あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 瀬戸内三兄弟±1、生名島_ワイルドだろう〜キャンプツーリング

2012年06月03日 | 旅するシーカヤック
2012年6月2日(土) この週末は、珍しくカヤック仲間とのキャンプツーリング。 ベースは、お気に入りの生名島のキャンプ場である。

今回のメンバーは、瀬戸内三兄弟の長兄であるGoさん&レ隊長さんと、四国のUさん。
次男である上海さんにも声をかけたのだが、残念ながら予定が入っており、参加できないとの事。 という訳で、今回は瀬戸内三兄弟マイナス1、そして四国からワイルドなカヤック仲間がプラス1。
上海さん、次回は是非、一緒に漕ぎましょう!

生名島のキャンプ場前の浜に集合し、出艇準備完了。 『じゃあ、行きましょうか。 今日は引き潮なので、時計回りに岩城一周コースで!』

少し曇りがちだが穏やかな『しなまみの海』を漕ぎ進む。

出発してから1時間弱で、岩城島の浜へ。


***

シーカヤックを引き揚げ、岩城島をしばし散策。 『ここは、何て言う地名?』 『ええ、ここは”浜”です。 直球ストレートど真ん中の、なんのひねりもない地名なんですよ』


お昼ご飯は、久し振りの訪問となる『よし正』さん。
この冬は、ドライスーツでツーリングしていたので、なかなか食堂に入ることができず、しかたなくカップラーメンやお弁当のお昼ご飯としていたが、ようやく私のシーカヤックツーリングの正装である『Tシャツ&短パン』で漕げるシーズンがやってきた。 半袖半ズボンだぜ、ワイルドだろう〜。


という訳で、何ヶ月振りかの『よし正さん』

4人が各々、好みのメニューを注文。

久し振りのよし正定食は、やっぱり美味しかった。 刺身定食やレモン豚の定食もこれまた最高だったとか。

『ごちそうさまでしたー』

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岩城島に来たら、お土産はなんと言っても『タムラ食品の芋菓子』である。

生産している工場にご案内し、みんなでお土産を購入。

『じゃあ、そろそろ戻りますか』

穏やかだが潮流が複雑なこのエリアを楽しみながら漕ぎ進む。

造船所では、いつもながら2隻の船を建造中。 そのうち一隻は、『ブリリアントジャーニー』 良い名前じゃあないか!

造船で活気があるこのエリア。 『造船業界の2014年問題』の影響がありませんように!!!

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キャンプ場の浜に戻り、シーカヤックを引き揚げ、着替えると、潮抜きのためフェスパへ。
まずは露天風呂に浸かって体の筋肉をほぐし、楽しい会話で心もほぐしていく。

怪しいオヤジが三人揃って露天風呂三昧。 どや、ワイルドだろう〜。

私は大好きなサウナで汗を絞り出し、風呂上がりは瀬戸内海の眺めが楽しめるデッキでしばし休憩。


***

キャンプ場に戻ると、ビールで乾杯し、夕食の準備。
とは言え、Goさん達&Uさんが、おいしい食材を準備していただいているとのことで、私はビールを飲みながら待たせていただくという、なんとも贅沢なシチュエーション。

Uさんは、ニンニクをたっぷりと使って仕込んでこられたという、鶏料理。

Goさんたちは、ベーコンにサラダ、スパイスタップリのカレーなどなど。

『いただきまーす』

『うーん、これは美味い!』

〆は、Goさんおススメの『シャトーブリアン』

これが、いつもながら美味いのなんのって!!! 最高だー!。


おいしい料理とお酒、そしてなによりのバカ話を堪能し、キャンプの夜は更けていく。

ビールにワイン、日本酒に、鳥肉、牛肉、チーズ。 酒池肉林だぜ、”フンとに”ワイルドだろう〜。

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『おはようございます』 朝ご飯は、カレーとサラダ、ベーコンエッグ、そしてカワハギの煮付け。

『朝からほんま、ぜいたくやなあ』

『ああ、美味かったあ。 ごちそうさまでした』

朝、少し雨が残っていたが、どうやら天気は回復しそうな様子。 『じゃあ、少し漕ぎますか』

鶴島、亀島、平内島をグルリと廻り、

そこから少し南下して、集落の近くの浜に上陸し、

しばし散策してキャンプ場の浜に戻ってきた。


道具を片付け、今日もフェスパへ。 露天風呂に浸かって二日間の楽しい旅を振り返り、潮を抜くとともに筋肉をほぐしていく。 『ああ、最高や』

立石港まで戻り、因島へのフェリーに乗り込む。

分かる人は分かると思うのだが、今回のフェリーは、かつて弓削と土生とを結んでいた『青丸』

『おお、こんな所で活躍するようになったのか!』 感涙。


いやあ、今回も天気に恵まれて瀬戸内らしいツーリングを楽しみ、温泉とおいしい食事を楽しみ、バカ話を楽しんだ。

どうや、こんなちょっと危ないオヤジ達の酒池肉林シーカヤックキャンプツーリング。 ワイルドだろう〜!

瀬戸内シーカヤック日記: 廃航直前_尾道〜弓削航路体験&尾道夜景堪能の旅

2012年05月28日 | 旅するシーカヤック
2012年5月27日(日) 午前中に会社で行われた行事を聴講した後、JRの駅へと向かう。 この週末は、久し振りに月曜日に有給休暇を取ることができたので、カヤック抜きでの一泊二日旅を計画した。

その切っ掛けは、先日の中国新聞の記事

お気に入りの生名島にキャンプしているとき、何度もこの航路を使って尾道に散策に出掛けてみようと思っていたのだが、最終便が早い事や、生名島に来る途中に尾道を通るため、途中寄り道して朱華園のラーメンや、こもんのワッフルを食べることもできていたので、今までその機会がなかったのである。
しかしながら、今月末で廃航となるということなので、チャンスはこの週末だけ。 月曜日に有休も取れた事だし、これは行かねばなるまい。

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会社近くの駅からJRに乗り、尾道へと向かう。

今回の旅は、ホテル泊まりの一泊二日の旅なので、荷物は少ない。 先日手に入れた、お気に入りのコンパクトなバッグで気軽なバックパッキング旅である。

山陽本線沿いの景色を楽しみながら、久し振りとなる列車での旅。

お客さんも少なく、のんびりまったりの旅気分。

運転が好きなので、長距離移動は全く苦にはならないのだが、たまには、運転しなくていよい気軽な旅もいいもんだ。

途中の糸崎で乗り換え、1時間半ほどで尾道駅へ。

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ここからは、商店街を抜けて朱華園へ。

久し振りの朱さんのラーメン。

3時前と少し遅めの昼食だが、日曜日なのに並ばなくてよいのは中途半端な時間のおかげ。
ここまでお昼ご飯をガマンしてよかった。 『いただきます』

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お腹を満たし、一旦駅へ。 駅前の店でビールと明日の朝食を買い込み、ホテルへと向かう。

このホテルが、一泊夕食付きで6,000円弱と安いのだが、山の上にあるので、結構登りが大変である。
まあ、坂の多い呉の町の住人でもあり、最近はウオーキングで一日1万数千歩ほどは歩いているので大丈夫だろう。

とはいえ、結構な急坂と階段が続く。 気温も高く、汗が噴き出してくる。

えっちら、おっちら。

もうすぐだ。

ようやく到着。 汗を拭き拭き、チェックイン。

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部屋に入ると、まずは窓からの景色に感動!

さすが、山のほぼ頂上にあるホテル。

眼の前には、尾道水道の絶景が。


夕食前には、千光寺公園を少しお散歩。

日曜日の夕方という事で、周りはカップルばかり。


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ホテルでの夕食は、タイ料理。 グリーンカレーが好物の私には、ピッタリのコースである。

良く冷えたタイビールをグビリと飲りながら、本格的なタイ料理を堪能。

トムヤンクンは、辛味と酸味が暑さに疲れた今日の体に滲みていく。

スパイシーなグリーンカレーは絶品。

尾道水道の景色を眺めつつ、ひとり美味しいタイ料理を楽しんだ。


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部屋に戻ると、暗くなりつつある尾道水道の景色を眺めつつ、ビールをグビリ。

こんな時間に、こんな場所から尾道の夜景を眺めるのは初めてだ。

次回はぜひ、妻をここに連れてきてやろう。

では、オヤスミナサイ。


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2012年5月28日(月)

尾道での日の出。 今日も晴れそうだ。

部屋で昨日購入したアンデルセンのパンで簡単な食事を済ませ、ホテルをチェックアウト。
坂道を下り、定期船乗り場へと向かう。

途中、地図も見ないまま、昨日とは違う路地へ。

まるで迷路の様な尾道の坂と路地が、私の地元の呉の様で面白い。

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ここからが、今回の旅のメインイベント。

これが、今月末で廃止になる尾道〜弓削航路をつなぐ定期船である。

今回は、尾道〜因島の土生までのチケットを購入。

船内は、7人ほどのお客さん。

この航路廃止の理由の一つに、生名橋開通による乗客の減少が挙げられていた。
あるところが便利になると、別の思わぬところにしわ寄せが行くのだなあ。 この世の中、何が正しくて、何が正しくないのかなんて、本当は誰も判断できないのではないだろうか。。。

定刻になると船は出発。 まずは尾道水道を西進し、途中からは因島に沿って南下。

この航路を利用するのは初めてだが、周囲が島々に囲まれたエリアを航行し、瀬戸内らしい景色がたっぷりと堪能できる。

『うーん、こんな良い航路が廃止とは。。。 残念だ』


『ありがとう。 短かったけれど、楽しい一時だったよ。 乗ることができて良かった!』


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因島の土生からは、広島バスセンター行きのバスへ。

向島経由で尾道まで戻ってきた。

さらに広島市内まで戻り、簡単な食事を摂り、街をウオーキングして、今度は呉行きのバスへ。


呉では、前から気になっていたお店を訪問。 『三とり_本通店』

ここでは、『おつかれさんセット』ということで、飲み物と焼き鳥、小皿がセットになったメニューが人気である。

『生ビールのセットでお願いします』

冷えたビールをグビリと飲り、ひとり旅の打ち上げ。

店のおねえさんと、たわいない会話を楽しみつつ、ビールを飲み、焼き鳥を食べる。


途中、『ところで仕事は何しよるん?』 『はい、会社員です』 『ほうねえ、自衛隊か消防士か思いよった』
『よう焼けて、坊主頭なんで、時々自衛隊かいうて、言われますよ』 『ガタイもええし、話し方もシャキシャキしとってじゃけえ、自衛隊か思いよったんよ』

『ごちそうさまでした。 また、遊びに来ますよ』 『ええ、今度はぜひ、奥さんときんさい』 『はい、そうします』

JR、船、バス、そして徒歩で楽しんだ、尾道&しまなみの旅。 あの航路が廃止になるのは残念だが、おいしいビールと焼き鳥で〆ることができ、なかなか充実した旅であった。

瀬戸内シーカヤック日記: 絶品ランチ_榮互の牛丼@広島

2012年05月27日 | 旅するシーカヤック
2012年5月26日(土) この週末は、日曜日の午前中に会社の講堂で行われるとある行事に参加せよとの事だったので、キャンプツーリングの予定はせず、久し振りに妻と広島へ買い出しへ。

午前中の買い物を終え、いったんクルマへ荷物を置いて、再び手ぶらでお昼ご飯のお店へと向かった。

久し振りの広島市内なので、『どうせなら、今まで行った事の無い店にしようや』ということで事前に調べておいたのが、このお店。

肉料理専門店、『榮互』さんである。

開店そうそうなので、まだお客さんは少ないが、お店は明るく綺麗で、とても良い雰囲気。

これは期待できそうだ。

今日は、ここの人気メニューであるらしき、『榮互牛丼』。
しばらくして運ばれてきたのがこれだ。

軽く火を通しただけのおいしそうな牛肉がたっぷりと乗った丼。 これが牛丼?って感じの、チェーン店の所謂牛丼とは全く世界の異なる料理である。
これに、卵、お味噌汁、大根おろし、漬け物がセットされている。

店員さんに、『食べ方はご存知ですか?』と聞かれたので、『初めてなので知りません』と答えると、教えてくれる。
『まず、卵を割ってかきまぜ、肉を溶き卵に潜らせて食べてください。 味噌汁とご飯はお替わり自由で、ご飯は少なめに盛ってあるので、最後は溶き卵に醤油を垂らして卵かけご飯で食べてください』との事。 なるほど。

『では、いただきます』

卵を割ると、黄身が違う。 『この卵、なんだか美味しそうだね』

ほとんど生に近い美味しそうな肉を、溶き卵に潜らせ『パクリ』 『おお、これは旨い』
ご飯を食べながら、おいしいお肉をバクリ、ペロリ→ パクリ、ペロリ。

『いやあ、これまでの牛肉の概念が、ガラガラと音を立てて崩れていくねえ。 これはホンマに美味いなあ』

***

肉がなくなると、溶き卵に醤油をタラリと落し、卵かけご飯。
他のお客さん達は、2杯、3杯とご飯のお替わりをしているが、うちは小食なので最初のご飯で充分な量が残っている。

