センソウの個人的思い出とかなんか色々

かくれんぼ同窓会における一大イベント「センソウ」の個人的な思い出等を綴ります。いわゆる「センソウ日記」とは少し違います。

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西ドイツの最も長い夜③~センソウと裏切りと~

2014-12-23 21:33:46 | 西ドイツ(センソウ2008)
御嶽山駅に降りた私は、万が一ソ連国民に見つからないかと警戒しつつ(こっちは一人しかいない上に私は報復カードを持っていないので、姿を見られて終戦まで立て篭られたらもう勝ち目はない)、駅周辺の様子を探りました。辺りは閑静な住宅街で、23時近い今では、やっているお店といえばコンビニと閉店間際のスーパーくらいしか見当たらず、泊まったり暖をとって休憩したり出来る施設は一切ありませんでした。これはつまり、ソ連への襲撃が成功しようが失敗しようが、この夜がとてつもなく過酷なものになることを意味します。この日は気温が低い上に何よりも風が強く、小動物を外に出したらすぐに吹き飛ばされてしまうだろうと思えるほどでした。


 他の国民が到着するまでの僕の任務は、暖を取れる場所を探すことと、もう一つありました。ほかならぬ、ソ連のアジト捜索です。現在御嶽山駅周辺にあるDJ大卵発の別荘(?)にいることはアフガニスタンのサイバーテロにより確定しているのですが、その具体的な場所までは絞り込めていなかったのです。ただ、ソ連はアフガニスタンを含む実質全ての国を敵に回していたので、サイバーテロにより自分たちの潜伏先最寄駅がバレているという事実を知る由もなく、油断してコンビニに買い出しに来たり、騒ぎ声が家の外に漏れたりする可能性は十分に考えられます。その他にも、DJの本名の表札やハロウィンクイーンさんの特徴的な原チャリがあれば家を特定する重大な手掛かりになります。僕は、間違っても自分の姿が見られないように注意しながら、周辺の捜索にかかりました。

 しかし、駅周辺は完全に住宅街となっており、一人で探すのは絶望的にさえ思えましたが、せめてもの罪滅ぼしにもと、駅からあまり離れないようにしながら周囲を歩きました。コンビニに入って少しでも暖まりたいのが本音でしたが、そうするとソ連国民がそこに来たら捜索に気付かれてしまうので、寒さを我慢して歩くほかありませんでした。

 そんなこんなで一人で徘徊し、もう寒すぎるからこっそりコンビニに入ってしまおうかと思い始めた時、キャノンさんから間もなく到着するとの連絡が入りました。 そしてちょうど日付が変わる0時頃にキャノンさんと合流し、二人で稲中さんとぽんぽちさん、そしてソ連を合同襲撃するギリシャ国民を待つことにしました。

 西ドイツ国民の二人は、アニーさん張り込みを終電ギリギリまで行っていたのでまだ到着まで時間がかかりましたが、キャノンさんと話していると、自分でも気付かぬ内に、だんだん緊張が解けてきました。そして周囲の警戒への意識が消えかけたその時、駅の方に向かってくる集団の足音が聞こえました。

 僕は完全に虚を突かれてしまいましたが、流石のキャノンさんは素早く反応し、見つかる前に相手に向かってダッシュし、逃げる暇も与えずにみっけをしてフリーズさせました。

 「ソ連を捕えたか!」と一気に心が湧きましたが、みっけをされた相手は必死にキャノンさんを説得しています。

 よく見ると、その人はジャクソンさん。ギリシャ国民です。「落ち着け、キャノン。俺たちはソ連じゃなくてギリシャだ。仲間だろ?お前たちが今俺たちに撃っても順位は上がらない。一緒にソ連を襲撃して最下位に落とそう」と、百戦錬磨のジャクソンさんらしく、あくまで冷静沈着にキャノンさんを口説いています。

