銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】椎名町 広の湯

2017-04-01 05:26:20 | 銭湯レポート
〜行けば感じる。柔らかな気品ある空間。〜

もし銭湯というものに性別があるのであれば、この広の湯さんは「女性」だ。

女性らしい細やかな気配り、そして随所にあるこだわりは、優しくてやわらかい。
そう思わずにいられない、素敵な銭湯のご紹介。



〜鏡よ鏡〜
広の湯さんといえば脱衣所の鏡3点のある壁面が魅力。
そして銭湯大使ステファニーさんも、池袋浴場マップで各浴場を紹介する際は
この脱衣所の鏡の写真を撮影してセレクトしている。
そう、この脱衣所は広の湯さんの魅力なのだ。

だってやっぱり、普通の鏡じゃない。
湯上がり気付いたら、ちょっとだらしなくなった自分の身体が笑この鏡に映っていてハッとした。
最近、ちゃんと鏡をみていただろうか。なんとなくじゃなかっただろうか。
ちょっとデコラティブだけど、派手派手しくない美しい鏡は・・・
そんな自分をハッとさせる様な引力のある鏡だ。
そして鏡の装飾が美しいから、なんだかどうにか自分をごまかせている感じ。

また、鏡がついている壁紙の色も、濃い青で引立つのでしょうね。
もうこのセンスに脱帽である。


〜懐かし銭湯でのパーソナル空間とは〜
また広の湯さんは、洗い場に仕切りが有る事も有名。
スーパー銭湯等ではよくあるスタイルだが、
凸の湯気抜きがある銭湯でまさか仕切りがあると思う人はいないだろう。

こんなケアがあるとも知らずに行くと、本当に嬉しくなる。
でも、仕切りを超えての会話はあるし、背中流しはある。
すごく理想的なコミュニティである。


〜ミストの中で考える〜
浴室は訪問時お客様が多かった事もあってか、すごくミスティ。

壁面はペンキ絵はなく、オシャレな街中にある様なシックな電気が3つ。
この3つの「灯り」がミストの中で、竹久夢二の絵から抜け出た様に美しくみえる。
そんなせいかシンプルだけどすごく品を感じる空間。


〜濃すぎる実宝湯〜
実宝湯は銭湯でもたまにあるけど、ここは特濃。
色も香りも濃い。

この濃い香りを嗅いだ瞬間、昔よく親戚ぐるみで言ったスーパー銭湯を思いだした。
今まで関東では何度も実宝湯には入っているのに。
そう、それくらいすっごく濃い実宝湯だったのだ。
親戚で浸かった記憶の浴槽が鮮やかによみがえる。

香りは記憶を招く。
銭湯はこうしてたまにいい香りがして、ハッとする事が多い。


***ちなみにカウンターのご婦人はすごく美人なお方です。そして感じがよくって気持ちいい方です。
お孫様がいても 美しくある・・それはこの銭湯そのものであるなと思いました。
きっとこのご婦人がこの銭湯を統括しているのでは。。そんな妄想を思わずにいれませんでした。


やすこ。

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