あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 島根半島連泊キャンプツーリング_絶景の夕日堪能&加賀の潜戸

2017年05月04日 | 旅するシーカヤック
2017年5月2日(火) 今日から島根半島でのキャンプツーリングに出発。
初日は風が強い予報なので最初からシーカヤックは諦め、自転車も積んでいくことに。

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いつものように朝早く家を出て、北へと向かう。
快適なドライブを楽しみ、お気に入りのキャンプ地である馴染みの浜に到着した。

少し風はあるものの、東寄りの風なので、場所を選べば漕ぎ出せそうな感じである。


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じゃあ、ということで東風なら風裏になるエリアへ。

芸予ブルーならぬ、島根半島ブルーが美しい日本海。
これなら海のお散歩が楽しめそうである。


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今日は風が強い予報なので、残念ながら自転車と思っていたが、運良く漕ぎ出せることになり満面の笑みで出艇準備。

なんといっても、今回が今年の島根半島デビューなのである。
普段の年なら、3月位には穏やかになる週末があり、島根半島ツーリングを楽しめるのだが、今年は風が強くなかなかチャンスがなかったのだ。

久しぶりの日本海は、透明度が高く最高のコンディション。

風裏とはいえ、回り込んでくる風こそあるものの、これくらいなら全く問題ないレベル。

島根半島ブルーの海を、手に馴染んだパドル、アークティックウインドで漕ぎ進む。


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それにしても、やっぱりシーカヤックは気持ちええなあ!

こんな良い景色の海を独り占めできるなんて、なんて贅沢な時間なのだろうか。

芸予諸島、瀬戸内海とは全く雰囲気の違う海の散歩を堪能する。

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さて、そろそろ戻るとしようか。

岸沿いの狭い水路に入り、

小さな神社の前で、旅の安全を祈願する。

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シーカヤックを引き上げ、潮をタオルで拭いてしばし乾燥させる。
その間は、漁港の片隅で日向ぼっこを楽しむ。

野波の集落で買い出しをし、キャンプ地の浜に戻ると、お昼ご飯。

まずはビールで独り乾杯!

小波海水浴場のお気に入りの景色を眺めながら、冷えたビールをバカラのグラスに注ぎ、グビグビグビリ。
『プハーッ、美味い!!!』

最高のキャンプツーリング。

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お昼ご飯を食べ、少し休憩すると、ちょっと浜辺を散策。

この澄んだ海こそ、島根半島の最大の魅力。

瀬戸内海も、都市部から離れたエリアではかなり透明度は高くなってはいるが、それでもこの綺麗さは別格である。

しばし集落のウオーキングへ。

田植えのシーズンとあって、地下足袋の足跡がアートっぽい。

高台から眺める海も美しい。


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夕方になると、晩御飯の準備。

俺は料理に凝るタイプではないので、キャンプの夜はいつも簡単なおつまみメニューである。
それでも、先日購入したキャンプ用シースナイフはお気に入りの道具となった。
持った感じも適度な重量とハンドル部分の形状が手にしっくりくるし、なんといっても鋭い切れ味が準備の楽しさを倍増させてくれる。

100円スキレットで、家から持参した野菜を炒め、ポン酢と一味で食べると、これが美味いのなんの!
綺麗な海を眺めつつ、ビールをグビリと飲りながら食べる料理が、不味いわけがないのである。

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ふと西の海を見ると、怪しげな雲が!

まるで龍が天に昇っているようだなあ。

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ここからは、夕日鑑賞タイム。

晴れた日の夕方は、ここの浜から眺める夕焼けが楽しみの一つ。

この絶景は、最高のビールのつまみである。

『ああ、今日も楽しい1日だったなあ』

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2017年5月3日(水) 目覚めると、天気予報通り風もない穏やかな朝。

