この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

とりあえずキアヌを応援したくはなる『ジョン・ウィック:チャプター2』。

2017-07-13 21:20:12 | 新作映画
 キアヌ・リーヴス主演、チャド・スタエルスキ監督、『ジョン・ウィック:チャプター2』、7/8、Tジョイ久留米にて鑑賞。2017年23本目。


 元自民党の豊田真由子議員(愛称「とよまゆ」)が政策秘書に対して暴言暴行を働いたことが一時期話題になりましたが、ここだけの話、暴言だけなら自分もしょっちゅう吐きます。自分の場合、暴言を吐くのは主に自分に対してですが。
 この前も映画を観ようと思って早起きして、九時前にシネコンに着いて、いざチケットを購入しようと思ったら、ムビチケを入れた財布がどこにもないことに気づきました。財布を家に思いっっっきり忘れてました。泣。
 財布を取りに戻る車中で、散々罵ってやりましたよ、自分を。
 この大バカヤロー!!お前みたいな*%#&は@△☆&されればいいんだよ!!
 あの暴言を録音されて外部に流されたら生きていけない…。

 皆さんは外出先で財布を忘れたことに気づいたらどうします?私ってうっかりさん♪てへ♪みたいな感じで軽く自分の額を小突いちゃう?もしくは一つ溜息をついて、それで終わらせる?
 そんなふうに軽く流せればいいんですけどね…。

 といった具合に一度家にムビチケを取りに帰ってまで観たのがこの『ジョン・ウィック:チャプター2』です。

 アクション映画の主人公が無敵、というのは別に珍しくもありません。
 思いつく限りで挙げていくと、クリスチャン・ベール演じる『リベリオン』のプレストン、トム・クルーズ演じる『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のケイジ、マット・ディモン演じるジェイソン・ボーン三部作のボーン、彼らは皆、作品の中で無敵ですが、なぜ無敵なのか、見る者が「なるほど、その能力があれば無敵でもおかしくないな」と納得出来るように描かれています。

 それに対し、キアヌ・リーヴス演じる本作のジョン・ウィックは作中無敵ではあるのですが、それが説得力があるようには描かれていません。
 何しろ雑魚相手にも手間取るし、車には轢かれるし、何よりキアヌのアクションにキレがない!(と思うのは自分だけ?)
 彼が伝説の殺し屋なのだと言われてもまったく説得力はありません。
 今思い出すのも、息も絶え絶えで足元も覚束ないジョンの姿だけですからね。

 しかしそれこそが本作の売りなのかもしれません。
 人並み外れた能力は何一つなくても、それでもギリギリのところで危険と困難を回避し、敵をなぎ倒していく、そんな人間味(?)溢れる殺し屋というのは確かに見たことないですからね。
 それに特殊能力がないからこそ現実のキアヌとかぶり、ジョンを応援したくはなりました。

 何だか無理矢理長所を見つけ出そうとしているところからもわかるように、本作はお世辞にも良い出来だとは言えません。
 何しろ殺し屋家業から引退するために必要だったはずの「誓印」のせいで仕事を請け負う羽目になり、律儀に仕事をやり遂げるも、雇い主から命を狙われるのですから、結局何のこっちゃかわかりません。せめて仕事をやり遂げたように見せかけて、ターゲットは実は生きていた、みたいな捻りがあればいいのですが、そんな気の利いたオチもありません。
 ただただひたすらジョン・ウィックが窮地に陥っていくだけのお話です。
 
 ただ、観終わると、そこまで悪い映画を観た気にはならないのが不思議です。
 世の中、そういう映画もあるということですね。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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