あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 年に一度のお楽しみ旅_大谷山荘別邸・音信

2017年01月08日 | 旅するシーカヤック
2017年1月7日(土) この週末は、前から楽しみにしていた旅が待っている。

山口県の湯本温泉にある、大谷山荘の別邸・音信に泊まる、妻と二人での一泊旅。
この宿は、50歳になった一区切りを記念して初めて宿泊させていただいたのだが、宿の雰囲気と食事の美味しさに魅了され、年に1度だけではあるが泊まりに行き、今回が4度目の訪問となる。

これまで、11月、9月、7月と、秋と夏に泊まっているので、今回は冬に泊まろうと1月にしたのである。
季節によって料理が変わるので、それが楽しみの一つ。

今回9月には予約していたのだが、その後にビッグニュースが入ってきた。
そう、12月に行われた日露首脳会談である。
今回の宿泊は、なかなか良いタイミングであった。

***

長門周辺はこれまで何度も訪れており、主だった観光地やディープな景勝地なども行っているので、今回は本当に音信でゆっくりと過ごす時間を楽しむだけの旅。
そのため、朝はいつもよりゆっくりと、遅めの出発。

この宿への旅は、ロードスターで行くことに決めている。

10万キロで一度交換した幌であるが、18万キロを超えてそれなりに年季が入り、破れた箇所をテント生地で補修しているのが痛々しいが、全く雨漏りもせず機能的には問題ない。

さすがにサスペンションはヘタってはいるが、エンジンは絶好調で、もうすぐ19万キロである。

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チェックインの14時ちょうどに宿に到着。
荷物を降ろし、クルマを預けると、いつものように茶室に案内される。

まだ鏡餅が飾ってあり、正月の雰囲気が残っている。

まずはお菓子をいただき、運ばれてきた抹茶をいただくと、非日常の世界への扉が開く。

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小さなフロントで鍵を受け取り、部屋へと向かう。

音信は部屋数も限られていることに加え、子供連れは宿泊できないことになっているので、廊下を歩いていてもほとんど人に会うこともなく本当に静かな空間。


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今回は、これまで泊まったことがない部屋を予約してみたので、楽しみである。

メインの部屋は、こんな感じ。

お気に入りの山側の部屋とはまた違った雰囲気である。 妻は気に入った様子。

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浴衣に着替えると、さっそくお風呂へ。
部屋にも露天風呂があるのだが、まずは大浴場で、ドライブの疲れを癒すことに。

ここでは、カードキーを2枚渡してくれるので、本当に使い勝手が良い。
普通の宿なら、鍵が1つだけなので、『何時頃に風呂から出て、どこで待ち合わせするか』を妻と相談するのだが、それぞれ鍵を持っていると、そんな面倒が要らないのだ。
『じゃあ、ごゆっくり』

お風呂場に向かう廊下も、もう通い慣れた感じで嬉しい。

ここの大浴場は、いつもほぼ貸切状態のことが多く、他にお客さんが居ても、一人か二人程度。
静かに体を伸ばすことができるのである。

また、俺はここの岩盤浴が大のお気に入り。
専用のガウンを着て、温かい床に寝そべり、体から汗が噴き出してくるのをじっくりと楽しむ。
しっかりと汗を出し、体から日頃の疲れとストレスを放出すると、露天風呂に入ってサッパリ。

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風呂から出ると、音信文庫で本を借りる。

この宿での楽しみの一つは、風呂上りにビールを飲みながら、普段見ることのないような本を開くこと。

また今日も、お気に入りのクラシックのCDも持参したので、部屋に備え付けのオーディオで聞きながらビールを飲み、音楽を聴き、本を開く。

これぞ至福のひと時。


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再び大浴場で岩盤浴を楽しみ、

休憩して、部屋の露天風呂でのんびりまったり。

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夜の食事。

今回は、以前試してお気に入りとなった部屋食。

広々とした綺麗な部屋で、妻と二人、ゆったりと食事を楽しめるのが、なんとも贅沢な時間である。

ビールの次は、雁木をお願いした。

この肉料理は、妻が大絶賛していた。

せっかくなので、料理を運んでくださる方に伺った、プーチン大統領との会食でも供されたという日本酒、『東洋美人』も試してみる。

『ごちそうさまでした』

何年か前に総料理長が大谷山荘の方に移られたということで、最初に泊まった時とは味も雰囲気も変わってはいるが、部屋でゆっくりとおいしい料理をいただくことができ、大満足の夕食であった。

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翌朝起きると、外は雨。

いつもよりゆっくりとベッドでゴロゴロする時間を過ごし、部屋の露天風呂で朝風呂を楽しむ。

朝食は、目覚めのスープから。

いつもながら品数も多く、一品一品がおいしい朝ごはん。

特に、ノドグロの西京焼きが美味しかった。
『ごちそうさまでした』

***

部屋に戻ると、新聞を開く。
今日は、地元の新聞をお願いしていたので、山口新聞である。

記事の一つに、安倍総理の山口帰郷の話題が載っており、その予定を見るとなんと今日は大谷山荘でのイベントに顔を出されるのだとか。
これまた話のネタが増えたなあ。

***

部屋でまったりとお茶を飲みながら、本を開く。

そして再び露天風呂。

今回も、温泉三昧である。

***

11時前にチェックアウト。

フロントでは1組しか対応できないので、順番待ち。

名残惜しいが、これで非日常の世界から現実世界に戻るのである。

クルマの準備ができたということで、玄関に行き、ロードスターに乗り込み、宿の方に見送られながらの出発。
『どうもお世話になりました。 また来ますので、よろしくお願いします』

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呉まで戻り、給油して燃費を計算すると、ほぼ16km/L。

19万キロが近いというのに、新車の頃と比べても全く燃費は変わっていない。

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大谷山荘別邸・音信で、妻と二人で非日常を楽しむ、年に一度のちょっぴり贅沢な楽しみの旅。
さて、次はどの季節に行こうかな? 楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPで『とびしま海道・農道散策の旅』_一峰寺公園

2017年01月05日 | 旅するシーカヤック
2016年1月5日(木) 今日は風が強く、シーカヤックを漕ぐには適さないので、YB125SPで日帰りツーリングへ。

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俺の住んでいるエリアは、とびしま海道やしまなみ海道が近く、125ccの原付二種で旅するには絶好のエリアなのである。
蒲刈に渡る安芸灘大橋では、250ccでは650円掛かるのだが、125ccではたった50円で済む。
また、しまなみ海道の各島に渡るためのフェリーも安く、交通量の少ない海沿いの田舎道を、125cc単気筒エンジンのバイクでトコトコとのんびり走るにはうってつけなのだ。

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気温が低く風も強いので、防寒のウエアリングをしっかりと決め、安芸灘大橋を渡る。

先日オイル交換したばかりなので、エンジンもミッションも絶好調。


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下蒲刈から上蒲刈を抜け、豊島へ。

芸予諸島らしい多島美の景色を楽しみながら、橋を渡る。

大崎下島に入ると、標識を探す。

『おお、こっちが一峰寺公園か!』

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初めて通るループ橋。

この辺りは、柑橘類の栽培が盛んな土地。

風はあるが晴れて芸予ブルーが楽しめる農道を、のんびり登っていく。

狭くてクネクネの、島らしい農道である。


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標識に従って登っていくのだが、結構狭く荒れた路面の急坂が続く。

これは、クルマではあまり走りたくない道である。 バイクでよかったなあ!


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しばらく走ると、ようやく展望台に到着した。

展望台は2か所ある。
上にある展望台からの眺めはこんな感じ。 北側には、大崎上島が見える。

南側は、愛媛県の七五三浦あたりが遠望できる。


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下側の展望台に下る。

こちらからは、こんな眺め。


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上側の展望台から少し林の中を歩くと、

水分神社。

旅の安全を祈願。

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再び下側の展望台へ。

リアボックスから荷物を出し、しばし休憩。

温かいコーヒーと、呉名物のエーデルワイス・パリスクッキー。
ベンチに座って海を眺めながら、大満足のティータイム。 『うん、ここは気に入ったなあ』

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しばらく休憩すると、山を下る。
1速、2速のエンブレを使い、石や枝、砂などに注意しながら、ゆっくり慎重に下っていく。
帰りは、途中から別ルートにトライ。

トンネルを越えると、

絶景が目の前に広がった。

***

山を下ると、ミカンを運搬する機械が残されていた。

さすがにもう現役ではないのだろうな。

大長では、ミカンを購入。

袋に詰めて測ると、ちょうど2kg。

お金を払った後、お兄さんがミカンを3つほどサービスしてくれた。 『ありがとう!』

少し走ると、毎年ミカンを購入する無人販売所が。

ここでは、いしじミカンを購入。 500円也。

***

橋を渡って岡村島へ。

こんなことになっていたとは知らなかった。

縁結びのスポットになっていたのである。


***

海沿いの展望台でお昼ご飯。
固形アルコール燃料を使うコッフェルでお湯を沸かし、トムヤンクンヌードルを食す。

箸を忘れていたので、硬めの枯れ枝を拾って即席の箸を作成。
風が強かったが、持参した風防がしっかりと役に立ち、ちゃんとお湯を沸かすことができた。

***

持参した水筒には、フィールドアンドストリームと、エコマリン・オーシャンカヤックセンターのステッカー。

『懐かしいなあ』
トムヤンクンヌードルを食べ終えると、残ったお湯で紅茶を入れ、もう1枚のパリスクッキーでデザートタイム。


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荷物をパッキングし、YB125SPにまたがって、岡村島をクロックワイズで一周する。

