バイオ研究 徒然草

林檎の郷から世界へ
バイオ研究および温泉情報 最前線

長部日出雄氏の「神と仏の再発見 ーカミノミクスが地方を救う」

2018-01-13 10:54:52 | Weblog

長部日出雄氏の「神と仏の再発見 ーカミノミクスが地方を救う」を今、読んでいます。長部日出雄は弘前高校の大先輩です。誠に恥ずかしいのですが、長部日出雄の本を手に取るのは初めてです。素晴らしい本です。日本人のソウルを感じました。歴史に不勉強な私にとっては大変勉強にもなります。いつかこの場所に書評でも書ければと思っております。

私が注目したのは、この本が出されている「津軽書房」という出版社です。弘前にこんないい本を出版する地方出版社が存在している、というのには心底驚きでした。大手出版社が出す本の内容と全く遜色ないどころか、ベストセラーに名を連ねてもおかしくない本だと思います。

「津軽書房」について調べてみると、高橋彰一さんという人が一代限りということで設立して、一旦は途絶えたが今はスタッフの1人であった伊藤裕美子氏がその意志を継いで復活し、なお頑張っているとのことでした。長部日出雄を世に出したのもこの津軽書房だと言います。

 高橋彰一さんはサントリーの地域文化賞もとっていて、その記事も優れているので読んでみて下さい。記事の中に高橋さんは「失われつつある地方の伝統、文化を現代社会の中に再生していくのが出版の使命であり、そのために地方でこそ“心”の投資が必要である」を信条としていたとあります。この長部氏の本は高橋さんが心から出したかった本ではなかったでしょうか。

https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/detail/1983t1.html

 最近の津軽書房の姿をお伝えするサントリー文化財団のブログの記事も素晴らしいです。

http://sfnd.blog.suntory.co.jp/006921.html

これらの記事に接し、弘前で誇りを持って地方出版を存続してきた方々の気持ちを思うと、涙せずにはいられない、というのが正直なところです。決して、潰してはいけない弘前の宝です。

 P.S.

ハウンドドックの大友康平さんが長部日出雄の甥子さんだったとは知らず、驚きました。

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黒豆大福

2018-01-10 19:17:42 | Weblog

今年は、1月4日の朝から講座の互礼会をして、皆で活躍を誓いました。私の幼馴染のキンタくんが近くで和菓子やさんをしているのですが、とてもいい仕事をしています。

http://www.aba-net.com/happy/archives/5821

今年は、黒豆大福を差し入れしてもらいました。今年は豆豆しく働きたいと思います。

彼自身が書いたという書もなかなかかわいらしく、気にいっております。

 

そして昨日、カゴメ株式会社様との共同研究講座「野菜生命科学講座」を開講しました。大きな希望を持って今年1年を始められることに感謝いたします。

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謹賀新年

2018-01-03 18:11:09 | Weblog

皆様、

明けましておめでとうございます。

正月は、NHKのドキュメンタリーを見るのが楽しみの1つですが、今年はヒトラーとチャーチルのまさに「対決」のドキュメンタリーを見ました。チャーチルがいなかったら、この世の中は全く変わったものになっていたのだと思うと、チャーチルの偉大さは本当に身にしみて感じ取れました。

そして、このような歴史を持った国の国民は本当に幸せだと思いました。国に対する強い誇りを持つことができます。

それから、村上春樹の「騎士団長殺し」を読み始めました。ストーリーとは関係ないですが、「流木にしがみついているだけ」の人生はよくない、とふと思いました。昔、森絵都さんの小説に出てきた「自分の雪ふらす」というのが好きな言葉でしたが、ちょっと忘れていた気持ちだなと思いました。初心に帰って、今年は自分の雪をふらしたいと思います。

また、これは、山田洋次監督の言葉ですが、「ただ強く豊かな国を目指すだけではダメなのだ。よい生き方を追求していくべきなのだ」という言葉には考えさせられました。

考えつつ、今年も「挑戦者」であり続けたいと思います。

 

 

 

 

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終始一貫

2017-12-31 17:03:28 | Weblog

今日、録画していたNHK プロフェッショナルの広島のスカウトマン 苑田聡彦さんのお話を見ました。

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/284/1669480/index.html

原石を見つけて、育成する。

セリーグ2連覇を成し遂げた背景にはこのような素晴らしスカウトマンがいて、それを育成するシステムがあったわけです。

 弘前大学のような地方大学もこのようなやり方をみならい、原石を見つけて育成するべきだと、つくづく思いました。

 

黒田博樹も苑田さんに見出された人の一人だそうです。

それにしても、黒田博樹はこの頃から、高い年棒には目もくれず、足しげく通ってくれたスカウトマンに恩義を感じ、広島に入団したとのこと。

 

終始一貫

 

まさに黒田にこそ相応しい言葉だと思います。

 

皆様、よい新年をお過ごし下さい。

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「B.B.L.B.」Baby boy, lady boy.