ワシワシと掻き回し、再びイタダキマス。

あの黄身が元気で色の違う卵である。 そして、おいしいお肉の肉汁がご飯に混ざっているのである。 これが、おいしくない訳がない。
『ごちそうさまでした』


食後は、デザートとコーヒーも供され、これでひとり1,200円也。 大満足で店を出た。


肉料理専門店『榮互』 今日は本当に好い店を見つけたなあ。 また一つ、お気に入りの店が増えた。

瀬戸内シーカヤック日記: かつては”お気に入りの島”であった『生野島』郷愁キャンプツーリング

2012年05月20日 | 旅するシーカヤック
2012年5月19日(土) 朝5時過ぎ。 いつものように、『さて、この週末はどこへ行こうかな?』

この土日は、高気圧に覆われて穏やかな天気の予報。 『ふむふむ、そうか。 久し振りに、生野島へ行ってみようか!』
最近多かったベースキャンプ方式でのツーリングと異なり、片道1時間弱のお気楽ツーリングとは言え、島に渡ってのキャンプとなると、それなりに慎重な判断をしなければならない。

今週末は大丈夫そうだ! 『今日は、生野島でキャンプしてくるけん』 『はい、気をつけて』

***

家から1時間ほどで、出艇地の浜に到着。

風もなく、穏やかな瀬戸内海。

空は青く、絶好のキャンプツーリング日和である。

今日は島に渡ってのキャンプツーリングという事で、久し振りにニヤックを引っ張り出してきた。 イザという時に頼りになる信頼性は、やはりニヤックのものである。

バウとスターンのハッチにキャンプ道具を詰め込み、島に向かって漕ぎ出した。 『行ってきます』

フェザークラフトK-1を使った、尺取り虫方式での瀬戸内横断の第一回目の初日に地元呉の海水浴場を漕ぎ出し、初めてキャンプ泊したのが生野島であった。 それから年に何度もキャンプツーリングに通うようになり、一番の”お気に入り”の島となった生野島。

距離も適度で景色が良く、海も綺麗で、海水浴シーズンを除けば最高のシーカヤックツーリングエリア。

最近は少し足が遠ざかっていたが、今回はどんなスローライフが楽しめるだろうか。

楽しみだ。


順調に漕ぎ進み、1時間弱で生野島に到着した。


シーカヤックを引き揚げ、荷物を運ぶと。。。 ??? *** !!!

『なんじゃこりゃー。 うそやろ』

なんと、お気に入りの東屋は立ち入り禁止。

この何もない生野島の、最高の観光資源はこの東屋であると、これまで信じて疑わなかったのだが、その東屋が立ち入り禁止。
一瞬言葉を失い、荷物をカヤックにパッキングし直して出艇地に戻ろうかとさえ思ったのが正直な気持ちである。 とはいえ、『旅する櫂伝馬プロジェクト』でお世話になっている大好きな町が立ち入るなというのなら、残念ではあるが、それはそれで受け入れよう。

シーカヤックで瀬戸内の島々の定点観測を始めてから20年。
静かな自然海岸が気に入っていたエリアのすぐ上に道路が設置されたり、フェリーでしか渡れなかった島に橋が架かって島の雰囲気が変わったり、地元の貴重な足であった定期船やフェリーの航路が廃止になったり、お気に入りだった店が閉店したり、キャンプが楽しめたビーチにイノシシの足跡が観られるようになってキャンプできなくなったりと、様々な変化を自分の眼で観てきた。
それでも私は全ての変化を受け入れ、その変化をブログに記録し、場合によってはそのエリアを漕がなくなったり、新たなエリアを開拓したりしつつ、常に自分が置かれた状況や変化の中で如何に楽しむかを工夫してきたつもりである。

それにしても、今回の状況変化は寂しい限り。
今後、私が生野島について語る時は、『かつてはお気に入りの島だった”生野島”』というしかないのが、本当に残念でならない。 『嗚呼!』



***

少し遅めのお昼ご飯は、パスタの代わりにうどんを使った『なんちゃってパスタ風_蟹のトマトクリームソース』
うどんを使うと、気分は、小学校の時に大好きだった給食の『ソフト麺スパゲティ』である。

ビールを飲み、うどんパスタを食べる。

食後は、久し振りに竿を出す。 釣れるのは、『ササノハベラ』ばかりだが、なかなか良い大きさのものもあり、夕食のつまみにはピッタリだ。

夕方、釣った魚をオピネルで捌く。 俺のオピネルは、炭素鋼バージョン。 海旅で使っているので錆びるのが難点だが、研げばその切れ味は最高である。
コンパクトでもあり、切れ味も握った感触も気に入っているので、キャンプの調理には愛用している。
今日のササノハベラは、キャンプの定番魚料理である『オリーブオイルとクレージーソルトのソテー』に。

エビスビールを飲みながら、ベラのオリーブオイル焼きを食す。 『うん、美味い』

もう一品は、『ウインナーとタマネギのトマトソース風』 これまたコクのある味で『旨い!』


夕暮れの瀬戸内の景色を眺めながら、ビールを飲み、かつての生野島を想う。





『おやすみなさい』

***

2012年5月20日(日) 離島のキャンプで、朝テントで目覚めると、まず気になるのが風。 シュラフに包まりながら耳を澄ますが、風の音は聞こえない。
『うん、今日は穏やかな朝だ』

朝5時過ぎ、テントから這い出し、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。

『うん、良い朝だ。 気持ち好いなあ』


シュラフを片付け、テントを畳み、再びお湯を沸かしてスープとパンの朝ご飯。


食後のコーヒーを楽しむと、荷物を片付けて、ニヤックにパッキング。

お気に入りだった東屋が使えなかったのは、本当に残念だけど、今回もなかなか良いキャンプツーリングだったなあ。


朝7時過ぎに生野島を出発。

穏やかな朝の瀬戸内を漕ぎ戻る。


***

かつてはお気に入りだった『生野島』
変わってしまったけれど、長年キャンプツーリングではお世話になった。 お気に入りではなくなってしまったけれど、また気が向いたら遊びにくるよ!
『今まで楽しませてくれて、ほんとうにありがとう』

一度は愛した生野島。 冷たくされてもすぐには嫌いにはなれないな。 残念ながら東屋からの最高の景色は、今ではかなわぬ想い出になってしまったけれど、俺は、あの頃の生野島を、いつまでも忘れない。

瀬戸内シーカヤック日記: 子離れ夫婦二人旅_蕎麦三昧の島根半島一泊ツーリング

2012年05月13日 | 旅するシーカヤック
2012年5月12日(土) 連休後半の牛窓キャンプツーリングから、アテンザワゴンに積みっぱなしにしてあったタンデムカヤック。 この週末は、2週連続となる妻と一緒のツーリングを楽しむため、北に向かった。

今回はキャンプではなく、お気に入りのコテージがたまたまこの週末だけ空いていたので予約して、お気軽一泊ツーリングである。 このコテージは大人気で、連休明けのこの週末を除くと、土曜日の夜はこれから数ヶ月もう予約でいっぱいなのだ。 ラッキー!

土曜日は風が強く波が高い予報なので、今日は観光の日。 さて、いつもはあまり行かない場所を巡ってみるとしようか。

***

まず最初に向かったのは、出雲の羽根屋さん。

以前、地元の方にそばのおいしい店を訪ねたところ、教えていただいたお店である。 妻と20年ほど前にも訪ねた事はあるのだが、大昔なので味の記憶はない。
妻は三色割子を、私は石臼挽きのざる蕎麦を注文。

『いただきます』 ズルリ。 『お、これは美味いなあ! いやあ、最高だ』

『ごちそうさまでした』 あー、本当においしい蕎麦を久し振りに食べさせていただいた。 満足満足。 なんだか、良い旅になりそうな予感。

続いては、出雲大社の近くにある『稲佐の浜』へ。

朝は曇りがちであったが、このころから青空が広がり、気持ち良い景色が眼の前に広がる。


次は、日御碕。

風は強いが、灯台の上からの眺めは素晴らしい。


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灯台からしばし海沿いの道を歩くと、日御碕神社。

出雲大社に比べて訪れる人は少ないが、とても雰囲気の良い神社で、お気に入りに。

澄んだ青空と、朱のコントラストがなんとも美しい。

『いやあ、今までここを知らなかったのは残念だったなあ。 また来よう』


その後、平田市で前から気になっていた生姜糖を購入。

また、近くにあった地元の醤油屋さんで、妻は醤油ソフトクリームとみたらし団子。 わたしも、みたらし団子のお相伴にあずかる。
『お、このみたらし団子はうまいなあ。 醤油の香ばしさと甘辛い感じが、なんともおいしいね』


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島根半島の海沿いは、なかなか良い景色である。






夕方、『マリンパーク多古鼻』に到着。 手続きを済ませ、コテージへ。

風が収まっていたら、小波を漕ごうと思っていたが、東風が強くとても漕げそうな状況ではない。 『ようし、ウオーキングに行く事にしようか』
最近日課となっている、妻とのウオーキング。 旅の楽しみの一つである。

まずは、マリンパークの敷地内を散策。

いつもながら、最高の眺めである。

海が好きな人にはたまらないロケーション。

今日は東風が強くて海がザワついており、傾きかけた太陽に照らされ、メタリックな感じがこれはこれで美しい。

ここのロケーションは、妻も気に入ってくれたようである。 『よかったよかった』


ここからは、敷地内を出て海沿いの漁港まで。 目指す港は、多古の七つ穴を漕ぐ時に、いつも出艇させていただく小さな港である。

長い急坂を下っていく。

いつもとは違う、クルマでは通れない狭い路地を散策。

漁港からみると、七つ穴のあたりは白波が。 明日は、風が落ちるといいなあ。

途中の路地で、商店を見つけたので、ビールを一本買い足す事に。
『こんにちは。 ビール下さい』 『ハイハイ』 『500mlの缶、一本お願いします』 『えー、冷えてるやつね。 じゃあ、冷やし賃込みで315円』

みると、壁に料金表が張ってあるのだが、冷えたビールとそうでないビールとで値段が違う。 500ml缶の場合、冷えてないと305円なのだが、冷えていると315円。
かつて、冷蔵庫が貴重だった時代の名残で、冷やし賃が、10円なのだ。

このやり取りで思い出した。 子供の頃、おつかいでビールを買いに行ったとき、冷えたビールと冷えてないビールを買ってくるよう頼まれたものだ。
そう、昔は私の地元でも冷やし賃をとっていたのだ。 そのため、その夜に飲むビール1 本は冷えたものを、次の日用には冷えてないビールをということだったのである。
この小さな漁港には、まだまだその文化が残っているのだなあ。  この町は、まるでタイムカプセルのようである。 感涙。

いやあ、やはりたまには路地を歩いてみるものだ。

***

急坂を歩いてコテージに戻ると、風呂で汗を流し、海を眺めながらビールで乾杯。

『いやあ、今日も楽しい一日だったね。 乾杯』


ここからは、サンセットをのんびりと楽しむ。











本当に、このコテージは最高だ!

***

2012年5月13日(日) 今日の朝ご飯は、昨日の焼肉の残りの椎茸をつかった、椎茸蕎麦。
刻みネギをたっぷりと入れ、昨日のうちに出汁で味付けしておいた椎茸も大盛りに。 仕上げは、日本海の天婦羅(辛い味付けのさつまあげ)を載せて出来上がり。
『いただきます』 ズルリ、ずるずる。 『おお、美味いなあ』 朝から簡単メニューの出雲蕎麦を堪能した。

コテージの外は、東風が結構吹いている。 『え、今日は高気圧で好い天気なんじゃなかったのか???』 『まあいいか。 まずはウオーキングにいってみよう』

まずは展望台から海を眺め、

昨日とは別の漁港へ歩いて向かう。 この坂は、勾配12%の急勾配。

路地を歩いて海へ。 散策している途中、ワカメを船から揚げているご夫婦が居られたので聞いたところ、この漁港の邪魔にならないところから、カヤックを出しても構わないと言っていただいた。 『ありがとうございます。 じゃあ、後からここに伺います』

ここなら、風裏なので、お散歩ツーリング程度なら楽しめそうだ。 歩いた事で、今日の出艇地を見つけることができた。

***

コテージに戻り、着替えて漁港へ。 二人でタンデムカヤックをクルマから降ろし、海へ。







風裏となる海沿いを、しばしお散歩ツーリング。 いつもながら、海の透明度は抜群で、最高のお散歩気分である。

『いやあ、ほんの1時間程度だけど、今日は漕げてよかったなあ。 海も綺麗だったし、リフレッシュできたよ』


***

コテージに戻り、お風呂で潮抜きして着替え。 今日はチェックアウト時間を1時間延長しているので、余裕がある。
日本海を眺めながら、iphoneで音楽を音楽を流し、ドリップコーヒーをのんびり楽しむ。 最高の一時。
『さあ、そろそろチェックアウトしようか』

