夕焼け金魚 

不思議な話
小説もどきや日々の出来事
ネタ控えです

金魚 熱中症になる

2017-07-11 | 日記
1昨日、お仕事でアパートの掃除をしていたら暑くて、気分が悪くなりました。
涼しい日陰のベンチで休んでいたのですけど、身体は熱いのに悪寒がしてきて動けなくなってしまいました。
これが熱中症なのかなと思っていたのですけど、もう身体が動きません。
意識が遠くなって、まぁ、こういうのも良いかなと思った頃、声をかけられました。
「金魚さん、どうしたのですか」と言われたのです。
「はぁ」といつもの気のない返事をして見ると、顔は見知っているのですけど名前が出で来ない女の人が覗き込んでいました。
「誰だっけ」というと「覚えていないんだ、私はいつも見ていたのに」と笑われてしまいました。
「大丈夫、動ける」と言われるので「いやぁ、ダメみたい」と言うつもりがなぜか立ち上がってしまいました。
立ち上がれないと思っていたのに、何というか誰かが横から担ぎ上げてくれるような感じで、立ち上がったのです。
正直、頭がクラクラして気分が悪くて歩くというか動きたくなかったのですけど、フラフラ足が動くのです。
途中、横にいる彼女と話した記憶があるのですが、何を話したのか全く覚えてません。
フラフラ動いて入っていったのは、公園の近くの老人施設でした。
あることは知ってはいたのですけど、入ったことはありませんでした。
施設の入り口付近で座り込んでいると、中から女の方が何人か出てこられたところまでは覚えています。
次に覚えているのはベッドの上でした。
女の人が覗き込んでいて「大丈夫ですか」と聞いてくるので「ハァ」といつもの気のない返事だけしました。
金魚のような60過ぎのリタイヤおじさんでも老人施設の中では「若い男」と言われるのです。
日本の高齢者社会を体験した思いです。
一晩だけ、施設の体験入所という事で泊めていただきました。
本当に、その晩はモテました。
気味が悪いほど。
翌日、帰り際に「昨日の女の方は娘さんですか」と言われました。
「いえ、幼なじみの筈なのですが、実は覚えてないのです」
「そうでしたか、とてもお若い方に見えたので、娘さんだとばっかり思っていたのですけど、いつの間にかおられなくなって」と言うのです。
「はい、私もお礼言わなければ思っていますので、何か分かったら教えていただけますか」と言って帰ってきました。
ホントに誰だったのだろうかと思って、帰ってから中学時代の卒業アルバムを見て分かりました。
信じられないことに中学時代の顔にそっくりでした。
同級生なのに、ほとんど歳を取っていないような感じでした。
今頃、どうしているのかなと思います。
ジャンル:
その他
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 木の鋏を使ったことありますか | トップ | AIロボペット »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。