世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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議会軽視はやめていただきたい!保坂区長が全く答えなかった(答えられなかった)田中優子の議会質問。

2017年09月24日 | 議会報告

9月22日の本会議で、私が質問した内容と保坂区長の答弁を報告します。

 

ドリームジャズバンドで起こった暴力行為について、保坂区長と

教育委員会がその『暴力行為』 を『ギリギリ体罰手前』と、

わけのわからない言葉でごまかした問題について、質問します。


質問1

「児童虐待」の定義の中に「面前DV」という概念がある。

「親が子どもの目の前で配偶者や親族らに暴力をふるうことで、

自らが暴力を受けていなくても心理的虐待として認知されている

概念。

今回の事件「面前VD」そのものではないが、同じような状況が

あったと言える。「面前DV」のような被害があったということ

について、区長はどう考えているのか?

さらに、「あのような暴力行為が許されるのだ」という認識が

広まっていくことについて、区長はどう考えるのかを問う。


【区長答弁】

私は「児童虐待法」を制定する時のとりまとめ役で、2度にわたる

改正も事務局の中心にいた。

面前DVを「児童虐待法」に入れるべきだと提案したのはこの私で

ある。

法律には立法意思というものがある。なにゆえにそういう法律が

できたか、というところをさしている。

その立場からいうと、今回の件を面前DV同様の、というのは無理

があると思う。


【田中優子の解説と感想】

「あのような暴力行為が許されるのだ」という認識が広まってい

くことについて、区長はどう考えるのか?についての答弁はあり

ませんでした。答えられなかったのでしょうね。

講師(日野皓正氏)は生徒に平手打ちをしたと明確に認めながら、

「暴力がふるわれた」と認識しないとは、「児童虐待防止法」を

制定した人物とは思えません。

「面前DV」について、法律で規定されていることそのものでは

ないが、と、こちらは断りを入れているにもかかわらず、真っ向

から否定するというのはどういう感覚の持ち主なのか?

こんな屁理屈で固めた答弁をするとは、「暴力場面を見せられて

ショックを受けた」という心的障害が残った人があの会場にいた、

ということがわかっていないのではないですか?

当事者だけの問題ではない、と、散々言っているのに、全くわか

っていないのですね。驚きました。

 

質問2

「平手打ちの動作は確かにした。子どもはよけた。かすったのか

どうかわからないけれども、怪我とかに至らなかった。となれば、

『行き過ぎた指導』のギリギリ。体罰イコール暴力行為、暴力事

件という図式ではめられるものとは違う。その手前」

この区長記者会見によると、怪我をしてひっくりかえったりした

「体罰」に該当するが、平手打ちをしても怪我をしていなけれ

ば「体罰」ではなく「行き過ぎた指導」という解釈のようだが、

そういうことか?


【区長答弁】 

答弁はありませんでした


【田中優子の解説と感想】

こちらは通告しているのに答弁をしないということは、明らかな

議会軽視である。

記者会見でそう言ったのだから、「その通りです」と答えるべき

ではないのか?


質問

区長記者会見の中で、「当該生徒と保護者が反省し納得している

から」と区長は述べているが、それは、暴力を受けた方が納得し

ていれば「体罰」ではなく、納得しなかったら「体罰」になる、

という考えなのか?


【区長答弁】

答弁はありませんでした


【田中優子の解説と感想】

こちらは通告しているのに答弁をしないということは、明らかな 

議会軽視である。

記者会見でそう言ったのだから、「その通りです」と答えるべき

ではないのか?

 

質問

「行き過ぎた指導のギリギリ」とか「体罰の手前」とは何なのか?

「髪を掴んで引っ張る」「ほおを叩く」というのは、都教委の

体罰のガイドラインの中で「体罰」の具体例として載っている。

教員であれば、(最終的には都教委の判断だとしても)「学校

教育法第11条」に反し処分を受けることになるだろう。教員で

あろうがなかろうが、暴力・体罰という行為の価値基準は同じ

であるはず。

教員でなければ基準を甘くしていいとなれば、ダブル・スタン

ダードとなり、重大な矛盾が生じる。そんなことでいいのか?

教育長の見解を問う。


【教育長答弁】 

学校で同じ暴力行為が行なわれた場合は、「学校教育法第11条」

に基づいて東京都教育委員会がまとめた「体罰関連行為のガイド

ライン」に基づいて対応する。区教委で現場調査をした結果を

東京都教育委員会に報告する。今回は学校の授業以外の出来事

なので、このような手続きはとっておりません。


【田中優子の解説と感想】

 ダブルスタンダードで重大な矛盾が生じる、ということについて

質問しているのに、答弁はありませんでした

明らかな 議会軽視である。図星なので、答えられないのでしょう。


質問

皮肉なことに、体罰容認派の人たちほど、あの場面を見ただけで

暴力行為を認識し「言うことをきかない子どもには体罰が必要だ!」

と主張している。

他方、教育関係者はもちろんのこと、多くの人たちが「あのような

暴力は許されない」と心を痛めている。そして、「保坂区長の判断

は体罰容認派を助長している」と危惧している。

暴力行為を認めていないのは、保坂区長と世田谷区教育委員会ぐら

いである。

この、一般的な認識とのギャップはどういうことか?説明を求める。


【区長答弁】 

答弁はありませんでした

 