お昼ご飯を食べる頃から雲が広がってきたが、午前中は冬の青空に恵まれて、楽しいバイクツーリングを楽しむことができたのはラッキーであった。

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なかなか楽しい、とびしま海道での原付二種バイクツーリング。
このあたりは農道が多くあり、原付二種ならではの探索ツーリングが楽しめるので、今年は機会を見つけて新たな農道や展望スポットを開拓していきたいものである。

今年の冬休みはこれにて打ち上げ!
生涯不良のシーカヤッカー。 はてさて、この週末はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 2017年初漕ぎは地元のお気に入りのエリア & YB125SPのオイル交換

2017年01月03日 | 旅するシーカヤック
2017年1月3日(火) 朝から快晴で風もない今日は、2017年の初漕ぎ。
今日は日帰りだから、地元で一番のお気に入りの日帰りツーリングコースを漕ぐことに。

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いつもの浜は誰も居らず、さすがに静かな正月三ヶ日の雰囲気。

今年は年初の漕ぎから芸予ブルーに彩られ、絶景の瀬戸内海。

今日のパドルは、ウッドのナローブレード。

冬は、この木の肌触りが温かくて心地よい。

天気も良く、風もなく、今日はグローブ無しでも大丈夫な絶好のお散歩日和。

上げ潮に乗って、小さな島をカウンタークロックワイズで一周することに。


***

波もなく、穏やかな瀬戸内の海。

箱庭のようなこのエリアが、本当にお気に入り。

時折手を休めては、景色を楽しみ、持参した温かい紅茶をごくりと飲む。


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島を回り込んだところにある浜に上陸し、しばし休憩。

本当に気持ちの良い朝である。


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再び漕ぎだし、島を一周。

人工物の見えない、自然海岸を楽しみながらのパドリング。

再び小さな浜に上陸。

紅茶とチーズケーキで、おやつの時間。

目の前に広がる景色を楽しみながら、至福の休憩タイム。

今日は絶好のコンディションの中、2017年の初漕ぎを堪能することができた。

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家に戻る途中、DIYショップに立ち寄り、バイク用のオイルを購入。
今日は、YB125SPのオイル交換をするのである。
オイル受け用のボックスを準備し、エンジンをかけて2-3分待つ。

ドレンボルトを外し、汚れたオイルを抜ききると、

新しいオイルを注入する。

油量を確認し、エンジン始動。 『うん、軽やかに回って良い感じ』

先日はバッテリーも充電したし、これで冬のバイクツーリングの準備も完璧である。

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今年はカヤックを始めて25年目の節目の年になる

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思い返せば俺がカヤックを始めたのは、確か1992年の12月であった。
その時のボーナスから様々な支出を差っ引くと、十数万円ほどの余裕ができたのである。
そして妻に、『この余りで中古のカヤックを買っていいか?』と伺いを立て、快く了解をもらったので、当時近くにあったアウトドアショップに行ってみることに。
確か『30(サンマル)』という、今は無きショップに行って相談してみると、ちょうど予算に合う中古のファルトボートがあったのだ。

***

それは、フジタカヌーのSG-1という折りたたみ式カヤックで、当時から旅するカヤッカーに憧れていた俺は、まだカヤックを漕いだこともないのに、その場で買うことを即決。
そこからは、即席のカヤック教室の始まりである。

まずはファルトボートの組み立て方を教わり、次に近くにあった広の大川に行き、パドルを使ってバランスを取りながらの乗り込み方、前進する漕ぎ方、曲がり方、バック漕ぎなどを教わった。
河口近くの緩やかな流れだったので、特に危険を感じることもなく、水面に浮かんで自分の進みたい方向に自由に漕ぎ進むことのできる楽しさに、心が震えるのを実感。
買ってから初めて乗ったのだが、『ああ、これこそが、俺が求めていた遊びなのだ!』と、まさに運命の出会いであった。

そしてその練習中に浅瀬の岩にカヤックの底を擦り、船体布に穴が開くというトラブルにも遭遇。
結果、船体布の補修方法まで教わることになり、購入してから数時間の間に、組み立て方、漕ぎ方、補修方法まで一連のレッスンを受けることができたのは、ある意味幸いであったとも言える。

時々人に聞かれるのだが、なぜ俺がカヤックに興味を持ったのか、もう大昔なので全く覚えていないのである。
おそらく当時流行っていたアウトドア雑誌か何かで読んで、『これで旅したら楽しいだろうなあ』と様々な妄想を楽しんでいたのだろう。

***

午前中に即席のカヤック教室を終えると、一度家に帰ってお昼ご飯を食べる、ワンボックスカーにフジタカヌーを乗せ、妻と長男を連れて狩留家の海水浴場へと向かった。
午後からは、早速一人で海での漕ぎ練習を始めたという訳。
何せ、憧れのマイカヤックを手に入れたのだ。 もう漕ぎたくて仕方がないのである。

当時は、こんな格好で漕いでいた。
まだユニクロもなく、フリースや化繊のウエアは珍しくかつ高価だったので、今から考えるとトンデモナイ格好で漕いでいたものである。

下の写真は、1993年1月3日の音戸での初漕ぎの時に、長男を前に乗せての記念写真。

懐かしいなあ!

***

カヤックを買ったショップで、技術を身につけるなら、最近島根にできた『カヌーの里おおち』のスクールに通うと良いよと教えられ、それからは年に何度もカヌーの里のスクールやツーリングに参加することに。
当時は著名人を呼んでの練習やキャンプツーリングなどが盛んに開催されていて、今は無きローリーイネステイラーさんに出会ったのもここでのイベントである。

キャンプした川原で、ビールを飲みながら、ローリーさんや梅田さん、堀田さんなどから、様々なお話を伺うことができたのは勉強にもなったし、とても良い想い出である。
また、江の川を下るツーリングでは、こんな激流を下る貴重な経験も積ませていただくことができた。


***

その後、沖縄にはまって毎年漕ぎに行ったり、

インフレータブルカヤックを、スーパーカブ90に積んで、四万十川のキャンプツーリングを楽しんだり、

横浜単身赴任時代には、憧れのジョン・ダウドさんと漕ぐ機会をいただいたりもした。

この頃から内田隊長とのご縁に、徐々につながっていったのである。

***

その後も、リフレッシュ休暇を使ってミクロネシアに漕ぎに行ったり、

妻との旅行で訪れたスウェーデンのストックホルムでも、シーカヤックを漕いだり、

また、昨年が9年目となった、地元の島での『シーカヤック教室』を始めたり、

ご縁をいただき、カヌーワールドさんに、バタフライカヤックスのクルーソー460を使っての尺取り虫方式での瀬戸内横断旅の記事を書かせていただいたりもした。

他にも、書ききれないほどの海に関わる思い出が詰まっている。
ホクレア号とナイノア・トンプソン氏との想い出、

記念すべき伝説の第一次瀬戸内カヤック横断隊、

旅する櫂伝馬、家族での錦川や江の川&四万十川でのキャンプツーリング。
尺取り虫方式での瀬戸内横断〜日本海北上編、などなど。

改めて思い返すと本当に様々なことにチャレンジし、失敗して挫折した辛さに打ち拉がれることもあれば、時には叫びたいほどの達成感も味わい、カヤックとの運命の出会いによって、とても充実した24年間であった。

***

1992年にカヤックを始めて、今年の12月で25年目となる節目の年。
生涯不良のシーカヤッカーとして、今年はどんなテーマを設定して漕いで行こうかな。
本格始動する春に向けて、旅をプランニングする時間も楽しいひと時。

さて、今年はどんな旅を楽しもうか? 楽しみだ!

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瀬戸内シーカヤック日記: 2016年の〆は周防大島でカヤック&バイク堪能、キャンプツーリング

2016年12月30日 | 旅するシーカヤック
2016年12月29日(木) 休みに入ってすぐは風が強かったので、1日待ってのお出掛けとなった。

***

今年の漕ぎ納めになる今回は、もちろんキャンプツーリング。
シーカヤック旅の楽しみは、海を漕いだ後、浜で海を眺めながら飲むビール。
そして、夜には小さなランプの明かりを眺め、これまでの人生における様々な事を想い返しながら、独り静かに飲むお酒。 この時間が、なんともたまらないのである。

何と言ってもキャンプツーリングは、日帰りツーリングの10倍は楽しいのだ!