帰り道では少し寄り道し、これまで行った事がない温泉へ。 食堂があったので、まずはお昼ご飯。

妻はやまかけ蕎麦、私は青ネギおろし蕎麦。

この食堂では、サービスに漬け物セットを出してくださるのだが、これが激ウマ! 『おー、この漬け物、ほんまに美味いなあ』

食後は、温泉に入る前の腹ごなしも兼ねて、山道をウオーキング。

10%以上はあろうと思われる新緑の美しい激坂を登り、道が途切れたところでUターン。 今日は少し少ないが、1万歩を超えたので、まあ良しとしよう。

温泉は、ちょうど時間が良かったのか、他のお客さんと入れ替わりで貸し切り状態。 浴槽は狭いが、少し温めのお湯で肌触りも良く、しっかりと体が芯から温もる良いお湯だ。
『あー、気持ちえかったなあ。 ここは食事もおいしいし、ウオーキングにもピッタリだし、温泉も気に入った。 ええとこ見つかったなあ。 また来よう』

***

呉に戻る途中、少し小腹が空いたので、久礼竹さんへ。

ざる蕎麦を二つ注文。 以前訪れた時はお昼時で人が多かったので、かなり待ったのだが、今日は3時過ぎということで他のお客さんは居らず、さっと蕎麦が湯掻かれた。
『はい、お待ちどうさま』

妻はこの盛りを見て眼が点に。 私も、小腹が空いたので、蕎麦を軽くたぐって帰ろうと思っていたのだが、以前来た時に量が多かったことを完全に忘れていた。

おいしい蕎麦を食べていると、ご主人が『よければ、これどうぞ』と、ワラビを出してくださった。
『これは茹でてないんです』との事で、茹でずにアクを抜く調理方法を教えてくださった。 『へえ、確かにこれって、いつも茹でて食べるのとは、まったく食感が違いますね。 シャキシャキしておいしいです』

これを切っ掛けに、ご主人と奥さんから、蕎麦や出汁へのこだわりや、そばとうどんの様々な違い、食べ歩いている蕎麦店でのエピソード、ここの水の良さなどなどについて伺うことができた。
興味深く、楽しい一時。 時間があれば、ブログに記録しておきたい様な話題が沢山あったのだが、今日はもう疲れたのでまたの機会に。
『ごちそうさまでした。 ワラビも美味かったです』

***

土曜日のお昼ご飯、日曜日の朝食、昼飯、そして3時のおやつと、蕎麦三昧の旅。
蕎麦を楽しみ、日本海の景色を楽しみ、妻とのウオーキングを楽しみ、カヤックツーリングと温泉を楽しんだ。 またまた最高の休日であった。
さて、来週末はどこ行こう?

瀬戸内シーカヤック日記: 歩く漕ぐ観る_牛窓連泊キャンプツーリング

2012年05月06日 | 旅するシーカヤック
いよいよゴールデンウイーク後半。 さあ、どこ行こうかな?

今回は、昨年秋にポイント5を手放して手に入れたタンデムのリクリエーショナルカヤックをアテンザワゴンに積んで、妻と2泊3日のキャンプツーリングに行く予定である。 前日の午後、キャンプ道具とカヤック道具を準備し、いつものようにMacBookProを開いて天気予報をチェック。

『うーん、島根半島は残念ながら雨の予報』 『しまなみ海道でもいいけど、連休前半に行ったばかりだし』 『お、ここは少し風が強い予報だけど、なんとか漕げそうな感じやなあ。 うん、今回はここにしようか!』

***

2012年5月3日(木) 朝6時に家を出て、クルマの多い山陽自動車道を東へ。

フェリーで10分ほどの狭い海峡を渡ると、キャンプ場のある島に到着。 浜からシーカヤックが出せることに加え、妻が一緒なので、そこそこ施設が充実していて、しかも人が多い場所が苦手な私にとって重要なそれほど混雑しない場所として、ここを選定。
今回は、牛窓の前島にあるサンビーチ前島にベースキャンプを設け、2泊3日で牛窓周辺を、歩く漕ぐ観るでたっぷりと堪能しようという計画である。

フェリー乗り場で手続きを済ませ、キャンプ場へ。

クルマを止めると、眼の前に見覚えのある人物が。。。

『おー、井出っちや!』 そう、私が参加させていただいていた初期の瀬戸内カヤック横断隊員の一人である愛媛のプロガイド、井出君である。
挨拶を交わし、ここにキャンプして遊ぶ計画であることを話す。 聞いてみると、この日は前島でのツーリングが盛況なので、四国からわざわざ応援に駆けつけたとの事。
しばし旧交を温め、思わぬ再会に嬉しい一時。

ツアー準備が始まったので、『いやあ、久し振りに会えて嬉しかったよ。 それじゃあ、また!』

***

少し風はあるものの、晴れ間も覗きそうな気配。 なんとか海に漕ぎ出せそうだ。

今日は、このタンダムカヤックの進水式。 バウをマッコリで清め、今後の航海の安全を祈願。 『ようし、行くか』

井出君達のカヤックツアーは、黄島を一周すると言っていたので、邪魔をしないように、私たちは青島を目指す。

徐々に青空も広がり、なかなか快適なパドリング。 『うん、なかなか気持ちええのう』

青島の手前でしばし休憩し、そこから反時計回りに青島を一周。
このタンデムカヤックは、以前所有していた『ポイント5』と違ってリクリエーショナルカヤックなので、荒れた海に漕ぎ出すことはできないが、安定性と居住性が良く、パドリングタッチも軽くてそこそこスピードも出るので、妻や友人達と気軽なショートツーリングに出掛けるには良い舟である。
そしてなにより全長が短いので、カートップしてツーリングに行く時に、いちいち積載許可申請をしなくて良いのが最大のメリット。

申請が煩わしくて、ポイント5はここ数年、カヤックラックの重石になっていたのである。 これで、今年は妻とのツーリングが再開できる。 嬉しいな。

青島を一周し、キャンプ場に戻る途中、黄島の北を越える頃からそらは再びドンヨリと曇り、西風が強くなってきた。

『よっしゃ、ここから少し真面目に漕ごうか』

アークティックウインドの強みを活かし、向い風の中をグイグイと進むタンデムカヤック。 しばし波と戯れ、1時間半ほどのツーリングを楽しんで、無事にキャンプ場に戻ってきた。
『二人で漕ぐん、久し振りやったなあ』 『うん、前半は空もきれいやったし、楽しかったね』

***

カヤックを浜に上げ、濡れものを干し、温水シャワーを浴びて着替えると、キャンプ道具をセット。

今回は、久し振りに『コールマンのスチールベルト』と『ガタバウトチェア』を引っ張り出してきた。 約20年ほど前、まだ小さかった子供達を連れ、家族でキャンプを楽しんでいた頃に愛用していた品々。
当時は、モンベルのムーンライト6型のテントに、スノーピークのウイングタープ、コールマンのシングルマントルランタンとスチールベルトのクーラーボックス、そしてマクラーレンのガタバウトチェアが我が家の定番。 ボンゴワゴンにこれらの道具を積んで、海や山、川でキャンプを楽しんだものだ。

今日のお昼ご飯は、ホットサンド。 風が強いので、カセットコンロは諦め、風に強いストームクッカーでホットサンド作り。

ビールを飲みながら、出来立てホカホカのホットサンドを頬張る。 『うん、ビールも美味いし、ホットサンドも最高や!』

***

『ごちそうさまでした』 食事を終え、コーヒーをゆっくりと楽しむと、最近続けている妻とのウオーキングを兼ねて、前島の散策へ。

高台から見ると、風が強くなっている事が良く分かる。 『うん、良いタイミングでツーリングを楽しんだなあ』

少し早足で、アップダウンのある道を、西へ。

黒島が眼の前に見える場所に到着。

しばし、眺めの良い景色を堪能。

『風次第だけど、明日はこっち方面に漕ぎに来ようか』


少し大回りになるが、ここから前島のフェリー乗り場側を廻って戻る事に。

牡蠣殻を積上げて作られた畑。 カルシウムを利用しているのかな?

海の景色を眺め、藤の花を愛で、新緑を楽しみ、離島らしい散策を堪能。


***

ウオーキングの途中、喫茶店を発見。 『喉も乾いたし、ちょっと入ってみようか』
ドアを開け、中を覗いてみるが人は居ない。 『こんにちは』と声を掛けてみたが、誰も出てくる気配がない。『残念、だれも居ってんないような感じやな。 ほな行こか』とドアから出ようとした時、奥のテーブルの辺りが動いた。

『犬か?』と身構えると、『あー、ごめんな。 少し横になっとった』とおばちゃんが起き上がってきた。 『気温もちょうどええし、昼寝には最高ですよね』と、笑いながら私が言うと、『ほんま、気持ちよかったよ』

『ちょっと何か飲みたいんじゃけど、大丈夫ですか?』 『飲み物しかやっとらんけど。 それでええ?』 『はい、じゃあ、カフェオレとアイスティーお願いします』

注文の品を作っていただいている間、『どっから来たん?』 『はい、広島の呉です。 今日は、サンビーチにキャンプしてシーカヤックを漕いで、それから島を歩いて廻ってるんですよ。 喉が渇いたところに、ちょうど喫茶店があったから寄ってみました』
『そうね。 シーカヤック。 海を漕いで優雅な遊びじゃねえ』 『いやあ、そげなこたあないですよ。 潮にまみれ、汗にまみれて遊んでます』

『この島は、やっぱり海水浴シーズンが賑わうんですか?』 『そう。 でも今は人は減ったね。 バブルの前までは凄かったんよ』
『バブルの頃は、この狭い島に自家用車やバスでどんどん人が来て渋滞』 『ここは道が狭いから大変じゃったでしょう』

『そうなんよ。 休みが終わって帰る日には、フェリー乗り場からクルマの列がずらーっと並んで、私ら用事があって島から出よう思うても、いつ出られるんじゃろうかいう感じで、そりゃあ大変じゃった』 『この店もね、お客さんが大勢来て、朝から晩まで、そりゃあ忙しかったよ。 昼は喫茶店、夜はスナックもしよったし、時にはお客さんにも手伝うてもろうてやりよったねえ』

***

『前島は、昔に比べて変わりましたか?』 『そりゃあ大違い』

『わたしゃあ、前島で生まれ育ったんじゃけど、子供の頃には電気もガスも水道もなかったよ』 『そのころは、水いうたら井戸で汲んで運びよったし、ガスはもちろんないから、松の枯れ枝を集めて炊事に使いよった』 『風呂焚き? そんなもんに松の枯れ枝を使うのはもったいないから、浜に流れ着いた木を集めて風呂焚きに使いよったねえ』 『百姓仕事やから野菜はあった。 肉はほとんど食べんかったけど、親は漁師じゃったから、メバルやなんや、魚は食べよったね』

『小さい頃から百姓仕事でいっぱい働いて大変じゃったねえ。 仕事が終わったら、まず海に飛び込んで汗と汚れを落としてから、風呂に入りよったもんよ』 『ほんま、一杯働いたわ。 でもそのお陰で今でも体は元気。 遅かれ早かれ苦労はするんじゃから、苦労は早いうちにしとった方がええよ。 お兄さんらも、優雅にカヌーで遊んどらんと、早いうちに苦労しとかんと』 『いやあ、ほうですねえ』と苦笑い。

『前島には学校がなかったから、牛窓に通いよったよ。 じゃから、台風の時なんか前島の子は早う帰れいうて言われて、牛窓の子らには羨ましがられた。 でもね、ほんまはええ事はないんよ。 その分、勉強せんだけじゃけえね』と笑う。

『昔はね、夏になると舟の後ろにロープを延ばしてもろうて、それに掴まって沖の方まで連れて行ってもらいよった』 『そして、ここからなら戻れる思うところでロープを話して泳いで帰るんよ』
『楽しかったですか?』 『そりゃあ楽しかったよ。 昔は、そんなことしか楽しみいうてもなかったからねえ』

その後も、カフェオレとアイスティーをいただきながら、趣味だと言う本格的な画や生け花の話や息子さん達の話を伺い、昔の写真、最近の写真を拝見。
バイタリティとユーモアに溢れたおばちゃんの半生記を、時には感心し、時には三人で大笑いしながら楽しんだ。

『ごちそうさまでした。 いやあ、偶然立ち寄ったんですが、面白い話を聞かせてもろうて、とても楽しかったです』
『私も楽しかったよ。 またこっちに来たら寄りんさい』 『はい、また是非来ます!』

***

『いやあ、ほんま楽しかったなあ。 それにあの画と生け花には感心したね』と妻と話しながらキャンプ場へ戻る。

夕方には風も止み、夕食の準備。

今日のメインは、『里山コンロ』でタケノコ、しいたけ、キャベツにピーマンの炭火焼。 冷えたビールを飲みながら、瀬戸内の夕暮れを楽しみ、炭火焼でお腹を満たす。


夜は静かなキャンプ場。 なかなか良い雰囲気である。 『楽しい一日だったなあ。 おやすみなさい』


***

2012年5月4日(金) キャンプ二日目の朝。 朝から強い風が吹いている。 天気予報をチェックしても、夕方まで風は落ちそうにない。
ということで、今日の予定は、牛窓散策して、夕方に風が落ちればカヤックを楽しむ事にしよう。