 キャノンさんも、相手がソ連だったと勘違いしてしまっただけのようで、ジャクソンさんの言葉に納得し、当然ながらタッチを行いませんでした。心細かった西ドイツの二人に、心強い援軍の到着です。これで首尾よくソ連を発見して合同で撃ち込めば、間違いなくソ連を最下位に突き落とすことが出来ます。我々のテンションは否が応にも上がり、残るドイツ勢の到着が待たれました。


 私は久しぶりに会ったギリシャのにくだれさんに挨拶してお礼を言い、再会を喜びました。そして、「絶対にソ連にぶち込んでやりましょう!」と言い、ほかのギリシャ人にも挨拶をしようとしたその時、

「みーーっけ」

約6時間前にも聞いた、恐怖と歓喜両方の意味を持つその言葉が、背後で響きました。そして今回は・・・今回も、恐怖の方でした。

 振り向くと、キャノンさんの肩の上に、ジャクソンさんの手が乗っていました。そして、唖然として状況が呑み込めないでいる私を尻目に、したり顔のギリシャ国民たちがみるみるうちにキャノンさんを取り囲みました。そして、仲間であるはずの人たちの、無慈悲な掛け声が寒空に響きました。

「せーの、タッチ」

・・・ギリシャ国民の一部で内密に作戦が立てられて、同国民であるカミソリさんでさえ知らされておらず茫然と目の前の光景を眺めていたというこの裏切りによる襲撃は、我々に9410ポイントのダメージを与えました。これで、西ドイツはダントツの最下位です。そして、今夜襲撃に参加できる人数は4人。ソ連に今持っている爆弾をまとめて撃ち込んで、ソ連がそれらをどこにも撃つことなく終戦時爆発を食らわなければ最下位はまず避けられない。文字通り、絶体絶命の状況に追い込まれてしまいました。持っているステルスと報復カードを使用した爆弾返しでこの場でギリシャを襲撃したとしても、我々はたったの二人。仮に残る二人を加えた4人でギリシャに二発撃ち込んでも、比較的安全圏にいたギリシャの点数を上回れる見込みはなく、ソ連やメキシコがダメージを食らう訳でもないので最下位は避けられません。キャノンさんが持っていた「しっぺ返し」という謎カードで、キャノンさんがギリシャ国民たちの腕に渾身のしっぺ(なぜかセンソウから除外されていたカミソリさんにも)を叩き込みましたが、夜の寒空に響くその弾けるような打撃音は、どこまでも虚しいものでした。


「俺たちもこうしないとヤバいんだ。ごめんな」


 と言い残して颯爽と駅へと消えていくギリシャ国民を、歯ぎしりしたくなるほど悔しい思いで眺めるほかありませんでした。ギリシャに撃ちたい。でもそんなことしたら墓穴を掘るだけ。ここは怒りを堪えて、稲中さんたちを待つしかない。もう、ソ連に二発撃ち込む以外に生き残る術はない。そう考えて、ギリシャへの怒りをソ連襲撃への情熱に変換し、自分を奮い立たせました。終戦前夜に襲撃を受け、限られた情報を頼りに寒い中を張り込み、裏切られる。そして、この後待ち受けているであろう、先の見えない深夜捜索・・・。


 この日ほど、センソウの厳しさを思い知らされた時はありませんでした。ソマリアで他国全てを敵に回した時も、神聖ローマ帝国で高得点爆撃を立て続けに食らって爆弾3つが回ってきた時も、この時ほどの絶望感はありませんでした。唯一の救いは、0時40分頃に、稲中さんとぽんぽちさんが合流したことです。これで、我々は4人。決して多くはありませんが、この数なら相手を見つけることが出来るかも知れません。もう、打倒ソ連とかどうでもいい。ギリシャの裏切りもどうでもいい。とにかく、勝ちたい。最下位になりたくない。感情の問題ではなく、ソ連に二発落とすしかない。西ドイツの、決死の深夜捜索が、こうして幕を開けました。
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