***

いつもの浜に到着。

前回は、早朝に到着したにも関わらず、おそらく前日夜から入っていたと思われる先客がいて、キャンプを諦めたお気に入りの場所。
少し風はあるものの、これならシーカヤックも楽しめそうだ。

今回もキャンプが目的なので、シーカヤックはお散歩程度。 ちょっとだけでも漕げればよいのである。

***

いつものアークティックウインドを手に、静かに沖へと漕ぎ出した。

30分ほど漕ぎ進むと、島はもう目の前。

この辺りで少し北風が強くなり始め、空気の温度も下がってきた。
少しだけだが雨も落ち始め、天候が変わる気配。

シーカヤッカーとして、何が大切かと聞かれたら、この微妙な天候変化の気配を感じる嗅覚であると答える。
これはまさに、空気感が変わった、これから荒れる気がする、という何とも説明し難い微妙なものなのだが、長年同じエリアを漕いでいるとこれが判るのである。
そしてこれは、何より大切な安全確保のための、これまでの様々な経験が教えてくれるアラームの一つなのだ。

***

『うん。 ここで引き返すとしよう』

Uターンすると、陸から吹いてくる風が徐々に強くなってきた。
手が冷えるので、コックピットに納めていた手袋を取り出し、装着。

今回も、漕ぎだすときにはそれほど寒くなかったのだが、途中で何かあった時にと手袋を準備していたのだ。
『備えよ!』
まさにシーカヤックツーリングでは、その時々で考えられるリスクを想定し、必要な装備を準備しておくことが大切なのである。

北風は強く、少し北西にバウを向けて漕ぎ進んでいるのだが、時折船体に当たって砕けた波しぶきが、顔にかかる。
向かい風に強いアークティックウインドであることに加え、白波が立つほどではないこれくらいのコンディションでは何の問題もなく、久しぶりのなんちゃって向かい波を楽しみながら漕ぎ進むことはできている。

エッチラオッチラと漕ぎ続け、岸に近づくと、オフショアの風なので徐々に波は穏やかになってきた。

岸ベタでは、いつもの穏やかな芸予諸島の海である。


***

シーカヤックを浜に引き上げると、持参した水で潮抜きをし、着替え、ロープを張って濡れ物を干す。

買い出しから戻ると、お昼ご飯の準備。

今日は寒いので、体が温まるピリ辛カップ麺と、おむすび、そしてビールで簡単に済ませる。

***


今日は晴れの予報なのだが、なぜだか雨が降っている。。。
お気に入りの東屋の下の陣取り、温かいウエアを着て、本を開く。

海を眺めながら、静かな読書の時間。

今回は、久しぶりに池波正太郎を引っ張り出してきた。
『うん、やっぱりこれは面白いなあ』

***


キャンプ旅の楽しみは、時事刻々と移り変わる海の景色。

降っていた雨も止み、青空が見えてきた。


***


午後4時を過ぎると、日が沈む前に晩御飯。 冬の晩御飯は、どうしても早めのスタートになる。

今日は、いつものお魚屋さんで買い込んできた刺身。
エビと、カワハギ。
キャンプの夜は、こうした地元の美味しい幸を楽しむことも大切な喜びの一つ。

エビはネットリと甘く、頭の部分の味噌も堪らない!
カワハギは、肝を少しつけて甘めの醤油でいただくと、これまた絶品!!!
『いやあ、これはビールが美味いなあ』


***

日が沈むと、カセットガスのストーブを点火し、暖をとる。

暮れ泥む瀬戸内の海を眺めながら、独り静かに過ごす浜辺。

***

ちゃんとしたシュラフに加え、持参した複数の毛布/ブランケットを敷いて掛けてと、これまでの冬のキャンプの経験を駆使した工夫で暖かく快適な夜。
周防大島のお気に入りの浜で過ごすキャンプの夜は、おかげでぐっすりと眠ることができ、たっぷり睡眠を確保することができた。

いつもより遅めにテントから這い出す。
ストーブに火を入れ、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。

***

朝食は、昨夜食べなかった一人用のすき焼き鍋。

うどんを入れて、冬のキャンプの朝ごはん。


***


テントを干している間に、テーブルやキッチン、そしてシュラフを片付け、車にパッキング。

テントを畳むと、自転車を車から降ろす。
今朝は、西の方に向かって走ってみようか。

多少のアップダウンはあるが、基本フラットで海沿いの快走路。

往復、約1時間の朝のお散歩ペダリングを楽しんだ。

先日のペダル交換や、チェーンと駆動系の清掃で、メカ部分のロスが減ってとても気持ち良く漕ぎ進むことができたことは驚きであった。
15年以上使っていても、手入れしてあげれば、こんなに長く快適に使うことができるんだなあ!

***

2016年の〆となった、周防大島キャンプツーリング。
カヤック&バイクを楽しみ、キャンプならではのゆったりとした時の流れの中で、瀬戸内らしい景色の移ろいを楽しみ、美味しい刺身でビールも堪能した。
『うん、これはなかなか良いキャンプ旅であった』

『さて、来年はどんな旅を楽しもうか?』

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPで行く、しまなみ海道岩城島・よし正宿泊で魚料理堪能ツーリング

2016年12月18日 | 旅するシーカヤック
2016年12月17日(土) この週末は、久しぶりにYB125SPでの宿泊付きツーリングへ。

先日バッテリーの充電を終え、切れたポジションランプも交換して、万全の体制のYB125SP。
土曜日は風も強い予報なので、早々にシーカヤックは諦め、しまなみ海道の岩城島にある『よし正』さんで魚料理を楽しむ旅に出掛けることにしたのである。

***

朝はゆっくりと準備をして、日が当たってきた頃からのんびりと出発。
キャブ車のYB125SPは、エンジンが温まるまでアクセルワークに対して少しグズル傾向があるので、余裕を持ってしっかりと暖機運転。

『ようし、そろそろ出発するとしようか!』

冬仕様になったバイクで、芸予諸島らし海沿いの景色が楽しめる道路を東へと向かう。

ウエアは、冬のシーカヤックキャンプで蓄積したノウハウをしっかりと活かし、決して格好良い格好良いわけではないが、完全防寒体制でバッチリである。
加えて、ハンドルカバーのおかげで、手も冷たくない。


***

尾道を経由して、向島へ。

岩子島の横を過ぎて、因島大橋へと向かう。

因島では、ちょうどお昼ご飯の時間である。

何度か訪れたことのある、『萬来軒』さんへ。

防寒対策はバッチリとはいえ、それでも冬のツーリングで冷えた体に、温かい中華そばが染み込んでいく。
『ごちそうさまでした』

***

因島の土生港から、フェリーで岩城島へ。

このフェリーに乗るのは、今回が初めてなのだ。
何度もこの辺りの海は漕いでいるのだが、生名島でキャンプしている時に岩城島へ行くときには、生名や弓削から出る高速船が便利なので、この航路を使う機会がなかったのである。
短い船旅ではあるが、いつもの海抜ゼロメートルからの視点とは違う景色を堪能する。

***

岩城に到着すると、積善山へ。

狭く曲がりくねった山道を、トコトコと走り、山頂へ。

ここからは、バイクを止めてこの急勾配の坂を徒歩で登っていく。

山頂には、展望台が。

***


ここからの景色は絶景。

冬の休日。 誰もいない積善山の山頂の絶景を独り占めである。

ここにはなんと無料の望遠鏡が備え付けられていた。

覗き込んでみると、

こんな感じ。

***

バイクでゆっくりと山道を下っていく。

途中で秋の名残を発見!

こんなところに、綺麗な紅葉が残っていたんだなあ!


***

麓まで下ると海!

やはり今日は風が強い。

『青いレモンの島』らしく、レモンもこの時期黄色ではあるが、そこらじゅうに成っている。

***

午後3時には『よし正』さんにチェックイン。
荷物を置いて、ウオーキングがてら、しばし島内を散策してみる。

ターミナルへ行き、

神社へ参拝。

旅の安全を祈願。

古い『のうきょう』の記載のある看板を発見。

かつては岩城村だったのだなあ。

よし正さんに戻り、お風呂でのんびりまったり。

***

午後6時から夕食。

まずはビールと刺身。

この刺身が絶品である。

メバルの煮付けとサザエ。

穴子の天ぷら。

これが、よし正オススメの日本酒にぴったりなのだ!


***

エビと牡蠣の封禄焼き。

そしてレモンポークの鍋。

いやあ、この肉はなんとも美味そうじゃないか。
そして、鍋では白菜の芯の細切りが、なんともシャキシャキと甘くて美味かった。
『ごちそうさまでした!』

今日の晩御飯は、なんと2時間かけて、ゆっくりといただくことができた。
食事の世話をしてくださる方が、17年前にご主人と一緒に東京から岩城に移住された方で、本業にされている農業の話や、岩城島に移住した後のエピソードなどを伺いながら、美味しい食事と旨い酒、そして楽しい会話の夕食タイム。
『今度は是非、奥様といらしてください』 『ええ、是非そうしますよ』

***

翌朝は、1Fの店舗で朝ごはん。
席に着くと、女将さんが出てこられ、『今ちょうど、噂をしていたところなんですよ』
みると奥には、昨夜の食事のお世話をしてくださった方が居られたので、おそらく、『生名島でキャンプして、シーカヤックで岩城島を一周する途中で、よし正にお昼ご飯を食べに来る人が、昨夜泊まられたんですよ』なんて話をされていたのであろう。

『そういえばお昼にシーカヤックで時々こられていましたよね』 『ええ、そうなんです。 ご無沙汰しています。 昨日は初めて泊まらせていただいて、ゆっくり食事を楽しむことができました』

***

朝食を終え、荷物を片付けると、支払いを済ませて出発。

少し冷え込んで入るが、今日も良い天気になりそうである。


***

お土産は、岩城のレモンと、妻に頼まれていた田村食品の芋菓子。


***

久しぶりとなったYB125SPでの、しまなみ海道一泊の旅。 お気に入りのよし正さんで、たっぷりと魚料理を堪能させていただいた。
やっぱりバイクの旅も良いものである。

生涯不良のシーカヤッカー。 さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 日曜の朝は休山一周サイクリング

2016年12月11日 | 旅するシーカヤック
2016年12月11日(日) 今朝は最近漕ぐ機会が増えてきた自転車で、朝のお散歩サイクリング。
ヘルメットをかぶり、グローブをはめ、ウエストバッグに貴重品一式を入れると家を出る。

