世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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選挙の公費負担について(その2)

2007年05月06日 | 議員活動
(写真:先日、取れたてのソラマメを知人が送ってくれました。さっと塩茹でして食べたらとってもおいしかったです!)

公職選挙法で公費負担があるのは、以下の3種類です。
①選挙用ポスター作成費(後日請求する)
②公選ハガキ郵送料(区議は一人2,000枚。請求しなくても公費で出させるもの)
③選挙カーに関するもの(レンタル料、運転手代、ガソリン代。後日請求する)

今日は、選挙カーに関する経費について報告したいと思います。

「選挙カーのレンタル料金」1日の限度額は、15.300円(7日間で10万7.100円)。

私の場合は、ハイブリッド車のトヨタプリウスを借りましたが、1日7.530円(7日間で5万2.710円)です。

「運転手代」1日の限度額12.500円(7日間で8万7.500円)。この金額で、プロのタクシーの運転手さんをお願いしました。

この他に、ガソリン代も請求できますが、ガソリンスタンドを決めて契約書を交わして・・・と、公費負担の請求はとても面倒なので、私の場合、ガソリン代は自己負担として公費の請求はしていません。ちなみに、7日間でかかったガソリン代は7.000円弱です。(さすがプリウス、燃費がいい)

選挙カーについては、以前にも書きましたが、私の中で大変大きな課題として残っています。

インターネット上に、「(選挙カーには)1週間で1人の議員当たり70万円近くも使われている」という書き込みがありましたが、(私の場合14万210円ですけれど)仮に限度額いっぱい使ったとしても、19万4.600円+ガソリン代ですから、70万にはならないし・・・。

どうしてそんな情報が?と思ったのですが、もうひとつ、選挙カーの代わりに、運転手つきのハイヤーを借りても公費負担の請求ができる、というのがあります。ハイヤーだと1日の限度額が6万4.500円(7日間で45万1.500円)なので、ぐっと高くなります。

・・・が、それでも70万円まではいかないですし、そもそも、選挙カーの代わりにハイヤーを使う人って、いるのだろうか?調べていないので正確なことはわかりませんが、今回の選挙ですれ違った人たちの中にはいなかったように思います。

とはいえ、有権者の方々の不満はもっともなところから発生しているのだと思います。政治(政治家)に対する不信感。

私も、国会議員を見ていると、あまりにもひどい!!と思うことばかりですから、その気持ちがよくわかります。だからこそ、一番身近な地方議会から、透明性を持って改革していかなければ!と思うのです。


選挙カーに話を戻しますが、他の議員のブログなどでも同じことが書いてありました。

「うるさい!と怒鳴られたり、選挙カーを走らせて名前を連呼しているヤツには投票しない!と言われたりする一方で、ずっと待っていたのにどうして来なかったの?この辺は回らなかったの?マイクの声を聴いて、玄関から飛び出して車を追いかけたんだけど間に合わなかった~!、2階の窓から子どもと一緒に手を振ったんだけど見えなかった?・・・と楽しみにして下さっている方もたくさんいる・・・どうしたらいいのだ?!難しい、悩ましい」という状況なのですよね。

ああ、本当に、みんな同じことを感じているんだ・・・と思いました。

インターネット上の書き込みには、こんな意見もありました。

「私の 94歳でなくなった祖母は明治生まれでしたが 平塚らいてうさんや市川房江さんを尊敬し 女性の参政権を勝ち取るまでを 見てきた女性です。選挙に行きましょうと 皆に訴え 支援する候補者には 自ら選挙カーにのり 健全な政治をめざす候補者にずっとエールを送っていました。確かに 体調が悪かったりすると うるさいなあと思う日もありましたが 区議の選挙運動期間は一週間ですし とても主婦には身近な存在ですから どんな方が立候補されているか どんな考えを持っているかを実際に顔をみて知る一つの方法だと思います。時間を短縮するなり改善の方法はいくつかあるはずではないでしょうか」

なんだかじぃ~んと来てしまいました。

いずれにしても、選挙カーの取り扱いについては、今からよく考えようと思います。

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