トランスフォーマー。

　製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督マイケル・ベイ、主演無名の人、『トランスフォーマー』、８／４、Ｔジョイ久留米にて鑑賞。

　まずぶっちゃけ言わせてもらうと自分はスピルバーグがあんまり好きではありません。世の中スピルバーグ信者と呼ばれる人たちが少なからずいますが、『Ｅ．Ｔ』にしろ、『プライヴェート・ライアン』にしろ、『宇宙戦争』にしろ、さほど面白いと思ったことがないです。
　さらにマイケル・ベイに関して言えばどちらかというとキライ。ときどき『アルマゲドン』を見て感動した！って言ってる人がいるんですけど、あれでどうやったら感動できるんですか！って問い質したくなるぐらいです（っていうのは言いすぎ）。
　あと作品とはまったく関係ないんですが、この日は体調が最悪で鑑賞最中は冷や汗が止まらず、鑑賞後はトイレに駆け込んでゲェゲェ吐きまくりました。
　そんな自分が言わせてもらいますが、『トランスフォーマー』、最高に面白かったです。
　映画の宣伝文句というものは大抵大袈裟で、時に的外れでさえありますが、本作の“脅威の映像革命が映画史を塗り替える”はまったくもってその通り！！って感じでした。まさに超大作とは本作のような作品をいうのでしょう。いやはや凄すぎます。
　本作のレビューで格闘シーンや変形シーンが早すぎてわからなかったと言ってる人を結構見かけましたが、早すぎて目で追えなかったのはその通りだとしても自分はそのことにケチをつける気にはなれないですね。
　どちらかというとそれらのシーンがジョン・ウーの映画みたいにスローモーションだったり、ご丁寧に別角度で補足されてたりしたら、そちらの方が興ざめだったと思います。
　上映時間が若干長いこと、上述の通りアクションシーンが目に優しくないことなどを考慮すると必ずしも親子で観に行くのに相応しい映画ではないと思いますが、一度でもロボットアニメにはまった経験のある方、異文明との交流がテーマの作品が好みだという方、何より極上のアクションが好きな方は必見の映画ではないでしょうか。

　次回鑑賞は行定勲監督、『遠くの空に消えた』（８／１８公開）の予定。