日陰では少し寒いものの、日が当たれば暖かくて気持ちのよい冬の朝。

***

阿賀南の裏通りでは、こんなお店を発見。

昔の写真が沢山貼ってある。

これはなかなか興味深い、昔の阿賀の資料。

***

今日は、休山の麓に沿って、時計回りで一周する予定。

海沿いの道を、快適に漕ぎ進む。


***

音戸大橋に到着。

日曜日の朝とあってか、渡船乗り場は閑散としていた。

車とは違って、気になる場所や物があれば、気楽に立ち寄ってみることができるのは、自転車の良いところ。


***

宮原に入る前の、きつい登り坂を、ゼーゼー言いながら登り切り、造船所のエリアへ。
戦艦大和の碑。

呉湾と造船所。

先日観た『この世界の片隅に』では、呉の空襲の様子が描かれていたが、俺たちはそんな悲惨な経験をすることもなく、こんな静かな日曜日の朝を、当たり前のように迎えられていることに、ただただ感謝。
大和が建造されたドック跡。

他のドックには、自衛艦がメンテ中。

遠くには、呉の象徴である灰ヶ峰が。
この世界の片隅に、でも、灰ヶ峰が何度もスクリーンに登場していた。

***

呉越え峠を、エッチラオッチラと登っていく。

ここからは、灰ヶ峰が目の前である。

***

朝からお散歩サイクリングを楽しみ、気持ちの良い汗をかくことができた。

生涯不良のシーカヤッカー。 さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 師走の週末はメンテナンスの1日&地元ならでは宝剣特別純米生酒

2016年12月10日 | 旅するシーカヤック
2016年12月10日(土) 今日は、毎年恒例となっている地元の酒蔵、宝剣の特別純米生酒を受け取る日。
と言うわけで今日はシーカヤックは乗る予定もなく、宝剣での受け取り開始は9時からなので、朝は少し余裕がある。

***

車から自転車を下ろし、整備に取り掛かった。

チェーンが汚れて気になっていたので綺麗にすることに。

今回活躍するのが、パーツクールのチェーンクリーナー。
チェーンに取り付け、

洗浄液を入れてチェーンを回してやると、

こんなに汚れが落ちてくれるのである。

パーツクリーナーも使って、ギアの間に溜まった汚れを落とすツールも使い、日頃の汚れを綺麗にしていく。

『あー、すっきりさっぱり!』
なかなか綺麗になったじゃあないか。

仕上げにタイヤの空気圧調整。

このポンプも年季が入っているなあ。

試乗してみると、ギアチェンジがカシャカシャと気持ち良く決まる。
『うん、これはいいねえ』

***

宝剣酒造へ行くのは、ここ数年はバイクに決めている。
仁方の狭い裏通りに多くの車、そして人が集まるので、そこそこ渋滞するのである。

YB125SPに乗るのは久しぶりなので、バッテリーが心配だ。 ちょっとエンジンを掛けてみるか。
キーをONにして、セルスイッチを押すが、弱々しくセルモーターがうなるだけで、心配した通りエンジンが掛からない。

仕方なく押し掛けを何度か繰り返し、ようやくエンジンが始動した。
『いやあ、助かったあ』 しかしこれは後でなんとかしないといけないな。

***

無事に宝剣酒造へ到着。

行列ができていたが、それほど待つこともなく列は進んでいく。

瓶2本を受け取って家に戻ってきた。

今年も年末年始に、ゆっくりと楽しむことにしよう!

***

妻と買い物に出かけ、お昼ご飯も食べて帰ることに。

訪れたのは、久しぶりの訪問となる『峰』 広にある、庶民的なうどんの名店である。
俺はいつもの『かけうどん』 妻は『たまごうどん』

このかけうどんは、シンプルだが出汁と麺が美味しく、ここのうどんの美味しさがたっぷり楽しめるのである。
『ごちそうさまでした。 あー、美味かったあ!』

***

家に戻ると、YB125SPの切れていたポジションランプを交換。

ヘッドランプのカバーを外し、

買ってきたバルブを取り付ける。
ライトスイッチをポジションランプにすると、

無事点灯!

***

その後は、バッテリーを取り外し、これまた買ってきた充電器に接続。

バイクのバッテリーを家で充電するなんて、高校生の頃以来だな。
あの頃は、中古の2ストローク50ccエンジンのバイク、MB−5に乗ってツーリングに行っていたなあ。 懐かしい。

***

夕方は、年末に向けていつもの担当箇所であるトイレの大掃除を済ませ、今日はメンテナンス三昧の1日であった。

生涯不良の週末は、もう1日ある。 さて、明日はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 『この世界の片隅に』_映画の舞台となった呉の映画館、呉ポポロで監督舞台挨拶&サイン会

2016年12月08日 | 旅するシーカヤック
2016年12月08日(木) 今日は午後休にして家に戻り、昼過ぎには呉の映画館、呉ポポロへ。

今話題の映画、『この世界の片隅に』の監督挨拶&サイン会が、平日の今日開催されるのである。

***

さすがに今日はほぼ満員。

俺自身はこの映画のことを知らなかったのだが、先週妻と次男が見に行っており、特に映画好きな次男からはとても良い映画としてその評価を聞いていた。
その後、日曜日のラジオ番組で監督が電話出演されている話を聞き、今日開催される監督挨拶に合わせて観に行こうと決めたのである。

***

原作も読んでいなかった俺であるが、地元である広島や呉が舞台でもあり、主人公のすずさんの独特のキャラクターや、アニメーションで表現される地元呉の昔の風景や、戦争中の生活などに引き込まれ、シミジミ、じわじわと感動の映画!

エンドロールが終わった時、自然に拍手が起こったのも当然である。

***

映画が終わった後は、片渕監督の舞台挨拶。

企画スタート後は、6年にも亘る長い期間、そして数え切れないくらい何度も何度も呉に通われ、すずさん同様に外から来た人間ではあるが、それが実際に住んでみるとどんな感じなのかを知ることが重要であったとのこと。
また、長く通っているうちに、古い建物が少しづつ取り壊されていくことも、街の発展には必要だが、やはり寂しさも感じられていたということである。

決して派手でも饒舌でもないが、朴訥と、言葉を選びながら、自分の気持ちを伝えたいと話される監督の挨拶は素晴らしいものであった。
『広島を、そして呉を舞台に、こんな素晴らしい映画を創ってくださって、本当にありがとうございました』

***

その後は、パンフレットを購入してサインをしていただいた。

家に戻って、映画の余韻を楽しみながら飲むビールの美味いことよ!

パンフレットも読み応え十分なので、ビールを楽しみながら読ませていただくことにしよう。

今日も、素晴らしい映画に出会うことができて、至福の1日であった。
『ありがとう。 この世界の片隅に うちをみつけてくれて』

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瀬戸内シーカヤック日記: しまなみ海道カヤック&バイク、キャンプツーリング_哀愁の生名島訪問

2016年12月04日 | 旅するシーカヤック
2016年12月2日(土) 朝起きると、いつもの週末のルーチンワークである天気予報チェック。
『あ、これはキャンプに行けるんじゃないか!』
昨夜の予報では、日曜日は朝から雨となっていたが、最新の予報では昼前からの雨に変わっていた。

まだ寝ていた妻に、『ごめん、予報が変わったから予定を変えてキャンプに行ってくるよ』と告げる。

***

着替えを詰めて家を出発。 向かうは『しまなみ海道』
どこの浜にしようかと考えながら東に向かってクルマを走らせる。
『うん、最近封印していたが、あの島に久し振りに行ってみようか』
久し振りに訪れる島、なんだかドキドキするなあ。

***


『久しぶりだなあ』 今日はいつもの船ではなく、懐かしの青丸で生名島入り。

いつもの浜へ。 今日は風もなく、それほど冷え込んでもおらず、絶好の遊び日和。

これまで年に何度も眺めていたお気に入りの風景。

***

このキャンプ場の管理機関が変わるというのは聞いていたので、iphoneで調べて電話してみる。

『すみません。 キャンプ場なんですが、今日泊まれますか?』
『いいえ。 当日の予約はできないんですよ』
『。。。 あ、そうなんですか。 分かりました』

残念ながら、久し振りに訪れた生名島でキャンプはできないようである。

***

でもせっかくだから、海に漕ぎ出すことにした。

今日は、いつものパドリングパンツにブーツ、そして上は先日購入したワークマンの薄手の撥水ジャケットを試してみることに。

岩城島の造船所の近くまで漕ぎ、

平内島へ。

平内島の東岸を漕ぎ登って、亀島へ向かう。


***

亀島では、久し振りに訪れる龍神様にご挨拶。

帽子とサングラスを取り、手を合わせて海旅の安全を祈願。
この辺りは潮流が複雑で、あっちではこう流れていたのが、こっちでは全く逆の流れになった。
多くの島の間を流れる潮流の押し引きのバランスによって、とても複雑な潮流となるのである。

経験の少ない人にはお勧めできないが、いわゆる『海の道』を観察しながら漕ぎ進む練習をするには打って付けのエリアなのだ。

芸予ブルーの景色を楽しみながら、気持ちよいパドリング。

『さあ、そろそろ戻るとするか』

この辺りは、芸予諸島らしい箱庭のような美しい景色が楽しめるエリア。
お気に入りだったのだが、次に訪れるのはいつになるだろうか。。。

***

カヤックを引き上げると、今度は自転車を下ろす。

近くで釣りをしていたおじさんが通りかかり、『お、カヤックの次は自転車か!』
『はい、ちょっと島を一周してきます』

このMTBは、今週ペダルを交換したばかり。

15年前に購入した時のまま、同じペダルを使い続けていたのだが、さすがにベアリングが痛んでいたようで、手で回してもクルクルと回らなかったのである。
と言う訳で、ペダルを交換しようかなと話していたら、妻がプレゼントしてあげる、というので新たなハーフクリップや交換用工具とともに新たに手に入れたのである。

