この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

青春ホラーの傑作!『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』

2017-11-15 21:47:56 | 新作映画
 アンディ・ムスキエティ監督、ジェイデン・リーバハ―主演、『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』、11/11、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2017年47本目。


 ホラー映画が好きです。
 ホラー映画が好きといっても、怖ければよい、残虐であればよいと思っているわけではありません。
 はっきり言って不死身の殺人鬼が出てきて人を殺しまくる“だけ”のホラー映画なんて退屈で見る気がしません。
 大切なのは恐怖や残虐さよりもむしろプラスアルファの方だと思っています。
 このプラスアルファは映画によって違いますが、例えば極限状況での笑いだったり、感動だったり、意外な結末だったり、もしくは脚本の緻密さだったり、とにかくホラー映画でしか表現出来ない、けれど恐怖ではない何か、それが自分にとっては重要なのです。

 そしてこの『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』のプラスアルファは何かというとノスタルジィ、そして青春特有の甘酸っぱさなのです。

 もうね、本当に甘酸っぱいんですよ。
 崖の上から誰が一番最初に川に飛び込むか、決め切らずにもじもじしている少年たちの後ろから、「何してるの、さっさと飛び込まなきゃ!」と言って自ら下着姿になって一番に飛び込む少女、、くぅ、甘酸っぱいったらありゃしないよ!
 とにかく、自分もこんな青春時代を過ごしたかった!と思うようなシーンが目白押し!こりぁもうたまらん!!

 もちろんホラー映画ですから、恐怖の部分にも手抜きはありません。
 この映画を観た後でマクドナルドに行って、フツーにハンバーガーを食べられる人って相当肝が据わっていると思うなぁ。
 なぜかというと本作に出てくるモンスター“イット”がドナルドに似てるんですよね。
 あれ、マクドナルドからクレームとかつかなかったのかな…。

 本作はスティーブン・キングの手による長大な原作の前半を映画化したものだそうです。
 後半は主人公たちが大人になってからのお話だそうですが、、、どうなんですかねぇ?
 本作も主人公が子供たちだったからこそ面白かったわけで、仮にストーリーはまったく同じでも登場人物の年齢がプラス10歳だったら、ここまで面白くはなかったはず、、、まぁ続編が公開されても観に行くとは思いますけどね。
 続編のプラスアルファは何か、今からちょっと楽しみです。
 中年の哀愁とかだったらちょっとヤだな。。。


 
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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