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豪徳寺と、世田谷線散策

2017年11月12日 | おでかけ

三輪亭でお昼を食べた後は、住宅街をぶらぶら歩いて豪徳寺へと向かいました。

彦根藩主・井伊直孝が、猫に招き入れられて中に入ったところ雷雨を免れたことから、ここを菩提寺として再興したと伝えられ、招き猫発祥の地とされています。境内の一角には、大老・井伊直弼をふくむ井伊家の人々の墓所があります。

門をくぐると、境内はそろそろもみじが色づいていて、美しい紅葉を眺めながらの気持ちのよい散策となりました。

境内の中ほどに招猫観音を祀る「招猫殿」があり、その横に大小たくさんの招福猫児(まねぎねこ)が奉納されています。圧巻でした。

1677年、井伊直孝を弔うために建立された仏殿。

立派な三重塔は2006年に建立。屋根の下に猫の飾りが彫ってありました。(=^・^=)

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この後、最寄りの宮の坂駅へ。駅の横に古い型の世田谷線が展示されていました。

昭和44年まで玉電(現田園都市線・世田谷線)を走っていた車両で、その後1990年まで江ノ電で活躍しました。この緑の電車は江ノ電時代に乗ったことがありますよ。

昔の電車ってそういえばこんな感じでしたね。子どもの頃の記憶がよみがえりました。

豪徳寺においしいドイツハム・ソーセージのお店があったな~と思い出し、山下まで一駅乗って寄ってみました。なにしろ20年ぶりのことで、お店の名前も場所もうろ覚えでしたが、その場でスマホで調べて「冨永オリジナデリカテッセン」にたどり着きました。

どれもこれも食べたくなりましたが、賞味期限と相談し、この日はビアシンケンと、オリーブ入りのシンケンのみ購入。また近いうちに買いに行こうと思います。

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この後は終点の下高井戸まで乗りました。駅周辺に昔ながらの商店街が残っていて昭和の気分が味わえました。映画は見ませんでしたが、以前から気になっていた下高井戸シネマにも寄ってみました。

世田谷線は青・緑・チョコレート色といろんな色柄の車両がありますが、下高井戸から乗ったのは豪徳寺にちなんだ招き猫電車でした。車体に猫の顔がラッピングされ、つり革にも猫耳としっぽがついていてかわいい♪ 来年3月まで運行するそうです。(産経ニュース)

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最後に松陰神社前で降りて、駅前商店街をぶらぶらしました。昔ながらの商店と新しい感覚のカフェや本屋さんなどが軒を連ねています。途中で松崎煎餅さんのカフェを見つけ、ひと休みしました。北欧テイストの店内はお煎餅屋さんらしからぬ?雰囲気です。

松崎煎餅さんは1804年に芝魚籃坂に創業し、現在は銀座に本店を構えるお煎餅の老舗ですが、こちらは原点回帰・地域密着をテーマにオープンしたコンセプトストアの1号店だそうです。

コーヒーとあんみつをいただきました。たくさん歩いたので、黒蜜とあんのこっくりとした甘さがほっとします。少し甘めの瓦煎餅もコーヒーによく合い、小さな旅の締めくくりにぴったりでした。

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