センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

春は野鳥の恋の季節!

2017-04-10 00:00:30 | 教育
春になると冬眠していた虫たちや野鳥たちが目覚めたように、春になると一年に一度の求愛シーズンです。
決まって啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の第3、二月節(旧暦1月後半から2月前半)。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。春の季語でもある。
3月5日が啓蟄にあたりますが、この日前後から最高気温15度になると冬眠していた虫やウグイスが冬場は、地鳴きという鳴き方でジィー、ジィーと鳴きます。
野鳥に詳しい人でないと気づきません。

それが、春になり、ウメの花が咲く頃になるとウグイスは求愛のために『ラブソング』を歌うのです。それが皆さんのご存知のホーホケキョと鳴くものです。
ところが、ホーホケキョと上手く鳴けるまでには、一年、二年の練習が必要なのです。
今年生まれた子供のウグイスや昨年生まれのウグイスがホーホケキョと鳴いても、メスには響かずに求愛出来ません。つまり、ラブソングが上手くないとメスにモテずに結婚出来ないから必死に練習を続けるのです。その姿は健気でつい、頑張れと私は若いウグイスを励まします。
一方、鳴きが上手いだけではダメなのが野鳥の世界で、羽根の色が綺麗でないとメスにモテない、つまりイケメンでないと結婚出来ないのです。野鳥の種類によっては一羽のオスに数羽のメスが寄り添い、奥さんが数羽いるなんてオスもいます。

また、昔から仲のよい夫婦を『オシドリ夫婦』と呼びますが、実はオシドリのオスは春の時期は、他のメスに求愛し、繁殖します。つまり、浮気をするのです。
だから、私たちからすると、あの人たちはオシドリ夫婦よね!と言うのは実は『仮面夫婦』だと言っているのと一緒です。
実際にはタンチョウヅルは、何方かが亡くなるまで共に夫婦として営みます。仲のよい夫婦はタンチョウヅル夫婦と呼ぶのが正解なのです。
こうして、野鳥たちの鳴き声が澄み渡る心地よい鳴き声が、私たちの耳(聴覚)を刺激し、心地よい音として聴こえるのは、求愛の為に鳴いているから、愛の歌を歌っているから野鳥の鳴き声に癒されるのです。
こうしたことを理解し、納得してウグイスや他の野鳥の鳴き声を聴くと様々な鳴き声が聴こえて来るはずです。

あのドバトでさえ!オスがメスを追いかけて、求愛ダンス、お願いしますとばかりに綺麗な胸羽根を膨らせ、首を上下に振ります。
多くの場合はメスに無視されても頑張り続けるのです。
これら野鳥の求愛でOKを出すのはメスです。幾ら頑張っても、鳴き声が上手くても気にいらなければ結婚出来ません。メスに権限があるのです。野鳥の世界は実に厳しい求愛から成り立っています。それは、より強く、逞しい遺伝子を残すことになり、子孫繁栄になるからメスが選ぶのです。
もし、私が野鳥の世界に居たら、メスにモテずに一生、独身で歌も下手、イケメンじゃないし、格好悪いでは、幾ら必死に頑張ったからとメスにはモテない厳しい世界なのです。つくづく私が野鳥で無くて良かったと思います。
私が野鳥たちを観察したり、撮影して接近したり、近くに近寄ってくれるのは、私が野鳥たちのことを40年以上も見続け、愛護して来たから、野鳥が私に話しかけてくれるのです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前世からの繋がりは現実にあ... | トップ | 人のオーラ!! »
最新の画像もっと見る

教育」カテゴリの最新記事