センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

興奮状態時の危険性!

2012-03-12 00:00:40 | 人の脳
以前にも紹介した。子供たちなど脳の興奮状態によって、心拍数や血圧など急上昇し。心臓痙攣(発作)などを引き起こし、死に至ることもあります。
死に至らなくても、口から泡を吹き、身体が痙攣を起こすこともあります。
これらは、脳内物質、アドレナリンやドーパミンの異常分泌によるものです。
2年前の夏にアバター3D映像の映画を見ていた子供が、興奮し過ぎて心臓発作を起こした死亡した。中国での話題では、やはりアドレナリンの異常分泌から、脳の興奮状態を抑制できずに心臓発作を引き起こして、死亡したものです。
これらから、中国ではアバターの映画上映禁止になりました。
他にも、日本でも立体映像のリアルな映像のゲーム機やソフトは、R指定、6歳未満の子供たちの使用禁止、販売禁止が昨年日本で制定されました。
これらは、私どもが日本政府に子供たち、特に小学生以下の子供たちの興奮状態を引き起こしそうな、映画、ゲームなど、テレビ放送も同様に、刺激の強い光や映像などによって、子供たちの脳が興奮して、アドレナリン物質の異常分泌によって、口から泡を吹き、痙攣そして、心臓発作を引き起こして死亡する要因になるからです。
特に10未満の子供たちでは、セロトニンなどの抑制物質の分泌や、理性の働きが弱いこともあり、また、概念が弱いので、見た映像、刺激をそのまま脳で認識し、理解してしまいます。よって、キャキャと大声を出して、興奮し、ますます脳はエスカレートして行き、自律神経のコントロールが出来なくなり、心拍数の上昇と血圧上になって、急激に心拍数が上がると、心臓の小さな子供たちや、心臓に疾患のある子どもは、特に危険です。
ここで、アドレナリン物質について、詳しく説明いたします。
※アドレナリン
アドレナリン Adrenaline 自律神経のうち交感神経系に作用する神経伝達物質のひとつ。主としてストレスが加わると副腎髄質から分泌され、血液ではこばれて交感神経系を興奮させる。ストレスを感じるとアドレナリンは、そのストレスからにげるにしても、たたかうにしても、体が力をだす態勢をととのえるように作用する。その結果、心臓の動きは活発になり、血管は収縮して血圧があがり、瞳孔がひらいて気管支は拡張する。肝臓や筋肉にたくわえられているグリコーゲンを分解してエネルギー源である血糖を上昇させたり、脂肪組織からは脂肪を分解して血液中に遊離脂肪酸を増加させたりする。
1900年、高峰譲吉が純粋な化合物として分離し、アドレナリンと命名したが、この物質の存在は、以前から推測されており、エピネフリンとよばれていた。したがって、アドレナリンもエピネフリンも同じ物質をさす。
以前は副腎から抽出していたが、現在では合成している。薬としての用途はひろく、ショックがおきた場合に心臓を刺激したり、喘息の発作には気管支を拡張する目的でつかわれたりする。
ノルアドレナリン(別名ノルエピネフリン)は交感神経終末から放出されて、心臓や血管平滑筋などの受容体に結合し、交感神経刺激作用をあらわす。したがってストレスのない平常時には、おもにノルアドレナリンが交感神経と心臓や血管の伝達物質となっている。
ノルアドレナリンとアドレナリンは化学的によく似ており、その前駆体であるドーパミンとあわせてカテコールアミンと総称される。
※ドーパミン Dopamine 
中枢神経系の働きにかかせない神経伝達物質。アドレナリン、ノルアドレナリンとともに生理活性アミン(→ アミン)のカテコールアミンとよばれる。ドーパミンはひとつの神経細胞(ニューロン)から隣のニューロンへつたえられ(→ 神経回路網)、脳の働きを調節している。ドーパミンが作用するニューロンを、ドーパミン作動性神経という。ドーパミン作動性神経にはドーパミン系という2つの系列がある。1つは中脳の黒質にある細胞体から大脳基底核の線条体にかけての経路、もう1つは中脳の腹側被蓋(ふくそくひがい)から前脳基底核の中核側座核あるいは大脳皮質の辺縁系にかけての経路である。主として、前者は運動を、後者は感情の働きに関係している。
ドーパミンは、L–ドーパという前駆体からつくられる。L–ドーパは、肝臓でチロシンというアミノ酸からつくられ、血流にのって脳のニューロンに達し、ここでドーパミンにかえられる。
このドーパミンは「快感物質」で、気分の高揚や気持ちよさなどを感じた時に多く分泌されています。
これらから、ドーパミンとアドレナリンの分泌を繰り返していると、我々大人でも、顔が赤くなり、減退感に襲われ、口から泡を吹いて、痙攣して意識をなくして、心臓の弱い人などは、発作を起こして死亡することもあります。
このように、幼い子供が、我儘を言って大声で叫ぶ、動き回って興奮や兄弟喧嘩をして、幼い子供が興奮するなども時には、注意して観察しなければなりません。もちろん、インターネットゲームなども危険性はあるということをぜひ、皆様に知って欲しいと思います。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、



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