センソウの個人的思い出とかなんか色々

かくれんぼ同窓会における一大イベント「センソウ」の個人的な思い出等を綴ります。いわゆる「センソウ日記」とは少し違います。

大阪襲撃⑤〜 走れメロス、そして決戦の地へ〜

2017-01-02 18:37:20 | 大阪襲撃(肥後之国、センソウ2...
Aさんがとった不可解な進路。そこで我々が目にしたものは・・・


 なんと、駐輪場でしたwww



Aさんは、まっすぐに自分の自転車のもとへと歩き、素知らぬ顔でサドルにまたがり、颯爽とペダルを漕いで唖然として見つめる我々の前を駆け抜けていきました。



この展開は、全く予想していなかった・・・!我々はせいぜい、バスに乗って駅に向かう可能性があるから、Aさんが乗るバスに乗り遅れてしまわないように気を付けようくらいにしか思っていませんでした。こんな事態は完全に想定外で、何も知らない相手にまんまと一杯喰わされたような気分でした。

 しかし、考えていても始まりません。自転車だろうが馬車だろうが、とにかく追いかけるほかはありません。我々は全速力で相手を追いかけました。もう、尾行が失敗して襲撃作戦自体が破算に終わってしまうという最悪の事態を思い浮かべる余裕もありませんでした。私の頭からはあらゆる考えが消え去り、空白になりました。これが無我の境地でしょうか。とにかく、頭脳に使う全てのエネルギーを両足に注ぎ込み、必死で走るしかなかったのです。走れハヒョムーカ。いや走れメロス。高校で半年だけサッカー部だったその実力を見せてくれ。

相手はどこかのタイミングで電車に乗るはずだから、大阪城まで走らなければいけないという訳ではありません。駅まででいいんです。駅まででいい。だから何とか、そこまで追い縋っていってくれ、我が両足よ。

 しかし、曲がり角を一つ曲がって坂を下り、そのまましばらく真っ直ぐ進んで左に曲がったかと思ったらその先には長い直線が続いているという有様で、駅の現れる気配など皆無でした。ターゲットとの距離は少しずつですが確実に拡がっていく一方です。もう体力的にも限界を迎えようとしていました。短距離ダッシュならともかく、センソウで持久走を経験するのは四年目にして初めてでした。

 そこで、常駐さんと私は足で追いかけるのを諦め、通りかかったタクシーを息も絶え絶えになりながらなんとか拾いました。そうして車に乗り込んだ時にはもう既にAさんの後ろ姿はほとんど見えないところまで遠ざかっていたため、先頭を走っていたアヴァンドォールを拾ってもらう余裕もなく、彼には自分でタクシーを拾うか駅まで来るかするように指示しました。三人一緒に行動することがベストですが、ターゲットを見失ってしまうことだけは絶対に避けなければならなかったからです。

 そうして常駐さんと私を乗せたタクシーはAさんの向かった方角を頼りに西大路通に出て、そのまま通りを南下していきました。タクシーに乗っている間、我々二人は善後策について話したり遅れてタクシーに乗ったアヴァンドゥールに連絡を取ったりしながら、道路の両脇に目を光らせてターゲットの姿が見当たらないか探していました。途中、運転手さんから大学生かと尋ねられ、早稲田の学生だと言うとその遠征っぷりを驚かれました。内側にいるとそれが当たり前になってるけど、サークルのチーム対抗戦のために東京から関西まで来てるなんて第三者からすると驚き以外の何物でもないんだろうなと改めて認識させられました。だからこそやり甲斐があるというものです。Aさんの教室を見張っている時、常駐さんは「俺たち必死にこんなことしてるけど、これ将来何の役に立つんだろうね」と苦笑いしながら仰っていましたが、その表情はあくまでも明るく楽しそうでした。何の価値があるのか分からないけれど、既存概念に当てはめることの出来ない価値がある。それがセンソウというものです。

 タクシーには5分から10分くらい走ってもらいましたが、一向にターゲットらしき人物を見つけることが出来ませんでした。いくらタクシーに乗り込む時点ではかなり差をつけられていたとはいっても、もし我々と同じルートを通っているのであれば、流石にもう追いついても良い頃です。なので、ターゲットは途中で家かコンビニなどに立ち寄ったか、そもそも全くの別ルートを通っていることが濃厚となり、これ以上の南下は無意味だと判断しました。運転手さんにはその時点での一番近い駅で降ろしてくれるようにお願いし、阪急線の西院駅の前で降ろしてもらいました。

関西の鉄道事情に疎い我々には、西院駅から行くのが立命館大学から大阪城ホールまでの最短ルートなのか、もっと早く行ける駅が近くにあるのか分かりません。なので、ターゲットはもう既に電車に乗って我々よりも早く到着出来るルートで動いているかも知れません。ここからターゲットを見つけ出すことは不可能に近く、我々は四の五の言わずに大阪城ホールに急ぐしかありませんでした。

とにかく最も避けたいことは先にライヴ会場に到着されてしまうことです。尾行できなくても、7人で見張れば失禁を発見できる可能性は少なからずあります。しかし、それが約半分の4人となってしまうと観客の多さに比して絶対数が足りなすぎます。しかもそれに加えて、先発隊がみっけしてくれたとしても襲撃に間に合わない可能性があります。このような遠隔地であれば尚更、三人いるのといないのとでは点数に大きく差が出てしまい、致命的です。なんとか、Aさんよりも先に会場へ―我々はAさんのツイッターなどもチェックしながら、大阪城ホールへ急ぎました。尾行は、失敗に終わりました。しかし闘いは、まだまだこれからです。
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