2017-12-03 09:41:12 | Weblog

東京で浪人をしていた時に、友人からMoonRidersを紹介してもらい、始めて聞いたアルバムは「アマチュアアカデミー」。色々と大人の味のするこのアルバムを本当に好きになりました。名曲ばかりですが、特に当時好きだったのが、「B.B.L.B.」。Baby boy, lady boy。

 

曲も素晴らしいのですが、サビのリフはこんな感じです。

 

Happinessは辞書にも載ってるとおりで、幸せなんて人それぞれ。

HappinessはTVでやってるとおりで、幸せなんて人それぞれ。

 

当時、このセリフがfunkyなリズムで繰り出されるこの曲をとても愛したのです。皆が同じような目標に向かっていて私にはそれに実感をともなう価値を感じられなかった時に、私はそんなことには同調しない、と横目でみていた時代だったと思います。

 

先日、研究不正に関するシンポジウムを聞きに王子に行ってきましたが、関西大学片倉先生のお話をとても興味深く聞きました。その中で、M. Seligmanが幸せ(Well-being)を科学的に研究している著作を紹介していて、「幸せ」と言えばこの曲だよね、ということでMoonRidersの曲を思い出したのです。

 

Seligman曰く、幸福とは

Positive emotion(美味しいものを食べたりして楽しく過ごせる幸せ)Engagement(仕事や趣味に時を忘れるほど没頭できる幸せ)

Relationship(友好関係を保てる幸せ)

Achievement(何かを達成した幸せ)

Meaning(自分の強みを活かして社会や大切な人に貢献する幸せ)

 

の5つの要素から構成されるとのことです。その中でもMeaningが一番強いのだそうです。

 

片倉先生のお話は、研究者はこのMeaningを強く感じることができる、特権的な仕事なのだからこそ特権階級の責務(ノブレス・オブリージュ)を負わなければいけない、つまり、高い倫理観が求められるというお話だったのです。

 

P.S.

アマチュアアカデミーに対するとても素晴らしレビューがありました。

https://plaza.rakuten.co.jp/tokatonton/diary/200512170000/

 

曲とともに聞いてみて下さい!

 

https://www.youtube.com/watch?v=jfw77clzGpM

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秋の徒然_2017初冬編_映画「Allied」

2017-11-26 16:59:48 | Weblog

徒然に、wowwowでやっていた映画「Allied」をみました。Wowwowがいい映画をon airすることは稀なのですが、これだけは特別でした。

 

ブラピにロバート・ゼメキス監督ということでえっ、という感じで観ましたが、映画「カサブランカ」のとても美しく、そして洒落たパロディーだったと思います。

 

詳しくはこの映画に対する映画評

http://realsound.jp/movie/2017/02/post-4103.html

をご覧になっていただければと思いますが、私としてはこの長い時を超えて現代に「カサブランカ」を蘇らせてくれたマジックだと思います。

 

何十年も前に作られた映画の本質をそのままに、その映画へのリスペクトをふんだんに盛り込んで、現代版にリアルな作品として作り変える、ことは大変稀有なこと。

 

 

そして、「カサブランカ」にはイングリッドバーグマンが欠かせないわけですが、マリオン・コティヤールが見事にバーグマン以上にこの役をこなしていたのは驚きです。この映画への思い入れは、色々な意味でマリオン・コティヤールに感情移入できるかどうかによっていると思います。

 

愛の物語であり、愛の物語とは究極的にサスペンス、つまりは心理劇なのだなあということを再認識させられた一作でした。

P.S.

いつも思うのですが、映画のタイトルを日本語訳する必要はあるのでしょうか。

「Allied」は「Allied」であり、そのままでいいように思うのです。

タイトルを日本語訳するという文化は変えていきたいものです。

 

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秋の京都で癒される

2017-11-25 16:43:39 | Weblog

学会で京都に行ったついでに広隆寺に行ってきました。

もちろん、お目当ては弥勒菩薩です。

国宝第一号なのですよね。オーラが半端でありませんでした。この弥勒菩薩様、衆生がどうしたら幸せになれるのか、考えているらしいです。とにかく、この美しさはどこからくるのか。不思議なものがあります。

まわりのお庭が素晴らしかった。無数の鳥のさえずりがこだましていました。不思議なパワースポットでした。

さらに今回の度では、いつもコーヒー豆を買いにいくコーヒー屋さんに勧められ、イノダコーヒー本店へ行きました。モーニング1380円なりです。ここのコーヒーは、モカをベースにした深煎りのブレンド(アラビアの真珠)なのでが、コクと酸味のバランスが絶妙でうならされました。

 

そして、寒くなるとやはりラーメン。

京都駅のラーメン街の「ますたに」さんと京都太秦の「天下一品ラーメン」で胃袋を温めたのです。

風邪気味で少しつらい旅でしたが、身心ともに満たされた旅でした。

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津軽人はどこから来たのか?