簡単な朝食を済ませ、朝のコーヒーをゆっくりと楽しむ。

『さあ、そろそろ出掛けるか』

強風の中、クルマはキャンプ場に置いたまま、空のソフトクーラーを担いで、まずはフェリー乗り場へ。 歩くこと30分程でフェリー乗り場に到着し、そのままフェリーで牛窓へ。


ここからは、牛窓散策。

古い町並みを歩く。

狭い道路は、鞆の浦にも似た雰囲気。

造船所が立ち並ぶ通り。

風は強いが晴れ間が覗いている。 空気は澄んで、空の青さと雲の白さのコントラストが美しい。

観光センターの人には、歩いて行くのは大変だと言われた牛窓海水浴場に到着。 『えー、ぜんぜん大変じゃないじゃん。 近いもんだ』

眼の前に広がる抜けの良い景色をしばし堪能。

なるほど、ここは出艇地に良さそうだ。


ここから反時計回りのコースを歩き、牛窓のメインストリートに戻ってきた。

コンビニで今日のビールを買い出しし、中光商店で地元のおいしい『かまぼこ』を購入。

しばし散策し、フェリーで前島に戻ってきた。

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前島のターミナルで、大きく立派なキャベツを売っていたので、家用に購入。

ビールがタップリ入ったクーラーバッグを肩に掛け、片手にはキャベツ、片手には中光商店のかまぼこという、奇妙な出で立ちで、再びキャンプ場まで30分のウオーキング。 これで本日は、午前中だけで2万歩超え。 『ああ、今日もタップリ歩いたな。 後は風が落ちるのを待つだけだ』

キャンプ場には、シーカヤックを積んだクルマが一台停まっていた。 同じシーカヤッカーどうし、せっかくなので挨拶に伺い、しばし四方山話。
伺ってみると、岡山市内の方で、ここは近いので良く来ておられるとの事。 今日はお子さん達とキャンプ&シーカヤックを楽しまれるご様子。

風が落ちないので、まずはお昼ご飯。

今日は、蕎麦とかまぼこ、そしてビール。 『お、このかまぼこ、本当に旨いねえ』

夕方。 ようやく少し風が落ちたので、カヤックを海に浮かべた。 『ようし、ちょっと黒島方面に行ってみようか』

快適なパドリング。 小豆島を眺め、屋島を遠望し、海岸洞窟を眺め、黒島に渡る直前の岬まで漕ぎすすんだ。 が、ここまで来ると、強い北西の風が回り込んでくる。

嫌な風の吹き方なので、ここから引き返す事に。

再び強くなってきた風に押されつつ、キャンプ場へ。

明日は、早朝にここを発つ予定なので、カヤックの潮抜きをしてカートップ。 温水シャワーを浴びて着替え、二日目の晩ご飯。

夜は、満月に近いきれいな月に照らされ、なかなか良い雰囲気の浜であった。


***

2012年5月5日(土) 牛窓連泊ツーリング最終日。 今日は、犬島を散策する予定。
いつものように朝5時に起床し、シュラフやテント、道具を片付け、6時前にキャンプ場を出発。

定期船の出る宝伝に向かう途中、朝の美しい景色に出会う。


宝伝港まで行くが、駐車場の場所が分からない。 クルマを停め、近くで作業されていた方に駐車場の場所を教えていただいた。
『ありがとうございます。 じゃあ、行ってみます。 ところで、これ、海苔ですか?』 『そう。 青海苔。 今日から解禁なんよ』

『量は少ないんじゃけど、品質がええけえ、単価は高いよ』 『なるほど』

『あんたらどっから来たん?』 『広島の呉です。 今朝まで牛窓の前島にキャンプして、遊んでたんです。 今日は、犬島を観光しようと思うて』
『まさかあのカヌーで渡るん?』 私は笑いながら『いいえ、今日は定期船で渡ります』 『ほんま、ありがとうございました。 駐車場、行ってみます』

教えていただいた駐車場にクルマを停め、料金を支払うと、船の時間まで余裕があるので、しばし散策。 『せっかくやから、宝伝海水浴場へ行ってみよう。 出艇場所の下見もしたいし』

宝伝海水浴場からは、犬島は目の前。 駐車場もあるし、今度はここから犬島に渡ってみるとしよう。 『次回は、ここからタンデム艇で渡ってみようや』

港に戻る途中、海苔のお兄さんに再び会った。
『さっきはどうも、ありがとうございました』 『おお、これ、少しバクってやってみる?』
『え、いいんですか?』 『このままじゃあ海水じゃけ、あっちの水道水で洗うて食べてみんさい』

『ありがとうございます』

『この海苔は、乾燥させたらええ香りが出る。 生のままじゃと、香りは薄いがの』 水洗いした生の海苔を、妻と二人で試食させていただいた。
生まれて初めての生海苔の試食。 『なるほど、確かに香りは微かですね。 でも良い海の香りです。 ありがとうございました』

港に向かいながら妻と、『あの人、見た目はゴッツイけど、ほんまええヒトやね』


***

8時の船で家島へ。

早朝だというのにさすがゴールデンウイーク、船は満席である。

9時から見学できるという、製錬所跡の見学チケットを購入し、時間までしばし島を散策。


9時。 製錬所跡見学の一番乗りである。















私は犬島訪問は2回目(前回はカヤックで訪問)、妻は初めてであるが、製錬所跡の見学は二人とも初めてである。 廃墟見学は、なかなか興味深いものであった。

***

見学後は、センターハウスのカフェで少し早めのお昼ご飯。

せっかくなので、地元の食材を使っているというお弁当、祭りずしを注文。

『おお、この酢漬けの”ままかり”、美味しいね』

『ごちそうさまでした』 食後は、船の時間まで再び島を散策。



きれいな庭。

離島の心地良い木陰。

塗り直されたばかりの櫓。

老人と靴。


犬島を後にする頃には、穏やかだった瀬戸内海に再び強い風が吹き始めた。

『荒れてきたね。 今日は、カヤックで渡らなくて正解だったなあ。 でも次回はぜひ、カヤックで一緒に渡ってみようや』

***


風は強かったものの、なんとか二日間カヤックツーリングを楽しむことができ、日々のウオーキングもたっぷり堪能し、喫茶店のおばちゃんの半生記&かつての前島の貴重なお話を伺うことができた。

やはりシーカヤックの旅はキャンプツーリング。 一泊二日のツーリングは、日帰りツーリングの何倍も楽しいが、連泊ツーリングになると、さらに楽しさが倍増する。
訪れた地をじっくりと堪能することができ、たっぷりと時間を贅沢に使ってのんびりまったり地元を味わい尽くせる感じが、連泊ツーリングの醍醐味。
これで、また一つ旅の想い出が増えたなあ。

息子二人が成人となった子離れ夫婦の、『歩く、漕ぐ、観る』旅。 最高のゴールデンウイークだ。

瀬戸内シーカヤック日記: お気に入りの生名島_雨のキャンプツーリング&ウオーキング

2012年05月01日 | 旅するシーカヤック
2012年4月30日(月) この連休は、五さんとお気に入りの生名島でご一緒する予定だったのだが、急遽都合が悪くなったとのことで、予定を一日前倒しし、一人でしまなみ海道へ行く事にした。
予定では、今日は大三島でキャンプし、雨の瀬戸内を眺めながらビールを飲み、晴れになる予報の明日は生名島で漕ぐつもりであった。

雨の中、忠海からフェリーで大三島へ。

いつもの海水浴場に到着。

しばらく様子を見ていたが、北から北東の風は強く、雨脚は弱くなる様子を見せない。 クルマから降りて、しばし散策してみたが、直前までバイクでキャンプしていたグループが残していったらしきゴミも放置してあり、あまり気分も良くない。 『うん、今日はあまり気が乗らないな』

ケータイを取り出し、いつもお世話になっている管理人さんに、予定変更への対応可能性を打診。 すると、『いいですよ』と、うれしい返事が帰ってきた。
『ありがとうございます』 という訳で、今日の夜はお気に入りの生名島泊となった。

予定が決まると心も安心するので余裕ができ、傘をさして大三島の海水浴場周辺をウオーキング。 適度に汗をかいた後は、マーレグラッシアへ。

潮湯にゆっくりつかって、日頃の疲れを癒し、サウナで汗を流し、水風呂でサッパリ。

じゃあ、生名島へ行くとするか。

***

夕方少し前、生名島のいつものキャンプ場へ到着。

未だ、雨は降り続き、風もピューッと吹き抜ける。 いつものように手続きを済ませ、管理人さんとしばし四方山話。

ベンチの位置がいつもと変わっており、少し早いがそこで夕食をいただくことにした。

見晴らしの良いベンチにキッチンをセットし、まずは、エビスビールで一人乾杯。
お気に入りのカップにトクトクトクトク。 すると泡がシュワワワワー。 『おー、これはこれは。 いただきまーす』 グビーリ、グビグビ。 『ああ、外で飲むビールは、ほんまに美味しいな!』

今日は、差し入れの地元産『茹でタケノコ』と『タケノコの佃煮』がビールのつまみである。 『うーん、こりゃあ旨いわ』

茹でタケノコを酢味噌でいただくと、これがビールのつまみにピッタリなのである。

タケノコの佃煮も、これまたビールに合うんだなあ。

今日のメインは、肉味噌仕立てトマト風味のうどんである。 これに、大三島産の新鮮レタスをタップリ入れて、ズルリといただく。

これまた、たまらんなあ!

大三島で買ってきた島豆腐。 瀬戸内の様々な島では、地元のお店で豆腐を作って売っているが、沖縄の島豆腐同様、少し固めで味がしっかりしていて美味しいのである。

それぞれの島で味わう『島豆腐の味』は、瀬戸内キャンプツーリングの楽しみの一つ。

島豆腐は、もちろん冷や奴でもいただくが、今日は肉味噌仕立てトマト風味のソースが残ったので、『なんちゃってマーボドーフ風』でもいただいた。


食事の後は、少し小雨になったので、しばしウオーキング。

最近、とある事情からウオーキングに嵌っており、休日はもとより、平日でも仕事から帰った後に、妻と二人で夜のウオーキングを楽しんでいる。
少ない時で1万歩ちょっと、多い時では2万歩越えのペースで楽しんでいる。


お気に入りの島の、お気に入りのキャンプ場。 今日は雨と風でシーカヤックもサイクリングも楽しめなかったが、お気に入りの景色を眺めながらのおいしい夕食と、食後のウオーキングでたっぷりと『しまなみのゴールデンウイーク』を堪能することができた。

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2012年5月1日(火) 朝起きると、まずは朝食の準備。
今朝は、パパッとライスの半分と、最近お気に入りとなった天野フーズのフリーズドライシリーズから親子丼、そしてインスタントの麦味噌汁の朝食である。

『ごちそうさまでした』 食後は、おいしいコーヒーを楽しみ、のんびりまったりの島時間。

少し風はあるが、雨は大丈夫そうだ。 今日は漕ぐとしようか。
今日は曇り空で風もあるので、のんびりまったりツーリングの気分でもないなあ。 最近のパターンとして、岩城島一周や生名島一周が続いていることだし、久し振りに、赤穂根島の南端にでも行ってみようかな。

いつものようにシーカヤックを浜に降ろし、安全装備とドリンクをセットして準備完了。


このゴールデンウイーク初漕ぎである。

今日は気温も少し高いので、アンダーウエアは着ているものの、Tシャツ&短パン姿での漕ぎである。 『ついこの前までドライスーツで漕いでいたのに。 ああ、夏も近いなあ』


場所によっては時折強い東風が吹き抜けるなか、ウイルダネスシステムズのケープホーンで南下する。

生名島を越え、赤穂根島へ。 島の西岸を漕ぎ進む。

自然海岸が続く気持ち良い海を漕ぎ、しばらく南下すると、赤穂根島の南岸に出て、津波島(つばしま)が眼の前に。 『ようし、ここまで丁度1時間。 そろそろ引き返すとしよう』

バウを回し、ここから北上。

生名橋を眺めながらのパドリング。 結局今朝は、往復2時間ほどの朝のお散歩ツーリングとなった。


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シーカヤックと道具の潮抜きをし、アテンザワゴンで弓削島方面へ。
生名橋の入口にクルマを停め、ここから生名橋往復のウオーキング。

東から北東の風が吹き抜ける中、今朝漕いだばかりの海域を眺めつつ、気持ち良い歩きを楽しんだ。


クルマに戻り、フェスパへ移動。 フェスパの駐車場にクルマを停め、ここから再び弓削島散策を堪能した。
松原を歩き、住宅街を抜け、商船高専の横を通って、再びフェスパへ。 これで、今日は午前中だけでほぼ一万歩。 『うん、なかなかいいペースじゃないか』

その後、フェスパで潮を抜き、体の疲れを癒し、サウナで汗を絞り出した。 『あー、ほんまに気持ちええなあ!』

連休後半は、天気も回復しそうな予報。 さて、後半はどんな旅が待っているのだろうか? 楽しみだ!

