ノドにつまらせて咳こむと、たいへんなことになりましたけれども‥(笑
上品な和菓子の味をおぼえたのは、お茶のお稽古を始めてからで、それまではわたしも和菓子のおやつといえばお団子やお饅頭などの駄菓子です。お団子は、江戸風の甘辛のタレが苦手で、餡のものばかり食べました。当時は一本数十円で売られていましたから、子どものおこづかいでも買えたのです。父方の親戚が関西に多くおりましたので、「そばぼうろ」はいつも家にありましたよ。なつかしい味です。
ある和菓子店を訪れた子どもが、「餡ってキモイ(=気持ち悪い)から嫌い」とお店の人に言ったそうです。現代っ子は高級な洋菓子やスナック菓子に恵まれていて、餡など食べる機会がないのでしょうね。お母さんも、わざわざ家庭で餡をつくったりしないのかもしれません。町のちいさな和菓子店は、工夫をしなければ存続できなくなりそうで心配です。
京都の夏菓子は見た目に涼しいものばかりで、おかげさまでいまからとっても楽しみにしています〜 ^^

> pecoさん、ようこそ。
ご訪問&コメントを有難うございます。和菓子専門のpecoさんのサイトがとてもステキでしたので、ついつづけてトラクバックを送ってしまいました、ごめんなさい。コメント欄を開けていらっしゃらないようですので、ここでご挨拶をさせてくださいね。
近江のたねやさんの「吉祥嘉祥」は初めて拝見しました。お味はいかがでしたか。白色のお団子の上に桜色の道明寺をのせた意匠が新鮮で、何らかの意味がこめられているのでしょうね。箱のかたちにもこだわって、たねやさんらしい演出ですし、菓子皿にきれいに盛られて、お菓子も幸せそうです ^^
お写真もきれいで毎回楽しみに拝見しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

> 紫草さん、こんにちは。
梅雨入りしたばかりですのに、しばらく梅雨の晴れ間がつづきそうですね。梅雨も後半になると降雨量が増えるといいますけれども、このままでは水不足がほんとうに心配です。
「葉々清風」のお話は清々しいです。荘子に「君子の交わりは淡きごと水のごとく、小人の交わりは甘きこと醴(れい)のごとし」 がありますけれども、まさに君子の交わりのような交友が感じられます。
愛宕山に氷室があったなんて知りませんでした。いまでは信じられないようなお話ですけれども、標高26メートル、6,000坪の敷地を有す都内でもっとも高い山だそうですね。いつごろまで氷室は存在していたのでしょうか。
今月晦日に、忘れずに「水無月」のお菓子をいただくつもりです。

> しおんさん、はじめまして。
古都・奈良からようこそお越しくださいました。コメントをうれしく拝見いたしました、有難うございます。
奈良でお茶に親しんでいられるしおんさんのことですから、和菓子という五感の芸術を、日々存分に味わっていらっしゃることでしょう。お菓子をいただく側も、歴史、古典、和歌などに親しみ、作り手と亭主の気持ちを十分くみとりながら、お茶のひとときを高めてゆきたいものですね。奈良に古くから伝わる和菓子には、どんなものがあるのでしょう。
後日あらためてそちらへうかがってご挨拶をさせていただきますね。奈良のお話を聞かせてください。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
美味しそう〜! (カリン)
2007-06-17 22:08:08
子供の頃、春になるとつくしやよもぎをよく採りに行きました〜
日本人にとって香りってとても大事なエッセンスなんでしょうね・・・
寒天は去年、ダイエットにいいとかですごいブームでしたね。(私もそれに乗っかってましたが・・・)
自家製の水羊羹も意外と簡単で、お菓子作りの苦手な私にも作れるくらい・・・
洋菓子に比べれば和菓子はカロリーも少ないし、なんといっても見た目がとても美しいと思います。。。


夏の和菓子を手づくりで (雪月花)
2007-06-18 10:43:14
> カリンさん、こんにちは。
そういえば、寒天ダイエットなるものが流行した時期がありましたね。そのブームが、ヘルシーな和菓子というイメージと結びつかなかったことが残念でしたけれども。
カリンさんのおっしゃるように、寒天を使ったものや、わらびもち、白玉など、夏の涼菓子は簡単に手づくりできるものが多いので、わたしも作りますよ。青磁や白磁、あるいはガラスの器などに菓子を盛って涼感を演出すれば、ますます涼しいお茶のひとときになりそうですね ^^
愉しい梅仕事・・ (ささ舟)
2007-06-19 11:52:35
こんにちは。
雪洞を飾したような柏葉あじさいが咲きました。濃青のブルーセージーとの見事なコントラストを愉しんでいます。
雪月花さまの可愛い和菓子とお薄茶でほっこりいたしました。桔梗のお茶碗素敵ですね^^
以前は六月三十日に水無月が店頭に並べられるのを楽しみに待っていましたが、近年は月初めから売られるようになり、仕来たりが少しずつ消えて行くのがちょっとさみしい気がします。そーいう私も早、白、お茶、黒砂糖の三色を全部いただきました。
ここ3日ほどは梅の仕事(?)に過かっていました。
毎年の梅酒、2〜3年に一度の梅干、そして今年は煮梅を作っています。これは手がかかるだけに(3日)、とろーりとした絶品のおやつ梅です。上手に出来ますかしら・・・ね。
RE: 愉しい梅仕事‥ (雪月花)
2007-06-20 07:51:03
> ささ舟さん、おはようございます。
お暑うございます。わが家では数日前から扇風機をまわすようになりました。京都もさぞかし蒸すことでしょうね。お庭の柏葉あじさいは円錐形の八重白花でしょうか。紫陽花もたくさんの品種が出回っておりますね。数年前、母が花屋の店先で「プリンセス・クミコ」と名づけられた橙色の紫陽花を見つけて知らせてくれたことがありました ^^
桔梗のお茶碗は京都のものなんですよ。おかげさまで嵯峨野十景を存分に味わい、楽しませていただいております。
梅仕事にいそしんでおられたのですね。煮梅とは青梅の甘露煮のことでしょうか。美味しそう〜! 三日も煮詰めていれば、お台所は梅の香でいっぱいでしょうね。わが家は近所の梅林で拾ってきた数個の梅が熟して、よい香を放っております。でも、梅仕事は毎年母任せ。昨年は梅ジュースと梅ジャムをつくってもらいました。今年も期待して待っております ^^ゞ

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