この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

映画『パシフィック・リム』を観て、思ったこと。

2013-08-12 20:39:57 | 新作映画
 ギレルモ・デル・トロ監督、チャーリー・ハナム主演、『パシフィック・リム』、8/10、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2013年35本目。


 初めに断わっておきますが、本記事は映画『パシフィック・リム』のレビューではありません。
 本作に関しては絶賛の嵐ですから、今さら自分が「素晴らしかったです」と書かなくてもいいかなぁと思うのです(実際素晴らしかったです。自分は個人的に90点以上の作品でなければパンフレットは買わないようにしているのですが、本作のそれは買いました。)。


 レビューではありませんが、『パシフィック・リム』を観て、思ったことを書きます。
 重ねて言いますが、レビューではありません。


 先ほど、本作に関しては絶賛の嵐だと書きました。
 実際、この映画を観に行った人でこの映画のことを悪く言っている人をネットでは見かけません。
 おそらく、日本中のすべての巨大ロボット好き、怪獣好きな人が本作を観に行って、そして絶賛しているのだと思います。


 にもかかわらず最新の日本で公開されている映画の興行成績が6位なんですよね(こちら)。
 まぁ(もはや鑑賞が国民的イベントと言っていい)『風立ちぬ』が1位というのはわからないでもないのですが、公開2週目の『謎解きはディナーのあとでなー』よりも順位が下というのは納得がいかない、、、というより単純に悲しいです。
 日本中のすべての巨大ロボット好き、怪獣好きが集まってもテレビドラマの劇場版に勝てないなんて、、、日本の巨大ロボット好き、怪獣好きは絶滅寸前なのかもしれませんね。


 一方海の向こうの中国では本作は大・大・大ヒットを記録しているそうです(こちら)。
 そして中国での大ヒットを受け、本作は続編企画が始動したらしいのです(確定ではないが、続編の具体的なアイディアがデル・トロの頭の中にあるのは本当のようです。ハイブリットが登場するらしい。)。


 もし実際に『パシフィック・リム』の続編が作られたら、日本の巨大ロボット好き、怪獣好きな人たちは中国に足を向けて眠れませんね。
 でもほんと、出来たら日本での大ヒットを受け、続編製作が決定!というニュースを目にしたかったです。
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5 コメント

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同感です (しんしん)
2013-08-12 23:58:18
全くもってせぷさんと同感です。
パシフィック・リムは今週見に行きますが、悪い評判はあまりききませんね。
で、日本のロボット文化は世界一のはずが。。。何でしょうか?この映画ランキング。。中国で爆発的にヒットしてるのは記事で読んでいましたが、まさか日本がこれほどロボット離れしてるのかが心配ですねー。
悲しい限りです。
来年の「トランスフォーマー4」も中国資本が入り舞台がほぼ中国だとか・・・。
もうロボット文化は中国に移ったんでしょうかね。。。今の日本はもうガラパゴス化を越して何だか悪い意味で異質な国になっている気がします。
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Unknown (achi)
2013-08-13 10:34:09
宣伝不足なんでしょうか。
内容的にはトランスフォーマーシリーズに全く見劣りしないんですけどね。

マイケル・ベイに比べるとポップじゃないから厳しいのかな

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コメント、感謝です。 (せぷ)
2013-08-13 14:31:40
しんしんさん、achiさん、コメント、感謝です。

>しんしんさん
>まさか日本がこれほどロボット離れしてるのかが心配ですねー。
日本の巨大ロボット好き、怪獣好きは絶滅寸前なのか、というのはさすがに言い過ぎだったかもしれませんが、そう思いたくなるぐらいにこのランキングはショッキングです。

柔道や囲碁と同様、日本生まれでありながら日本で受け入れられなくなっていく、という現実はやはり悲しいものがありますよね。

>achiさん
宣伝の問題なんですかねぇ。
個人的に出来そのものは『トランスフォーマー』に見劣りせず、好みでいえばこちらの方がはるかに上ですけどねぇ…。
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テレビで見れるモノにしか関心のない観客も増えているのでしょうか? (S.K.ラッセル)
2013-08-14 11:49:04
 公開日に吹き替え3Dで見ました。いろいろと言いたい事もありますが、見たいモノは十二分に見せてもらったということで、満足できました。個人的には、二つ目のトレーラー(タンカーでの大上段からの怪獣殴り倒しシーンの初お披露目)を見た時に「俺アカデミー作品賞受賞決定」と心中で喝采を上げたのですが、その期待を超えるほどのモノは無かったような気もしますが。XpanD特有の画面の暗さと、吹き替えに関する違和感のせいかな。