瀬戸内シーカヤック日記: 友人夫妻とドライブ_to_『吾妻山』&『備北丘陵公園』

2012年04月29日 | 旅するシーカヤック
2012年4月28日(土) 今日は、職場の友人であるトルコ人夫婦とドライブの日。

連休初日となった前日は、ロードスターのオイル交換とEXコーティングに行き、ディーラーにあったCX-5を試乗。

このディーラーでは、新しく市場に出たクルマを試乗させていただくことが時々あるのだが、市街地での日常的な走りに加え、海沿いで適度なワインディングも楽しめる快適なコースで走りを確認できるため、様々なシーンをイメージするリアルな試乗ができるのがお気に入り。
『新型ディーゼル。 なるほど、こんな感じなんだ!』

オイルとフィルターを交換し、EXコーティングをしていただいて、ピッカピカの気持ち良い状態で連休を迎えることができた。


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そして今日の朝。 約束した時間に彼らの家の近くに行き、アテンザワゴンでピックアップ。 さあ、天気も良いし、ゴールデンウイークのドライブに出発だ。
向かうのは、私たち夫婦も久し振りの訪問となる『吾妻山』 ここは、高台の気持ち良い草原から眼の前に広がるパノラマの景色が堪能できるお気に入りのスポットの一つ。

今日も、少し霞んではいるが、中国山地の景色が楽しめ、適度な風も心地良い、最高のコンディション。

広場にシートを敷き、途中で買い込んできたお弁当を食べながら、楽しい一時を過ごす。

景色の良い場所で食べるお弁当は、なによりのご馳走である。

食後は、草原やロッジ付近をしばし散策。


『今度は、休みが合えばぜひ一緒に泊まりで遊びに行きたいねえ。 どう?』 『ええ、いいですねえ!』


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吾妻山の後は、しばし戻って『備北丘陵公園』へ。

かなり前に、まだ小さかった息子達を連れて遊びに来た記憶はあるのだが、今はだいぶ変わっている様子。 『へえ、こんなに整備が進んだんだね!』

公園にある林の中の遊歩道を散策し、新緑と草花を堪能する。

タンポポの綿毛。



人もそれほど多くなく、静かに自然を楽しめる吾妻山と違って、人は多いがこれはまたこれで楽しいものだ。


公園内を歩いていると、聞き慣れた音楽が聞こえてくる。 『おー、石井杏奈じゃん!』 BGMも、俺の好みだなあ!
なんて思っていると、MCまで聞こえてくる。 ??? 『え? もしかしてこれって?』

芝生広場に行ってみると、なんと今日のゲストは『石井杏奈』 ほんとかよー!!!

途中からなので、最後の3曲だけであったが、最近ファンになった生の石井杏奈ちゃんを見ることができ、生歌を聞くことができて、最高のホリデイとなった。

石井杏奈。 やっぱ、ええなあ。

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その後、花が沢山植えてある公演を散策。

チューリップが満開である。

石井杏奈の歌声にうっとりし、春に咲き誇る花を愛で、地元のスイーツを舌で愛で、春の備北をたっぷりと堪能。


『今日は楽しかったねえ。 今度はぜひ、一泊二日でどこかに遊びに行こうや! 俺がプランニングするけん』 『いいですねえ! ぜひ、行きましょう』

瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターでオープンドライブ_再訪『あるぺん屋』&美又温泉

2012年04月22日 | 旅するシーカヤック
『おう。 そろそろ結婚記念日も近いし、せっかくやから、どっか旅行へ行こか』 『どこ行くん?』
『この前、俺がいった民宿、”あるぺん屋”さんに泊まって、八幡高原を散策し、帰りに美又温泉へ入るってプランはどうかのう』 『ええよ』
『よっしゃ。 決まりや!』

2012年4月21日(土) この週末は雨の予報なのだが、空は曇ったり微かに晴れ間が覗いたり。 そんななか、ロードスターの幌を下ろし、八幡高原に向かうドライブ旅行に出発した。
途中、太田川沿いの景色を堪能しながらの快適オープンドライブ。
BGMは、松田聖子、サンボマスター、BENI(COVERS)、イーグルスなどなど。 このドライブのために、昨日の夜、MacBookProで選曲し、CDを焼いてきたのである。

緑色の淵が美しい。

途中、今は使われなくなった可部線の駅と列車が展示されている公園へ。

クルマを停め、ポットに詰めてきたコーヒーを持ってしばし散策。

曇り空なのは残念だが、幸い雨には降られず、ドライブ&散策を楽しむ一時。 ベンチに座って飲むコーヒーが美味い!

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途中、昔の町並みが残るとネットで読んだ『加計』に立ち寄る。

クルマを停め、しばし町並みを散策。

文房具屋さんを覗くと、懐かしそうなものが並んでいたので、少しお邪魔して店内を拝見。 店のおばちゃんによると、高速道路工事の時には、加計に大きな青焼きができる機械がこの店にしかなかったので、夜遅くまで仕事してとても忙しかったそうだが、最近では加計の町も人が減って、子供も減って、どんどん活気がなくなってきているのだとか。

いろいろと店内をチェックし、古ーい『計算尺』があったので、安くしてもらって購入。

その後、鍛冶屋さんを見学したり、タイ焼き屋さんに立ち寄ったり。

ここのタイ焼きは、あんこもタップリでなかなか美味しい。



加計を出発し、道沿いにある桜を堪能しながら、八幡高原へと向かう。


***

八幡高原に到着した頃には、少し雨が落ち始めたが、まだまだポツポツ程度だったので、湿原の遊歩道を散策した。

誰一人居ない静かな湿原。 クマが出ると聞いていたので、iphoneで音楽を鳴らしながらのウオーキング。

今はまだ、冬の名残を感じるが、新緑の季節にはとても良い風景になるのだそうだ。 また、そんな季節にも訪れてみたいものである。

人生、こんなに真っ直ぐで平坦な道ではないが、だからこそ楽しいのかもしれない。 思いがけない経験や、辛いこと悲しい事、苦しい事も、5年後10年後に振り返ってみると、それはそれで意味があるし、良い経験になっていると感じる事がほとんどである。

それにしても、24年間、いろんなことがあったなあ。 ほんま、ありがとう。

散策を終えると、久し振りに妻に運転を代わる。 『せっかくやから、MTを運転してみたら。 ここなら誰もこんし、練習するにはちょうどええやん』


5時過ぎに、『あるぺん屋』さんに到着。 数週間前に一人で訪れたのだが、食事がおいしく、ご主人&奥さんの持て成しも快適で、自家製の”どぶろく”も最高に美味しくて、お気に入りの宿となった民宿。

お気に入りとなった宿への再訪、所謂『裏を返す』というやつである。

***

お風呂に入り、楽しみにしている夕食の時間。 まずはビールで乾杯。 『いやあ、ほんま24年間よう続いたなあ。 ほんまいろいろとありがとう! こげなわしじゃが、まあ、これからもよろしゅう頼むわい』


おいしい食事をいただきながら、ビールをゴクリ。 自家製のチーズも旨い。


ビールの後は、おいしいどぶろくをいただきながら、ご主人&奥さんとの会話を楽しむ。

食べて飲んで、話して聞いて、そして笑って納得して。 数時間に及ぶ、楽しい夕食の一時を堪能。 『じゃあ、そろそろ寝ます。 ごちそうさまでした!』

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朝食も、いつもながら充実したおいしいメニュー。

食後のコーヒーを飲んでいると、奥さんから、『せっかくだから、臥龍山に行ってみたら良いですよ。 今の季節なら、葉っぱが落ちているので、まだ景色が楽しめますよ』 『そうですか。 美又温泉に行く前に、せっかくだから行ってみますよ』

『どうもお世話になりました! また遊びに来ますよ』 『ええ、ぜひいらして下さい。 新緑の季節も良いですし、夏は涼しいですよ』

小降りだが、雨が降っているので幌は上げたまま臥龍山へと向かう。 狭くてクネクネの道、そして強風の山道を登っていく。

クルマで上れる最終地点まで行き、そこから下りながら所々でクルマを停めて景色を堪能。

日本海方面は晴れているようで、遠くに青空が覗いている。

山のあちらこちらには、まだまだ残雪が。 『もう、ゴールデンウイークにになるっていうのに、まだまだ寒いんだなあ』

***

しばし散策していると、眼の前に虹が!

『おー、これは綺麗やなあ!』 なんかええ事があるとええなあ。

山を降り、美又温泉へ。

今日は、嵐の様な強風のせいか、連休前だから皆おとなしくしているのか、思ったよりも人が少ない。

温泉前に、ウオーキングで軽く汗をかき、私好みのアルカリ性温泉を夫婦でたっぷり楽しみ、お昼ご飯を食べた後、しばし休憩して再び温泉へ。

『どうやった?』 『うん、ええ温泉じゃねえ。 肌がツルツルで白くなったよ』 『ほうじゃろう! ここは、ほんまお湯がええけえのう』

ここからは、雨の中高速道路を走り、家路についた。
家の近くまで戻り、給油をして計算すると、ロードスター(NB、1.6L-5MT)の燃費は15.5km/L。 なかなか良い感じである。

近付く結婚記念日を前に、夫婦で訪れたお気に入りの宿、『あるぺん屋』
中国山地の快適なオープンドライブを楽しみ、あるぺん屋さんのおいしい料理と”どぶろく”をたっぷり楽しみ、八幡高原の自然と臥龍山からの景色を堪能し、二人のドライブを盛り上げてくれた虹を見ることができた。
美人の湯、美又温泉は、カランやシャワーからもアルカリ泉が出てくるので、私は坊主頭も顔もツルツルになり、妻も美白と美肌効果を喜んでいた。

最高のオープンドライブ! さあ、来週からはゴールデンウイークだ!!!

瀬戸内シーカヤック日記: 今年初の島根半島、お花見&完璧サンセット堪能キャンプツーリング

2012年04月15日 | 旅するシーカヤック
2012年4月14日(土) 朝5時過ぎ。 目覚めると、MacBookから買い替えたばかりのMacBookProを立ち上げ、天気予報と波の予報をチェック。
『おお、これは完璧じゃん。 今日は久し振りに島根半島へ行ってくるけん』

私の場合、基本的に漕ぐ場所を決めるのはその日の朝5時過ぎ。 前日夜の予報で、候補を数カ所に絞っておき、朝起きた時の最新の天気予報で最終決定するのである。
今回は、島根半島の波の予報が土日とも1m。 絶好のツーリングコンディションになりそうだ。 今年初めてとなる日本海。 『これは行くしかあるまい』

シーカヤックとMTBを積んで、風向きと波次第で、西へ東へ、南へ北へ。 これが私流の楽しみ方である。

***


キャンプ予定の小波海水浴場に向かう道すがら、久し振りにチェリーロードへ立ち寄ってみた。

桜は満開に近く、日本海の美しい緑とのコントラストが美しい。

桜と海の景色とを堪能しつつ、快適なドライブ。 久し振りとなる島根半島キャンプツーリング、出だしは好調である。

多古に行ってみたが、北東の風がそこそこ吹いており、海は少しザワザワしている。

『まあいいか。 いつも多古の七つ穴ばかりでは面白くないよな。 今日は風裏となる加賀方面に行ってみるか』

***

今日のツーリングの出発地点でもあり、キャンプ地でもある小波海水浴場に到着。

ここで初めて漕いだのは、1996年の事。 海と景色の良さに惚れ込み、毎年通うお気に入りの場所である。

お昼ご飯を簡単に済ませ、シーカヤックを降ろし、ドライスーツを着込んで海に漕ぎ出した。

浅くて透明な海は、まるで沖縄を漕いでいる気分にしてくれる。

少し沖に出て深くなると、透明な海から美しいグリーンの海へと変わる。


岬をまわり、チェリーロード側の海へ。

穏やかな春の日本海を漕ぎながら、海から花見気分のツーリング。

加賀鼻の手前まで漕ぐと、多古鼻を回り込んできた風が抜けており、少し波がザワついている。 ここまでで約1時間。 『ちょうどいい。 ここで引き返すとしよう』

ここからは、陸沿いに漕ぎ進み、湾や岩礁地帯の様子を丹念にチェック。

前日までの雨でできた、海に注ぐ滝。

夏になったらシュノーケリングを楽しみたい様な、静かな湾も沢山ある。

さすが島根半島。 海の透明度は抜群である。


***

さらに引き返し、野波の漁港へ。 ここには、舟屋が残っている。

舟屋の目の前にカヤックを引き揚げ、しばし休憩。 見ると、おばあちゃんが何か採っている様子。

『こんにちは。 これは何が採れるんですか?』 『これはね、”そぞ”いう海藻』

『へえ、”そぞ”ですか。 初めて聞きました』 『まあ、正式な名前は知らんよ。 でも私らには”そぞ”。 私は境港なんじゃけど、最近はなかなかこれがなくて。 それでここまで採りにくるんよ』

『そうなんですか』 『この”そぞ”は、こっちの方の人はあまり食べんいうし、境港の方でも町の方の人は食べん。 私ら浜の方の人間だけよ』
『こりゃあ、どうやって食べるんですか?』 『これはね、さっとお湯で湯掻いてポン酢で食べたり、佃煮を作ったり。 私はこれが大好きで、春になったらこれを食べるんを楽しみにしとるんよ。 もうこの時期になったらソワソワしてくる』

『それなら、私も今日の夜はキャンプの予定なんで、ちょっと採って帰って食べてみますよ』 『湯掻いたら、最初はヨードの強い匂いがするけど、軽く湯掻くだけでええよ』 『はい。 分かりました。  一人なんで、少しだけ採って帰ります』

