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博物館浴(東京国立博物館 「タイ~仏の国の輝き」)

2017-08-10 20:08:41 | 博物館・美術館
 東京国立博物館平成館では、7月4日から8月27日まで、日タイ修好130周年記念特別展「タイ~仏の国の輝き」が開催されている。






 ハイは仏教国(ただし、先日会ったタイからの留学生はマレーシア近くの出身でイスラム教だったが)である。仏教は暮らしの中に根付いている。仏教国タイについて、タイ族前史の古代国家、タイ黎明期のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、現王朝のラタナコーシン朝における仏教美術の名品を通じて、タイの歴史と文化を知ることができる。

 第1章 タイ前夜 古代の仏教世界
 タイ族の国が興る前に、インド文明の影響を受けた独自の文化を持った国があり、クメール文化やヒンドゥー教の影響をうかがうことができる。

 第2章 スコータイ 幸福の生まれ出づる国
 1238年にタイ族がひらいた王朝スコータイは、「幸福の生まれ出づる国」を意味する。スコータイはタイ中北部の広大な盆地を中心に開けた国で、水路と陸路で諸地域を結ぶ交通の要衝であった。歴代の王はスリランカから受容した上座仏教を篤く信仰し、多くの寺院を建立した。タイ族による仏教文化が花開き、タイの文字や文学が生み出されるなど、現在のタイ文化の基礎が築かれた時代である。

 第3章 アユタヤー 輝ける交易の都
 アユタヤーは14世紀半ばから400年もの長きにわたり国際交易国家として繁栄した。国王は、アユタヤーの肥沃な大地の恵みや、北タイや東北タイの森林から河川によって運ばれる産物をもとに、日本、琉球などの東アジア国家や東南アジアの国々だけでなく、中東や西洋とも活発に貿易を行ない、莫大な富を蓄えた「大商人」だった。また、上座仏教を国教とする一方、王の権力と神聖さを高めるためのインド的な儀礼や位階制度が整えられるなど集権化が進んだ。

 第4章 シャム 日本人の見た南方の夢
 シャムは、江戸時代から知られていたタイの呼び名。当時のアユタヤー朝は国際交易国家として栄え、16世紀末から17世紀にかけて日本からも新たな市場や活躍の場を南方に求めた朱印船貿易家たちが集い、日本人町が形成された。それを遡る100 年前には、すでに琉球を介して日本とシャムの交流が始まっており、日本の対外交流史のなかでもシャムとの交易はきわめて大きな位置を占めていた。

 第5章 ラタナコーシン インドラ神の宝蔵
 ラタナコーシンとはインドラ神の宝蔵を意味する。その都はクルンテープ(天人の都)と呼ばれてきました。タイ人はビルマ軍との戦いで荒廃したアユタヤーの都を復元するように、ここに新しい都を築き、アユタヤーの芸術文化の復興に力を注いだ。


 今年は、日本とタイとの修好130周年とのことで、外務省の外交資料館でも、特別展示「日本とタイ 国交樹立130年」が開催されている。
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