安全性向上のため、こんなリアライトも取り付けた。


***

生名島を時計回りで一周する。

ハーフクリップは、こんな感じ。

ペダルを変えた効果は驚くほどで、別の自転車になったかと思うくらい漕ぎが軽くなった。
劣化したペダルの軸受けのところで、かなりパワーをロスしていたようである。

空は青く、快適なサイクリング。

あちらこちらで秋を感じる、しまなみの休日。


***

浜に戻ると、シーカヤックとMTBをカートップし、立石港へ。

『これまで10年ほど毎年何度も通ってキャンプし、一時期は勝手に『なんちゃって上島町観光大使を自認』してブログで情報発信させていただき、シーカヤックや自転車などなどでいろいろと楽しませてもらいました。 それらも全て良い想い出。 生名島、本当に今までどうもありがとう』

***

車を走らせ、伯方島へ。

サイクリングターミナルで手続きをして、鶏小島キャンプ場へ。
今日は他にはお客さんがいないようで、このキャンプ場を独り占め。

テントを張り、キッチンをセットすると、少し遅めのお昼ご飯。

昼は軽めに、ビールとコロッケ、おむすび、味付け卵天。

絶景を眺めながら飲むビールは最高である。

***

今日はもう予定がないので、あとはのんびりまったり。

次男がキャンプの時にでも、とプレゼントしてくれた獺祭を飲みながら、ラジオを聴き、本を開く。
船折瀬戸を行き交う船を眺める。

潮流に乗って下っていく船は軽快に、

逆潮を上っていく船は、重々しく進んでいく。

***

上を見上げると、爽快な青空。

簡単なつまみを作って獺祭をゴクリ。


***


日が陰ってくると、少し早めの夕食の準備。

今日のメインは、イベリコ豚のシャブシャブ。

これが、なんとも言えず脂が旨く、タマラない!
ビールをゴクリ。

船折瀬戸の夕暮れ。

綺麗な夕焼けを眺めながら、お湯割の焼酎をゴクリ。


***

翌朝。

天気予報通り、まだ雨は降らないようだ。
テントから這い出すと、カセットガスのヒーターに点火。

『ああ、これはやっぱり暖かいなあ』

朝食は、冬のキャンプの定番、『だし道楽のアゴ出汁』を使ったうどん。

かき揚げを載せ、一味を振って、『ズルズル、ズルルー』 『ああ、美味い』
やっぱ、冬のキャンプの朝はこれやなあ。

***

キャンプ道具を片付けると、しばし朝のお散歩ペダリング。

体も徐々に目をさます。


***

家に戻る途中、竹原あたりから雨が降り始めた。 生名島でキャンプができなかったのは残念だったが、今回もなかなか充実した週末だったじゃあないか。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 晩秋の江田島お散歩カヤック&バイク

2016年11月26日 | 旅するシーカヤック
2016年11月26日(土) この週末は、土曜日の夜から雨の予報なので、今日は日帰りツーリング。
朝はいつもよりゆっくりとコーヒーを楽しみ、着替えを準備して家を出る。

***

車で走る事1時間足らず。 お気に入りの浜に到着。

他には誰も居らず、静かな晩秋の芸予諸島の海辺。
まだ日が差していない手前の深い藍色の海と、日に照らされて透明感のある明るい芸予ブルーの空とのコントラストがなんとも美しい。

***

安全装備とお茶セットを積み込み、イザ出発。

多少風はあるものの、気持ちの良い朝である。

もう25年位通っている漕ぎ慣れたエリアを、これまた手に馴染んだパドル、アークティックウインドで静かに漕ぎ進む。

岸ベタを漕ぎ、景色を楽しみながらの朝のお散歩。


***

今日はちょうど満潮の時間のようだ。

満潮時しか潜り抜けることができない洞窟へ。

読み通り、今日は通り抜けることができた。

開けた視界は、芸予ブルーの絶景!

***

沖にある岩まで漕ぎ進む。

この辺りでは、以前スナメリを見かけたこともある。
遠く対岸は周防大島だから、スナメリもこのあたりまで遊びに来ることがあるのだろう。
Uターンしてしばし漕ぎ戻り、

バウを西に向けて長島へ。

途中の休憩時には、スプレースカートのストラップがパドルの保持に役立つ。

これは便利だなあ。

***

長島で引き返し、

お気に入りの浜へ上陸。

秋も深まり、海水の透明度が素晴らしい。

しかし上陸すると、いつものようにイノシシの足跡が。。。

これさえなければ、ここでキャンプが楽しめるのになあ。
かなり以前、まだ猪が出没していなかった頃、冬に独りでキャンプしたことを懐かしく思い出す。
『ああ、あの時は大きな火球が見えたんだよなあ』

***

休憩では、メスティンと固形燃料のアルコールバーナーを取り出し、お湯を沸かす。

少し風があるので、簡易風防が大活躍。

お湯が沸くと、インスタントコーヒー。 絶景を眺めながらの一杯は、非日常に浸ることができる至福のひと時。


***


『さあ、そろそろ戻ろうか』

今日は、2時間ほどのツーリングを楽しんだ。 最高!

***

シーカヤックをカートップし、着替えると、お昼ご飯。

今日は江田島のうどん屋さんへ。

注文したのは、天ざるそば。
『ごちそうさまでした!』 あー、美味かったなあ。

***

午後は少しだけ自転車を楽しむことにした。

昨日の夕方、久し振りにこのMTBを洗車して磨き、注油しておいた。
さすがに年季が入っているので、ピッカピカにまでは綺麗にならなかったが、それでもいつもより光っている。
こうして手を掛ける度に愛着が深まり、手放せなくなっていく。

***

ヘルメットを被り、グローブをはめると海沿いの道を漕ぎ進む。

気温もペダリングにちょうど良く、しっかり漕ぎ続けると少し汗ばむ感じ。

三高港まで行き、缶コーヒーを飲んで一休みし、出発地点に戻る。

広島らしい牡蠣棚。

時間は短かったが、気持ちの良いサイクリングであった。

こうやって毎週少しでも漕ぎ、久し振りとなる輪行旅に向けて、ちょっとづつ自転車用の足を作っていければいいな。

先週取り付けたハーフクリップは、とても良い感じであった。 これは十分使えるなあ。

***


今日は、シーカヤックと自転車で、江田島を堪能することができた。

明日は雨だが、今日は楽しい休日を過ごすことができた。

さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 日曜の朝は2時間お散歩サイクリング&ハーフクリップ取り付け、リーガルシューズ修理完了

2016年11月20日 | 旅するシーカヤック
土曜日は、朝からアテンザワゴンのタイヤ交換へ。
まだスリップサインは出ていなかったのだが、サイドウオールに何箇所か劣化によるキズが生じていたので交換することにしたのである。
前にタイヤ交換したのは2010年だから、エコ運転を心掛けているおかげか、長持ちしたものだ。

***

2016年11月13日(日) 朝食を済ませ、コーヒーを飲み、明るくなると着替えて準備完了。
今日は朝から雲が多く、なんだか海に行く気がしなかったので、自転車で出かけることにした。

俺の自転車はスペシャライズドのハードロック・コンプFSというフラットバーのマウンテンバイク。

かなり前なので記憶は定かではないのだが、おそらく15年以上は使っていると思う。
何よりこの色がお気に入り!

横浜単身赴任時代には、会社の同僚と一緒に、MTBレースのメッカであった『富士見パノラマ』でのクロスカントリーにもこの自転車で出たことがある。
『あー、懐かしいなあ』
厳しい登りは漕ぎきれず途中から押して上がったのだが、草原でのダウンヒルがなんとも気持ち良かったことを、今でも鮮明に覚えている。

***

広島に戻ってからは、街乗りメインということでセミスリックタイヤに変え、整備しながら乗り続けてきた。

色は褪せ、ところどころに少しは錆びも出てはいるが、まだまだ十分に使える状態。

最近、ロードバイクが欲しいと思うようになり、インターネットで調べたり、このMTBを購入した地元の自転車屋さんに行ったりしているのだが、実際に乗ってみると体に馴染んで愛着もあり、まだまだ使えるのでなかなか購入に踏み切れないでいる。

***

橋を渡り、

古い商店街を抜け、

トンネルを避けて海の見える峠を走り、

天応まで。

片道約1時間のペダリング。

***

コンビニでドリンクを購入し、一息ついてUターン。

海岸沿いを漕ぎ戻り、呉の街へ。

晩秋を感じる通りをゆっくりと走り抜ける。

イチョウの黄色が美しい。

イチョウの葉の絨毯のある場所で一休み。

『ああ、もう少しで秋も終わりだなあ』

呉越え峠では、ロード乗りの方に抜かれ、脚力のない俺はノロノロ登坂。
『うーん、やはり本格的に自転車に乗らない俺にはロードは無駄かも。 長年連れ添い、体に馴染んだ、このMTBがちょうどいいのかも知れないなあ』

***

家に戻り、シャワーを浴びて着替えると、妻と車で広島市内へ。
加減速、コーナーリング、ブレーキングのシーンで、新しいタイヤの感触を確認。 『うん、これはなかなか好い感じじゃないか』

街では、まず一蘭でラーメンの昼食。
その後、次男に頼まれた買い物をし、妻も欲しいものを見つけ、修理を頼んでおいたリーガルの靴を受け取り、自転車用のハーフクリップを購入して家に戻った。
リーガルの靴は、踵が当たる部分の皮が痛んでいたので貼り替えをお願いし、ついでに減っていた底の踵部分も交換していただいた。