春の海で、しばし海藻を採取。 おばあちゃんと一緒にきているお孫さん達は、下着姿になって海に浸かって遊んでいる。 『やっぱ子供は元気やなあ』
そのお孫さんが手に何か持って『これ、何て言う名前じゃったっけ? 紫色の汁をだすもん』と聞いてきた。 『お、それはアメフラシよ』と教えてあげると、『そうじゃった、アメフラシ。 あっちにいっぱいおるよ』と言いながら、他の子供達の方へ戻って行く。

『どれどれ』と俺も海に入り(残念ながらドライスーツだが)、磯でアメフラシ探し。 『ここに居るで!』と捕まえてみせると、『あー、それ大きい。 ○○ちゃん、それもらってきて』 取りにきた子供に『ほれ』と手渡し、次を探す。

しばし、海藻採りとアメフラシ探しで、春の日本海を楽しんだ。

***

ふと舟屋の方を見ると、一艘の漁船にロープを掛けておられた。

『こんにちは。 これ、舟屋に収められるんですか?』 『いいやあ、そこのペンキを塗り直そうと思うて、少し浜に揚げるんよ』
『冬は、この舟屋に収められるんですよね』 『昔はそうじゃったけど、ここの防波堤ができてからは、冬でも舟屋に揚げんでもようなった』 『そうなんですか』

『あっちの舟屋には、木造船がありますね』 『うん、あれはもう大分古いよ。 30年以上前の船じゃろう』

『ありゃあ、手漕ぎ舟ですか?』 『いいや、エンジンを付けて使いよっちゃったよ』

石畳の浜には、船を引き揚げるために板が敷いてある。 コロとなる丸太も準備され、手巻きのウインチで引き揚げるシステム。
『この前の大波で、板が一枚流されとるわ』 『えー、波がここまで来たんですか!』 『そう、この前の大風。 台風なら一日で逃げるが、あの時は三日吹き続けて大変じゃった』
そう、先日の爆弾低気圧である。 防波堤があるのに、この舟屋まで波が来るとは! 驚きのパワー。

『毎年春には、ペンキを塗られるんですか』 『そう。 見てみんさい。 船底に貝がいっぱい付いて、スピードが出んわい。 ほんとなら、もっと早うやるんじゃが、今年は遊んどって遅うなった』

『漁師さんなんですよね?』 『今は、ちょっと海で遊んどるだけ』 『何が釣れるんですか?』 『鯛よタイ。 今から桜鯛よ』

***

久し振りに訪れた野波漁港。 おばあちゃんに海藻採りを教えていただき、子供達とアメフラシ探しで遊び、漁師さんには舟屋に漁船を引き揚げるところを見せていただいた上に、お話も伺うことができた。
今年初めての島根半島ツーリングは、様々な出会いに恵まれているなあ!

『今日は小波でキャンプなんです。 そろそろ戻ります』と、おばあちゃんと漁師さんに挨拶し、再び海に漕ぎ出した。

少し風が強くなり始めた海を漕ぎ戻り、シーカヤックを浜に揚げた。

道具を片付けていると、一人のおじいさんが浜に散歩に来て、建物の隅に座って海を眺め始められた。
『こんにちは』と近付いて行くと、『おお、あれで漕いできたんか』 『ええ、そうなんです。 今日は、加賀の岬の方まで漕いで、さっき野波に寄って来たんですよ』
『どこから来られた?』 『はい、広島の呉です』

私もおじいさんの斜め前に座り込む。
『呉から。 わしは呉じゃなかったが、広島の大竹に居ったことがある。 潜水艦の特攻隊で、訓練を受けよった』 『あ、大竹には、特殊潜航艇の学校があったと聞いた事がありますよ』 『おお、それじゃ』
『大竹じゃあ訓練で鍛えられたが、横須賀に移ってからは、何もすることないまま、飲んで喰ってじゃったなあ』 『それは、特攻待ちということですか?』
『ほうよ。 でも、戦争に負けて、ここに戻ってきた』

『ここに戻ってからは何されよったんですか』 『鰯漁』 『ここらのイワシは有名ですよね』 『網で獲って、ここの浜に干して、それで境港の方へ売りに行きよった。 人手が足らん時には、多古の集落の人らにも手伝ってもらいよった』
『境港へは、どうやって持って行くんですか』 『船よ』

『冬は漁はできんでしょう』 『うん、じゃけえ、牛飼いもしよったよ』 『牛ですか?』
するとおじいさんは山の上を指差し、『あそこ。 あの所で牛を何頭も買いよった。 島根和牛いうたら、わしらが育てよったんよ』
『牛飼いを習うのに、日本中を廻ったもんじゃった』 『え、そうなんですか。 スゴいですね』 『牛で、ええ儲けになった時期があったのう』

『ええ時期じゃったですね』 『でも、人によるで。 儲かるやつもおりゃあ、儲からんやつもおる。 やっぱり違うんもんよ』 特攻隊上がりで、漁師もし、牛飼いを始めるために各地を廻って牛飼いのノウハウを学んだというこのおじいさん。 こういう人達が、かつての日本の浦々を支え、興していたのだろう。

『いやあ、いろいろとありがとうございました。 ところで、ここにはお店はないですかね』 『ここにはないのう。 野波にいきゃあある』
急遽、海藻料理をすることになり、ポン酢が必要になったが、今日は持ってきていない。 野波の集落には何軒か商店があるとのことなので、自転車で散歩がてら買い出しに行く事に。 『じゃあ、行ってきます』

***


自転車で野波に行き、日御碕神社を見学。 ゆっくりと集落を廻るには、自転車が最適である。

この神社。 小さいのだが、狛犬が大きくて立派である。


JAでポン酢を買い、小波に戻ると、潮抜きのためお風呂へ。
ゆっくりとお風呂に浸かり、楽しかった一日を振り返る。 『いやあ、それにしても本当に楽しい一日やった。 ほんま、日本海のキャンプツーリングはええのう』

小波までの帰り道、日が傾き、日本海の景色がまたいい雰囲気。

シーカヤックでゆっくり遊んでみたい入り江が沢山ある。


***


小波に戻ると、日没前。 テントを張ると、ベンチに陣取り、夕食の準備を開始。

今日は、スーパーで買い込んで来た『割り子そば』と、どちらも新鮮な『そぞ&わかめ』、そして豆腐。

この割り子そばは、日本海ツーリングでスーパーで見つけたら絶対買い込む、お気に入りの一品。


海に沈み行く夕日を眺めながら、ビールをプシュリ。 『いただきます、ゴクッ、ゴクッ、ゴクーリ』 『うーん、最高!』
『そぞ』をお湯でシャブシャブし、ポン酢でいただく。 『おお、これはイケル! シャキシャキ感がなんとも良い感じ』

『そぞ』をパクリ。 ビールをグビリ。 新鮮ワカメも美味いし、割り子そばもおいしい。 いやあ、これぞキャンプツーリングの楽しみである。

***

ここからは、サンセットをつまみにビールがすすむ。









雲がない水平線に、まさにここしかないという目の前の海にゆっくりと沈んでゆく太陽。













まさに、『完璧なサンセット!』 こんなに美しい日没を見たのは、いつ以来だろうか? 『ああ、特等席での最高の夕食!』
これぞ、キャンプツーリングの醍醐味である。

***

2012年4月15日(日) いつものように、朝5時に目が覚める。 テントの外は穏やかな雰囲気。

ゆっくりと起き出し、朝ご飯の準備。 今日は、ワカメ蕎麦。

さすが島根県。 スーパーでも一人分の生蕎麦麺が売られており、昨日買い込んでおいたのだ。
ストームクッカーでこの生麺を茹で、これまた買い込んでおいたそばつゆ、そして昨日のうちに湯掻いておいた新鮮ワカメで、島根半島ツーリングらしい朝食である。

湯掻いた蕎麦をざるで湯切りし、あたためておいたそばつゆに入れて、ワカメを載せると出来上がり。 『いただきまーす』 ズル、ズル、ズルリ。 つゆをゴクリ。

『ごちそうさまでした』 あー、美味かった。

***

コーヒーを飲み、ツーリングに持って行くためのコーヒーをポットに準備して、テントと道具を片付け、ドライスーツに着替えると、朝のお散歩ツーリングへ出発だ。

少し風と雲があるが、快適な朝の海。


昨日は加賀方面だったので、今日は多古鼻方面へ。
瀬戸内とは違う、日本海らしいダイナミックな景色を楽しみながら漕ぎ進む。

岬を廻ると、ロックガーデン。

ロックガーデンを抜けると、多古鼻の北側は、東の風が抜けている。 ようし、ここから引き返そうか。


小波の浜近くまで戻り、いつも訪れる小さく静かな入江に入ってしばし休憩。 朝ポットに詰めてきた、熱々ドリップコーヒーを取り出し、ゴクリ。

これまた完璧なモーニングコーヒーである。 最高の贅沢。

1時間ほどで浜に戻り、シーカヤックと道具を潮抜きし、荷物を片付ける。

『ああ、ほんまにええ二日間やった』

桜を楽しみ、久し振りの穏やかな日本海を楽しみ、おばあちゃんに海藻採りを教えてもらい、漁師さんには舟屋について教えていただいた。 特攻隊上がりの漁師&牛飼いおじいさんにも昔の話が聞けたし、自転車も漕いで、完璧なサンセットを最高の特等席でビールを飲みながら眺め、朝のお散歩ツーリングでは最高のモーニングコーヒーを堪能した。

島根半島、やっぱええところや。 また近いうちに遊びにくるでえ!

瀬戸内シーカヤック日記: カヤック&バイク_しまなみキャンプツーリング@生名島

2012年04月08日 | 旅するシーカヤック
2012年4月7日(土) 風が強い週末が続いていたが、ようやく春らしい天気になりそうなこの土日。
キャプツーリング派の俺は、もちろん行くしかないだろう。 そう、海へ!

この島がお気に入りになって、何年経つのだろうか? 年に何度も通っているが、様々な楽しみ方があり、飽きることがない。


今日もカヤック&バイクの装備で遊びに来た。 このスタイルなら、風が吹いて海に出ることができなくても、自転車で楽しむことができるし、天気が良ければ海を漕いで、その後は自転車を漕いでと、ダブルで『しまなみ海道』を堪能する事が出来る。

今日は風もないので、まずはカヤックツーリング。

潮をチェックし、海へと漕ぎ出す。 今日は、久し振りに生名島を一周するつもり。

この潮なら、今日は時計回りで行こう。

因島と生名島との間の瀬戸を追い潮に乗って漕ぎ抜ける。

立石港を過ぎ、生名橋へ。

最近は、岩城島一周や津波島コースなどばかりだったので、新しく出来たこの橋の下を漕ぎ抜けるのは、今回が初めてである。


生名島の南端にあるこの岩。

いつみても、眉毛がモジャモジャと異常に伸びたハゲオヤジに見えるのは私だけだろうか?

約1時間半ほどで出発した浜に戻ってきた。

シーカヤックを浜に揚げていると、雨粒がポツリポツリ。 『え? 今日は晴れマーク一つだけだったよなあ?』
次第に空は暗くなり、そこそこ雨が降り始めた。

今日は、シーカヤックの後は自転車に乗り換え、弓削島に行ってランチのお店を開拓しようと思っていたのだが。 残念。

***

少し高台の公園に上がってみる。

ここからは、平内島の眺めが楽しめる。

ほとんど誰もいない、静かな公園。 お気に入りの場所の一つである。

この週末は、お花見も楽しめるタイミング。

なかなか良い雰囲気だ。


少しは慣れたところには、メンヒルもある。 ここでは、明日の日曜日、ちょっとしたお祭りが行われるのだとか。


***

キャンプ場に戻ってお昼ご飯の準備。

おいしいラーメンとおむすびを食べた後、雨が止まないのでシュラフに包まっていたら、いつの間にやら昼寝をしていた。
目が覚めたのは、約1時間後。 『ああ、気持ち良かったあ』 日頃の疲れが溜まっていたのかな? 酒も飲まないのに昼寝できたなんて、久し振りである。

弓削島に買い出しに行くと、雨も上がって晴れ間も覗いてきた。 『お、これなら漕げるかも!』

海沿いの道を、気持ち良くペダリング。

弓削島の北側にある集落まで行ってみると、神社の横に『だんじり小屋』とあった。

裏に回ってみると、そこには『だんじり』が。

このお祭りも、一度みて見たいものだ。

戻り始めると、またまた雨がパラリ。 途中からはそこそこ降ってきたが、なんとかずぶ濡れにはなることなく、クルマまで戻ることができた。

それにしても、今年は変な天気である。

***

買い出しを済ませ、フェスパへ。

しまなみを漕いだ後は、ここのお風呂で潮抜きするのが私の定番。

雨が上がって、再び青空が広がった瀬戸内の景色を眺めながら露天風呂を堪能し、日頃の疲れを癒す。


キャンプ場に戻る事には日も傾き、なかなか良い雰囲気の瀬戸内の夕暮れ。


久し振りのシーカヤックキャンプツーリング。 海を漕いで、自転車を漕いで、楽しい一日。 ああ、今日もビールが最高に旨いなあ!

