投資情報「経済データおたくの世迷言」

経済・市場動向や要人の運勢など、投資に影響を与えそうな情報を九星気学、そして独断と偏見で読み解きます。

ついにピークアウトか? 首都圏マンション価格

2016年09月15日 | 不動産



マンション価格、
3カ月連続の前年割れ

―7月8日配信の「どうなる、首都圏マンション価格」で首都圏マンション価格の高騰を指摘しましたが、どうやら価格はピークアウトして、緩やかな下降局面に入りつつあるようです。

―先日発表された8月の首都圏マンション市場動向によると、一戸当たりの価格は5662万円で前年比マイナス3.6%となりました。3カ月連続の前年割れです。また価格の3カ月移動平均を見てみると、8月は5663万円となり、昨年8月の5880万円を直近のピークとして、徐々に低下しているのが見て取れます(図1)。



価格高騰で需要減退

―なぜ価格に低下圧力が掛かったのかと言えば、需要の減退であり、それを見越したデベロッパーもこのところ供給(発売)を絞ってきました。マンション契約率もこのところ、頻繁に好調不調のメドである70%を頻繁に割っています(8月は66.6%)。また発売戸数も8月は前年比マイナス24.7%と、9カ月連続の低下となりました(図2)。

 

―この需要減退の要因ですが、マンション価格が上昇し過ぎたことが要因と見られます。マンション価格が都民の平均年収の何倍かを見てみると、2015年は8.0倍となり、バブル経済のピークだった1990年の8.35倍以来の高水準となっていました(図3)。


―購入できる不動産価格のメドは一般に年収の5倍と言われます。首都圏は特殊な場所らしく、バブル経済以後も5倍を下回ったことは有りません。しかし、それでも8倍ともなると、庶民の手の届かない水準だったのでしょう。

―幸いにもマンション在庫は8月末で6228戸とあまり高くありません(年ベースでの最近のピークはリーマンショックのあった2008年の12427戸)ので、価格暴落は避けられそうですが、今後も供給量(発売戸数)は徐々に減少、価格も下降基調をたどると見られます。

―尚、内閣府の8月の月例経済報告では首都圏マンション総販売戸数について「おおむね横ばいとなっている。先行きについては、持ち直しの動きが続くと見込まれる」と強気です。そうした堅調な需要は今しばらく見られそうもありません。

本日もお付き合い、有難うございます。

※尚、このブログは、マンションの購入について特定の行動を推奨するものではありません。購入等の決定はご自身の判断でお願いします。

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