これら修理一式で、6千円弱。

他の靴と日々順番に使ってはいたのだが、この靴を一番愛用していたので、修理して使い続けることができるのはやはり嬉しいものである。

***

家に戻ると、自転車にハーフクリップを取り付ける。

これまで、ストラップの付いたクリップを使っていたのだが、次男もこの自転車に乗るかもしれないということで、安全を考えて外していたのである。
だが今朝の漕ぎで、ペダルだけだと靴の位置がずれることがあり、やはり漕ぎづらいので、ストラップのないハーフクリップを付けてみることにした。

実際に取り付けて試走してみると、『あ! これ、なかなかいいんじゃネ』

***

さて、そろそろ秋も終わりが近づいてきた。 『さて、来週はどこ行こう?』

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瀬戸内シーカヤック日記: 秋の連泊カヤック&バイク、島根半島ちょっとだけお散歩ツーリング

2016年11月13日 | 旅するシーカヤック
2016年11月11日(金) 朝起きるといつものように天気予報をチェック。
島根半島は今日は風があるようだが、明日土曜日は風が落ちる予報。 これなら漕げるかも。

ネットで宿を探し、支度をして少し遅めに家を出る。

***

松江自動車道を途中で降り、道の駅でお昼ご飯。

久しぶりの出雲蕎麦である。

アゴ野焼き天ぷらが載った十割蕎麦。

***

宿に向かう途中の道で、秋を発見。

車を降りて、しばし紅葉狩りを楽しむ。

秋晴れでないのが残念だが、それでも美しい紅葉。


***

オロチダム湖に車を停め、自転車を下ろす。

ここからは、ダム湖の周りを漕ぐサイクリングロードをお散歩ツーリング。

少し風はあるものの、車も少なく快適なペダリング。

途中から山道へ。

景色を楽しみながらの楽しい漕ぎである。

***

ここからは、少し厳しい登りが続く。
一番低いギアに落とし、這うようなスピードで目の前だけを見ながら、試練の漕ぎ。

飛び出しそうな心臓の鼓動を感じながら、まだ先にある坂のてっぺんを目指して、ひたすらペダルを踏み続ける。

『なんとか登りきったぞ』 劣化した53歳。 もうヘトヘトである。

坂を下ると、座り込んで水分補給し、しばし休憩。

約1時間ほどのお散歩ツーリングだったが、これは良い運動になった。

***

チェックインまでは、まだ時間があるので少しこの辺りを探検。

駐車場に車を停め、しばしウオーキング。

誰もいない静かな山道を歩き、秋を感じる。

展望台からダム湖を見下ろす。


***

今日の宿は、『奥出雲多根自然博物館』

博物館を見学し、チェックインすると、すぐ側にある『長者の湯』へ。
この温泉は、俺のお気に入りの温泉の一つ。 今日は、宿から浴衣で歩いてお風呂へ。

気持ちの良いアルカリ泉にゆっくりと浸かり、一度ホテルに戻る。
本を読んでしばし休憩し、再び長者の湯へ。

今日の晩御飯はここのレストランでいただくのである。

生ビールを飲み、

揚げたての天ぷらを、抹茶塩でいただき、
焼酎に切り替えて、

奥出雲豚の鍋を楽しむ。


***

飲みを終えるとご飯の時間。

仁多米と味噌汁に、追加で卵を注文し、お気に入りTKG.
『ごちそうさまでした』

宿に戻り、仁多米を使った日本酒を楽しむ。

『おやすみなさい』

***

朝、目が覚めて、ふと外を見ると、気温はなんと『3℃』

『いやあ、さすがに奥は冷え込むんだなあ』

今日の朝食は、宿の6Fでいただく。

朝から釜炊きご飯でTKGをいただき、漕ぎに備える。


***

ここから車で島根半島へ。

海岸まで行ってみると、少し風がありウネリが入っている。
場所を移動し、いつもの浜へ。

今日はここからシーカヤックを出すとしようか。

いつものように透明度の高い美しい海。

ここも少しウネリが入っているものの、漕げないほどではない。

漕ぎ進むほどに海の色が変わり、楽しませてくれる。

***

お気に入りの入江に入って、しばし休憩。

ペットボトルのお茶を飲み、海底観察を楽しむ。

でもすぐ側の岩にはウネリが打ち付け、こんな景色に。。。


***


しばらく漕ぎを楽しむと、湾内に戻り、のんびりまったり。

空は晴れて、とても気持ちの良い朝である。


***

ウネリがあったので、遠出はできなかったものの、この時期に島根半島を漕げただけでもラッキーであった。
シーカヤックを引き上げ、潮抜きをし、着替えると買い出しへ。

ハマに戻ると少し遅めの昼ご飯。

大好物のエビスビールと、出雲そば。
今日は、少し贅沢に山掛け蕎麦にしてみた。

綺麗な景色を眺めながら飲むビールの、なんと美味いことよ。

蕎麦を食べ、ビールをゴクリ。

***

蕎麦だけでは足りなかったので、これまたいつものパン屋さんで買ってきたピリ辛ソーセージのパンをつまみにビールを飲む。

至福のひと時。


***

夕方は、少しウオーキング。

まずは海沿いを歩き、いつもの防波堤へ。

集落の中もしばし散策。

神社へもお参りしてみた。

『旅の安全をお護りください』


***

約1時間のお散歩を終えると、晩御飯は、刺身から。
今が旬だという『バトウ(マトウダイ)』と、

脂の乗った『ハマチ』


メインはピリ辛もつ鍋。


***

暮れなずむ海辺の景色を眺めながら飲む、エビスビールは最高である。

誰も居ない静かな島根半島の浜。


***

夜は月が美しい。

夜中に目がさめると、ちょうど月が水平線に沈んでいくタイミング。

日の入りではなく、月の入り。 月没である。


***

今朝は4時過ぎにテントから這い出し、まだ暗い中ヘッドランプを点けて片付け。
車にパッキングを済ませ、5時に出発して家路についた。

久しぶりの連泊の旅。
お気に入りの島根半島でのシーカヤックとキャンプを楽しみ、とても充実した休日であった。

秋も深まってきたなあ。 さて来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: 周防大島でカヤック&錦川沿い・行波でキャンプ&バイク

2016年11月06日 | 旅するシーカヤック
2016年11月5日(土) 今日は朝3時半頃目が覚め、それから寝られなくなった。
久しぶりの週末キャンプ旅だから、気分が高揚していたのだろうか?

若い頃は遊びに行くのが楽しみで、休日になると平日よりも早く目が覚めていたものだが、なんだかそんなのとも違う感じ。
それでもコーヒーを淹れ、マックを立ち上げて天気予報をチェック。
少し風は上がりそうだが、予定していた周防大島で、なんとか漕そうな感じである。

***

着替えを準備し、今シーズン初となるカセットボンベを使うアウトドア用ストーブも引っ張り出し、自転車をカートップ。
まだ暗い中準備が完了し、いつもよりかなり早く出発。
『朝早くからドタバタしてごめん。 じゃあ、出掛けてくるから』

***

途中で車を止め、自動販売機へと向かう。

呉の名物の一つ、『だし道楽』のアゴ出汁を購入。
寒い冬のキャンプの朝は、このアゴ出汁を使った美味いうどんで体を温めるのが、俺の最近の冬のキャンプの楽しみの一つ。

***

周防大島に近づくと、意外と風がある。 『え、今日は漕げるかな?』

まずは、テント場を確保しようといつもの浜に行くと。。。
なんとこんな早朝なのに、すでにテントがいくつも貼られていて、先客が。

すでに人がいる浜にはテントを張らないというのは、シーカヤックでのキャンプにおける暗黙のルール。
先客がシーカヤッカーか否かは分からなかったが、俺の中では同じこと。
『残念だけど、今日は別の場所でキャンプをすることにしよう』

***

道の駅のある近くの駐車場に車を止め、下見。
ここなら風裏となり、漕ぎだすことができそうである。

今回の楽しみの一つは、先週末に修理したシートとフロアに敷いたサーマレストの効果。

シーカヤックを車から降ろし、安全装備とお茶を準備して、出発である。


***

シーカヤックを海に浮かべて乗り込むと、やはり足元は快適である。

フカフカのサーマレストが、なんとも踵に優しい。
『これは好いねえ!』

バウを東に向け、上げ潮に乗って漕ぎ進む。

空は晴れ、風も弱く、絶好のパドリング日和。

***

いくつもの小島を巡り、

小さな島の浜に上陸。

上陸すると、いつもの癖で椅子になる漂流物を探し出す。

しつらえた椅子に座り、持参したお茶を飲み、しばし休憩。

このひと時が、シーカヤックツーリングの楽しみの一つ。

誰もいない無人島の浜で、独り静かに、綺麗な景色を眺めながら過ごすひととき。
これ以上、贅沢な時間があるだろうか?

***


今日は結局、1時間半のお散歩ツーリングを楽しむことができた。

『さて、今日はどこでテントを張ることにしようか?』
普段走らない、周防大島の南西海岸沿いの道を車で走ってみたが、キャンプできそうな浜はなさそうである。
じゃあ、ということで、車を北に向けて走らせる。

途中でお昼ご飯と晩御飯の食材を買い込み、到着したのは、

錦川沿いの行波。
ここは昔、家族で川下りに来た時、日帰りツーリングのゴールとして何度も使った懐かしい川原である。

***

早速テントを張り、道具を取り出して、キッチンをセット。

お湯を沸かし、少し遅めのお昼ご飯。

ビールをグビリと飲み、ピリ辛で美味しいカップラーメンをパクリ。

『うーん、美味い!』

***

『ごちそうさまでした』
食事を終えると、しばし散策。

少し風があるものの、晩秋を感じさせる景色と、秋らしい高くて蒼い空。

橋を渡ると、錦川らしい美しい風景が楽しめる。

橋の上から見える川は澄み、川底までクッキリと見える。

川の下流側では、落鮎を取るためのワナも仕掛けられ、川漁師さんが鮎を見張っている。


***


橋を渡ったところにある商店を覗いてみると、地元産という松茸が売られていた。
この時期になると値段も下がっているようで、せっかくなので家族へのお土産として購入してみた。

傘が開いている方が、香りが高いとの事。 つぼみのものと比べてみたが、確かに良い香り。
明日の晩御飯が楽しみだなあ!

