投資情報「経済データおたくの世迷言」

経済・市場動向や要人の運勢など、投資に影響を与えそうな情報を九星気学、そして独断と偏見で読み解きます。

今年の運勢:原田日銀審議委員に思いがけない災難

2017年06月30日 | 日銀


計り知れないダメージ?

稲田防衛相と共通するもの

このブログでは、サウジアラビアのムハンマド皇太子などを取り上げて、六白金星の人に対して「今年は要注意」と指摘してきましたが、五黄土星の人も徐々に要注意の時期に入ってきたようです。先日は応援演説の件で叩かれている稲田朋美防衛相を取り上げましたが、本日は原田泰日銀審議委員の話が出てきました。

ロイター通信の記事の見出しは「原田日銀委員、ヒトラーが『正しい財政・金融政策』 悲劇起きた」というものです。内容を読んでみれば、原田氏がヒトラーの政策を礼賛しているわけではなく、一般的に知られている事実を述べているに過ぎません。しかし、この見出しからは原田氏がヒトラーを礼賛したかのような印象を受けなくもありません。

ニュースの読者は内容を全部を読むわけではなく、見出しだけで判断することも多々あります。またニューズウィーク日本語版の田中秀臣氏のコラムによれば、ロイターの英語版の見出しは「Bank of Japan policymaker Yutaka Harada praises Hitler's economic policies」となっているとのこと。これだと「礼賛(praise)」という言葉が使われています。これが国内だけでなく国外にも流れてしまったということは、原田氏、日銀にとっては計り知れないダメージでしょう。自分の言い分とは全く異なった意図の見出しが一人歩きしてしまう可能性もあるわけで、原田氏には何とも気の毒な限りです。

原田委員は195091日生まれということですので九星気学では五黄土星という星になります。この星はリーダーシップに優れた人が多いのですが、独善的になりがちという印象があります。星としては遅咲きで、先日取り上げた稲田防衛相の他、大相撲の稀勢の里、フランスのマクロン大統領、インドのモディ首相が同じ星です。

この星は今年は「評価運」に入っています。努力の花が咲くが、年後半からは運勢が不安定になる傾向があります。稲田防衛相の応援演説事件に続く原田氏の奇禍をみると、そろそろ五黄土星の人も注意すべきサイクルに入ってきたということでしょう。この星は来年節分以後は「停滞運」(不測の事態が多く、ツイていない時)に入ります。人生9年周期の「どん底」の年です。悪印象を持たれてしまうような記事がでるのも大変気の毒ではありますが、衰運に向かっているということなのでしょう。

私も記者時代に原田氏に何回か話を聞いたことがあります。彼が日銀に入る以前、経済企画庁(現内閣府)にいたころです。当時から日銀の金融政策についての本を書いており、量的緩和に入る以前の日銀の政策には批判的でした。愛想も良く話しやすい人でしたが、物言いが慎重過ぎるために面白みに欠け、結局記事化を断念したという記憶があります。それほど慎重だった人が、言葉尻を捉えられて、こうした記事を配信されてしまったのは、なんとも皮肉な話です。

なぜ不利を承知で?

もう一つ気になるのは、ロイターがなぜこういう記事を配信したかについてです。「報道する自由」「報道しない自由」があるということですから、報道してはいけないなどとは言えませんが、何かプラスがあるのでしょうか? 

もし原田氏が本当にヒトラーを礼賛したのなら記事にすべきでしょうが、そうではなく、一般的に知られていることを繰り返しただけです。そうであれば、原田氏が口にした金融政策の記事の一部として入れるか、他の多くのマスコミがそうしたように、無視しても差しつかえないでしょう。ことさらに「ヒトラー」「正しい」を強調した見出しを立てて独立した記事にする意味がわかりません。今流行りの「印象操作」という言葉を思い出してしまいます。

経済通信社にとっては、金融政策を担当する日銀は最も力を入れる主戦場の一つであり、各社とも最も優秀な記者を張り付けているのが普通です。日銀で20年以上のキャリアをもつ外資系通信社記者も複数います。

熾烈を極める日銀取材ですが、今回の記事がロイターの今後の日銀取材にとってプラスになるとはどうしても考えられません。日銀取材の主眼は今後の金融政策の動きですが、今回の原田氏の記事はそれと直接の関係はありません。原田氏は29日の講演で、日銀のETF購入について「2%の物価目標達成が視野に入るまで買い入れ額を減らすことはないとの認識を示した」(ブルームバーグ)とのことです。これがこの講演の主眼でしょう。

取材される日銀側も今後は警戒感を強め、ロイターからの取材には一段と口が固くなることが予想されます。ライバルのブルームバーグの記者に話す内容でも、ロイターには話さない-という事態も容易に想像されます。そうした不利を承知のうえで、敢えてこの記事を配信した意図とは―。興味深いところです。

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