この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

真相はまだわからない。

2017-06-15 22:27:36 | 政治・経済・時事
 6月6日、福岡の小郡市で痛ましい事件がありました。
 警察官の妻と二人の子供が殺され、夫が妻殺しの容疑者として逮捕されました。

 ネットでは逮捕された夫のことが散々叩かれています。
>奥さんと揉め事があったとしても、子供に手をかけるのは鬼畜以外何者でもない
>さいっっってい!!!偽装までしてるとかもう何もかも悲しい。奥さんと子供たちがかわいそうすぎる…(T_T)
>事実なら頭悪すぎて怖い・・・気持ち悪いくらい頭悪い・・・
 切りがないのでこれぐらいにしておきますが、自分が調べた限りでは夫を擁護する意見は一つとして見られませんでした。妻殺し、子殺しとして極刑を望む声も少なくなかったです。

 自分の見方はそれらとは若干異なります。
 少なくとも真相はまだわからない、そう思っています。

 何を言ってるんだ、三人の人間が殺され、第三者の介在が認められず、容疑者が一人であるなら、その容疑者が三人を殺したに決まっているだろう、そう仰る方が多いかもしれませんね。
 しかし、その考えが違うんですよ。自分に言わせれば先入観に囚われすぎている。

 この事件のどこに違和感を覚えたか、一つ一つ述べていきます。
 まず、三人の被害者が死んでいた場所ですね。
 二人の子供たちは二階の寝室で、妻は一階の台所で亡くなっていたそうです。
 なぜ三人の(正確には二人の子供たちと妻の)死んでいた場所が違うんでしょうか?
 三人が寝ているところを殺害したのであれば、三人は三人とも二階の寝室で死んでいなければおかしいはずです。
 
 二つ目、殺害方法です。
 三人の死因はいずれも窒息ですが、子供たち二人は首に紐のようなもので絞められた跡があり、妻は強く圧迫されたような内出血が確認されたそうです(つまり、直接手で絞殺された)。
 同じ窒息であっても、子供たちと妻の殺害方法は違うということです。
 なぜ犯人は三人とも紐を使って絞殺さなかったのでしょうか?
 同じ絞め殺すにしても紐を使った方がよっぽど確実で簡単で楽なはずです。

 三つ目、死亡推定時刻です。
 子供たち二人は午前0時から5時頃に殺され、妻は午前0時から6時頃に殺されたと推定されるとのことです。
 この推定時刻をストレートに受け止めれば、確定ではありませんが、子供たちの方が先に殺され、妻の方が後に殺された可能性が高いということになります。
 これっておかしくないですか?
 もし自分が妻と二人の子供を殺すとしたら、最初に妻を、次に長男を、最後に長女を殺します。
 理由は単純に抵抗が激しいと予想される順番です。
 この順番が逆になることはちょっと考えにくいです。

 四つ目、警察官である夫はなぜ家族を殺した後に逃亡しなかったのでしょう?そしてなぜあれほど偽装工作が陳腐なのでしょう?
 どうせ殺すのであればもっと自分に疑いがかからないように殺すのが当然だと思うのですが。警察官である夫にそれが不可能だったとは思えません。

 まだありますが、これぐらいでいいでしょう。
 この事件の違和感を覚えた箇所を四つ述べました。
 勘の良い方ならもうおわかりでしょう、自分はこの事件を次のように考えています。
 妻を殺したのは夫であるが、子供たち二人を殺したのは妻である、と。
 そう考えれば、死んでいた場所と殺害方法が異なるのも、死亡推定時刻の矛盾についても説明がつきます。ついでに夫が朝になって出勤したことも。

 事件は次のような感じだったのではないか、と想像します。
 二階の寝室で子供たちと一緒に寝ていて妻が将来を悲観したか何かの理由で、長男、長女の順番で紐を使って絞殺する。
 次に妻は一階の居間で寝ていた夫も殺そうとするが、それは夫に阻止される。
 二階の子供たちの遺体を見た夫が激高し、妻を手で絞殺する。
 妻を殺害した夫は茫然自失するが、妻が子供たちを殺した物的証拠を処分した後、署に出勤する。
 こう考えるのが一番矛盾が少ないと思います。

 今述べたのはあくまでこう考えた方が矛盾が少ない、言い方を変えれば、そういうふうにも考えることが出来るということです。
 つまり、この事件の真相はまだわかっていないのです。
 真相がわからない段階で自分は誰かを糾弾したくはありません。

 皆さんはどうですか?
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2 コメント

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推定無罪 (雫石鉄也)
2017-06-16 09:02:38
タイ人の女の子殺しのときも、そうでしたが、マスコミを含め、容疑者を犯人ときめつけています。
以前、私も拙ブログにも書きましたが、
http://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/cf7e24def1d11c63374801e857c85cfb
容疑者はあくまで容疑者であって、犯人ではありません。
容疑者を犯人と断定するのはマスコミでもネットの住人たちでもありません。
推定無罪の原則からいえば、彼らは無罪です。それを有罪かどうか決められるのは裁判所だけです。有罪と決めつけて断罪するのは法治国家にあるまじくリンチです。
その通りだと思います。 (せぷ)
2017-06-17 18:31:13
容疑者は必ずしも犯人とは限らない、その通りです。
真相が明らかになっていない段階で、容疑者を鬼畜だなんだと叩く人たちは単に叩くネタを欲しているだけではないか、そう思えますね。

今回の事件で仮に子供たちを殺したのが父親でなかったとしたら、父親を叩いていたネットの住民はどうするのでしょうか、、、まぁどうせ何も反省しないでしょうけれど。笑。

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