***

2012年4月8日(日) 朝、目覚めると、風もなく快晴の予感。
昨日買っておいたかき揚げを入れた、天婦羅うどんの朝食を済ませると、ドライスーツを着て海へ。 今日は、日曜日の朝定番の、お散歩ツーリングコースである。

鶴島から龍神様を経由して、亀島へ。



この時間は干潮なので、いつもよりかなり高い位置にある龍神様。

雲一つない青空が広がり、朝のお散歩ツーリングは最高の気分。

***

浜に戻り、シーカヤックをカートップし、道具一式を洗って干すと、今度はMTBを降ろす。

こんなに良い天気なのだ。 せっかくだから自転車も楽しもう。

昨日はシーカヤックで生名島を一周したので、今日は自転車で一周する事にしよう。

自転車なら潮は関係ないので、昨日とは逆の反時計回りのコース。

クルマも人もほとんどいない静かな海沿いの道を、エッチラオッチラ漕ぎ進む。 空気も澄んで、清々しい島の朝。

前半部分は少しだけアップダウンがあるが、生名橋辺りからはフラットな道が続く快適なサイクリング。

自転車だと、わずか30分程で一周である。 海を漕いで、自転車を漕いで、上半身と下半身、ちょうど良い運動になった、


桜も咲いて、ようやくしまなみ海道にも春がやって来た。 さあ、この春も、芸予諸島の海を満喫するぞ!

瀬戸内シーカヤック日記: 八幡高原で雪中サイクリング&どぶろく堪能@あるぺん屋

2012年04月01日 | 旅するロードスター/アテンザ
ここ数週間ほど、週末に風が強くなるサイクルが続いており、残念ながらこの週末も、どうやら海に出るのは諦めた方が良さそうな気配。。。
うーん、さすがにこんな週末が続くと、外で遊びたい虫が疼く。 『今週末は出掛けてくるわ。 あんた、土曜の夜は飲みやったよなあ。 悪いけど、前から気になっとる宿があるけえ、ちょっと遊んでくるけん』

という訳で、金曜日の夜にネットで宿を予約。 『さて、どんな週末になるのだろうか?』 楽しみだ!

***

2012年3月31日(土) 朝起きると結構な雨量。 雨が降っていなかった昨日の夜のうちに、MTBをカートップしておいたのは正解だったようだ。
『じゃあ行ってくるけえ』 『はい、気をつけて』

まだ朝早いので道も混んでおらず、夕方宿に入るまでは今回初めて立ち寄る温泉以外には特に予定も決めていないので、一般道を走って中国山地を越えていく。 途中の山越えでは、雨から次第に霰(あられ)に変わり、海沿いとは季節が違う事を実感させられる。


まずは今日の最初の目的地である『美又温泉』へ。 温泉の泉質は、ヌルリとしたアルカリ泉が好きなのだが、さすがに一の俣や俵山は遠いので今回は諦め、ネットで島根のアルカリ泉を探したところ見つけたのがここの温泉。

静かにゆっくりと入りたかったので、公衆浴場である『温泉会館』へ。 入浴料金は250円。 『こりゃあ、安っすいなあ』
浴場には、L字型の浴槽が一つ。 体を流して入ると、『あ、アルカリ泉や』 期待通りのヌルリ感である。
お客さんは少ないが、ほとんどが地元の方のようだ。 割と短時間で入れ替わり立ち替わりし、常時2人から3人でゆったりと過ごす事が出来る。

温泉会館で1時間ほど過ごすと、体が芯から温まっているようで、なかなか汗が止まらない。 『ああ、ええお湯やった。 今度はぜひ、妻も一緒に連れてきてやろう』

***

久し振りに日本海が見たくなり、クルマで北上。

山でも風は強かったのだが、海沿いは突風といっても良いくらい。

海沿いにクルマを停め、高い防波堤に上がって見ると、大荒れの日本海。

それでも、久し振りとなる日本海の景色と波のエネルギーを、しばし堪能。

***

浜田市内で少し遅めのお昼ご飯を食べ、宿に向かうために再び中国山地方面へ。

途中のスキー場には、まだ雪が多く残っており、春とは思えない景色が広がっている。
 

午後4時半前、今日の宿に到着。 お世話になるのは、『あるぺん屋』さんである。

挨拶して部屋に案内していただいた。 今日は、景色の良い部屋を準備していただいたのだそうだ。 この気遣いが嬉しいな。

窓から見えるのは、八幡高原と臥龍山 。

『じゃあ、ちょっとだけ漕いできます』 『日が傾くと急に寒くなりますから』 『はい、軽く漕ぐだけにしときます。 ちょっと漕げば気が済むんですよ』

ラックから自転車を降ろし、ワッチキャップにサングラス、グローブを装着して出発。 4月になるというのに、まさかここまで寒いとは思っていなかったので、防寒対策はちょっと心配である。

クルマも通らず、人の気配もない、路肩には雪が残る山道を、えっちらおっちらとペダルを踏み、ゆっくりと登って行く。





冬から春に移り変わる、静かで美しい八幡高原や湿原の景色を堪能。

さて、そろそろ戻ろうか。 帰りは快適な下り。 1時間弱ほどサイクリングを楽しんで、宿に戻ってきた。

『帰りました。 お風呂、お借りします』
風呂から上がると、本棚にあった一冊を借り、晩ご飯まで部屋にゴロリと横になって、『キッチン(吉本ばなな)』を開く。

以前ヒットしたのは知っているが、読むのは初めて。 うん、これは以外と面白い。 食わず嫌いだったなあ。

6時半前。 『準備、できましたよ』との声で、食堂へ。

おいしそうな夕食である。 『じゃあ、まずビール下さい』


暖炉を背に、『グビリ』と冷えたビールを飲む。 チーズや、後から出てきた揚げ餃子は、なんと自家製なのだとか。
おいしい料理を堪能し、ビールをグビリ。 ビールがなくなると、普段なら『もう一本お願いします』なのだが、ここは『あるぺん屋』

この宿の名物は、知る人ぞ知る『どぶろく』である。 これを飲むために、今日はこの宿に来たのだ。
『じゃあ、どぶろくをいただきたいですが、どんなサイズがあるんですか?』 『グラスでもいいし、瓶一本でも』

『じゃあ、瓶でお願いします』


***

まずは一杯。 『お、これは美味いですねえ』 美味い料理をいただき、旨いどぶろくを飲みながら、ご主人と四方山話。

趣味がシーカヤックなのだが、風が強くで海に出られない週末が続いているので、数年前にチラシを見て気になっていたこの宿に泊まりにきた事をお話しする。
『私も、カヌーを造って乗っていたことがあるんですよ』 『え、そうなんですか』
『型に薄い木の板を貼って留め、FRPで表面を強化したんです。 それで、冬の聖湖に浮かんで。 一日遊んでも飽きなかったな』

その後も、八幡高原の自然の話や、スキー場の事、どぶろくの話などなど。
最近は、スキーやスノーボードのお客さんも減って、閉めるスキー場も出てきつつあるのだとか。 スノーボードなどに興味を持つ若い人が減っているのだろうとの事。 『そうですよね。 それに最近の若い人は、あまり酒も飲まないらしいですし』と私。

どぶろくは、特区申請して免許を取得し、自分達で米も育ててどぶろくを製造されているのだとか。 『始めたのは5、6年前かな。 米から作らないと特区の申請が通らないんですよ』 『今、どぶろくを造る免許を持っているところは、全国で100位ですかね。 広島県ではもう一ヶ所』

どぶろくは、韓国のマッコリと兄弟分だが、マッコリは基本的に麦が原料なので栄養分に限界があり、アルコール度数があまり上がらないのだとか。 とは言え、どぶろくも度数を上げすぎると旨味成分がアルコールに変わってしまい、おいしさが失われるので、ちょうど良い度数でコントロールされているそうだ。

『うちは、火入れをしていないんですよ。 一度火を入れると、もう炭酸は出て来ないですからね』 『でもそうなると、安定して流通させるのが難しいんじゃなおですか?』 『そう、だからうちは、産直市とかには出してるんですが、普通の酒屋さんには卸してないんです。 よほどちゃんと温度管理してくれるお店でないと難しい』 『なるほど』

そして様々なところから、どぶろく製造方法を教えてほしいと調べに来るのだとか。 でも、基本的に秘密にせず、公開されているのだとの事。 これも驚きである。

いろいろとお話を伺っていたら、『実は、今日の夜は友人が来るんですよ。 時々遊びに来ては、どぶろくを一緒に飲むんです』との事。 『それは楽しみですね』

***

食事をいただき、ご主人や奥さんとの会話を楽しみ、どぶろくを堪能していると、一人の方が入って来られた。 どうやら、この方がご友人のようだ。

別のテーブルで飲み始められたが、途中で『こちらに来られませんか』と誘っていただき、『じゃあ、遠慮なく』という事で、どぶろくとカップを持ってテーブルを移動した。

その方は、70過ぎとの事だが、キャンピングカーのお店をやっておられ、他にも様々な地域興しの活動もされているとか。
『先ほど、ご主人から伺いましたが、旧車がお好きなんだとか』 『ええ、昔の三輪トラックとか、乗用車とか大好きで、自分で整備して動かせる状態で保管しているんです』との事。

また、この方も自作のカヌーで遊んでおられた事があったり、キャンプ場を整備されてキャンピングカーのお客さん達と遊べるように整備したり、マリーナ関係の知り合いや、周防大島でシーカヤックガイドをやっている方とお知り合いだったりで、とても多趣味で面白い方であった。

『もう、こうなったら病気やね。 治らんわ』 『そうそう、止められるくらいなら、最初からやらないですよね。 一度きりの人生、たっぷり楽しみましょうよ』

それにしても、まさかこんな所で、宮島の裏の景色や雰囲気の話題で盛り上がるとは思ってもいなかった。

どぶろくを傾けながら、共通の関心事である地域の活性化について盛り上がる。 私からは、大崎上島での『旅する櫂伝馬プロジェクト』の話題を提供すると、奥さんは『それ、この前テレビで見た様な気がします』との事。
その後も、ご主人やご友人が取り組まれている様々な地域興し活動の事や、そこでの苦労話、日本の将来についての話で盛り上がり、気が付くともう9時半。

6時半から開始した夕食が、いつの間にやら3時間。 おいしい食事とどぶろく、そしてご主人、奥さん、ご友人という、なんとなく共通する匂いのするメンバーの集まりで心底楽しみ、あっという間の3時間であった。 『じゃあ、そろそろ寝ます。 本当にごちそうさまでした』

今回の旅でも、またまたお気に入りの宿を見つけることができた。 なんだか良い縁に恵まれているなあ。

『じゃあ、おやすみなさい』

***

2012年4月1日(日) 朝起きると、外は小雪が舞っている。

朝食をいただき、コーヒーをゆっくりといただいて、その間もご主人、奥さんと八幡高原や瀬戸内の島々についての会話を楽しむ。
『もう、聖湖の周りの道路は雪がないから、自転車漕ぐには良いですよ』とのアドバイスをいただいた。 『ごちそうさまでした。 じゃあ、片付けたら聖湖に行ってみます』

帰りには、奥さんから妻へのお土産もいただき、感謝感謝。 『本当にお世話になりました。 次は、ぜひ妻も一緒に伺います』 『是非奥さんと一緒に来てください』

しばしクルマを走らせて、聖湖湖畔へ。 クルマを停めてMTBを降ろし、ペダルを漕ぎ出した。 外気温は1℃。 時折日が射すが、風も強く空気も冷たい。

人も居らず、クルマも通らない。 まだ冬の雰囲気がたっぷりと残る聖湖湖畔は、快適なサイクリングロード。

しかし、30分も走っていると、指先が痛くなってくる。 気温が低いのでサイクリンググローブは諦め、革手袋にしたのだが、さすがに指先の防寒対策は不十分なようだ。 『よし、クルマに戻るとしよう』

クルマに戻り、MTBをカートップしてエンジンをかけ、ヒーターを入れるとホッとする。


途中、深入山の景色も楽しみ、女鹿平温泉でサイクリングの汗と疲れを流して、今回の旅は終了。

美又温泉も良かったし、久し振りの日本海もエネルギッシュだった。 そして、昨日も今日も、雪景色の中でサイクリングを楽しめたのは、貴重な経験だったなあ。なにより、前から気になっていた宿は最高に良かったし、本当に良い週末だった。

今日から新しい期が始まるが、なんだか良い一年になりそうな予感。 『あるぺん屋』さん、本当にお世話になりました。 また是非、遊びに行きます!