***

日が陰ってくると、ストーブを引っ張り出す。

カセットボンベをセットし、スイッチをひねって着火。
『あー、これは暖かい』

日和ったと言われても仕方がないが、この歳になるとこれはもう冬のキャンプの必需品である。
晩御飯は、だし道楽の出汁を使った鍋。

豚バラ、ニラ、焼き豆腐、舞茸、そしてだし道楽。
ビールを飲み、焼酎を飲みながら暖かい鍋を食べ、満天の星空を眺める。
至福のひと時。

***

朝はさすがに冷え込む。
テントも地面も、たっぷりと降りたツユでしっとりである。

テントから這い出すと、ヒーターに火を入れ、お湯を沸かして朝食の準備。

今朝は、俺の冬キャンプの朝食の定番、かき揚げうどん。

だし道楽の出汁が決め手。

『あー、本当に美味かったなあ。 ご馳走様でした』

***

食後は、再びお湯を沸かしてコーヒーをゆっくりと楽しむ。
しばらく休憩すると、着替えて、自転車を車から降ろし、朝のお散歩である。

錦川沿いの、車が少ない道をペダリング。

橋を渡って国道をしばらく走り、沈下橋へ。

四万十川が有名だが、錦川にも幾つかの沈下橋があるのである。

しばらく走って車に戻り、朝のお散歩ペダリングは終了。

***

干していたテントを畳み、自転車をカートップして、片付け完了。
『ああ、この週末も天気に恵まれ、またまた楽しいキャンプ旅であったなあ。 さて、来週はどこ行こう?』

***

そして夜ご飯。

『あー、松茸のええ香りがたまらんなあ!』

ホイル焼きも二種類。

土瓶蒸し替わり。 一口啜って驚いた。
松茸って、こんなに美味しい出汁が出るのか!
いやあ、これは香りも良いし本当に旨いなあ。

松茸ご飯。

至福の晩御飯。 『ごちそうさまでした!!!』

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瀬戸内シーカヤック日記: 記録映画の系譜_ニッポン国古屋敷村(小川プロダクション、昭和57年)、シーカヤック整備

2016年10月30日 | 旅するシーカヤック
2016年10月29日(土) この週も木曜金曜で東京出張。 このところ、毎週のように出張続きである。
今日は風が強いので、シーカヤックはハナから諦めて他のプランを模索。

いろいろ検索してみると、広島映像文化ライブラリーで『ニッポン国古屋敷村』という記録映画が上映されることがわかった。
調べてみると、なかなか評判も良いようであり、『あるくみるきく』をライフワークとする俺にはぴったりのドキュメンタリーのようである。

上映時間は、なんと210分。 3時間半という長編映画である。
映像文化ライブラリーは椅子がイマイチなので、長時間の鑑賞はなかなか厳しそうなため、今回は一人で出掛ける事にした。

***

バスで広島へ。

風は強いが空は秋晴れで、気持ちの良い朝。

年に何度も訪れる『広島映像文化ライブラリー』


***

今月は、記録映画の系譜というテーマで様々な映画が上映されているようだ。

『カラコルム』や『秘境ヒマラヤ』、『人間蒸発』なども観てみたかったなあ。

***

映画は、夏でも寒いことがある古屋敷村の、ある夏の冷害の実態調査から始まった。

日々の気温の記録と、稲の開花と受粉状況の観察と記録。
同じ村内でも受粉状況の違う田んぼの調査。
山から吹き降ろしてくる『シロミナミ』というヤマセを、地形を模した立体模型とドライアイスの煙で再現して、冷たい風の影響を受けるエリアを詳細に確認していく。

稲刈りの終わった田んぼを掘り、地下の地質を調査することによって、その田んぼが50−100年近く耕作されてきたことを推測するなど、本当に様々な深堀調査を実施。
田んぼや稲の根っこにおける鉄分の影響、稲の開花や受粉の詳細なんて、この映画で初めて知った。

また今なら、コンピューターを使ったシミュレーション映像で見せることを、分かりやすい模型を使って素人にも理解できるように、本質をついて丁寧に解説していることには驚いた。

***

途中で画面に、『休憩』という文字が。。。  これは黒澤映画か!
10分の休憩を挟んでの後半は、様々な人が登場して昔の話を語られる。

この村に嫁に来てから40年間、遠い山の上にある炭焼き小屋や田畑まで毎日何度も往復したお婆さん。
何が辛かったと言って、毎日重い荷を背負って往復する炭焼きが、本当に嫌だったとの事。
カメラが、その山道を登っていくのだが、登っていく映像と息遣いを見て聞いているだけで、その大変さが伝わってきた。

この急勾配の山道を、足元の悪いなか、重い荷を背負い、雨の日も風の日も雪の日も、毎日多い時には何度も何度も往復。。。

今はもう、この道を通わなくてもいいんだね、おばあちゃん。 本当にご苦労様でした。
これからは、今まで苦労した分、里のお孫さんと楽しい時間を過ごしてくださいね。

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あるお爺さんは、かつて皆んなで一生懸命道を作った事を語る。
その時には、道ができたらどんなに生活が良くなるかと、希望を持っていたそうだ。
それが、道ができて街との行き来ができるようになると、逆にこの村で貧しい生活をしていることが嫌になり、街に出る人が増えたとのこと。
また、電気が来てテレビが見られるようになったが、それも都会の生活と自分たちの生活とのギャップを知ることになって、村の人たちの考え方や価値観が大きく変わってしまったことを嘆いていた。

まさにこれが、以前言われていたような、高速道路の開通や架橋によるストロー現象そのものなのであろう。

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他にも、自ら志願して戦争に行き、恵まれた体格もあって選抜された優秀な兵隊さんとして活躍し、いろいろと勲章を貰った元軍人の方。
逆に徴兵で兵隊にとられ、誰のために・何のために戦争をしているのか解らないまま、殴られ、命令され、動かされ、なんとか生きて帰ってはきたが、生きているうちは絶対に戦争には反対していくという方。
壮絶なニューギニア戦線から生きて帰り、その後もラッパと軍服を大切にして様々な行事でラッパを吹いているという、熱く饒舌に戦争を語る方。

戦場で若い子供を亡くし、死亡通知だけ送られてきて、その後10年ほどは子供の死を受け入れられなかったと言うお婆さん。
紙切れ一枚で、遺骨も遺品もないまま、自分の子供の死を受け入れるというのは、いったいどんなものなのであろうか。。。

小さな村から戦争に行き、あるいは戦争で子供を亡くされるなど、様々な経験をされた複数の人々の視点で、戦争の多様な実態を浮き彫りにしていく。

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山では、炭焼きがとても大切な仕事の一つなのだとか。
雪の中、山を登り、木を切って、雪の斜面を利用して木を炭焼き小屋まで下ろしていく。
炭焼き小屋は、地元にある木や土、石、粘土などを使って、仲間と一緒に一から築き上げていくのである。

かつては村を出て、鉄道の工事の仕事をやったのだが、『仕事をするのに人に使われるのは本当に嫌だった。 同じ使われるのなら、炭焼き小屋に使われる方が自分には合っている。 今は、炭焼きの仕事をしているのが楽しくて仕方がない』という言葉を深く受け止める。

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また何年か毎に冷害で飢饉に襲われる村では、養蚕を始めたことで、暮らしむきに変化が起こったとの事。
最初に養蚕を始めた家では、本場に大工さんと一緒に行って養蚕小屋の構造を勉強し、また養蚕のプロにも来てもらって指導を受けたそうだ。
そのような努力の甲斐もあり、生糸の価格上昇を受けて、村では裕福に暮らせるようになった時期もあったとの事。

アップの映像になった蚕が、桑の葉をワシワシと食む音にはビックリ。

そんな栄華の時期には、村で花火大会も行われ、その時の事を今でも鮮明に覚えているというお婆さんのモノローグも心に残る。

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終わってみれば、あっと言う間の3時間半。
インタビューの場面では、話し手から自然な流れで話を引き出すというよりも、撮影する側からグイグイ食い込んでいく感じが少し気にはなったが、それでも地元の言葉で朴訥と話される昔の貴重な話の記録としては貴重なものだと感じた。
ものすごく感動するとかいう類の映画ではないが、『民俗学』に興味があり、『あるくみるきく』を実践している人なら楽しめる事は間違いない。

いやあ、これは良い記録映画に出会う事ができたなあ。
この週末も、なかなか充実した休みじゃあないか!

***

翌、日曜日は、朝ごはんを食べるとシーカヤックを車から降ろし、シートの修理。

中古で買ったこのカヤックは、シートバックが劣化していたので、安物のエアマットを貼り付けていたのだが、さすがにそれも草臥れてきたので修理することにしたのである。

シートの生地を切って中のクッションを剥き出しにし、ベースから剥がす。

中のクッションはまだ使えそうなので、接着剤でベースに軽く固定。

シート生地の縫い付けられていた、バックルベルト部分を切り取り、シートバックに直接接着剤で貼り付ける。

これで、シートバックもこれまで通りの位置で支えてくれるだろう。

最後に、あまり出番がなくなっていた、ショートサイズの古いサーマレストをフロアに敷く。

これは昔、内田さんが雑誌で書かれていた、贅沢だがパドリング時の快適性を上げる方法で、いつかやってみたいと思っていたのである。
長時間の漕ぎでは、結構かかとに負担が掛かり、俺のかかとにはパドリング時にフロアにあたる部分にタコができているほど。

これで、足元が快適になるはず。 次回の漕ぎが楽しみだ!