2017-11-11 17:30:44 | Weblog

ニックレーンのVital Questionを今年も教養教育で教えます。来週の金曜日から計5回です。

 この本について英紙GUARDIAN曰く

‘Intelectually what Lane is proposing , if correct, will be as important as the Copernician revolution’

つまり、これが本当だとすると「コペルニクス的転回」と同じくらい重要だ。ということ。

 ビルゲーツさんも「この本は私に衝撃を与えた」とまで言わせ、すぐにこの本に関連した研究チームを立ち上げたと言います。

 ここまで賛辞を贈られた本をテキストにして、学生に講義を出来るのは幸せななことだと思っています。

 昨年必死に、しかし、かなり急いで作った講義のスライドを見直してみると、わかりにくい部分もありますが、改めて「そうだったのか」と自分で感動してしまう部分もあります。つまり、全てがまだ自分のものにはなっていないのです。

 今年のConBio2017では私のニックレーンへのリスペクトの意味も込めてシンポジウムを組ませていただきました。

 ミトコンドリアが私たち真核多細胞生物の進化に果たした役割とそして現在、加齢変性疾患に果たしている役割について、学生に教えながら真剣に向き合ってみたいと思っております。

 このような本を読んでいると、TS.Eliotのこの言葉がしっくりときます。

 

We shall not cease exploration

And at the end of all our exploring

Will be to arrive where we started

And know the place for the first time

 

P.S.

今、日本人はどこから来たのか?(渡辺陽介著)と日本人起源論(篠田謙一著)にはまっています。日本人の由来と津軽人の由来を遺跡とDNA(主にミトコンドリDNA)からさぐるということです。

将来的に、住民の疾患のかかりやすさの研究に応用できないかと思い、勉強しております。

 

 

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青森の清志郎

2017-09-10 09:56:33 | Weblog

「青森の清志郎」のミニ特集を今日の朝、NHKでみました。

 チョー似ている、声が。私もファンのはしくれなので、満足の閾値は高いはずなのですが、この人は許せる、と思いました。

http://amass.jp/93011/

 というか、RCサクセションのサックス奏者梅津和時さんも認めて共演しにくるくらいなのです。

 どんどんライブをして青森に人を呼んで欲しい〜(笑)

 

ところで、梅津さんのサックスが見た目も最高に渋く、いい音を出していました。さすが一流。といった感じです。

 ニコニコサクセションのヴォーカル、オサムちゃんこと今井治さんは50歳だそうです。私も50歳。この世代は、多感な中学・高校時代をRCサクセションとともに過ごしたのでした。

 

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弘前の名店ムッシュ

2017-09-01 19:06:37 | Weblog

先日、論文がアクセプトになったのをお祝いして、弘前の名店ムッシュでお祝い会をしました。

 実はこのお店は、高校の同級生がシェフをしておりまして、本当はもっとはやく行きたかったお店です。フレンチイタリアンの名店で、しかも友達に食べさせてもらうなんて、まだ早いかな、という思いが足を遠のかせていたのかもしれません。

 でも50歳を超えて、やりたいことは何も考えずにやろう、という気持ちが強くなり行きました。

突然の訪問にも、歓迎してくれて嬉しかったです。

 名店だけあって、友達シェフの料理は何を食べてもとてもおいしかったです。

 食べたお料理は

  1. オードブル盛り合わせ
  2. イカスミペペレンチーノ
  3. 特製ピザ
  4. アスパラのサラダ
  5. チーズのフリット
 などなど。
 
オードブル左上のチーズは水牛のカマンベールチーズナボリ産。トマトとミントが添えています。
友達のお父さんが、これはナポリの自慢のチーズなんだよ、とても熱心に解説してくれました。

 

ワインは主に2011年のマルサネをいただきました。シルクのタイトドレスをきた淑女といった感じのワイン。

 

サーブは友達のご両親がしてくれています。お父様はすごくワインに詳しく、マルサネ村にもいったことがあるとのこと。この道をまっすぐ行くとマルサネでさらに400メートルくらい行くと左に〜があって。と本当についこの間行ったかのように話をして下さいました。基本フレンチだと思うのですが、フレンチレストランに特有の堅苦しさはなく、とても居心地のよいレストランでした。皆でとりわけて食べるのも許してくれました。

2階にあるのですが、弘前の飲み屋街である鍛冶町を眼下に見下ろしながら食べるフレンチイタリアンは真に至極の贅沢でした。

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