千里スタッフ通信

千里ニュータウン動物病院スタッフの日常をブログにしました。

さっちゃん✨

2017年05月17日 00時38分28秒 | ある日の病院
こんにちは。看護師の石原です(*´-`)
今日は、病院のスタッフ猫 幸子にまつわる最後のお話。
少し切なくなってしまう話題なので、そういうのが苦手な方は飛ばしてくださいm(__)m

幸子(さっちゃん)は先月末の夜、スタッフ5人に見守られながら、静かに眠りました。
15歳の生涯でした。


彼女は私がこの病院に勤めだした頃には、すでに腎不全が進行した猫ちゃんでした。

腎臓用の療法食を食べつつ、たまに普通のシニア用フード(みーくんの)をつまい食いし、ネコじゃらしや、鰹節が大好きな、甘えん坊のおばあちゃん黒猫でした。


嘔吐や食欲低下があるかも?と思ったら、時々、膵炎になったり、はたまた黄疸かと思ったら、胆肝臓に問題が起きたり...そして注射、点滴、内服投薬など頑張ってもらい、症状が出るたび何度もスタッフ会議を行いました。

飼い主さんから聞いてはいたものの、食欲の回復、維持がやはり一番大変でした。療法食は食べないが、市販の一般食なら食べる。
いっそのこと一般食だけでいいのでは、と諦めそうになることもありましたが、点滴をしたら食欲復活!療法食食べ出した!と私たちも一喜一憂していました。

そんなこんなを繰り返して3年。
4月初旬に歯周炎で口が痛くなり、食欲がまた低下するようになりました。
唯一食べていた、一般食のトロトロ缶詰も口にする回数が減り、
徐々には落ちていた筋力も1ヶ月ほどでめっきり低下し、上昇のジャンプはできなくなりました。
体温低下も自分なりに防ごうとしていたのか、湯たんぽがない時は、昔はそんなに好きじゃなかったポッチャりんのみーくんにくっついて暖をとったりしていました。

そんな状態でも甘えるそぶりを見せたり、マッサージをしてあげたら気持ちよさそうな表情をしてくれていました。

最期の日は、朝の投薬時に急変。
たまたま勤務がお休みだった私は、連絡を受けお見舞いに行くことができました。
酸素室で小さい痙攣をたまにしつつ、寝てる幸子がたまに起きてニャーと鳴いてくるたびに声をかけ、スキスキ幸子の歌&マッサージをし「だいじょぶ、だいじょぶ。横にいるから安心して寝なされ」と声をかけていました。

病院終了後も、意識のない幸子の傍に椅子を置き、いつもの検査室のように皆でたわいもなく、おしゃべりをしてくれていました。

そして夜、みんなが見守る中 本当に静かに眠りにつきました。

幸子は自分の身をもって、私たちに色々なことを教えてくれました。
そして自分の身体の限界まで頑張り尽くしていることを、時間をかけながら私たちに伝えてくれていました。

幸子は、貴重な経験を私たちにさせてくれました。素晴らしい物を私たちに残していってくれました。

晴れた日に、さっちゃんは空気になり、旅立っていきました。

検査室の窓からたまに外を眺めていたさっちゃん。
お空で身軽にシャカシャカブンブンで遊んでいることでしょう(*´人`)



スタッフ猫として陰で私たちを支えてくれていた幸子の教えを、皆さんにもお伝えできるよう今後も精進していきたいと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

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