***

コーヒーを飲んで一休みすると、お昼ご飯を食べに妻と家を出る。

今日のお昼は、オレ達のお気に入りのラーメン屋さんの一つである、黒瀬の『まつうら』

今日は開店10分前に到着し、一番乗りであった。
俺は、エビ塩。 妻は、あさり塩。

いつもながら美味しいラーメンをいただいて大満足。
『ごちそうさまでした』

***

買い物をして、少し遠回りして家に帰ることに。

久しぶりに、懐かしい海沿いの道をドライブ。
コンビニでコーヒーを買い、海岸沿いの公園でしばし休憩。

『こんな時間も久しぶりだね』

***

家に戻ると、メダカの水槽の水替えをし、アウトドアグッズを収納しているスペースを整理整頓。
ロードスターを久しぶりに洗車&ワックスがけして、すっきりさっぱり!

この週末は、海には出なかったけれど、なかなか充実した休みであった。
さて、来週はどこ行こう?

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瀬戸内シーカヤック日記: YB125SPでリフレッシュ旅_鈍川温泉&今治焼き鳥、しまなみ海道縦断

2016年10月24日 | 旅するシーカヤック
ここのところ気を使う仕事が続いていたが、なんとか一区切りつき月曜日は有給休暇をとることとした。

金曜日は日帰り東京出張があり、土曜日は疲れが出てなんと久しぶりに昼寝をしてしまった。
せっかくの3連休だが土曜日は雨となり、連泊の旅には出ることができなかったものの、この昼寝で少し回復。

でも、日月とも風が強い予報なのでキャンプ旅は諦め、安宿を予約。
これで、準備は完了である。

***

2016年10月23日(日) 朝起きると、ゆっくりと準備をし、朝食を食べると着替えて出発。

バイクカバーを外し、リアボックスを取り付け、リアボックスには着替えや水筒、貴重品などを放り込む。
キーをONにしてチョークレバーを引き、セルモータースイッチを軽く押す。
『ブルルン』

エンジンがかかると、しばらく暖気運転。
キャブ仕様のYB125SPは、暖かい時期でもアイドリングが安定するまでしばらく時間がかかるのだ。

***

そろそろ良いかな?
見送りに出てくれた妻に、『じゃあ、行ってくるよ』
『気をつけて』

ヘルメットのシールドを下ろし、クラッチを切ってギアを1速に入れる。
少しだけアクセルを開き、半クラッチを使ってゆっくりと発進。

さあ、旅の始まりだ!

***

朝の『とびしま海道』を走り、岡村島へ。

ここからはフェリーで今治まで約1時間半の船旅である。
俺は船に乗るのが大好きなので、芸予諸島の景色を楽しみながら海風を楽しむ。

今日は曇りで風が強く、シーカヤックには向かないので、久しぶりのバイク旅は自分としてはなかなか良い企画。

***

来島海峡にやってきた。

橋をくぐり抜けると、今治はもう目の前。

港に到着。

さて、少し早いがお昼ご飯にしようか。

***

いつもなら定番の『かねと食堂』さんに行くのだが、今回は新たな店を開拓することに。

やってきたのは、港からほど近い喫茶店『樅』
『すみません。 ここ、カツライスありますか?』 『はい、ありますよ』
『じゃあ、ひとつお願いします』

静かな店内で、一人静かにカツライスを待つ。

お待たせしました。
『オー、これか』

どうやら、カツライスは隠れた今治名物の様子。

『いただきます』
スプーンでご飯とソースをすくってパクリ。 『お、これは美味いじゃん』
デミグラスソースの深い味わいが、なんともオイシイ。

支払いをして、『ごちそうさまでした。 美味しかったです』
満足して店を出る。

***

ここからは、メインの目的地である鈍川温泉へ。

何度か来たことがある、鈍川せせらぎ交流館。

露天風呂につかると、ヌルリとした柔らかいお湯。 さすが、pH9.9である。

露天風呂に浸かり、寝転んで火照った体を冷やし、サウナで再び汗を流し、水風呂にドボン。

これを何度も繰り返し、2時間ほどのんびりまったり楽しんだ。
疲れが芯から抜けて、完全にリフレッシュ完了。 『ああ、やっぱり鈍川温泉はええなあ』
今度は是非また、妻とタンデムツーリングで来たいものである。

***

今治市内に戻り、チェックインまでしばし港を散策。

久しぶりの今治だが、ターミナルが綺麗になっており、驚いた。

展望台もあり、ビールが飲めるお店も入っているようだ。
今度機会があったら、来たいものだ。

***

3時になると、ホテルへ。
チェックインして荷物を部屋に置くと、ホテルの自転車を借りて今日の夜のお店を散策。

今治は焼き鳥が有名。
何年か前には、鳥林には行ったことがあるのだが、せっかくなので新しい店を開拓したい。

とはいえ、今日は日曜日なので、営業する店も限られる模様。

良い店が見つかりますように!

今治の商店街は閑散としているが、裏に回ると昭和を感じさせる通りもある。

懐かしい看板も幾つか発見。

自転車での散策では、気になるビアホールも発見。
今回は焼き鳥がテーマだが、次回は是非訪れてみたいものである。

***


ホテルに戻り、自転車を返却して、しばし部屋で休憩。
5時前になるとホテルを出る。

向かうは、日曜日も営業している『世渡』さん。

5時を数分過ぎたばかりなのだが、店の駐車場には既に車が何台も停まっていた。


***

お店に入ると、カウンターに案内された。
まずは生ビールと皮。

この皮が、なんとも旨いのだ。
甘めのタレがかかっており、一口食べた時に口から『お、これは美味い』とつぶやきが自然に出てきた。
そして、サービスのキャベツを皮焼きのタレをつけていただく。

次はセンザンキ。 鳥の唐揚げである。

手羽先。 『おお、なんじゃこりゃあ!!!』
熱々で、一口食べるとなんとも旨い脂が口中に広がる。
適度な塩胡椒と、この美味い脂がなんとも言えない美味しさ。

この辺りから、日本酒へ。 『大で。 ぬる燗でお願いします』
手羽先を食べ、口の中の脂を日本酒で流す。
至福のひと時。

砂肝。
これも塩胡椒味で、歯ごたえと味が最高である。
『いやあ、この店に出会えてよかったなあ』

***

お客さんが少し減り、ご主人ともしばし会話させていただいた。

このお店は、どうやら娘さんも含めて家族で切り盛りされているようだ。

また、このお店のお客さんは、地元の方よりも今治以外の県内や、県外からの方が多いことも伺った。
呉の焼き鳥の話にもなり、『呉の焼き鳥は、やっぱり串ですか?』
『そうですね。 こんな鉄板で焼くのはないですよ。 そして呉の焼き鳥やさんは魚料理も多いんですよ』
『へえ、そうなんですか』
『ええ、生簀がある焼き鳥屋さんも多いんですよ。 呉の焼き鳥屋さんは、もともと鹿島という漁業が盛んな島の出身者の方がルーツなんで、そんな風になっているんでしょうね』
『なるほど。 それは初めて聞きました』

***

日本酒と手羽先を追加で注文し、至福のひと時を堪能してお店を出た。
支払いの時娘さんが、『皮も人気なんですけど、手羽先を追加注文する人も多いんですよ』
『そうでしょうね。 本当に美味しかったです。 また来ます』

美味しい焼きたての焼き鳥を心から楽しみ、美味しいビールと日本酒を飲むのが、この店には合っている。
この店では、ご主人との掛け合いのリズムを楽しみながら、美味しい焼鳥を楽しむ雰囲気なので、写真を撮ってそのリズムを崩すのは忍びない。
ここで写真を撮るのは、まさに野暮というものだと感じたので、今回は料理写真はなしである。

『ごちそうさまでした』

正直、これまで食べた焼き鳥の中で、一番美味しかったと言っても差し支えない。
いやあ、これは良い店を開拓できたなあ。

***

2016年10月24日(月) 朝起きると、電気ポットでお湯を沸かし、スープとサンドイッチの朝食。
食事を終えると、着替えて荷物を整理し、チェックアウト。

ここからは、バイクでしまなみ海道を尾道まで縦断の計画。

朝まだ寒い今治市内を抜けて、来島海峡へ。

昨日とは打って変わって青空が覗く景色。

朝の来島海峡大橋の原付道は、造船所に通勤する人達がたくさん走っていることも、今回の発見であった。


***

亀老山展望台。

月曜日の朝。

まだ誰も居ない静かな展望台。

***

能島の近くでは、激しい潮流。

エディとなる岸沿いからは、砂が巻き上げられて茶色い流れができていたことに驚いた。

いくつもの橋を渡り、橋毎にある料金所に止まって200円、100円、50円の料金を支払う。

因島を超え、

向島に入ると、尾道はもう目の前。

最後は渡船で尾道へ。


***

尾道では、久しぶりの朱華園さんへ。

中華そばを頂き、家路へ。


***

疲れた体と心を癒すバイク旅。
お気に入りの鈍川温泉でのんびりまったりと過ごし、初めて訪れた焼き鳥屋さん『世渡』さんで至福のひと時。

いやあ、今回も好い旅だったなあ。
さて、来週はどこ行こう?

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