千秋小梅日記

コミティア参加サークル「千秋小梅うめしゃち支店」を運営する小津端うめからの連絡、雑感、感想などです。

LaLa原画展と、吉野朔実劇場

2016年08月05日 18時54分26秒 | 読書・漫画

先週末行ってきました。

まずLaLa原画展から。以下敬称略で。

成田美名子、清水玲子の絵は別格だなー、と居並ぶ絵を通して見て思いました。

どう描いたのか想像つかなかったです。清水さんの過去の絵だと主線が見えないけどどういうこと?とか、月の子のサンゴの細やかさとか。成田さんサイファの背景のビルとか、エイリアンストリートの装飾とか、パソコン使ってないんですよね???と突っ込みたい位緻密で整然としていました。

私と同じくらいのお年頃の方は成田さんのところでお話しされて、若い方々はホスト部のところでお話しされている姿をよく見かけました。そうそう、今回午前と午後2回見に行って、1回目は家族みんなで、2回目は一人で見に行ったのですが、男性一人だと流石にちょと寂しいというか、周囲から浮いてるかも?と思っちゃうくらい女性の方々が元気で楽しそうでした。

私も成田さんの絵を楽しみに行ったクチですが、お目当ての「アレクサンドライト」「ナチュラル」どっちも何枚かあったから嬉しかった!「ナチュラル」は10巻か11巻の表紙絵が見たかったけど、欲を言えばきりがない。

そしてわかつきめぐみの絵も見れました。今回一番感動したのは「月は東に日は西に」の絵を見た時かもしれない。なんかね、胸が熱くなりました。「SoWhat?」も2点ばかり。普段お見かけしたことがない絵だったので、新鮮でした。

あと、ひかわきょうこの絵も楽しみだったのですけど、個人的には「彼方から」もっと好きな絵があったので残念でした。でも「時間を止めて待っていて」の絵はとてもきれいで、高いのに血迷って複製原画を買いそうになっちゃいました。

あと、もっと原画って小さいものだと思ってましたが、どれも大きくって迫力ありました。カラーにこんなに力を注いでいるんだなぁ、と感動。

ポストカードでふじつか雪、草川為のを購入。どれもその作品読んでないのに!好きな作家さんで、展示されていたカラーも良くって、つい購入。悩んで辻田りり子も。この方は読んだことなかったけど、気になってた方で、良い絵があったので購入しました。…もしかすると本当はララDXの作家さんの方が好みなのかもしれません。

長くなりましたが、続けて吉野朔実劇場。ジュンク堂でやってました。

やっぱり、白黒の原稿は良いです。ものすごく感動。

吉野朔実劇場、ペンタッチがはっきりくっきりしていて、いいかげんじゃなくて、でもかちっとはしていない。よれているけどそれが味になっている。あぁ上手く言えないけどとにかくその線だけでもため息。

そして気合が入っているところの絵はとても繊細。尾崎翆のコマとか。「あぁ!もっとこんなの見たい!」と思いましたもん。

一方聞いてはいましたがトーンはけっこう思い切りよい貼り方。指示の60/10の文字が生原稿らしさを際立てていました。

もう何度も読んだ話ばかりなのですが、生原稿で改めて読んでも話のテンポがとても良くて快感、ユーモアが効いていてたまらんです。

よく出てくる背景の樹、いつもうっそうと繁っていて、とても生命力を感じさせます。

あと、話の最後、登場人物の帰路を後ろ姿で描いた絵が多いのですが、その後ろ姿と、その人たちが各々持ってるバックとの組み合わせがまたかわいい。

少ない線で本当に楽しそうだったり、嫌そうだったりする顔を描かれるのです。

もう一回見たかった、何度でも見たかったなーという原稿でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