【田中優子の解説と感想】

こちらは通告しているのに答弁をしないということは、明らかな 

議会軽視である。

図星なので答えられないのでしょう。


質問

 2012年12月に大阪市立桜宮高校のバスケットボール部の部長だ

った生徒が、顧問による体罰を苦に自殺した事件があった。その

事件をきっかけとして、社会全体で、体罰に対する見方、考え方

がガラリと変わった。

当時、大阪市長だった橋下徹氏は、当初は「僕は、クラブ活動の

中でビンタをすることは、ありうると思っている」と体罰を容認

する発言をしていたが、遺族を訪問して、自身の体罰についての

認識の甘さを反省し、過去の発言を撤回し、謝罪している。

翻って、保坂区長は、以前は明確に、「いかなる理由でも指導の

手段として暴力を行使していいということはない」「熱心な愛情

の表現などない」と、暴力・体罰をはっきりと否定していたが、

今回の判断は明らかに違う。考えが変わったのはいつか?


【区長答弁】 

答弁はありませんでした


【田中優子の解説と感想】

こちらは通告しているのに答弁をしないということは、明らかな 

 

議会軽視である。

過去の発言とは完全に矛盾しているので、答えられなかったので

はないか。

今回、いろいろ調べていて、私は、橋下徹氏を見直しました。

保坂展人という人物は、橋下氏と真逆のことをしています。


以前は「体罰・暴力は絶対ダメだ」と明確に否定していたのに、

今回の暴力事件では、「あれは体罰、暴力ではない。その手前」

とごまかしの言葉で逃げている。

子どもの人権を訴えていた人物の発言とは思えません。


質問7

「行き過ぎた指導ギリギリ、体罰の手前」というおかしな判断

を撤回し「暴力はダメだ」と明確に態度を示したうえで、今後

のドリームジャズバンドを改善していくべきであると考える。

そうでなければ、世田谷区ではあのくらいやっても暴力や体罰

とはならない、と、間違ったメッセージが広がり、区長も教育

長も信頼を失う。それぞれの見解を問う。


【区長答弁】【教育長】

答弁はありませんでした


【田中優子の解説と感想】

こちらは通告しているのに答弁をしないということは、明らかな 

議会軽視である。


再質問

「体罰の手前」という概念はない。体罰に当たる暴力ではないか

と聞いています。お答えください。


【区長答弁】

今回の件で体罰を容認するとか、体罰容認の風潮を助長すること

は一切考えていない。

日野氏の行為は行き過ぎた指導。


【田中優子の解説と感想】

答えになっていませんね。

いくら、区長が「体罰容認の風潮を助長することは考えていない」

と言ったところで、事実、「保坂区長の判断は体罰容認派を助長

している」と指摘されているのです。

それがわかっていないのか?わかっているけれど認めないのか?

いずれにしても、最悪ですね。


「暴力ではないのか?」という質問なのに、「行き過ぎた指導」

で逃げているのが見え見えです。

「暴力ではない」と思うのだったら、「暴力ではない」と答えら

れるはずです。そう答えられないのは、「暴力だ」と思っている

からでしょう。

それを「行き過ぎた指導」という言葉でごまかしているから、

しょう。


議場から、「暴力じゃないか?って言ってるんだ。質問に答えて

ないよ!なんで暴力じゃないんだ、あれが!!」という声があり

ました。まさに、その通りだと思います。

 


以上、あらためて、議会中継を確認しながら、質問と答弁をふり

かえってみましたが、本当にひどいですね。  

7つの質問と再質問に対して、すべて答弁拒否。

あるいは、答えているようにみせてはいるけれど、あえてこちら

の質問趣旨とは別のこと述べて、うまく回避しています。

 

保坂区長も教育長も、本当に自信があるなら、もっと明確に答え

てくださいよ、「平手打ち(ビンタ)は暴力(体罰)ではない」

「髪を掴んで引っ張って頭を揺すっても暴力(体罰)ではない」

と。

それが、今回、保坂区長と世田谷区教育委員会が出した判断

ですから。


そうではない、なんて言い訳、通用しませんよ。

だから、そのことに対して、多くの良識ある人たちが「間違って

いる!」「体罰容認の風潮を助長している!」と、怒り、呆れて

いるのですから。

 



議会中継速報板」←ここをクリックして、

 

「スタートから1時間53分まで進めたところ」が、田中優子の出番

 

となっています。お時間ありましたら、ぜひ、ご覧ください。

 

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