 いやしかし、せぷさんのお嘆きに共感しますよ。
 興収に関するニュースを見ていると、日本ではけっこうな宣伝を打ってもせいぜい「20億に達するかも」というくらいのスタートなんですね。まだまだこれからなのでじわじわと伸びるかも分かりませんが、日本のロボット・怪獣文化に多大な影響を受けている作品が、その日本で制作費の10分の1ほどしか稼げないだろうと予想されているとは、すこし情けない話です。こういうの、中学生や高校生が友達同士で観に行ったり、お父さんが息子を連れて観に行くのに理想的な夏休み映画だと思うんですが。ロボットアニメとプラモ全盛時代に子供だったオッサンの勝手なノスタルジーと言われればそうなのかも知れませんが……。でもノスタルジーに浸ったオタク向けだけの、閉じた映画じゃ無いですよこれは。

 私自身はデル・トロは大好きな監督ですし、「パシフィック・リム」にはできるだけ投資するつもりです。フィルターを通さずに、明るい画面で2D字幕版もぜひ見たいし、あと最低2回劇場へ足を運ぶつもりでして、それで少しでも貢献できればと。今のうちにこの男が監督する映画に金を落として、プロデューサー連に「こいつには客受けのいい作品が作れる」と分からせておけば、実現すれば悪夢的大作になるであろう「狂気山脈」が見られるかもしれません。大友克洋の傑作「童夢」の映画化をいつか実現してくれるかも知れませんし(←なんなら芦田愛菜主演でもいいんじゃない?)、なにより「パシフィック・リム2」より先に、なにを置いても「ヘルボーイ3(完結編)」を、パールマンがぴんぴんしているうちに実現してくれ!とファンとしてはやきもきしてしまうのです。応援するから、たのむぜデル・トロ!
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そうなんですかねぇ。 (せぷ)
2013-08-14 23:26:47
>テレビで見れるモノにしか関心のない観客も増えているのでしょうか?
そうなんですかねぇ。
自分は逆にテレビドラマの劇場版はほとんど観る気が起こらないですけどね(例外もあります。『鈴木先生』は観に行きました。)。
どうせ一年も経てばテレビで放映されるのがわかっているのだし、高い金を払って観る気にはなれません。

>XpanD特有の画面の暗さと、吹き替えに関する違和感のせいかな。
スゴイですね。自分はそこまで3Dシステムの違いの特性にまで気にかけたことはありません。
というか、自分の観た3Dがどのシステムなのかも把握してなかったりします。汗。
もう少し注意して観ましょうかね。

>こういうの、中学生や高校生が友達同士で観に行ったり、お父さんが息子を連れて観に行くのに理想的な夏休み映画だと思うんですが。
そうですよねぇ。この夏休みに友達同士、もしくは親子で観に行くとしたら、この作品が本命だと思います。どうしてこうも興収が低いのか理解に苦しみます。

>あと最低2回劇場へ足を運ぶつもりでして、それで少しでも貢献できればと。
うわっ、ラッセルさん、偉い!
自分は何やかや偉そうなことを言ってる割にはもう一度観ようという気にはなれません。
鑑賞予定スケジュールが結構詰まっているので…。
『パシフィック・リム』を再鑑賞する隙は今のところないなぁ…。すみません。

>なにを置いても「ヘルボーイ3(完結編)」を、パールマンがぴんぴんしているうちに実現してくれ!
おぉ~、ラッセルさんは『ヘル・ボーイ』のファンなんですね。
自分も好きですよ、『ヘル・ボーイ』。アメコミ原作映画の中では一番好きです。
でも周りに『ヘル・ボーイ』を見ている人がほとんどいなくて、いたとしても面白いと思っている人がいなくて…。
まぁ自分が面白いと思う基準が独特なんですけどね。
『ダークナイト』三部作より『ヘル・ボーイ』が好きだし、『アベンジャーズ』より『キャプテン・アメリカ』の方が面白かったし、ネットでの評判が芳しくない『スーパーマン・リターンズ』も好きですしね。

>実現すれば悪夢的大作になるであろう「狂気山脈」が見られるかもしれません。
『Mountains of Madness』の映画化はまだ諦めてないってデル・トロは言ってますね。
企画としては『パシフィック・リム』よりはよっぽど通りそうな気がしますけどねぇ、どうなんでしょうか。

>なにを置いても「ヘルボーイ3(完結編)」を、パールマンがぴんぴんしているうちに実現してくれ!
そういえば、ロン・バールマンもいい年ですからねぇ(御年六十三)。
でもどちらかといえば、セルマ・ブレアがいつまで今の美貌を維持できるだろうかと思います。
いずれにせよ、『ヘル・ボーイ3』が作られるとしたら、オリジナルメンバーでお願いしたいですよね。
あと個人的にはマイヤースにも再登場して欲しいですけれど、、、彼は消えたままかな。笑。
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