パンで簡単な朝ご飯をすませると、今日は目の前の浜からシーカヤックを漕ぎ出す。

目指すは、加賀の潜戸。

穏やかな日本海を、西へ西へと漕ぎ進む。

少し雲が多めではあるが、少しうねりがあるだけで、風もなく絶好のパドリング日和である。


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もう、加賀の潜戸は目の前。

まだ観光船も出ていないようで、静かな海蝕洞に入っていく。

一度潜り抜け、Uターンして再び洞窟内へ。

途中にある、北側に抜けた穴。

久しぶりに訪問した、加賀の潜戸。

朝のお散歩にはぴったりであった。

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帰路は、岸沿いにのんびりと漕ぎ戻る。

途中の大きな湾内に入り、誰もいない静かな浜に上陸。

ここも透明度が高く、気持ちのよい休憩場所である。

ここで温かいお茶を飲み、行動食として持参したパンを齧り、しばし休憩。

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浜に戻ると、シーカヤックと道具の潮抜きをし、しばし日に当てて乾かす。

しばらくすると、散歩に来られた地元の方が、置いてあるシーカヤックを見に来られた。
『このフネはひっくり返ったりせんのん?』 『ええ、意外と安定しているんですよ』
『今日は加賀の潜戸までこのシーカヤックで往復してきました』 『そうね。 わしは、加賀の潜戸の沖の方で、定置網の漁をしよるんよ。 今朝は漁が終わって、さっき家に戻ったところ』

『今年は風が強い日が多くてなかなかこっちに来れんかったんですが、ようやく穏やかになって、昨日、今日と漕ぎ出せました』『わしらは19トンのフネで漁をしよるんじゃが、それでも波が2mになると厳しいからのう』

『あんたはどこから来たんね?』 『広島の呉です』
『ここの浜は、夏になったらキャンプに来る人が多いんじゃが、受付しよったら、だいたい岡山から来る人が多いよ。 広島の人は、浜田の方へ行く人が多いんじゃないかの』
『島根でも、太田あたりまでは出雲弁じゃが、浜田になると広島の文化圏に入るんか、出雲弁が薄うなる』

『以前来た時に、昔はここの浜でも網を曳いてイワシを取りよったいうて聞いたんですが』 『そうよ、昔はここでも”まき網”をやりよったんよ』
『定置網は、わしらで言うと1隻の船で13人くらいで漁をしよるんじゃが、まき網の場合は船団を組んで、夜に明かりをつけて魚を集めるフネや、網を入れて魚を捕る船、捕った魚を運搬する船みたいに、分担して漁をするんよ』
『定置網の場合は、多い時で10トンくらい採れるが、まき網じゃったら100トンくらいの量になる。 桁が違う』
『わしら、10トン採れたら、朝飯も昼飯も食わずに、一生懸命ずっと箱詰めせにゃならんくらい忙しい』

『若い人は入ってくるんですか?』 『最近は、水産高校出ても、漁師にならんのが増えよる』

『今、旬の魚は何ですか?』 『そうじゃのう、鯵が脂がのって美味いよ。 小さな鯵でも焼いて食べたらそりゃ旨い』
『刺身はどうですか?』 『うん、刺身も旨いよ。 焼いても美味い』
『ありがとうございます。 じゃあ、今日は鯵を買って食べてみますよ』

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地元の漁師さんから、鯵を勧められたので、松江市内へ買い出しへ。

買い出しから戻ると、お昼ご飯。
島根半島に来るといつも食べる出雲そばと、今が旬で脂が乗っているという、漁師さんオススメの鯵の刺身。

そして、もちろんビールである。


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浜辺に張ったテントに寝転がり、本を開く。
気に入った音楽を聴き、海を眺める贅沢な時間。

夕方になると、新鮮ワカメのしゃぶしゃぶの準備。

今日は、ワカメしゃぶしゃぶと赤てん、そしてカレーうどんの晩御飯。

赤てんは、100スキで軽く温めるとより一層おいしくなる。


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今日も晴れて、絶好のサンセットタイム。

この時期は、日が沈む角度も絶妙である。

雲に隠れることなく、完璧なサンセット。

独りで眺めるにはもったいないくらいの美しさであった。

そして、日が沈むと空には半月が輝いていた。

ここからは、ロウソクの静かな明かりで独り静かにお酒の時間。

至福の一時。 これ以上、何が必要なのだろうか?

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今年初めてとなった島根半島での連泊キャンプツーリング。
二日ともシーカヤックを楽しむことができ、お気に入りの海を眺めながらビールを飲み、サンセットの絶景を楽しむことができた。
最高の週末!

生涯不良のサラリーマン・シーカヤッカー。 さて、明日はどこ行こう?
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