銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【ご挨拶】本年もよろしくお願い致します

2017-01-05 09:26:45 | 日々銭湯レポート
〜本年もよろしくお願い致します〜

大変遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。
昨年銭湯OLのブログに訪れてくださった方々、ありがとうございました。
そして早速、今年もよろしくお願い致します。

2016年は銭湯経営者様、浴場組合様、媒体社様、銭湯ファンの方々、
そしてそうでもない一般の方々も・・・とにかく沢山の人に支えられて
ブログ以外にもいろいろと銭湯に関わる活動をさせて頂けました。
感謝でいっぱいです。
その気持ちを胸に、スタートしました2017年。
どうぞどうぞよろしくお願い致します!!

そしてそんな新春に思ったことがありました。
昨年は自分がよく通った銭湯が2軒なくなり、
一方で素敵な銭湯との出逢いもありました。

そんな中で銭湯は私がお遍路を始めた当初よりも注目を浴び、
その分だけ様々な議論がされます。
でも私は自分の意見をなかなか言えないでいたのですが・・
確かな事は「銭湯は(多くは)個人経営」という事と思っています。
幅広い経営をされている方、借地で行っている方、等様々ですが、
結局は組織じゃなくて「家」の営みの中にあるのだという事を
忘れてはいけないという事に尽きると思っています。

私の実家は以前は酒屋で、個人経営でした。
地域では数少ないお米やお酒の購入場所で、
年末年始も営業し 沢山のお客様に恵まれた事もあったそうです。
私もビール瓶ケースを恰好ばかり運んだりして、お駄賃をもらっていました。
レジ前でおしゃべりに花が咲く事も多く、沢山の人に声をかけてもらったりも。

しかし酒販免許が緩和され、コンビニやスーパーが増え、
だんだん営業しているだけでは売れなくなってきました。
家族でがんばっても、24時間営業には勝てません。
新製品をメーカーから入荷してもらえない事もありました。

それでも、少しでも物が売れるといいなと思い、
小さなダルマを買って父にプレゼントして ちゃんとレジ横に置かれているのを観た時に
どんなに嬉しかったか。

でもその日はやってきまして。
親から、我が家が廃業する事を伝えられた日がありました。
皆で、静かに泣きました。
その時の景色は一生忘れられません。

私が銭湯にどうしても行きたくなるのは、
そんな家族の思い出のにおいがするからなのかもしれません。

と・・個人的な事を長々すみません。

銭湯には銭湯の、酒屋には酒屋の事情があるし、
大きい銭湯の経営会社もあるし 全て同じでは無い事はわかっています。
でも思うのは、「家族経営だから・・・」という事。
そんな思いを胸に、私はどんな銭湯もありがたくありがたく入浴させて頂きます。

帰省したせいなのか、家族と家業の話をしたワケではないのですが・・
どうしてでしょう。今年はそんなことをどうしても書きたくなりました。

今日も湧く湯に感謝。
本年もよろしくお願い致します。


やすこ。

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