経済データおたくの世迷言 by Research76 ーグラフでみるアジア・日本経済

経済動向・データを独断と偏見で読み解きます。
統計やイベント発表に合わせて不定期に書いていくつもり。

*9月百貨店売上、7カ月連続の前年割れに(9月百貨店売上発表を前に)

2016-10-19 09:22:46 | 消費


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月百貨店売上は前年比マイナス4.5%近傍か


20日に日本百貨店協会から発表される9月全国百貨店売上は前年比で4.5%程度のマイナスになりそうです。8月のマイナス6.0%よりは下落幅が縮小しますが「爆買い」の減退もあり、7カ月連続のマイナスとなりそうです。

―日本経済の最大項目である消費(GDPの6割程度を占める)を占う統計は数多くありますが、自動車販売とともに、その強さを早目に知ることができるデータとして百貨店売上は貴重です。百貨店売上は、該当月の土曜・日曜・休日の日数、天気・気温などの気象状況、株価、また最近は中国人旅行者による「爆買い」に影響されます。

―既に発表されている大手百貨店の売上(そごう西武、三越伊勢丹、Jフロントリテイリング、高島屋)を基に下の式を使って試算してみると、9月百貨店売上は前年比でマイナス4.4%程度となります。R76の予想と実際に発表された数値を比べたのが図2です。


予想は以下の回帰式を用いて算出しました。
百貨店全体の売上の前年比=a*(そごう西武の売上の前年比)+b*(伊勢丹三越の前年比)+c*(JFRの前年比)+d*(高島屋の前年比)+e(尚a, b, c, d, e は定数)。

―式の上では9月売上はマイナス4.4%と試算されますが、過去の試算値と発表値とのズレも考慮してR76ではマイナス4.5%程度を予想としておきます(図1)。

 

「爆買い」、高級品の売上が大幅減少

―9月売上の下落の要因としては、休日数が前年同月より1日少なかったこと、台風の到来があったこと、気温が高めで秋物衣料の販売にマイナスとなったことに加えて、いわゆる「爆買い」の減衰も影響したようです。

―日本百貨店協会によると、8月の外国人向け売上は前年比マイナス26.6%と、5カ月連続の前年割れとなりました。全体の百貨店売上に占める外国人向け売上のシェアは3.1%となり、7月の2.6%からやや上昇しています(図3)。

―外国人顧客による買い物も低価格の消耗品が多くなっています。8月の消耗品の売上は前年比13.5%増ですが、一般物品は同37.4%も減っています。昨年6月は一般物品は229.2%増でしたので隔世の感があります。

本日もお付き合い、有難うございます。

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1 コメント

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Unknown (scirocco)
2016-10-22 17:30:22
百貨店は苦戦していると思う。ときどき総菜を買いに行くけど、総菜買いは僕の趣味、加えて魚介類物色も趣味、お客がいるのは地下食品売り場のみで、平日は地上階は驚くほど客がいません。あれでよく成り立っているなと思っていました。例えば地上階の品の通販をやったりと工夫が必要でしょうね。足を運んでもらうのは大変なことです。地下食品売り場もどちらかというと常連風の人が多そうです。とにかく百貨店はお高くとまらず、客を大切にせねば。
僕はもう大分前になりますが、日本橋高島屋で高級豆腐と豚カツを買って帰ったことがあります。笑。豚カツは期待したほどではなかった。柿生のとん鈴はいつも旨いと思います。

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