瀬戸内シーカヤック日記_ロードスターでオープンドライブ、江田島術科学校&陀峰山

2012年03月25日 | 旅するロードスター/アテンザ
この週末は、土日とも強風の芸予諸島。 金曜日の時点から、シーカヤックでの海旅は諦めた。

昨日土曜日は、『旅する櫂伝馬プロジェクト_2012年、きよもり海道編』の準備で、大崎上島から啓志君が音戸に下見に来るというので夕方から音戸に出掛け、下見と打ち合わせ。
『これで音戸での予定はほぼ決まりだね。 ほんと、今年は天気に恵まれると良いなあ。 それじゃあまた、次の打ち合わせの時に!』

***

2012年3月25日(日) 今日も朝から、予報通り強風の休日。 とはいえ、晴れ間はあるということなので、妻とドライブに行く事にした。
『せっかくやから、ロードスターで行こうや!』

出発前に、iTunesでアルバムをダウンロードし、CDに焼いて準備。 幌を開け、島へのドライブに出発した。

今日の最初の目的地は、『江田島術科学校』

数年前に、シーカヤック仲間の五さん達と訪れたのだが、その時には改装中で、臨時の展示室の見学であった。 そして、妻と来るのは久し振り。

受付で手続きを済ませ、見学開始までしばし待合室で待機である。 手渡されたバッチは、『777』 なんということはないのだが、それでもなぜか少し嬉しい!

良い一日になると良いなあ。


***

朝10時、見学開始。 今日は、これまで何度か訪問した中でも、こんなに参加者が多かったのは初めてというくらいの盛況振りである。

最初に講堂を見学。

高い天井は、面白い意匠。

ここでは、毎週のように様々な行事が行われているのだとか。

レンガが美しい校舎。

天に向かって真っ直ぐに伸びる松の緑と、レンガのコントラストが何とも美しい。

このレンガ、 以前訪問した時には、 一つ一つ油紙に包まれて、わざわざ英国から運ばれてきたという説明であったのだが、今回の説明では、なんと『このレンガは、安芸津で造られたものだそうです』との事。 『エーッ! そうだったのか!』 驚きの説明。


以前、ロードスターで竹原までドライブに行った時、途中安芸津で寄り道し、海沿いに古い煉瓦工場を見つけた事があった。
おそらく、このような 安芸津の煉瓦工場 で、この術科学校の煉瓦/レンガが焼かれたのだろう。

***


資料館に移動する途中、美しい廊下を見学。 ここは撮影スポットとして人気だったので、最後の方が撮影を済まされるまで根気よく待ち、私もパシャリ。

ほんと、画になる良い雰囲気である。


資料館の中は撮影禁止なので、写真はここまで。

前回訪問した時は、改装中で臨時の資料室での見学であったが、今回は改装も終わってちゃんとした資料館。

見学開始前に案内の方が、『この中で、ここの海軍兵学校出身の方が親族に居られる方はおっしゃってください。 名前が分かれば、名簿で調べて写真を見ていただく事ができます』と案内されていた。
今回は、一組の見学者が挙手をされ、別行動で名簿と写真をチェックされていた様子。 『五さん。 前回は苦労して探しましたが、今なら一緒に探していただき、名簿と写真を見せていただけるようですよ。 また一緒に行きましょう!』

***

11時半。 見学を終え、次の目的地に。

江田島のうどん屋さん、『めん処にしむら庵』である。


私はかき揚げ蕎麦の大盛りと、牡蠣むすびを、妻は天婦羅うどんを注文。

ごちそうさまでした。

食事の後は、お気に入りの温泉へ。

『シーサイドのうみ』

ここのお湯が、潮湯系でとても体が温まるのである。

強風の海辺の温泉で、のんびりまったり約1時間弱ほどのんびりとお湯に浸かり、日頃の疲れを癒す。 『ああ、やっぱり温泉はええなあ』

***

再び幌を開け、今日最後の目的地へ。
クネクネと曲がりくねった狭い山道をロードスターで走り、山頂へ。

ここは、『陀峰山(だぼうざん)』 私たちにとっては想い出の場所である。 昔は、私が社会人になって始めた購入した当時の愛車、『フェスティバキャンバストップ』、1.3L-5MTで、当然キャンバストップをオープンにしてここに来たのである。

考えてみれば、昔からオープン好きだったんだなあ。 それにしてもここに来るのは二十数年振り。 『ああ、懐かしい!』
(もちろん、初代ロードスター/NAが出た時には欲しかったが、入社2年目で結婚した私は、ロードスターが出た時には長男も産まれていて、若くて安月給だったその時には、2台目としてロードスターを買うという選択はあり得なかったし、もちろんファーストカーとして二人しか乗れないクルマは選ぶ事はできなかった。 いつかはロードスターという想いが、ようやく10年前に実現でき、今でも現在進行形で想い出を積み重ねている)









さすがに二十数年振りの訪問という事で、かなり整備された陀峰山山頂はかなり雰囲気が変わってはいたが、それでもここから眺める瀬戸内海/芸予諸島は素晴らしい。 しばし、昔の想い出に浸ることができた。

『さあ、そろそろ帰ろうか』

再び、狭い山道をオープンにしたロードスターで走り、家路についた。

強風で海旅こそ楽しめなかったが、土曜日は『旅する櫂伝馬_2012年、きよもり海道編(清盛海道編)』の下見、日曜日は海軍術科学校見学と温泉&懐かしの陀峰山と、充実した週末であった。

さて、来週はどんな休みになるのだろうか? 楽しみだ!

瀬戸内シーカヤック日記: レストラン黒浜_牡蠣フライ定食&カキ丼

2012年03月18日 | 旅するシーカヤック
昨日は、 『古くからのシーカヤック仲間』 を含むグループが、シーカヤックでの移動を終えて蒲刈から室津まで陸路で移動するとの事で、『もしかしたらサポートをお願いするかもしれない』との連絡を受けており、朝6時過ぎに家を出て蒲刈へと向かう。

熾した炭火にあたりながらコーヒーを飲み、久し振りにお会いする隊長やメンバーとしばし会話を楽しむ。 思ったよりサポートのクルマが多かったので、私のクルマは室津まで行く必要はないかなと思っていたが、何人分かの荷物とヒト一人が残るようだったので、それらの荷物と人を乗せ、蒲刈から室津までの移動に同行。

同乗された方が、横浜の方だったので、約10年前の横浜単身赴任時代に三浦半島や伊豆、外房で漕いだ時の話や、最近の長浜の状況、またまた瀬戸内のシーカヤック事情などについてお話しながらの楽しい移動サポート。

夕方3時過ぎには、無事に室津の港に到着し、『じゃあ、これで帰ります!』 それから家路につき、自宅に戻って来たのは午後8時。

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2012年2月18日(日) 朝起きると雨。 今日は、妻と歩きに行こうと行っていたのだが、結構な雨なので午前中の歩きは諦め、『どこかへ昼飯でも喰いに行こうか』

あれやこれやと候補を挙げた結果、久し振りに『灘』のラーメンを食べようということになり、安浦に向かったのだが、残念ながらまだ店は開いていなかった。 『それなら』ということで、すぐ近くの『黒浜』へ。

『予定変更だが、そろそろ牡蠣のシーズンも終わる事だし、ちょうどいいや』

11時過ぎに店に入ると、もう空いているテーブルは数えるほど。

せっかくのこの時期なので、注文はいつもの『牡蠣フライ定食』と『カキ丼』


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黒浜訪問、このシーズンは2度目である。 
前回は、私がカキ丼だったので、今日は妻がカキ丼、私が牡蠣フライ定食とした。

『お待たせしました。 牡蠣フライ定食は?』 『はい、私です』

いつもながら、大振りのおいしそうな牡蠣フライが山盛りである。 『いただきます』


カキ丼も、プリップリの大粒牡蠣がこれまたたっぷり。

サクサクで味が濃い牡蠣フライと、フワフワ卵とプリプリのカキが楽しめる丼を分け合いながら、シーズンも終りに近いカキを堪能。
『あー、美味かった! ごちそうさまでした』

さて、来週末はどんな週末になるのだろうか。 天気に恵まれ、来週はまた海旅に出られますように。

瀬戸内シーカヤック日記: シーカヤックでリバーツーリング_猿猴川&縮景園

2012年03月10日 | 旅するシーカヤック
2012年3月10日(土) 荒れ模様のこの冬、この週末も天気はいま一つのようだ。
土曜日の朝5時。 いつものようにMacbookを開き、天気と風、潮をチェック。 さて、今日はどこ行こう?

『明日は強風で海は荒れる予報。 残念ながらこの週末もキャンプツーリングは諦めて、日帰りツーリングにしておこうか』

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ふむふむ、なるほど! せっかくだから、今日はこれまで行った事がないエリアを開拓してみるとしよう。

『じゃあ、今日は日帰りにするわ。 ちょっと坂から出てくるけん』

この冬、いつでも気軽に出られるようにと、クルマに積みっぱなしにしてあるウイルダネスシステムズのケープホーンを浜に降ろし、ドライスーツに着替えて出発。
少し風はあるが、ドライスーツを着込んでしまえば、まったく快適な冬のツーリングとなる。


この辺りを漕ぐ時は、鉄輪島や峠島、宇品あたりを巡る事が多いのだが、今日はバウを北に向ける。

そう、今日は川をさかのぼってみる事にしたのである。 シーカヤックでリバーツーリング。

猿猴川の河口付近は、いくつもの橋が交錯し、片田舎の地方都市である広島にしては少しベイエリアの香りがする。


上げ潮に乗って、川を北上。 周りには、某自動車メーカーの工場や施設が見える。


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漕ぎ出した時は曇り空で北風が少し強く、あまり楽しいツーリングになりそうになかったが、途中からは幸いにも晴れ間が出て、心地良いリバーツーリング。


1時間ほど漕ぐと、広島駅も近くなり、少し街の雰囲気が漂ってくる。

いつも、海がきれいなエリアを漕ぎ、誰もいない浜で静かなランチを楽しんでいるのだが、たまにはこんなエリアのツーリングも気分が変わって楽しいものだ。

目の前の橋の上には、『広電』の市内電車が。

ああ、片田舎の地方都市ではあるが、カヤッカーにとってはなかなか楽しめるエリア。 見直したぞ、水の都_広島。

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漕ぎ進みながら、ふと右手を見ると、どこかで見た建物が。 『あ、あれは!』 会社の友人が住んでいる建物である。
防水バッグからケータイを取り出し、電話してみる。 残念ながらつながらない。

『ま、いいか』と再び漕ぎ進む。 今日の目的地は縮景園。
漕いでいると、川沿いの歩道を歩くおねえさんが笑顔で会釈してくれたり、橋の上を歩いている親子連れの方が挨拶して下さったり、自転車に乗った小さな女の子が『どこまで行くのー』と手を振ってくれたりと、なかなか楽しいツーリング。

上陸できるスペースくらいあるかな、と期待していたのだが、さすがに川辺には柵が施されており、残念ながら上陸は諦めた。


そのとき、ケータイに着信が。 『あ、俺だけど。 今、近くまで来てるんだ。 時間があったら川縁に出られないか?』
OKという事だったので、友人宅の近くまで漕ぎ戻る。

川辺の階段で待っていてくれた。 『おはよー。 急に電話して悪かったなあ』
それからしばし会話を交わし、『じゃあ、そろそろ戻るよ。 良い週末を!』

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流れに乗って漕ぎ進んでいると、右岸にスロープが。 『ちょうどいいや。 時間も昼前だし、あそこでランチにしようか』

スロープにカヤックを引き揚げ、ランチセットを詰めたソフトクーラーを取り出し、ストームクッカーをセットして、お昼ご飯の準備。
少し雲が厚くなり、風も出て寒いなか、温かいラーメンを啜る。 『うん、ウマい』

食後は、最近お気に入りの『なんちゃって、自己流_野点セット』を取り出して、気分転換の一時。 こういうちょっとした遊びが、ツーリングの楽しさを一段と引き揚げてくれる。

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お茶を飲んでいると、後ろから足音が。 見ると、おじさんがカヤックに興味津々という顔つきで近付いて来られた。
『こんにちは』と挨拶すると、『これ、なんぼくらいするね?』

『うーん、これはFRPじゃないから安いですよ。 新品なら20万くらいじゃないですかね。 FRPなら30万から40万くらいかな』 『ほう、やっぱり高いねえ。 こりゃあ買えんわ』

『いつもは、海で漕ぎよるんですよ。 今日は潮もええし、ちょっと変わったとこを漕いでみようか思うて、坂から漕いできて、縮景園まで行ってみたんです』
『ほうね。 わしも海が好きで、よう潜りに行きよるんよ。 若い頃は、この時期にゃあもう潜りよったが、最近はもうちっと温うなってからじゃないと、行く気がせんようになった』

『潜ってなんか採られるんですか?』 『ほうよ。 この時期はワカメやナマコ』 『なるほど。 春の採りたてワカメは本当に旨いですよねえ』

そうこう話していると、少し雨が落ち始めた。 『じゃあ、そろそろ戻りますわ』 『ほうね。 気をつけて』

見る間に潮が引いて行き、スロープも水面上に。 丁度、潮時である。
川面にカヤックを降ろし、乗り込んでスプレースカートを装着して、おじさんに挨拶。 『それじゃあ、帰ります』


帰りは、流れに乗り、北風に押され、順調に漕ぎ戻る。


初めての猿猴川遡行。 行き交う人達とのちょっとした触れ合いもあり、これはなかなか楽しいツーリングであった。

ほんと、芸予諸島エリアのシーカヤックは、いろいろな楽しみ方があるものだ。 今度また、地図を眺めながら、これまで試した事のないプランを企画してみるか!