センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ネーチャーセラピー⁉︎

2017-05-22 00:00:30 | 感覚、五感
野山歩き、バードウォッチング、フラワーウォッチングなど、程良い運動「有酸素運動」を伴う自然ふれあい活動が、心身の健康づくりに有益であることに多言を要しません。
近年のスポーツ科学や医学的研究により森林浴の健康増進効果やリハビリテーション効能について分析評価が確立されつつあります。
私が推進する「ネーチャーセラピー」は、心身の健康だけではなく、メンタルの癒しと「人の感覚を研ぎ澄ます方法」として指導しております。
その場所の環境や季節、その日の気候や天候などで変化する自然環境ですから、それに合わせたネーチャーセラピーを指導します。
ただ、自然を感じて心地よくなったり、花々や野鳥の鳴き声に癒されるだけでは一時的な「癒し効果」しかありません。

余話、持続すること、人の脳と感覚を養うことを目的に私の独自性の「脳と感覚」の刺激から、医学的にも脳科学の見地からも応用して、自然の持つ「癒し力」のメッセージを受け止めることにより、気付きや人体に良い影響を与える刺激を身体中で感じとる方法です。
自然の中で「感覚瞑想」したり、樹木からの息吹を感じ取ったり、野鳥の鳴き声を聴き比べたり、鳴き交わしや警戒鳴きなどを理解することで、集中力、洞察力、観察力を養うことが目的です。
ただ、心身を癒すためだけなら、ネーチャーセラピーに関するCDやDVDなどが販売されています。それらを聴いたり、見たりすることでも一時的には癒されます。
セラピー=癒しでは無いのです。
本来のセラピーは「身体と心を健康」にするための癒し効果なのです。

自然の環境で樹木からのテルペン(植物油)の刺激から深呼吸して吸い込んだり、香りを嗅ぐことで森林浴が出来るものです。
また、滝など水泡が弾けれる場所にはマイナスイオンが発生しやすく、都心の30倍以上も発生しています。これらを全身に浴びると眼鏡疲労予防、嗅覚で吸い込むと気管支炎によい影響を与えることが分かっています。
また、野鳥の鳴き声などに耳を澄ませて、聴き分ける山林などに行けば、何種類もの野鳥があちら此方で鳴いています。その時に、集中力を駆使して、どの方向から鳴いているのか、方向を探り、鳴いている野鳥を見つけ出します。この一連の動作が、脳と感覚を研ぎ澄まし、鍛錬に繋がるのです。そして、見つけた時に「居た!」と見つけた喜びと感動になります。
こうした、人の脳が快感することが何よりのセラピーになるのです。ただ「気持ちが良い、心地よい」癒されたでは、脳は慢性化し、もっと癒されたいと望むようになると脳はリラックス状態ではありません。だから、脳にも変化と五感刺激、普通では中々体験が出来ないことを体験することが「脳は喜び、快感し、癒され」るのです。脳血流が一時的に活発化したり、リラックス状態になれたとしても、人の脳は刺激を求めたがります。こうした少しでも脳が興奮した状態、快感ならよいが人によっては「不快だ」と思考したら、セラピーどころではなくそれは「ストレス」でしか無いのです。

ですからネーチャーセラピーは、指導する側の体験、力量や知恵の豊かな人が指導しないと誤った癒し効果になる危険性もあるのです。
私のように、自然と関わり、接して来て60年近い経験と感覚と脳の感覚研究を30年以上励んで来ています。だからこそ「ネーチャーセラピー」を提唱しているものです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、
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